アパホテルグループのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/22更新
はじめに
本記事は、アパホテルグループ(以下アパホテル)への就職を目指しているものの、エントリーシートの書き方に不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にアパホテルならではのエントリーシートでのアピール方法や、実際の記載例を紹介するので参考にしてください。
また、アパホテルが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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アパホテルの概要
はじめに、アパホテルとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
アパホテルとは
アパホテルは1971年に創業したホテルで、都市開発、不動産事業を中心に運営している企業です。
日本各地に745ホテル(113,640室)、タワーホテル17棟(国内15棟、海外2棟、16,337室)、タワーマンション8棟、メガホテル7棟を展開しています。
北米では、41ホテル(4,420室)の展開にも成功しました。
日本を代表するホテルチェーン企業として、創業から50年連続の黒字経営です。
その背景には、進化し続けるホテルとして、新都市型ホテルの採用、DXを取り入れた独自のシステムの活用があります。
アパホテルの採用難易度
アパホテルの採用難易度は標準です。
これは、アパホテルが採用を強化しており、毎年300名を採用していることから予想しました。
さまざまな大学から新入社員を採用しているため、挑戦しやすい環境が整備されています。
一方で、300名の採用枠に対して、リクナビではすでに12,560名がプレエントリーしているため、面接対策は丁寧に行ってください。
アパホテルの採用大学
アパホテルの採用大学の実績は、以下の通りです。
私立大学から、有名国公立まで幅広いの採用実績となっており、いわゆる学歴フィルターは存在していないでしょう。
青山学院大学、京都大学、共立女子大学、杏林大学、近畿大学、敬愛大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸女子大学、神戸大学、国士舘大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、静岡大学、東京大学、東京都市大学、東京都立大学、東北大学、同志社大学 |
採用実績のある大学を見ると、有名難関大学出身の就活生がエントリーしているため、競争相手のレベルが高いことを理解しておきましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
アパホテルが求める人材とは?
アパホテルが求める人材は、以下の6つです。
求める人材 | 詳細 |
接客・人材育成に注力したい人 | アパホテルは日本、世界に幅広く展開しており、接客に興味のある人材を求めています。 |
マネジメントに興味がある人 | フロントスタッフ、調理士、清掃スタッフなど職種が多岐にわたるため、人材管理が重要です。 そのため、将来マネジメントに興味のある人材を求めています。 |
販売戦略や企画を考えてみたい人 | アパホテルは、ホテル事業以外にもリゾート、不動産事業などにも注力しています。 そのため、新しい事業を開拓していく、チャレンジ精神のある人が必要です。 |
海外での仕事に興味がある人 | 海外にもアパホテルの文化、技術を提供する予定です。 海外赴任できるバイタリティがある人材を探しています。 |
業界最大級のプロジェクトに 携わりたい人 | 「心地よい空間」をコンセプトに運営しています。 日本NO.1から圧倒的NO.1になるためのプロジェクトに参加したいと考える人材が必要です。 |
安定した企業で働きたい人 | 創業以来50年連続の黒字経営です。 また、初任給の値上げも行っていました。 日本経済が不安状態でも、安心した企業で働きたい人を求めています。 |
アパホテルは、日本でのホテル事業をさらに発展させながら、ホテル以外の事業にも挑戦しています。
そのため接客に興味のある人材はもちろんのこと、海外進出や新しい事業の創出に携わりたい人材を積極的に採用しているのです。
アパホテルグループ各社の採用方向性の違いは?
アパホテルグループには、アパホテル株式会社、アパ株式会社、アパホーム株式会社、アパマンション株式会社、アパ住宅株式会社など、数多くのグループ会社が存在します。
メインのホテル事業以外に、住宅、マンションと幅広く事業展開中です。
採用メッセージである「若さの中に無限の可能性がある」は、各グループ共通しています。
アパホテルグループ全体の意識である「花ごころあふれるおもてなし」も同様です。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業は、志望動機、学生時代に頑張ったこと、志望動機など、さまざまな質問をエントリーシートでします。
そこから、就活生の性格や人柄、価値観を見極めようとするでしょう。
これは、就活生の能力や性格が、企業の文化や仕事にどう活かせるのかを判断するためです。
また、企業で働くモチベーションが十分にあるかも確かめています。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
明確な志望動機を伝えることで、面接官の印象に残るため、ほかの就活生と差別化が可能です。
エントリーシートの記入時点から、選考が開始されている意識を持ちながら取り組みましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは、結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再結論
この順番で書くことで、自分が1番伝えたい内容が明確になり、読み手側も理解しやすいです。
また、論理的な構成であるため、理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がホテル業界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、自分の接客で多くのお客様を笑顔にしたいと考えるからです。
具体例:私は、バイトリーダーとしてカフェのアルバイトを4年続けています。
最初は、ぎこちない接客、笑顔でお客様におもてなしができておりませんでした。
そこで、鏡を見ながら自分の表情を、細かくチェックするよう意識しました。
2週間ほど経過したある日、常連のお客様から「あなたの笑顔で元気をもらえる」とお褒めの言葉を頂戴できるように成長したのです。
結び:上記の経験を十分に活かし、自分の接客でお客様を笑顔にできるのがホテルと考え、ホテル業界を志望します。
理由:2点目は、ホテル事業をとおして日本の文化を海外に発信したいと考えているからです。
具体例:現在の日本は、円安により多くの海外旅行者の方が宿泊されています。
1番は安いという理由が挙げられますが、それ以外にも日本の文化を知りたい、日本の景色を楽しみたいという方も大勢います。
一度の旅行で東京、大阪、京都と日本を横断される方もいらっしゃるでしょう。
そこで私は、ホテル業に携わり、宿泊の面から日本のおもてなし文化を、海外の方に味わっていただきたいです。
アパホテルグループであれば、日本全国にあるため、より高品質で安定した接客が可能でしょう。
結び:上記の理由から、お客様を笑顔にしながら、日本文化の魅力をアピールできるホテル業界を志望します。
最初は、普段の文章構成と異なり戸惑うでしょう。
自分の文章に不安が残る方は友達や家族に読んでもらい、意味がわかりにくい表現がないかチェックしてもらってください。
ほかにも、大学のキャリアセンターを頼るのもおすすめです。
添削のプロがいるため、通過しやすいエントリーシートを作成できます。
人に読まれるのは緊張しますが、コツを掴むことでスラスラ文章が作成できるようになるのです。
エントリーシートでつまずかないためにも、本章を参考にしてください。
アパホテルグループの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「志望動機」を明確にすると、通過率が上昇します。
例えばアパホテルであれば「花ごころあふれるおもてなし」「心地よい空間」などをキーワードに、そのほかのバリューやビジョンを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が、必ずなければいけないわけではありません。
例えばアパホテルは、レジャーやリゾートにも注力しています。
レジャーに関する企画や運営に挑戦したい、リゾート地でより高品質なおもてなしを実践したいなど、ホテル以外でのアプローチも効果的です。
自分のやりたいことや、将来像がアパホテルにマッチする形で文章を作成すると良いでしょう。
重要なのは、数ある業界でなぜ「アパホテル」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは企業にとって、就活生が論理的思考力を持ち合わせているのか確認するためのものです。
文章の内容も評価の対象ですが、文章構造に違和感がないか、説得力のある論理展開ができているかも企業は確かめています。
企業に提出する前に自分で読み直したり、ほかの人に添削してもらったりして、論理展開や文章構造の見直しをしておきましょう。
また、設問別に企業が見ている点は、以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、働く目的、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップ、対応能力)
(c) 未来目標系(見られている点:キャリア、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:就活の軸、人柄、性格)
(e) その他(長所、短所、研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートを作成しましょう。
また、対策をする上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらも参考にしてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
アパホテルの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
調査した結果、すべての職種で同様の質問でした。
ホテル部門、不動産部門と両方の部門で活用できる内容です。
エントリーシートの書き方は理解できたものの、実際の文章を読んでみたい方はぜひ参考にしてください。
全職共通エントリーシート
志望動機
【記載例】
私が貴社を志望する理由は2つです。
1つ目は、花あるおもてなしを大切にした接客に共感したからです。
学生時代に民泊でアルバイトをしていました。
そこでは、日々の業務に追われ、接客がないがしろでした。
悩みを抱えている最中、家族と宿泊した際に貴社のホテルで受けた接客に感動したのを今でも覚えています。
自分の業務よりも忙しいであろうスタッフの方は嫌な顔1つせず、サービスを提供してくださいました。
その時に、自分も同じような接客をお客様にしたいと志したのが、理由です。
2つ目は、海外の方に日本のホテル文化を楽しんでもらいたいからです。
民泊でアルバイトしている際に、海外からのお客様もよく利用されます。
ホテルから出発される時に「日本のホテルは最高だよ」とお褒めの言葉をいただきます。
お客様にお話を聞くと、海外のホテルは、接客態度が悪い、設備が整っていない、部屋が汚いなど、ホテルが心から満足できる空間ではないとのことでした。
そこで私は、遠くから来られた海外のお客様に宿泊して良かったと思える経験を提供したいと考えたのです。
以上の2点から、私は貴社を志望します。
ポイント:最初に理由が2点あることを述べているので、読み手側が先の展開が予想できて読みやすいです。
また、自分の経験を、アパホテルでどう活かしたいのかが明確であるため、志望動機の内容に適しています。
今回は、民泊でのアルバイトを中心に展開していますが、ほかの内容を加えるとより説得力が増すでしょう。
自己PR
【記載例】
私の強みは豊富な言語です。
私の父親は韓国人で母親が日本人のため、子どもの頃から2ヶ国語を話す環境で育ちました。
さらに、学生時代は、ドイツに1年間留学していました。
ホームステイ先の家族は、ドイツ語はもちろんのこと英語も話せます。
現在は、独学で中国語を勉強中です。
これは、中国からの旅行客が増加している背景を考慮し、選択しました。
YouTubeを活用することで、効果的な学習が可能です。
上記の背景から、私は5ヶ国語が話せます。
ホテル業界では、さまざまな国や言語を話す方が利用されるでしょう。
日本語が話せる方とは限らないため、私の経験を活かした接客をしたいと考えています。
また技術の発展により、翻訳アプリが開発されました。
確かに便利であり、意思疎通が容易です。
しかし「来て良かった」「また宿泊したい」と思われるためには、コミュニケーションが必要と考えます。
お客様の目を見て話すためにも、私の言語能力は役立つでしょう。
私は、これまでに学んできた言語を活用し、貴社で活躍できる人材であると考えています。
ポイント:志望する業界で必要とされるスキルを、自己PRとして提示することが重要です。
今回であれば、ホテル業界のため、言語能力が求められます。
そこが5ヶ国語話せることを題材にしたのは、適切と言えるでしょう。
的外れのスキルをアピールしても、面接官の印象は上がりません。
むしろ、企業分析が足りていないと判断されます。
自分が志望する業界に必要なスキルを自己PRに選びましょう。
学生時代にもっとも頑張ったこと。
【記載例】
私が学生時代に頑張ったことは、地域の方が参加できる多文化交流会を開催したことです。
私の通う大学の周辺には、インド、韓国、ベトナムなど、さまざまな国の飲食店が多くあります。
しかし、なかなか入店する勇気がないことを地域の方から聞きました。
そこで私は、大学の敷地を一部借りて、グルメを中心にした多文化交流会を開催したのです。
大学の許可や飲食店への参加依頼、地域住民の方への周知など、やらなければならないことが多く、苦労しました。
イベントスタッフとして、友達やゼミの同期が手伝ってくれたことで、スムーズに運営ができました。
その結果、開催当日になると100名を超える方が参加してくださったのです。
各国の定番料理を手軽に味わえると、多くの方から好評をいただく結果となりました。
私は、上記の経験を活かした、日本と世界の文化がもっと交流できる仕事をしたいと考えています。
ポイント:頑張ったことを伝える際に、苦労したポイントを挙げ、どのようにして解決したのかが記載されている点が評価できます。
また、今回の経験を今後どのように活かしていきたいのかが明確である点も、評価されやすいでしょう。
一方で、貴重な経験をしたため、面接では深堀される可能性が高いです。
面接で質問されても堂々と答えられるように、時系列やその時どう感じたのかなどをまとめておきましょう。
まとめ
この記事では、アパホテルの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
アパホテルは日本を代表するホテルチェーン企業であり、創業以来黒字経営を継続中です。
こうした背景を持つアパホテルでは、「花のあるおもてなし」をコンセプトに掲げ、この精神に共感できる人材を求めています。
また、不動産やリゾートなど、ホテル以外の事業にも取り組んでいるため、新しい事業や企画に挑戦したい就活生に向いているでしょう。
エントリーシートを書く際は、上記の価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、アパホテルの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。