メディアドゥのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/06/15更新
はじめに
この記事では株式会社メディアドゥ(以下メディアドゥ)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にメディアドゥならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、メディアドゥが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、メディアドゥの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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メディアドゥの概要
出典元:メディアドゥがソフトバンクモバイルとの協業展開を開始|株式会社メディアドゥ
初めにメディアドゥとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
メディアドゥとは
メディアドゥは、電子書籍が人々に届くまでのシステムやソリューションを提供している電子書籍取次の国内最大手です。
2,000社以上の出版社から提供されたマンガ、書籍、雑誌といった著作物・作品のデジタル流通を担っています。
電子書籍を人々に届けるためには、「電子書籍コンテンツ」、「配信エンジン」、「ストアシステム」、「ビューア」の4つのソリューションが必要になり、メディアドゥでは、その4つのソリューション全てを一貫して提供しているのです。
電子書籍業界の中でも唯一無二の企業として確立しています。
メディアドゥの採用難易度
メディアドゥの採用難易度は標準的とされています。
その理由として以下の4点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 就職人気ランキング圏外
- 採用人数は10名程度
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
メディアドゥの採用大学
メディアドゥの採用大学の実績は以下の通りですが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 芝浦工業大学、東海大学、日本大学、関西大学、琉球大学 <大学> 愛知学院大学、大阪市立大学、岡山大学、関西大学、慶應義塾大学、静岡大学、上智大学、専修大学、中央大学、東京大学、富山大学、同志社大学、名古屋大学、明治大学、名城大学、早稲田大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、メディアドゥは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
また、短大・高専・専門学校の採用実績もあり、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
メディアドゥが求める人材とは?
結論から言うと、メディアドゥのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
新卒採用サイトでは、主体的に考え、行動できる人や、ITに抵抗がない人と記載されています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムやコンテンツを重要視していることも、メッセージに記載されています。
この観点から、メディアドゥの門をくぐりたい人は事前に関連するナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
また新卒採用サイトでは、会ってみたい学生として下記の項目を挙げています。
- 学内・学外の活動経験が豊富な人
- インターンシップなどの就業体験がある人
- 個性をアピールできる人
- チームワークを重視する人
- こだわりや探究心の強い人
- 冷静に物事を判断できる人
メディアドゥの採用方向性とは?
メディアドゥは事業コンセプト「著作物のデジタル流通」を軸として、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」を理念に掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
社員一人ひとりが自立し、自身の可能性を信じて自己の成長に向かって積極的にチャレンジする姿勢を重視しているのが特徴です。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、トレーニングとサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
企画営業職において、大学院・大学・短大・専門学校・高専を2025年3月卒業見込みの方、または卒業後1年以内の方を対象にしています。
学部や学科は問わず、フレックスタイム制の勤務が可能で、勤務地は東京本社となります。
また、各種社会保険、社員持株会、育児・介護短時間勤務制度などの福利厚生が充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、メディアドゥのマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントでになります。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:
私は出版業界を志望します。
理由:
私は以前から、モノづくりの仕事に興味・関心が深く、中でも普段の生活に密接な関わりがある出版物・印刷物に携わりたいという想いは人一倍です。
具体例:
さまざまな企業のホームページを拝見していくうちに、貴社が「衣・食・住」に関する書籍や印刷物などを多く手掛けていることを知りました。
それらは人々の生活と密接に関わっていることはもちろん、読者や消費者の暮らしを間接的に豊かにできるものだと感じています。
結論:
入社後は人々の暮らしに貢献するために精進していく所存です。
メディアドゥの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばメディアドゥであれば「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばメディアドゥは特に電子書籍を取り扱う出版社の99%以上と取引があり、「効率的な電子書籍の流通」に特化したファームと評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできるでしょう。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「株式会社メディアドゥ」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
メディアドゥの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
志望動機
・メディアドゥを志望する理由をご記入ください。
【記載例】
私が貴社を志望したのは、膨大な数の作品が存在する中で、読者のニーズに合致する作品を届けたいと思ったからです。
世の中には、多種多様な作品があり、また読者もさまざまな好みや価値観があります。
それぞれの読者とその作品との幸せな出会いに、数多く携わりたいのです。
作品が自分にとって面白いかどうかは読むまで分からないため、私は「物語との出会い=一期一会」だと考えています。
どうすれば相手に一番響くのか、ポジティブな印象を与えられるのかを考えて、業務に励む所存です。
読者のニーズに合致する作品を届けたい、読者とその作品の出会いに数多く携わりたいと考える私は、貴社の理念である「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」に共感しました。
記憶に残ることや、読者の視点を大切にすることを忘れずに業務に励むことで、読者に作品のおもしろさを伝えやすくなると考えています。
その上で、読者それぞれのニーズに合わせ、作品との幸せな出会いを生み出すことで貴社に貢献していきます。
ポイント:
最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、入社後に実現したいことを記載することで、入社の意欲も感じられる志望動機になっています。
志望動機を記載する際に、なぜ電子書籍業界なのか・なぜこの会社なのかをアピールするのがポイントです。
電子書籍業界にもさまざまな分野や企業があります。
そのため、業務内容も携わる分野によってさまざまありますし、同じ電子書籍業界でも企業によって持っている強みや特徴は異なるわけです。
「電子書籍業界だったらどの企業でもいい」と思われてしまえば、志望動機としてアピール力が弱くなってしまいます。
その企業の持つ強みや特徴を交えて、志望動機を記載することで、その企業だからこそ志望したことをアピールするのが大切です。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)
【記載例】
私の強みは、主体的に行動ができることです。
私はパン屋でアルバイトをしていた経験があり、その中で毎日パンが売れ残って廃棄していることを知りました。
廃棄をすることで店の売り上げ低下に繋がってしまうだけでなく、食品ロスの観点から、なんとか廃棄の量を減らせないかと考えました。
そこで私は、よく売れるパンと売れ残りやすいパンの統計を取ることにしました。
そうすることで、常連のお客さんの傾向を掴むことができ、ある程度パンの売れ行きを予測できることで廃棄を減らせると考えたからです。
結果として、廃棄の量が減って店の売り上げアップに繋げられました。
この経験から、問題に対して自分で解決策を考え、主体的に行動する能力が身につきました。
貴社に入社後も、問題解決のために主体的に考えて行動していきたいです。
ポイント:
最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
メディアドゥの求める人物像に、「主体的に考え、行動できる人」が挙げられているため、主体性に関してアピールできる経験がある場合は、自己PRとして記載すると好印象です。
そのほかにも、チームワークを重視する人、こだわりや探究心の強い人、冷静に物事を判断できる人などを歓迎しているので、それらに沿った自己アピールの記載を意識すると高評価を与えられるでしょう。
強み
・あなたの強みは何ですか?
【記載例】
私の強みは「組織の潤滑油として、チームワークを活かして組織の成果を最大化できる」ところです。
私は大学4年間、サッカー部に所属していました。
その中で副キャプテンという役職を務め、チームワークを高めることに精進してきました。
具体的には、チームの調子が良い時はもちろん苦しい時や負けている時にこそ、声を出して誰よりも粘り強く戦い切ることを意識してきました。
最終的には、4年生の最後の大会では入部当初からの目標であった関西リーグ昇格という成果をチーム全員で成し遂げることができました。
入社後も、自分の立ち位置をしっかりと把握し、組織の成果を最大化するために、チームワークを活かして精進したいと思っております。
ポイント:
メディアドゥでは、「チームワークを重視する人」を歓迎しているため、自分のこれまでの学内・学外での活動で、「チームワーク」を活かせた経験があれば積極的に記載しましょう。
そのほかにも、こだわりや探究心の強い人、冷静に物事を判断できる人などを歓迎しているので、それらをアピールできる経験があれば積極的に記載することで、高評価を与えられるでしょう。
まとめ
この記事では、メディアドゥの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
メディアドゥは、電子書籍が人々に届くまでのシステムやソリューションを提供している電子書籍取次の国内最大手です。
2,000社以上の出版社から提供されたマンガ、書籍、雑誌といった著作物・作品のデジタル流通を担っています。
電子書籍を人々に届けるためには、「電子書籍コンテンツ」、「配信エンジン」、「ストアシステム」、「ビューア」の4つのソリューションが必要になり、メディアドゥでは、その4つのソリューション全てを一貫して提供しているのです。
電子書籍業界の中でも唯一無二の企業として確立しています。
このような背景を持つメディアドゥでは、「著作物のデジタル流通」を軸として、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」を理念に掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、メディアドゥでは主体的に考え、行動する姿勢や、ITに関する興味関心の有無を重視しています。
また新卒採用サイトでは、会ってみたい学生として下記の項目を挙げています。
- 学内・学外の活動経験が豊富な人
- インターンシップなどの就業体験がある人
- 個性をアピールできる人
- チームワークを重視する人
- こだわりや探究心の強い人
- 冷静に物事を判断できる人
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、メディアドゥの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。