ベンチャー企業に新卒就職するメリット・デメリットを徹底解説！
2024年8月28日更新
はじめに
就職活動において、ベンチャー企業は大手企業とは異なる特徴を持つ選択肢として注目されています。
ベンチャー企業のメリットや、大手企業とベンチャー企業の違いについて知りたい方へ、本記事では、ベンチャー企業の定義や特徴、大手企業との違いを解説。
また、ベンチャー企業に就職する際のメリットとデメリットについても詳しく説明します。
本記事は、以下のような就活生へ向けて書いています。
- ベンチャー企業のメリットや、大手企業との違いを知りたい方
- 従来の大手志向から視野を広げ、多様な選択肢を探している方
- 自分の適性や価値観に合った企業を見極めたいと考えている方
就活生の皆さんが企業選びの参考にしていただければ幸いです。
また、ベンチャー企業のメリットについては以下の記事で解説しています。
あわせてご覧ください。
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ベンチャー企業とは？ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業は、新たな市場を開拓する革新的な企業を指します。
一般的に、創業間もなく、社員数が比較的少ない企業がこれに該当するものです。
ベンチャー企業の特徴として、革新的なアイデアや技術を持ち、急速な成長を目指す点が挙げられます。
また、組織構造がフラットで意思決定が速いことも特徴的です。
ベンチャー企業の特徴
そもそも、「ベンチャー企業」とはどのような企業のことをいうのでしょうか。
ベンチャーの語源の「venture」は、もともと「冒険」という意味があります。
それが転じて、新たな市場を開拓していくような冒険的挑戦をしていく企業をベンチャー企業と呼びます。
ベンチャー企業の主な特徴は、創業年数が短く、社員数が少ないことです。
多くの場合、創業10年以内で社員数が100人未満の企業がベンチャー企業と呼ばれます。
事業内容は革新的なアイデアや技術に基づいており、急成長を目指す傾向があります。
資金調達においては、ベンチャーキャピタル（VC）からの投資を受けることが多いのも特徴です。
ベンチャー企業と大手企業の違いは？
ベンチャー企業と大手企業の主な違いは、組織の規模と歴史、組織文化、知名度にあります。
ベンチャー企業は小規模で歴史が浅く、フラットな組織構造と柔軟な意思決定プロセスを持ちます。
一方、大手企業は大規模で長い歴史を持ち、階層的な組織構造が一般的です。
また、大手企業は知名度とブランド力が高い傾向にありますが、ベンチャー企業はそれらを構築途上にあることが多いです。
企業の分類を創業年数と社員数で整理すると、以下のようになります。
ベンチャー企業に新卒で就職するメリット
ベンチャー企業への就職は自己成長や裁量権の多さが魅力とされています。
実際のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
ベンチャー企業への就職には、新卒社員にとって魅力的な要素がいくつかあります。
以下が主なメリットです。
キャリアアップの機会が豊富
新卒でベンチャー企業に就職すると、新しいチャンスが多く、キャリアアップがしやすい環境です。
成長中のベンチャー企業では少人数で多くの業務をこなすため、多様な役割を任されます。
事業の成長に伴い、新卒入社1〜2年目からマネジメント職に抜擢されることもあります。
大きな自己成長につながる可能性が高いでしょう。
経営陣との距離が近い
経営陣との距離が近いのもベンチャー企業の特徴です。
社長や経営陣が同じフロアで働くことが多く、経営の最前線で学ぶ機会が豊富にあります。
会社やサービスについての提案や相談を直接経営陣にできる点は大手企業にない魅力です。
意思決定が早く、自分の意見が即採用されることもあります。
強い団結力
ベンチャー企業は会社全体の団結力が強いのも特徴です。
小さな組織で動くため、全社員で会社を成長させる意識が強くなります。
みんなで力を合わせて会社やサービスを成長させるやりがいを感じられるでしょう。
自由度の高い環境
ベンチャー企業では制度にとらわれず自由に動ける環境があります。
大手企業ではリスク回避のための社内制度が多く、息苦しく感じる人もいます。
ベンチャー企業では最低限の制度以外は社員の意思が優先されることが多いです。
ベンチャー企業に新卒で就職するデメリット
ベンチャー企業への就職には魅力的な面がある一方で、いくつかの課題もあります。
知名度の低さと地道な業務
ベンチャー企業は、会社やサービスの知名度が低い状況からスタートします。
地道なマーケティング活動や営業活動が不可欠です。
顧客にサービスを利用してもらうためには、粘り強い努力が求められ、売上が上がらない状況でも諦めずに働く精神力が必要となります。
教育制度や仕組みの未整備
ベンチャー企業では裁量権が大きい反面、多くの課題を自分で解決する必要があります。
大手企業のような体系的な教育制度が整っていないため、自ら学ぶ姿勢が重要です。
一方で、会社の仕組みづくりに携わる機会も多く、主体的に会社を作り上げたい人にとってはメリットとなる可能性もあります。
給与水準の低さ
多くのベンチャー企業は十分な利益を獲得できていないため、大手企業と比べると給与水準は低めになりがちです。
ただし、実力主義の企業も多く、成果次第で給与が上昇する傾向があります。
給与が高いベンチャー企業も存在するため、選考時には給与体系や評価方法を確認することが大切です。
残業の多さ
ベンチャー企業は成長途上のため、仕事量が多く残業が発生しやすい傾向にあります。
経験を積みたい方にとってはメリットになる一方、ワークライフバランスを重視する方には厳しい環境といえるでしょう。
プライベートの時間を大切にしたい方は、企業の労働環境について事前に確認することが重要です。
また、ベンチャーのデメリットについて以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
ベンチャー企業の就活の特徴
ベンチャー企業の就職活動は、大手企業とは異なる特徴があります。
大手企業の就活との違い
ベンチャー企業の就活は大手企業とは異なる特徴があります。
主な違いは以下のとおりです。
就活時期の違い
大手企業の就活は通常、大学3年生の3月にエントリーが始まり、6月以降に内定が出ます。
一方、ベンチャー企業の就活は3年生の秋頃から始まり、冬には内定が出ることもあります。
ベンチャー企業の選考は1カ月程度で終わることが多く、大手企業の3〜4カ月に比べてスピーディーです。
内定までのフローの違い
大手企業では、エントリーシートやSPIなどの適性検査による書類審査、グループワーク、複数回の面接など、選考フローが長く設定されています。
ベンチャー企業では書類審査が少なく、グループディスカッションや面接が中心で、2〜3回の選考で内定が出ることが多いです。
インターンシップを通じてのみ採用を行う企業もあるので注意が必要です。
ベンチャー就活のポイント
次に、ベンチャー企業への就活を成功させるためのポイントを紹介します。
①ベンチャー企業が集まるイベントを使う
ベンチャー企業は、リクナビやマイナビのような通常の求人サイトには載っていないケースが多いです。
代わり、ベンチャー企業が集まるイベントは各地で多く開催されています。
たとえば、ジョーカツNIGHTというイベントでは、都内にある成長ベンチャー企業や、隠れ優良企業が多数参加しています。
②キャリアアドバイザーに相談する
ほとんどの就活生は、どの企業が自分に合った企業なのかわからないという悩みを持っていると思います。
そんなときは、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談をしてみましょう。
無料で就活相談に乗ってくれる上に、自分に合った企業を紹介してもらえます。
③とにかく人に会ってみる
ベンチャー企業では、比較的簡単に、その企業の社員さんと会えるケースが多いです。
中には、いきなり社長と面談ができる企業も。
ポイントの①で述べたようなイベントに行くのも良いですし、WantedlyのようなビジネスSNSを通じて、話を聞いてみたい旨を伝えてみると良いでしょう。
④実際にベンチャー企業で働いてみる
ベンチャー企業では、大学生の長期インターンを募集している企業も多いです。
実際に企業で働いてみて気づくことも多く、働いた経験は就活にももちろん役立ちますし、「仕事の仕方」という意味合いでも社会人になってからも役立つことが多いでしょう。
まとめ
新卒でベンチャー企業に就職するメリットとデメリットについて解説してきました。
しかしながら、人によってはメリットがデメリットにも感じ、デメリットがメリットに感じる方もいるでしょう。
自己分析をしっかりと行い、自分に合った企業を見つける就職活動を行いましょう。
とはいえ、なんとなくベンチャー企業について理解しても、よくわからないという方も多いと思います。
そんな時は、実際にベンチャー企業が集まるイベントに足を運んでみたり、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
就活を通して、自分に合う企業を見つけられるよう、応援しています！
