衰退する金融業界|その理由を徹底解析!

衰退する金融業界|その理由を徹底解析!

みなさんは金融業界と言われると、どのようなイメージをお持ちですか?

「就職先としては安定」「人気な業界」

などのたくさんのことを想像できるでしょう。

 

またこんなことも聞いたことはないでしょうか?

金融業界は衰退する」「金融就職はやめとけ」と。

 

今回は「金融業界が衰退する」と言われている理由について解析していきます。

 

もちろん業界には良い面もあると思いますが、

今回はあえて悪い面にスポットライトを当ててみたいと思います。

 

金融業界に進もうとしている人、していない人にも読みやすい記事にしています。

ぜひ最後までお読みください。

 

1.ランキングとデータから見る金融業界の衰退

 

確認事項として

金融業界とは、銀行や証券会社、消費者金融、クレジットカードなどを合わせて金融業界と呼ばれています。

 まず過去11年間の業界規模データ就職人気ランキングの二つを見ていきたいと思います。

 

1-1.業界情報のデータ

金融業界の過去11年間の業界規模の推移は

業界規模:64兆5970億円

伸び率:+1.8%

収益率:+10.6%

 

※引用元:業界動向サーチ

となっています。

 

この情報だけでは過去11年間では収益率も伸びているし、安定そうに見えると思ってしまいます。

しかし、あくまで過去のデータなので

最近になっては、そこまで楽観視できないとも言われています。

 

 

1-2.就職人気ランキング

近年言われている金融業界への懸念は就職人気ランキングにも現れ始めています。

メガバンク(みずほ、三菱、三井住友)の2018年度の就職人気ランキングを見てみましょう。

 

「就職人気ランキング(2018卒)」

 

みずほフィナンシャルグループ:1位

三菱UFJ銀行:2位

三井住友銀行:5位

※引用元:キャリタス就活

 

このランキングは全体のランキングです。

金融業界の人気の程がうかがえますね。


 

しかし2019卒では一気にランキングが変動します。

2019年度の就職人気ランキングを見ていきましょう。

 

「就職人気ランキング(2019卒)」

みずほフィナンシャルグループ:1位→17位

三菱UFJ銀行:2位→4位

三井住友銀行:5位→14位

 

※引用元:キャリタス就活

 

たった一年でメガバンクが軒並み下落してしまいました。

ここまでの一年での変動にはいろいろな理由がありますが、恐らく金融業界の不振や悪い噂を聞くことで一定数の志望者が減少したことが原因と言われています。

 

2.金融業界が人気であった理由

かつて就活生には

金融業界に入ったら安泰」と言われるほどの絶大な人気がありました。

 

そこまで就活生を引き付け、人気を誇っていた理由を二つ見つけてみました。

 

 

2-1.安定感

就職先の情報として気になるのがまず待遇面です。

金融業界の平均年収は650万前後とも言われています。

 

他の業界と比較しても上位に入る年収で、「30歳で1千万」とも言われていたことがあります。

 

また休暇制度を中心に、福利厚生も良いと言われています。

職業柄ではありますが定時退社、土日休暇の会社がほとんどで、産休や育休の制度もしっかりと整っています。

いわゆるホワイト企業が多いということですね。

メガバンクともなると企業の人数も十分確保できるので福利厚生を充実することができます。

 

 

2-2.知名度

業界が安定しているという話が就活の界隈でも流れています。

何年もの間その話が出ているおかげで就活前から「金融業界は安泰」と信じる就活生が毎年一定数はいるというのも人気である要因でしょう。

 

しかしここで重要なのはこれが確かな情報を握った上で金融業界が安泰なのか、それとも固定観念で安泰だと感じて動いているのかという点です。

近年の就活市場をみると「とりあえず金融はおさえておこう」という就活生が散見されます。

 

3.金融業界が衰退すると言われている理由

 

そしてなぜ金融業界が衰退すると言われているのか?

3つの理由に分けて紹介します。

 

 

3-1.伸び悩む給料

業界が伸びていかない限り、給料は伸びません。

給料が伸びていかない限り人は集まって来ません。やはり「お金」という面は労働者にとって大きな問題になるのです。

昔こそ、高度経済成長期で業界全体が急成長しました。

その分、給料も上がり、「30歳で1千万」という話も出ていました。

 

しかし、業界の業績不振が懸念されている現在ではそう簡単に給料は上がりません。

今、就活を考えている人にとっては不振の時期と昇進の時期が被る可能性が高いです。

 

 

3-2.高い離職率

ご存じかはわかりませんが、金融業界の離職率は高いです。

安定性を求めて就職した新卒社員は30歳までに約40~50%離職してしまうとも言われています。

離職の理由としてノルマがきつい、覚えることが多い、将来が不安などの理由が挙げられます。

 

知名度で就職する就活生が一定数いるので、

想像していたよりも業務がきついと感じてしまうことがあることも離職する理由になると考えられます。

 

 

3-3.フィンテックの影響

まずフィンテック(FinTech)とは、何のことかを説明します。

 

フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を合わせた造語で、

金融サービスと情報技術を結び付けた革新的な動きのことです。

身近な例では、スマートフォンを使った送金もその一つです

※引用:日本銀行

 

フィンテックの台頭により以下の理由が衰退の理由として挙げられています。

 

 

①    融資や資産運用へのビックデータやAIの活用

融資や資産運用は過去何十年ものデータが存在しているため、

人が分析してお金を動かすより、ビックデータやAIに任せてしまった方が効率的で、正確であるとも言われています。

 

 

②    キャッシュレス決済の加速

 

中国はキャッシュレス大国とも言われ、現金での支払いを受け付けない店も増えてくるなどキャッシュレス決済が消費者の幅広い支持を獲得しています。

また日本では2010年後半からQRコード決済を筆頭としたキャッシュレス決済の普及率が増加しました。           

このようなキャッシュレス社会の流れにより通貨の価値が薄くなり始めています。

 

 

③    仮想通貨の主流化

仮想通貨が主流になることで、仮想通貨だけで社会が回り始めるようになります。

それにより通貨自体に意味をなさなくなり使用されなくなっていく可能性もあります。

しかしこの流れに関しては様々な知識人が意見を述べていますが明確にいつ仮想通貨が主流通貨になるかどうかについてはまだ未知ところが多いのが実情です。

 

 

④    AIの発達による銀行の業務(窓口や受付、データ入力)の消失

銀行だけではありませんが、簡単な業務内容はAIにより置き換えられます。

AIの発達により人での銀行の業務が消失し、採用者だけではなく既存の雇用者の給料や雇用そのものが危うくなっていくことが今後考えられます。

 

なお今後世界中の既存の銀行で新たなイノベーションを起こせない場合は

92%が10年以内に消滅すると予想されています。

※引用:The Future and How to Survive It(英文記事)

 

時代の変化とともに、銀行のビジネスモデルも変化していかなければ、

銀行の消失すら懸念されてきています。

 

最後に

 

今回は銀行が衰退する理由を挙げていきました。

その中でも、AIの発達は凄まじいものがあるので、銀行の業務自体の消失も大げさではなくなっています。

 

全体的にネガティブな情報ばかりになってしまいましたが、

金融業界は厳しい業界だからこそ、新たな革新的なサービスやビジネスモデルが生まれることも期待しています。

 

金融業界に就職してみたいと考えている就活生は

時代の変化を捉えるとともに、固定概念にとらわれずその場所で全力を尽くすことをおすすめします。頑張ってください!

 

就活生に送る、金融業界研究のための説明書

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上京就活ch編集部

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