ライオンのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/7/7更新
はじめに
本記事は消費財メーカーに属するライオン株式会社(以下、ライオン)のエントリーシートの書き方を徹底的に解説しています。
ライオンの採用選考において、最初のステップになるエントリーシートの内容によって、その後の面接の進めやすさも変わってくるため、良いエントリーシートが内定への近道になるといっても過言ではありません。
- ライオンのエントリーシートの書き方を知りたい
- ライオンのエントリーシートに盛り込むべき内容が気になる
- ライオンのエントリーシートで出題される問題がわからない
上記に1つでも当てはまる就活生は必見です。
ライオンの会社概要や求める人物像、実際の設問内容を紹介するのでエントリーシート対策の方法がわかるはずです。
エントリーシートの書き方に不安がある就活生やライオンの就職情報について気になる就活生は、ぜひ本記事を参考にして選考対策に取り組んでください。
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ライオンの概要
出典元:LION | ライオン株式会社
まずはじめに、ライオンがどのような企業なのかについて簡単に紹介します。
ライオンとは
ライオンは1918年に設立し、東京都の台東区に本社を置く大手消費財メーカーです。
歯磨き粉のクリニカや衣料用洗剤のトップ、薬用シャンプーの薬用毛髪力などあらゆる分野の日用品を生産・販売しています。
乳幼児から高齢者まで使える製品を多数販売しているため、人々にとって非常に身近な企業です。
「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する (ReDesign)」を経営理念として掲げており、グローバルにビジネスを展開しています。
また、サステナビリティに力を入れている点もライオンの特徴です。
ライオンの採用難易度
ライオンの採用難易度は高いです。
消費財メーカーの製品は人々の生活の中で使われているものが多く、人々の生活を支える仕事がしたいと思う就活生から非常に人気の業界です。
にも関わらず、採用人数は毎年少ない傾向にあるため、採用難易度は引き上げられます。
難易度の高い選考では、エントリーシートの段階から多数の就活生が落とされてしまいます。
早めのうちから自己分析や企業分析を行って、じっくりとエントリーシートの作成に取り組むことが選考通過率をあげるカギになるので、すぐに対策を始めましょう。
ライオンの採用大学
ライオン採用大学の実績は以下の表の通りです。
採用大学の実績を見る限り、ライオンに学歴フィルターは存在すると考えられます。
<大学院> 青山学院大学、茨城大学、宇都宮大学、大阪大学、大阪府立大学、岡山大学 <大学> 青山学院大学、大阪府立大学、金沢大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、京都薬科大学、慶應義塾大学、神戸大学、静岡県立大学、芝浦工業大学、上智大学、筑波大学 |
大学院・大学ともに入試難易度がMARCH以上の学校名が並んでいます。
高学歴の優秀な就活生の中で、数少ない採用枠を争わなければいけないので、自身こそライオンに入社すべき人材であることをアピールできるように対策をしましょう。
学歴フィルターについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ライオンが求める人材とは?
ライオンの価値観やビジョンに共感し、ほかの従業員と同じ方向を向いて日々の業務に取り組める人材を必要としています。
社員に求められているのは能力の高さだけではありません。
他者と協働しながら結果を追い求められるかは、会社員として非常に重要視されるポイントです。
したがって、ライオンもライオンの一員として結果を出すために精進できる人物を求めています。
ライオンは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」を存在意義として掲げており、それを実現するための指針となるビリーフス(信念)に共感できる人物を求めていると公言しています。
求める人物像とマッチしているかは採用選考を通して見られているので、しっかりと把握した上で共通する自身の要素をアピールしましょう。
ライオン各社の採用方向性の違いは?
ライオングループは複数の企業によって成り立っています。
グループ各社の公式ホームページを見てみると、新卒を対象とした採用選考を行っている企業は、現時点ではありません。
したがって、採用の方向性に違いがあるのかは不明ですが、ライオンに入社したのちに出向などで赴任する可能性もあるでしょう。
ライオンとグループ各社の関係性や出向の可能性について気になる就活生は、説明会などで確認しておくことをおすすめします。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートは、就活生がどのように企業に対して感じているかや、能力・価値観が企業とマッチしているかを確認するための選考ステップの1つとして設けられています。
企業側は、入社後に高いパフォーマンスを発揮してくれる可能性が高い就活生を選考を通して探したいと考えています。
企業側が求めている就活生であることをアピールするためには、ほかの従業員と同じ方向を向いて日々の業務に取り組めることを示すことが重要です。
したがって、エントリーシートを記入する際には、文章を読むだけで自身の人柄やエントリーした理由をわかりやすく伝える必要があります。
読み手を意識したエントリーシートを作成するように、ポイントを押さえましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
まずは設問で聞かれていることに回答することが重要です。
つまり、就活の基本である「結論ファースト」です。
その後以下の順番で書くと論理的な構造になり、読みやすい文章になります。
<書き方>
- 設問に対する結論を簡潔に述べる
- 結論に至った当時の状況や理由を記載する
- 実際に行動したことや具体例などを用いて説得力をつける
- 上記を踏まえて、再び結論を強調する
このように文章を組み立てることにより、根拠のある文章となって読み手の理解につながります。
誰が読んでもわかりやすいエントリーシートは選考を通過しやすいため、意識してください。
以下のガクチカの例文を参考にしてください。
結論:◯◯で広い知見を得るために◯◯での発表に挑戦しました。
背景:発表実現のためには、英会話能力の低さと、◯◯の合成の難しさが課題でした。
具体:そこで、英語力向上のために、半年前から週に1回、海外在住経験のある友人と英会話に取り組み、理解しきれなかった単語はノートにまとめ何度も読み上げました。研究では1週間ごとに計画を立て、◯◯に関する情報収集、教授方との積極的な議論・実験・条件検討を繰り返すことで、合成に成功しました。
結び:結果、1週間の◯◯で議論を交わし、海外の方のように積極的に発案するためには、常に最新の研究を追い続けることが必要だと痛感しました。半年前からの入念な準備で発表につなげることができ、達成感と計画力を得ました。
ライオンの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
数ある消費材メーカーの中で「なぜ競合他社ではなく、ライオンに入社したいのか」を示す必要があります。
したがって、商品が人々の生活に身近であることを魅力に感じていたり、製品が好きだと思っていたりするからという志望理由では、選考通過は難しいでしょう。
ライオンの企業研究を徹底的に行い、ライオンの価値観やカルチャーに共感しながら一従業員として誇りを持って業務に取り組めることをアピールする必要があります。
企業研究をおこなった上で、ライオンの価値観やカルチャーを文章に取り入れるだけで選考通過率はグッと上がるので、意識して考えてみてください。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置付けは、就活生の人柄や価値観だけでなく、相手にわかりやすく伝える力があるかをチェックしているセクションです。
学生時代にどれほど貴重な経験をしていても、それを伝えられなければその就活生を評価することはできません。
仕事においてもお客様に対して企業の顔としてサービスや商品を提供する必要があるので、その良さを相手に伝えられなければビジネスは成り立たないのです。
したがって、エントリーシートでは読み手に伝わるように文章を作成することが重要です。
読み手に伝えるためには、論理的で内容が自分の意図している通りに伝わる構成にする必要があります。
また、書き終えたら何度も読み返した上で周囲の人にも読んでもらうと、客観的な視点でチェックできるのでおすすめです。
エントリーシート対策をする上で必要な情報が以下の記事にまとまっているので、参考にしてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ライオンの過去の選考において、エントリーシートで出題されたことのある質問と実際の記載例を紹介します。
エントリーシート
・あなたがライオンを志望する理由を教えてください。(300字)
【記載例】
一人ひとりに寄り添った「自分らしい健康」の実現のために貴社の一員として尽力したいからです。私は留学先での経験を通して、多様性を受け入れ他者に寄り添うことが人々の幸福に繋がると知りました。貴社のイベントを通して人々の習慣を創り出す貴社の多様な製品は、国内No.1オーラルケアメーカーとしての高い技術力だけでなく人々に寄り添う「愛の精神」から生み出されることを実感しました。私の夢を実現するために貴社が最もあっていると強く感じております。自身の強みである他者に寄り添い支えになることを活かして、多くの人々の健康に寄与するために精進し、お客様の幸せで自分らしい日々を送るためのサポートをしたいです。
ポイント:冒頭でライオンを志望する理由を簡潔に記載できている点が高く評価できます。
また、回答からしっかりと企業研究を行った上で、自身の経験と照らし合わせながら自分のやりたいことを実現できるのはライオンであるという強い意思が伺えます。
・あなたのセールスポイントと、それがうまく発揮できたエピソードを教えてください。(350字)
【記載例】
私の強みは起こりうる問題を予見し、周囲の人と協力しながら解決できる点です。私は◯◯◯の副団長を務めました。コロナによってコロナ以前に活動されていた方々との関係が希薄になり、チームとしての伝統や強みも感じられなくなってしまいました。連携が上手くとれない中で金銭面などの重要なやりとりをする際に、トラブルに発展してしまうことを懸念して、契約書の作成などに注力しました。元々知識はありませんでしたが、正しい書類の作成方法やチームの適切な運営方法を調べ、運用の見直しを提案しました。その際に周囲の団員からも意見を貰い、相談しながら業務を割りふることによって、認識を統一しながら進められたと感じています。また、実際に契約を結ぶ相手にも相談することでこれまでの慣習を見直し、円滑な団体運営の基盤を作れました。
ポイント:どのような場面で強みを発揮したのかを詳細に記載することによって、その場にいなかった読み手も状況をイメージしやすい文章になっています。
各行動に対して、自身の考え・意図を明示することによって考えて行動できる人物であることがわかります。
・研究概要書(1枚)
【記載例】
[研究背景・目的]
タンパク質を形成する物質の相互作用の集合や性質について研究し、応用することによって病理現象に関する理解やタンパク質の効果をコントロールするのが目的です。
自身が所属するゼミでは物質の構造や原理についての研究をテーマとしており、その中でも◯◯◯◯が異質な現象を起こさないよう対策を行うことに注力しました。◯◯◯◯には□□□のような性能があり、その性能を制御することができればあらたな物質を形成することができると考え、研究してきました。
それを解明するために、あらゆる研究を行い物質の構成の可能性を見いだそうとしました。
[調査]
物質の先行研究で解明されていることをもとに、理論上可能であると予測できることをシミュレーションし、実際に自分自身で設計・合成が可能かを証明しようと試みました。
調査は自身が立てた仮説の途中までは解明できており、今後はX腺を使用して構成を解析する予定です。
[今後の展望]
今後の展望としては、これまでに得られた結果をもとにさらに構成の解析をすすめると共に、別の合成パターンを生み出すことができないかを模索していきます。研究は卒業までで終わらせるのではなく、将来的には新たな機能の開拓にも取り組んでみたいです。
ポイント:1枚の限られたスペースの中でわかりやすく伝えるために、項目ごとに分けて見出しを作成している点が高く評価できます。
研究内容は読み手がその分野に対する知識を全く持っていなかったとしても、理解できるように適宜補足をしましょう。
・学生時代に力を入れたこと(300字)
【記載例】
コロナ禍で行動が制限される中で新しい挑戦をしたいと考え、ポスティングのアルバイトを開始しました。最初の数カ月の契約は1、2件でしたが、さらに伸ばしたいと考えました。周囲の結果を出している人を研究すると、効率良く配布する方法を確立できていないことが課題でした。解決のために2点に注力しました。1つ目は、自身の足で回ったところをマップ化したことです。2点目は配布物を受け取ってもらいやすい時間帯に行ったことです。この工夫をすることによって、少しずつ契約件数が伸び、社内で1位を獲得することができました。課題に対して、仮説を立てた上で行動を起こす重要性を学びました。入社後もこの経験を活かしたいです。
ポイント:施策を講じる前の状況や結果を数値で表すことによって、書き手の行動がどれほどの影響を及ぼしたのかがはっきりとわかる点が高く評価できます。
また、複数の施策があることを最初に「2点」と示している点も、読み手に寄り添った文章になっています。
・学生時代にチームで力を入れたこと(300字)
【記載例】
法人営業でのインターンシップ経験です。周囲のインターン生とともに、企業へメールを送り契約のきっかけを作ることが主な業務内容でした。開始3カ月はひたすらメールを送信することに注力していましたが、全く契約に繋がらず危機感を感じました。そこでチームのメンバーと相談し、自社の強みを把握してニーズがありそうな企業に絞ってアプローチする方法に変えました。メール送付先の選定を行ってからアプローチをすることによって、返信がくる確立が格段に上がりました。結果、3カ月後に初めて複数の契約を取れるようになり、現在は毎月5件以上獲得しています。この経験から、チームと個人の両方の視点を持って行動する重要さを学びました。
ポイント:時系列を明記していることによって、イメージしやすい文章になっている点がポイントです。
指定文字数は少ないですが、チームで取り組んだことを記載する際は、チームで行ったことと、自分自身が能動的に行動したことを分けて記載するとより高評価です。
まとめ
本記事では、ライオン株式会社の会社概要や就職難易度、エントリーシートの書き方のポイントを解説してきました。
実際の記載例を見ながらポイントを確認することで、どのようなエントリーシートが評価されるのかをご理解いただけたのではないでしょうか。
数多くの優秀な就活生がエントリーするライオンの選考を突破するためには、徹底的な対策を行う必要があります。
ぜひ、本記事を参考にして対策に臨んでください。