【企業分析】アイティメディアの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

アイティメディア株式会社は、東京都千代田区に本社を置くソフトバンクグループ初のIT分野総合情報サイトを運営している会社です。

具体的な事業内容は、IT総合情報ポータルの「ITmedia」やテクノロジーに関する話題を中心としたマーケティング情報を提供する「ITmediaマーケティング」、ITエキスパートに向けて情報を発信する専門メディア「＠IT」などです。

今回は、そんな株式会社アイティメディアの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

アイティメディアへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。

また、ITメディア以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

結論からお伝えすると、アイティメディアの就職難易度は中程度といえるでしょう。

理由としては、東大・京大・早慶などの高学歴層だけでなく、幅広い層の大学から採用しているからです。

以下の参考記事で詳しく解説されている就職偏差値を参考にすると、難易度が普通程度であることがわかるでしょう。

採用大学の割合は高学歴層が多いですが、採用大学の一覧を見れば学歴フィルターはないことがわかります。

選考対策として、アイティメディアの事業内容や企業文化についての理解、そして自己分析をしっかりと行うことが重要です。

特にここで働きたいという情熱を、いかに伝えるかの事前準備を怠らないでください。

募集している職種は、総合職と編集記者職の2つです。

次の章からは、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

アイティメディアについて

出典元：ITmedia

会社概要

アイティメディアは、1999年の設立以来、国内最大級のテクノロジー専門Webメディアを運営しており、2024年で設立から25年目を迎えます。

同社は、「メディアの革新を通じて情報革命を実現し、社会に貢献する」という経営理念のもと、常に業界の最前線で変革を続けてきました。

この理念は、アイティメディアがどのようにして長年にわたり成長し続けてきたかを示すものです。

アイティメディアは自社の編集部で1次コンテンツを生産し、月間4,000本の記事を配信しています。

これらのコンテンツは、読者の行動履歴や会員データを活用し、顧客企業のマーケティング課題の解決に役立てられています。

同社のWebメディアは、月間4億ページビューと4000万のユニークブラウザを誇り、100万人の会員を持つなど、その規模と影響力は国内でも随一です。

従業員に対しては、「Value First（価値にとことんこだわり抜く）」という人事方針を掲げ、年次や年齢に関係なく価値創出に寄与する社員を評価・処遇しています。

また、クリエイティビティの発揮とプライベートの充実を促すために働く時間の柔軟化や働く場所の柔軟化を推進し、フレックスタイム制や裁量労働制、スマートワーク制度を導入しています。

これにより、従業員は週に一度の部門出社日以外は、自宅やその他の場所で自由に業務を行うことが可能です。

社会貢献としては情報コミュニティとしての役割を果たし、人々の知識の向上や情報格差の解消に努めています。

また、デジタルマーケティングソリューションを提供することで、企業顧客の事業成長を支援し、産業および社会全体の発展にも貢献している会社です。

各事業別の売上規模

アイティメディア株式会社の2024年3月期の売上高は80億100万円で、営業利益は22億2800万円でした。

また、売上高のうちメディア広告が58.6%、リードジェネレーションが41.4%を占めています。

各事業セグメントの解説

アイティメディア株式会社の事業セグメントは、以下の通りです。

以上からもわかるように、アイティメディアは自らのITに関するノウハウを活かした事業展開をしています。

特にほとんどの人々がスマホやパソコンを使用する現代社会において、ネット広告が与える影響力は非常に大きいと言えるでしょう。

就労環境としてはすべての事業がネット上で完結することもあり、リモートワーク率が約9割となっている点も魅力です。

アイティメディアで働いている社員は？

平均勤続年数は？

アイティメディアの平均勤続年数は7.9年で、従業員の平均年齢は38.8歳でした。

同業種で働いている社員の平均勤続年数が8.3年程度であることから、勤続年数は平均より人の出入りが多い職場であることが伺えます。

平均年収は？

アイティメディアの平均年収は、約716万円です。

全国平均の年収は458万円なので、 全国平均よりかなり高い水準です。

また、2022年のアイティメディアの平均年収は2016年と比べて4.2%増加しています。

平均残業時間は？

アイティメディアの月平均所定外労働時間は、約21.8時間程度です。

同業種の平均残業時間が約14.2時間であることから、業界内では平均より残業時間がやや長いことがわかるでしょう。

ただ、リモートワーク率が約9割であり、通勤に時間がかからない点を考慮すると気にならない範囲です。

平均ボーナス額は？

アイティメディアの平均ボーナス額は115万円です。

これは、同業種の平均ボーナス額85万円より30万円高いといえます。

どんな文化なの？

アイティメディアは、情報伝達の歴史に根ざした深い理解と革新への情熱を持ち、その企業文化はメディア業界の枠を超えて広がっています。

人類が言葉を手に入れて以来、情報の伝達方法は文字、活字、放送を経てインターネットに至り、それぞれの時代において社会の大きな変革をもたらしてきました。

アイティメディアはこの進化の流れを受け継ぎつつ、デジタル時代の最前線で情報革命を牽引し続けているのです。

同社は、メディアを通じて人類の未来に貢献するという使命感を持ち、その実現のためには情報の力を最大限に活用することが不可欠だと考えています。

具体的には、国内最大規模のIT総合情報ポータルを運営し、専門分野における高い信頼性を持った情報を提供しています。

これにより、さまざまな産業で活躍する企業や個人が直面する課題解決の一助となることを目指しているのです。

また、アイティメディアは「Value First（価値にこだわり抜く）」という理念を掲げ、ビッグデータを活用したターゲットマーケティング支援や、スマート化を推進することで、時代の変化に応じたメディア運営を行っています。

これらの取り組みは情報発信のコストを低下させ、伝達速度を向上させることで、社会に与える影響をより大きくしています。

企業文化の核となるのは、自立した思考と行動ができる人材の育成です。

アイティメディアでは、自分で考え、自分で行動することを重んじ、そのための環境を整えています。

これにより、社員一人ひとりが自分の職業に対して責任と誇りを持ち、高いモチベーションで仕事に取り組むことができるのです。

アイティメディアで働く社員は、テクノロジーの進化によってもたらされる社会の変化を積極的に捉え、新しい情報を発信することに情熱を注いでいます。

会社としての役割を果たすことで社会に貢献し、全ての人が情報にアクセスできる平等な社会の実現を目指しているのです。

そのためには、アイティメディアは技術の進化と共に、常に学び、成長し続ける必要があります。

これが、アイティメディアで働く魅力であり、同時に求められる資質でもあります。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

アイティメディアのビジネスモデルは、その専門性と効率的な戦略により、数多くのネットメディアが市場から退場していく中で成功を収め続けています。

以下に、アイティメディアの主な強みを詳しくご紹介します。

専門性の高いターゲットにリーチする能力

アイティメディアは20以上の専門メディアを運営しており、これらのメディアを通じて専門性の高い読者層に直接アプローチできます。

この特化したアプローチは、特定のビジネスニーズに対応する貴重な情報を提供し、読者の興味・関心が高いため、高いエンゲージメントを生み出しているのです。

会員情報を活用した効果的なマーケティング支援

同社のメディアには、多数のビジネスパーソンが会員登録をしており、これらのデータをもとにしたセグメンテーションができます。

会員の行動履歴や登録情報を利用し、ターゲットに合わせたマーケティング戦略を展開することができるため、効率的かつ効果的なBtoBマーケティングを実現できるのです。

グローバル進出のサポート

アイティメディアでは英語対応のスタッフを常勤で配置しており、国内外を問わず広範なプロモーション活動をサポートしています。

海外のパートナーメディアと連携し、グローバル市場に向けた広告展開も行っており、国際的なビジネス展開を目指す企業にとっても重要なパートナーです。

広告効果の明確化とPDCAの実施

アイティメディアは広告キャンペーンの効果を定期的に振り返り、PVやクリック数だけでなく、追加情報も提供することで、より洗練された次の施策につなげるためのインサイトをクライアントに提供しています。

この徹底したPDCAアプローチにより、持続可能で成果を出し続けるマーケティング活動を支援しているのです。

このように、アイティメディアは専門的なメディア運営を通じて確固たる地位を築いており、デジタルマーケティングの分野で顕著な成果を上げています。

高い専門性と効果的な戦略により、ビジネス界におけるその価値は計り知れません。

以下はアイティメディアと競合他社を比較したものです。

株式会社アイティメディアの新卒募集要項について

新卒募集要項についてまとめました。

新卒離職者数は、2021年、2022年、2023年のすべてにおいて0名でした。

新卒採用者における男女の割合はほぼ半々で、毎年、計5〜6名程度採用しています。

研修制度には新人研修だけでなく、英語トレーニングや階層別研修などがあります。

求める人材

アイティメディアが求めるのは、情報革命を担い、社会に新たな価値を提供する意欲に満ちた個性豊かな人材です。

具体的には、次のような特性を持った方々が理想とされています。

挑戦的な目標を掲げ、やり遂げる力

アイティメディアが求めているのは、自らがリーダーとなって新しいプロジェクトや難題に取り組める人材です。

諦めずに挑戦を続け、目標達成に向けて粘り強く努力を重ねることができる人材が望まれます。

社会貢献への強い意志

情報を通じて社会に貢献するというミッションに共感し、自らの業務を通じて社会的な価値創造を目指す方が求められています。

アイティメディアは情報の力を信じ、それを社会の発展に役立てることに情熱を注ぐ会社です。

このビジョンに賛同し、同じ目標に向かって努力できる人材が理想的でしょう。

デジタルマーケティングへの興味と情熱

デジタル時代の最前線で活躍するため、デジタルマーケティングに関する知識や技術への関心が高い方が求められます。

デジタルツールを駆使して効果的なマーケティング戦略を展開し、目に見える成果を出すことができる能力も重要視されています。

アイティメディアで働く意味は、単に業務をこなすだけでなく、自らが情報の革新者となり、より良い社会を創造するための重要な役割を担うことです。

こうした環境で自己の成長を実感し、自らのキャリアを積極的に形成していきたいと考える就活生にとって、アイティメディアは理想的な職場となるでしょう。

新卒採用のフロー

アイティメディアの選考は、下記の通りのフローで実施されます。

選考対策としては、入社意欲やキャリアプランが明確であるかどうかを重視されるので、しっかりと準備しておいてください。

①エントリーシート提出

本選考に進むには、エントリーシートの提出が必要です。

口コミサイトによれば、過去には次のような設問がありました。

以上のように、アイティメディアのエントリーシートは非常にシンプルな設問のようです。

そのため、他の就活生と差別化して独自性を出すために、自己分析をしっかり行ったうえで書いていきましょう。

以下に参考になる記事を紹介します。

ES対策 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

②一次面接

アイティメディアの一次面接は、面接官1：学生1の個別面接として行われ、所要時間は約1時間程度です。

面接はアイティメディアの本社オフィスで実施され、アイティメディアの人事と面接をすることになります。

口コミサイトで紹介されていた質問内容は以下の通りです。

面接では人柄だけでなく、情報感度の高さなども測られているため、日頃からニュースなどを読むように意識しておきましょう。

③適性検査

一次面接を通過した次は適性検査です。

アイティメディアで実施される適性検査の種類はわかっていませんが、SPIや玉手箱など、一般的なWEBテストの対策を十分に行ってから挑戦しましょう。

④複数回面接

一次面接と適性検査の結果から選考に通過した学生は、次に全3回の面接があります。

二次面接

アイティメディアの二次面接は、面接官2：学生1の個別面接で行われ、所要時間は約1時間程度です。

面接はアイティメディアの本社オフィスで実施され、営業部のマネージャークラスと面接することになります。

口コミサイトによれば、前半20分は逆質問、後半40分は面接官からの質問に答えるといった少し特殊な形式の面接です。

前半20分の逆質問では、事前に提示されていたテーマに沿って面接官に対して質問することになります。

この際、就活生は面接会場にパソコンを持ち込む事もできるため、より入念な準備が要求される可能性が高いです。

後半40分では、志望動機や学生時代に力を入れたことのようなオーソドックスな質問に加え、前半20分の内容を踏まえた深掘りもされるでしょう。

以上のように、アイティメディアの二次面接は通常の面接とは異なる形式で行われるため、十分に準備をしたうえで面接に臨みましょう。

三次面接

アイティメディアの三次面接は、面接官3人：学生1人の個別面接で行われ、所要時間は約1時間程度です。

面接はアイティメディアの本社で実施され、執行役員と面接することになります。

口コミサイトによれば、二次面接に引き続き、特殊な形式での面接になります。

学生は簡単な自己紹介をした後に、事前に提示されていたテーマに沿ったプレゼンを冒頭3分で行う予定です。

その後、プレゼンに対する質疑応答が10分程度行われます。

最後に面接官である役員から、志望動機や学生時代に力を入れたことのようなオーソドックスな面接がされるでしょう。

過去に実際に提示されたテーマには、「どのようにしてアイティメディアのビジネスを拡大するか」というものがありました。

過去の内定者は、プレゼンのために多くの時間を使ってアイティメディアの企業研究を行ったとのことです。

また、後半の一般的な形式の面接についても準備を怠らないようにしましょう。

最終面接

アイティメディアの最終面接は、面接官4：学生1の個別面接で行われ、所要時間は約1時間程度です。

面接官は、社長、副社長、管理本部長、人事の4人で、雰囲気は比較的リラックスしているでしょう。

口コミサイトで紹介されていた質問内容は、以下の通りです。

内定者によれば、最終面接ではかなり深掘りをされる可能性が高いため、自己分析や企業分析をしっかりと行ったうえで面接に臨みましょう。

⑤内定

最終面接で合格すれば内定が決まります。

採用大学

アイティメディアの採用大学の実績を、以下に掲載します。

難関国立大学だけでなく幅広い大学から採用していることから、学歴フィルターはないと考えられるでしょう。

＜大学＞

上記の大学には偏差値の高い大学だけでなく、多様な大学から学生を採用していることがわかります。

そのため、十分に準備をすれば誰にでも就職するチャンスがあるでしょう。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、アイティメディアの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

偏差値・難易度は普通です。

その理由として以下の2点が挙げられます。

確かにアイティメディアで採用された学生には、旧帝大や早慶、MARCHの学生が多いです。

とはいえ、採用大学を見ると、決して高学歴の学生ばかり採用しているわけではありません。

このことから、必ずしも学歴フィルターがあるとはいえないでしょう。

自己分析や企業研究などの選考対策をしっかり行えばチャンスが高まるため、しっかりと準備しておくことをおすすめします。

就職偏差値・難易度については、以下の記事もご参考にしてみてください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

本記事では、アイティメディアの就職難易度、採用大学、選考対策について詳しく解説しました。

アイティメディアはソフトバンクグループに属し、国内最大級のテクノロジー専門Webメディアを運営する企業です。

就職難易度は中程度であり、東大や京大などの旧帝大学だけでなく、多様な大学からも積極的に採用しています。

選考対策としては、企業の事業内容や文化を深く理解し、自己分析を徹底することが重要です。

特に、アイティメディアで働くことへの熱意を具体的に示すことが求められるでしょう。

また、選考プロセスはエントリーシートの提出から始まり、複数回の面接を経て内々定に至るため、各段階においてしっかりと準備を行うことが大切です。

アイティメディアでの勤務は、自由度の高いリモートワーク環境と価値創出を重視する人事方針が特徴です。

社員一人ひとりが自分の仕事に責任と誇りを持ち、高いモチベーションで仕事に取り組める職場環境が整っています。

情報革命を牽引し、社会に新たな価値を提供することを使命とするアイティメディアは、その使命感を共有できる人材を求めているのです。

アイティメディアへの就職を目指している学生の皆さんは、ぜひこの記事を参考にして内定を獲得してください！

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