JERAのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
この記事では、株式会社JERA(以下JERA)への就職を目指しているものの、エントリーシートの書き方に不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にJERAならではのエントリーシートでのアピール方法から、実際の記載例まで分かりやすく紹介しています。
ほかにもJERAが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しく紹介していますので、JERAの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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JERAの概要
初めに、JERAとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
JERAとは
JERAは、2015年に設立された日本最大の発電会社です。
JERAの事業内容は、燃料の上流投資や調達から発電、電力およびガスの卸販売に至るまで、エネルギー供給の全ての段階をカバーすることです。
東京電力グループとJERAグループの強みを結集し、国内外で競争力のあるエネルギーを提供しています。
JERAは、安定したエネルギー供給と脱炭素化を柱とした戦略を展開しており、2050年までにCO2排出ゼロを目指す「JERA Zero CO2 Emissions 2050」を掲げています。
この目標を達成するために、再生可能エネルギーの導入やLNG(液化天然ガス)を活用した柔軟な発電システムの構築に取り組んでいるのです。
また、JERAは国内外で多くのプロジェクトを展開しており、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業にも積極的です。
例えば、石狩湾新港洋上風力発電所や、バングラデシュのメグナガットガス火力発電所など、多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。
JERAはエネルギー供給の安定性と持続可能な社会の実現を目指し、日々進化を続けている会社です。
これからも世界のエネルギー問題を解決するための最先端のソリューションを提供し続けることで、グローバルなエネルギー市場でのリーダーシップを発揮していくでしょう。
JERAの採用難易度
JERAの採用難易度はやや高いといえます。
エネルギー業界の有名企業だけに、求人倍率が高いからです。
とはいえ、採用大学を見る限りでは学歴フィルターはありません。
高難易度の大学から採用している実績もありますが、地方の高専からも採用しているからです。
以下で解説しますが、国公立・私立から地方レベルまで幅広い大学生を採用している実績があります。
エントリーシートなどの選考対策をすれば、すべての就活生にチャンスがあるでしょう。
JERAの採用大学
JERAの採用大学の実績は以下の通りです。
<大学> 青山学院大学、有明工業高等専門学校、大阪大学、大阪大学大学院、大阪府立大学大学院、お茶の水女子大学、金沢大学大学院、関西大学、九州大学、九州大学大学院、京都大学、近畿大学、岐阜工業高等専門学校、岐阜大学大学院、慶應義塾大学 |
採用大学を見る限り、学歴フィルターは明確にはないでしょう。
JERAの内定を得るためには、エントリーシートをはじめとする選考対策が重要です。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
JERAが求める人材とは?
JERA株式会社が公表している「求める人材」について解説します。
JERAはエネルギー業界のリーディングカンパニーとして、優秀な人材を求めています。JERAが求める人財像は以下の通りです。
専門性の高い人材
JERAは、エネルギー業界に関する高い専門性と知識を持つ人材を重視しています。
発電所の運転管理や燃料調達、電力システム設計など、さまざまな分野で卓越した技術力と経験を有する人材を求めているのです。
グローバルな視野を持つ人材
JERAはグローバル企業として、世界中で事業を展開しています。
そのため、異文化への理解力と語学力を備え、グローバルな視点から物事を捉えられる人材が不可欠です。
海外プロジェクトへの参画や海外勤務の機会も多くあるでしょう。
挑戦する姿勢と行動力
JERAは、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢を重んじています。
エネルギー業界の変革に柔軟に対応し、イノベーションを起こすためには前例にとらわれず、果敢に行動できる人材が求められるでしょう。
高い倫理観と責任感
エネルギーは国民生活や産業活動を支える重要なインフラです。
JERAでは、高い倫理観と社会的責任感を持ち、安全性と環境への配慮を常に意識できる人材が求められるでしょう。
JERAはこのような多様な人材を積極的に採用し、きめ細かな研修制度やOJT、ジョブローテーションなどを通じて育成し、エネルギー業界を牽引する人財を輩出し続けているのです。
JERAグループ各社の採用方向性の違いは?
JERAグループはエネルギー業界におけるリーディングカンパニーとして、優秀な人材の確保と育成に注力しています。
グループ各社の採用の方向性は以下の通りです。
株式会社JERA
JERAは、エネルギー業界の専門性と高い倫理観を持つ人材を求めています。
発電所運転管理、燃料調達、電力システム設計など、さまざまな分野で卓越した技術力と経験を有する人材が重視されるでしょう。
また、グローバルな視野と語学力を備え、海外プロジェクトにも携われる人材が求められています。
JERA Global Markets
JERAの燃料・電力トレーディング部門であるJERA Global Marketsは、エネルギー市場の変化に機動的に対応できる人材を求めています。
市場分析力と交渉力に長けた人材が重視され、海外拠点での勤務も想定されるでしょう。
JERA Power International
JERAの海外発電事業を担うJERA Power Internationalは、海外発電所の運営に携わる人材を採用しています。
発電所の運転管理や保守業務に従事する技術者のほか、現地スタッフとのコミュニケーション能力が求められるでしょう。
JERA Americas
JERAの米国事業を統括するJERA Americasは、LNGプロジェクトやガス火力発電所の開発・運営に携わる人材を採用しています。
エネルギープロジェクトの企画・立案から運営まで、一貫して担える人材が求められるでしょう。
このように、JERAグループは事業領域に応じてそれぞれ専門性の高い人材を求めているのです。
また、グループ全体として高い倫理観と社会的責任感を持ち、安全性と環境に配慮できる人材が共通して重視されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートを通じて、就活生の能力や性格が自社に合っているかどうかを重点的にチェックしています。
企業は就活生の人物像や、自社でどのように活躍できるかを知りたがっています。
これは、就活生の優劣を判断するためではなく、それぞれの能力や性格が企業の社風や仕事内容に適しているかを見極めるためです。
また、就活生が社会人として働く意欲が高いかどうかも重要です。
高いモチベーションで働く社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献できる可能性が高いからです。
さらに、「志望動機」も重要なポイントです。
「なぜ他の企業ではなくこの企業を志望したのか」を明確に示し、志望度の高さをアピールしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは「結論から」書き始めると説得力が増します。
具体的には、以下の順番を意識してエントリーシートを書くことをおすすめします。
- 「結論」を先に示す
- なぜ結論に至ったのか「理由」を書く
- 「具体例」で理由を強調する
- 再び「結論」を強調する
上記のような順序で文章を書くことを「PREP法」といいます。
PREP法を使うことで文章にまとまりが生まれるので、採用担当者にとって就活生がどのようなテーマに焦点を当てているかがよく伝わるでしょう。
JERAで通過しやすいエントリーシートの書き方は、以下の例文を参考にしてみてください。
私がJERAを強く志望する理由は2点あります。
理由1: JERAが掲げる「JERA Zero CO2 Emissions 2050」という長期ビジョンに強く共感し、その実現に貢献したいと考えるからです。
大学時代、環境問題に関する研究プロジェクトに参加し、再生可能エネルギーの重要性を学びました。
発表会では、エネルギー転換の必要性と具体的な解決策を提案しましたが、その過程で、一企業の取り組みだけでは限界があり、産官学が連携して挑戦し続けることが不可欠だと痛感しました。
JERAが掲げるCO2排出ゼロに向けた挑戦は、まさにその実現に向けた重要な一歩であり、私自身もその一翼を担いたいと強く願っています。
理由2: JERAが国内外で展開する多様なエネルギープロジェクトに魅力を感じ、そこで自らの力を発揮したいと考えるからです。
具体的には、大学のゼミで行った海外発電所の事例研究が大きな影響を与えています。
発電所の立地選定から運営、現地スタッフとの協働に至るまで、プロジェクトを成功に導くには高度な専門性と柔軟性が必要不可欠だと学びました。
JERAが手掛ける国内外の発電所や再生可能エネルギープロジェクトは、まさにそうした能力が問われる分野であり、私の強みを存分に発揮できる舞台だと確信しています。
このように、JERAの長期ビジョンと多様なプロジェクトに共感し、自らの経験と力を活かせると感じたことが、志望する最大の理由です。
入社後は素直に学び、前向きに取り組み、チームと協力しながら、エネルギーの安定供給と環境負荷低減の両立に尽力する所存です。
JERAの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることで、選考通過率がアップします。
たとえば、JERAのミッションは「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」です。
これを文章に盛り込むといいでしょう。
企業が大事にしている事柄を取り上げれば、自分のやりたいことや将来像につなげて文章を作成するのもおすすめです。
数ある業界や競合他社ではなく、「なぜJERA」を選んだのかを明確にし、採用担当者がわかるように論理的に説明しましょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、主に就活生の論理的思考力を試すための手段ととらえると良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象ですが、企業は文章構成や、正しい論理に基づいた文章展開にも着目しています。
企業にエントリーシートを提出する前に、文章全体の見直しをしましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、技術職適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
それぞれ設問で「就活生からなにを聞き出したいのか」を意識して、エントリーシートに記入しましょう。
詳しいエントリーシートの対策方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
JERAの選考において、過去のエントリーシートの質問内容と記載例を紹介します。
事務・技術職のエントリーシート
学生時代に力を入れたこと
・あなたが学生時代に力を入れたことと、その経験から得た学びを教えてください。
【記載例】
学生時代に力を入れたことは、大学4年間を通して英語力の向上に取り組んだことです。
大学1年生の時点で、TOEICのスコアは588点と平均的な水準でした。
しかし、私はグローバル企業で活躍するためには、より高い英語力が必要不可欠だと考えています。
そこで、自己学習に加えて、meet upというサービスを活用し、外国人の方々と交流する機会を設けました。
生の英語に触れ、実践を重ねることで、リスニングとスピーキングの力を伸ばすことができました。
また、英語の授業では、ディスカッションやプレゼンテーションの機会が多くありました。
最初は論理的な主張を組み立てることが苦手でしたが、フレームワークを学び、感情に流されずに冷静に議論を展開する力を身につけることができました。
このように、自己学習と実践の機会を意識的に設けた結果、大学4年次にはTOEICのスコアを770点まで引き上げることに成功しました。
単に勉強するだけでなく、自ら成長の糸口を見つけ、着実に実行に移せたことが自信につながっています。
さらに、英語の学びを通して、異文化への理解と尊重の大切さも学びました。
meet upでの交流では、言語や文化の違いを乗り越え、お互いを理解し合うことの難しさを実感しました。
しかしそうした経験から、多様性を受け入れ、オープンな姿勢で物事に取り組む重要性を学びました。
このように、学生時代に英語力の向上に注力したことで、語学力だけでなく、論理的思考力、行動力、そして多様性を尊重する姿勢も身につけることができました。
JERAがグローバル企業として掲げる理念と合致する経験ができたと自負しており、こうした力を存分に発揮し、貴社の発展に貢献したいと考えています。
ポイント:最初に結論を述べることで、文章にまとまりが生まれます。
企業理念や経営方針と関連した内容を盛り込むことで、情報収集能力の高さや価値観がマッチしていることをアピールできるでしょう。
会社選びで大切にしていること
・あなたが会社選びにおいて大切にしている軸を教えてください。また、その軸に照らしてJERAに期待していることがあれば合わせて記載してください
【記載例】
私が会社選びにおいて大切にしている軸は、「社会貢献性」と「成長機会」の二つです。この二つの軸に照らして、貴社に対して大いに期待しています。
まず、「社会貢献性」についてです。
私は、企業が社会に対してどのような貢献をしているかを非常に重視しています。
エネルギーは現代社会の基盤であり、その安定供給は国民生活や産業活動に不可欠です。貴社は、エネルギーの安定供給を使命とし、国内外で多くの発電プロジェクトを展開しています。
特に、貴社が掲げる「JERA Zero CO2 Emissions 2050」というビジョンは、持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みであり、私自身もこの目標に共感しているのです。
脱炭素化の実現に向けた挑戦は、社会全体に対する大きな貢献であり、私もその一翼を担いたいと強く願っています。
次に、「成長機会」についてです。私は、自分自身が成長できる環境を求めています。
貴社は、エネルギー業界におけるリーディングカンパニーとして、多様なプロジェクトを展開しており、社員一人ひとりが専門性を高めるための機会が豊富にあります。
例えば、貴社では新入社員に対して海外研修の機会を提供しており、グローバルな視点からエネルギー問題に取り組む力を養うことができます。
また、社内インターンシップや選択型オンライン研修など、自己成長を支援する制度が充実している点も魅力です。
これらの制度を活用することで、私はエネルギー業界における専門知識を深め、実践的なスキルを身につけることができると確信しています。
さらに、貴社の企業文化も私の価値観に合致しています。
貴社は、公正で迅速な意思決定を可能とする経営体制を確保し、社員が「貴社で働けて良かった」と誇りを持てる企業文化を築いています。
これは、社員一人ひとりが自律的に働き、自己の成長と企業の発展を両立させるための重要な要素です。
私もこのような環境で、自らの力を最大限に発揮し、貴社の発展に貢献したいと考えています。
以上のように、私が会社選びにおいて大切にしている「社会貢献性」と「成長機会」の二つの軸に照らして、貴社は非常に魅力的な企業です。
入社後は、エネルギーの安定供給と脱炭素化の実現に向けて、全力で取り組む所存です。貴社での経験を通じて、自らの成長と社会への貢献を両立させ、持続可能な社会の実現に寄与したいと強く願っています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
時系列順に文章を組み立てて、端的に表現している点も評価ポイントです。
まとめ
本記事では、株式会社JERAの会社概要や求める人材像、エントリーシートの書き方などについて解説しました。
JERAは2015年に設立された日本最大の総合エネルギー企業です。
発電所の運営から燃料調達、電力・ガスの販売に至るまで、エネルギー供給の全ての過程を手掛けています。
「JERA Zero CO2 Emissions 2050」を掲げ、再生可能エネルギーの導入拡大と脱炭素化を重点課題としています。
JERAが求める人材は、エネルギー業界の専門性と高い倫理観を兼ね備えた人材です。
発電所運転管理や燃料調達など、それぞれの分野で卓越した技術力と経験が求められるでしょう。
また、グローバルな視野と語学力を持ち、海外プロジェクトにも携われることが期待されています。
エントリーシートを書く際は、JERAの長期ビジョンと多様なプロジェクトに共感し、自らの経験や能力をどのように活かせるかを具体的に記載することが重要です。
社会貢献への熱意や、成長意欲、倫理観など、JERAが重視する価値観を十分にアピールすることをおすすめします。
この記事が、JERAへの内定を目指す皆さまの一助となれば幸いです。
エネルギー業界で活躍し、持続可能な社会の実現に貢献したいという強い想いを持つ人材を、JERAは歓迎しています。