新卒でデジタルマーケティングに挑める?業界の動向をチェック!

新卒でデジタルマーケティングに挑める?業界の動向をチェック!

2024年8月28日更新

はじめに

広く広告代理店等の業界研究をしてきている方であれば、マーケティングというジャンルについてもある程度目にしているのではないでしょうか。

マーケティングの手法はここ数十年で大きく変容しており、その要因はインターネットの普及、そしてマーケティングのターゲットが従来マスメディアからインターネットメディアへと移行しつつあることです。

本記事は、以下のような人に向けた内容となります。

対象
  • 広告代理店の業界研究を通じてマーケティングに興味を持っている
  • 新卒でマーケティングの職に就くことは可能かどうか知りたい
  • デジタルマーケティングの現状について把握したい

ぜひ、最後までお読みいただき、今後の就職活動の参考にしていただければ幸いです。

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この記事の結論

この記事の結論から言うと、デジタルマーケティングは、インターネットとITの発達が加わった新しいマーケティング手法のことを示します。

マーケティング自体は19世紀から始まった「企業が利益を伸ばすための戦略」であり、その本質は製品やサービスの質の良さよりも「ニーズは顧客にある」として分析する手法です。

デジタルマーケティングの素養となるのは経営学や統計学、情報数理等の数学も絡んできます。

本来はそういった学部専攻であることが望ましいですが、新卒採用があればその限りではありません。

デジタルマーケティングに求められる素養は「数字に興味を持てる」「論理的である」「新しいことに興味を持てる」「答えのない問題に挑める」「創造力と表現力」といった点です。

もしデジタルマーケティングに興味がある場合に、読むべき本や役に立つ資格も紹介しています。

次の章から、デジタルマーケティングに関する具体的な情報を紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

デジタルマーケティングの基本を知る

デジタルマーケティング(デジタルマーケ)という用語についてご存じでしょうか。

就職活動であれば、主に広告代理店に関する業界研究をしていれば見かける用語かもしれません。

デジタルマーケティングの主要企業は、大雑把に分ければ広告代理店が土台か、データサイエンス分野の企業で取り組みが行われています。

<広告代理店由来の企業例>
  • 電通デジタル(電通グループ)
  • 電通マイクロミルインサイト(電通グループ)
  • アイレップ(博報堂DYグループ)
  • スパイスボックス(博報堂DYグループ)
  • オプト(デジタルホールディングスグループ)
<データサイエンス由来の企業例>
  • トランスコスモス
  • マクロミル
  • サイバーエージェント
  • デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム

もちろん、それ以外にも事業の中でデジタルマーケティングを手掛けている企業は非常にたくさんあります。

データサイエンスの中にデジタルマーケティングがある、または、その先にコンサルティングや広告代理といった主幹業務がある、という形態のほうが多いかもしれません。

デジタルマーケティングの活用が見込まれる広告業界、大手広告代理店については以下の記事でも詳しく紹介しています。

そもそもマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、簡単にいえばインターネットが普及したいまの時代ならではのマーケティング手法といえます。

マーケティング自体は、19世紀に確立された「企業が利益を伸ばすための戦略」です。

近代のマーケティングを体系的に作り上げたのはアメリカの経済学者フィリップ・コトラーやオーストリアの経営学者ピーター・ドラッカーが有名といわれています。

非常に大雑把に言えば「企業が物やサービスを売って利益を最大化させるには顧客のニーズを捉えることである」ということにあたります。

優れた製品やサービスがあり、それを必要としている人たちに適切に届け、そのためには誰に対してどのようにアプローチするかを把握することが重要です。

インターネットが登場するまでは、どちらかというとマーケティングは作り出すものという意識がありました。

テレビや新聞などを通じて売りたいと考えている製品やサービスを認知させ、顧客に関心を生み出し、購買行動につなげるという戦略です。

あるいは、すでに判明している売上データや傾向に対して、より「勝ち」が見える売り出し方を定め、戦略を考えるといった方法です。

これらは、もちろん現在でも活用されている伝統的なマーケティングの一つです。

デジタルマーケティングが登場した背景

インターネットの登場によってより消費者一人ひとりに対して、さらに細かい分析ができるようになったことがデジタルマーケティングの発端です。

デジタルマーケティングで用いる根拠となる情報は非常に膨大です。

使いこなすには従来の統計学だけではなくITによる大規模・高速なデータ処理が不可欠であり、コンピュータの飛躍的な性能向上もデジタルマーケティングを支えています。

理論や技術面は非常に高度ではありますが、デジタルマーケティングで実現したいことは従来のマーケティングと変わりません。

「いかに企業の利益を最大化できるか」が目標であり、そのためには「消費者のニーズを分析する」ことです。

世の中の流れや技術が大きく変わったことで具体的な手の動かし方や頭の使い方は難しくなっています。

しかし、デジタルマーケティングがやりたいことと、社会から求められている役割は、従来のマーケティングからは変わっていないという点をしっかりとらえておきましょう。

新卒入社でデジタルマーケティングを目指したい!

 

「自分はデジタルマーケティングをやりたい!」と思っている人が、それが現在中学・高校生である場合には、大学と専攻選びが重要と伝えるでしょう。

マーケティングに強い経済学系であるか、マーケティングに用いる統計学・情報数理を研究する理系部門、あるいはITなどの情報工学を専攻するのが近道です。

そういった学部で専攻を受けている人であれば、即戦力として戦える素養が十分ありますので、自信をもって応募してください。

一方で、大学の専攻は経済学・統計学・情報数理でもない…という人が、まったくデジタルマーケティングの仕事に就けないかといったら、そうではありません。

マーケティング事業を手がける会社の新卒採用で総合職があれば、デジタルマーケティングに参画できる可能性があります。

デジタルマーケティングのデータサイエンティストにはなれなくても、企画立ち上げやプロジェクト推進など、自分のできる部分で業界を支える方法はたくさんあります。

ただし、認識していただきたいのは、大学で専攻していなければ、難易度の高い業種だということです。

まず、マーケティングが何なのかの理解から始まりますし、その後に続くデジタルマーケティングとなれば、技術や手法、世の中も目まぐるしく変化しています。

そういった基礎研究や知識を踏まえつつ、デジタルマーケティングの業界を志望するために必要なポイントをいくつかご紹介します。

数字に興味を持つ

マーケティングを目指す人が数字に興味がないことは致命的です。

まず、数字に興味を持ってください。

数字に興味を持つとは、下記のようなことをいいます。

数字に興味を持つ人とは?
  • 家計簿をつけて自分の生活にかかる費用を把握している
  • 自分の加入している携帯電話料金やサブスクリプションサービスを定期的に見直している
  • 貯金通帳や電子マネーの残高推移を把握し、残高チャージや自動引き落としについてしっかり把握できている、管理をしている
  • 「過去最高の〇〇!」という記事を見ると、これまでの推移や具体的な値について調べてみたくなる

単に羅列された数字を見ることが好きということではありません。

過去の数字を見ていまの数字がどうかという流れを把握し、未来にかけてどうなっていくかを考える、もしくはどうしていきたいかを自覚できるような人です。

「自分はそういう性質があるな」と少しでも感じれば、マーケティングも飲み込みが早いでしょうし、あまりピンとこないなら、マーケティングには向いていないように思われます。

論理的に考えて行動できる

マーケティングには根性論という言葉は無縁です。

根性があること自体はどんな仕事でもある程度大事かもしれませんが、感情で押し切ろうとした時点でそれはデジタルでもマーケティングでもなんでもありません。

どんな窮地にいる状況であっても、選びうる選択肢を複数思い付き、そのなかから最適な選択を導き出せるような人が求められます。

論理的な行動には、豊富な知識と経験をベースにする必要があります。

経験で学ぶことには時間がかかるうえに、パターンも限られるので、効果は高いものの非効率です。

論理的な行動ができるためのシミュレーションや、実例をどれだけ「知っているか」も重要な観点となるでしょう。

そうなると、例えば以下のような特徴が考えられます。

論理的に考えられる人とは?
  • 自分の行動に対して常にいくつかの可能性を踏まえて、その中から「選び、判断する」ことを重視している。行き当たりばったり、思いつきの行動は少ない
  • 自分や相手の行動、考えに「なぜ?」といつも考えて、自分なりの落としどころがみえている
  • 経営者や実業家の体験談やインタビューをよく読んでいる
  • 新聞やWebニュースの話題は複数系統の記事を参照するようにしている

こういった行動に心当たりがある人は、マーケティングの業界でも特徴や強みを出していけるかもしれません。

逆にその場の勢いやノリで行動してしまう人は、あまり相性は良くないでしょう。

新しい事に興味を持てる、まず触ってみる

デジタルマーケティングといえば最たるものですが、世間や世相の動きに誰よりも敏感であることが望ましいです。

よくわからないものが流行っているな、自分にはよくわからないものだな、と思考が止まってしまう人は、マーケティングへの適性としては厳しいです。

むしろ、誰に対してなぜそのような動きが起こっているのかということに興味関心を持ち、その世界に触れてみようと行動することが大切です。

盛り上がっているその界隈にはこういう背景があるから支持されているのだろう、と論理的に考えていくことがとても大事になります。

新しいものが出るたびに自分の趣味趣向が変わってしまい流されていることとは違います。

自分が好きかどうかは置いておき、なぜ一定層に歓迎されているかを冷静な視点で感じ取り、共感できる力は、マーケティングを捉える力としてはとても重要です。

答えのない問題に果敢に挑めるかどうか

マーケティングに限らずですが、仕事のレベルが上がるたびに、明解な正解のない問題への取り組みが増えていきます。

ある問題に直面した段階にAとBという選択肢があった場合、Aが良いという人もいればBが良いという人もいるケースは、仕事ではしばしば発生します。

それはどちらを選んでも、正しくもあり間違いでもあるのです。

結果として、歴史が答え合わせをする場合もあるかもしれません。

そういった問題に対して、果敢に挑もうとする気持ちがあるかどうかは大切です。

できることなら、そういった問題にあっても、感情論や根拠のない選び方をせず、自分なりに筋道を立ててより良いと思える筋道を示せることが理想です。

創造力と、それを伝えられる表現力

ここまでの流れの総括のようにもなりますが、過去のデータの組み合わせだけであればいまはIT、その中でも特にAIの力で、ある程度処理できる状況となってきました。

ITやAIが現時点でまだ苦手としているのは、そこから一歩先に出る創造力や発想力です。

一見関係のなさそうな分野からの情報を、ちょっとしたきっかけで合わせてみれば意外な効果を発揮する場合があります。

または、切り口を変えて考えてみれば、いままで思いもよらなかった景色が見えるのではないか、そういった独特の考え方も期待されるでしょう。

こういったことは、きっちりと経済学や数学を学んだ人たちこそ、逆に苦手とする分野の場合があります。

幅広い分野へ興味を持ってアンテナを張り巡らせている人だからこそできる能力ともいえるでしょう。

また、そういった思い付きは頭ではできているものの、そこから言語や図などの形にしてほかの人へ正しく伝えられるかどうかもまた別の能力といえます。

自分の考えを誰かに正しく伝えられるか、正しく伝えることで自分や他人の行動を変化させ、何か新しいことができるようになったかどうか、などです。

こういったことは、学生時代の取り組みに現れることが多いので、心当たりがある人も多いのではないでしょうか。

こういった強みや経験が、就職活動の自己アピールで効果を出してきます。

デジタルマーケティングに少しでも近づく知識を得る!

デジタルマーケティングは、非常に興味深く、これからも必要性の高まる分野だと考えられます。

しかし、なかなか専門の経験を得ていないと難しい点も多いかもしれません。

まだ就職活動まで時間がある方などに向けた、デジタルマーケティングで少しでも戦力になるいくつかの方法をご紹介します。

あまりお金と時間をかけずに得られる経験であればより良いのですが、分野が分野だけに、ある程度の費用と時間がかかることは覚悟の上で取り組みましょう。

一方で、デジタルマーケティングではない業種に行くとしても、ビジネスにとってはとても大事で、土台となる話はさまざまな分野に応用が効く場合もあります。

興味がある方は、自分のできる範囲で十分ですので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

マーケティングに関する本を読む

とにかく本を読むことをおすすめします。

マーケティングや広告代理店などに興味がある人であれば、いかにビジネスの知見をもっているかが大事であるかを理解している人も多いでしょう。

それをもっとも省力で得られる方法は、本を読むことだと理解しているはずです。

インターネットでいくらでも情報を得られる時代ですが、ノイズが入り込んでしまったり、感情で訴えてきたりするような言説も目立ってしまいます。

いまのこの時代だからこそ、あるいは学生の時期という若くて時間も自由に使える間にこそ、たくさんの本を読み、知識に触れることをおすすめします。

よほどのことがない限り、どのような本でも得られることは必ずあるはずですが、デジタルマーケティングを目指している方にこそ、基礎固めとしてぜひこれらの本をおすすめします。

「コトラーのマーケティング」シリーズ

出典:

コトラーのマーケティング5.0(Amazon Kindle)

コトラーのマーケティング入門(Amazon Kindle)

ドラッカー「現代の経営(上・下)」含む、ドラッカー名著集

出典:

ドラッカー名著集2 現代の経営[上](Amazon Kindle)

ドラッカー名著集3 現代の経営[下](Amazon Kindle)

最初の章でも紹介した、マーケティングの権威ともいえるコトラーやドラッカーは、初めて取り掛かるには少し難解に思えるでしょう。

しかし、ビジネスをするのであればどのような業種であっても、確実に身になる言葉が含まれています。

手元に置いておき、社会人になっても自分の役職が変わるたびに読み直すくらいが

ちょうど良いかもしれません。

近年では「デジタルマーケティング」に関する書籍も出始めていますし、マンガを用いたり実例をベースにした、基礎からでも読みやすい本が増えています。

紙の本は扱いにくいなと思うのであれば、電子書籍や書籍を役者やプロの声優が読み上げる音声配信サービスなどもあります。

自分の入りやすい方法で、ぜひ取り組んでみてください。

デジタルマーケティングに関わる資格を勉強する

デジタルマーケティングに関連するいくつかの資格が存在します。

なかには無料で受験可能な資格もあり、資格を取っていればそれはそれで就職活動のアピールポイントになります。

勉強して知識を持っているだけでも十分役に立つことですので、興味があればぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

デジタルマーケティングに関連する資格
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ):受験無料、随時受験可能
  • Google広告認定資格:受験無料、随時受験可能
  • マーケティング・ビジネス実務検定:6千円~1万2千円、年4回
  • ネットマーケティング検定:6千円、年2回

まとめ

 

デジタルマーケティングに関する基本的な事項や、専攻学部ではない新卒入社を目指している人に対して、どのような適性が必要かなどについて紹介しました。

マーケティング自体はある程度の専門性が伴い、それがITの発達によって統計学やコンピューターサイエンスの分野にまで成長してきています。

職業としてはかなりレベルの高い仕事ではありますが、やりがいが高いことは確かです。

また、ビジネスで活躍する限り、マーケティングの考え方は切っても切り離せない環境といえます。

仮にデジタルマーケティングではない業界に就職したとしても、マーケティングの考え方自体はさまざまに応用可能です。

興味があるのであれば、ぜひいまからでも取り組んでみるのもおすすです。

本記事の内容が、皆さんの就職活動の役に立つことを願っています。

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