中部電力のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
この記事では、中部電力株式会社への就職を目指しているものの、エントリーシートの書き方に不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に中部電力ならではのエントリーシートでのアピール方法から、実際の記載例まで分かりやすく紹介しています。
ほかにも中部電力が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しく紹介していますので、中部電力の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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中部電力の概要
初めに、中部電力とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
中部電力とは
中部電力株式会社は、1951年に設立された日本の電力会社です。
中部地方を中心に電力供給を行い、地域のインフラを支えています。
中部電力の事業内容は、電気事業をはじめ、電気機械器具の製造・販売、熱供給事業など多岐にわたります。
中部電力は、安価で高品質なエネルギーサービスを提供し、地域社会とともに未来を創造することを目指している会社です。
中部電力は、電力供給の安定性と効率性を追求し、さまざまな大規模プロジェクトや技術革新に積極的に取り組んでいます。
例えば、東日本と西日本の周波数が異なる地域間での電力融通を可能にする「飛騨変換所」の建設などが挙げられるでしょう。
また、持続可能なエネルギー供給も目指しており、再生可能エネルギーの導入や省エネルギー技術の開発にも力を入れています。
これにより、環境負荷の低減とエネルギー効率の向上を図っているのです。
中部電力は、地域社会との共生を重視し、地域の発展に貢献するためのさまざまな取り組みを行っています。
これには、地域の教育機関や研究機関との連携、地域イベントの支援などが含まれます。
中部電力はこれからも地域社会とともに成長し、持続可能なエネルギー供給を実現するための挑戦を続けていくでしょう。
中部電力の採用難易度
中部電力の採用難易度はやや高いといえます。
エネルギー業界の有名企業だけに、求人倍率が高いからです。
とはいえ、採用大学を見る限りでは学歴フィルターはありません。
高難易度の大学から採用している実績もありますが、地方の高専からも採用しているからです。
以下で解説しますが、国公立・私立から地方レベルまで幅広い大学生を採用している実績があります。
エントリーシートなどの選考対策をすれば、すべての就活生にチャンスがあるでしょう。
中部電力の採用大学
中部電力の採用大学の実績は以下の通りです。
<大学> 東京大学、慶應義塾大学、立教大学、東北大学、九州大学、東京理科大学、千葉大学、早稲田大学、京都大学、大阪大学、明治大学、中央大学、静岡大学、神戸大学、筑波大学、立命館大学、福井工業大学 |
採用大学を見る限り、学歴フィルターは明確にはないでしょう。
中部電力の内定を得るためには、エントリーシートをはじめとする選考対策が重要です。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
中部電力が求める人材とは?
中部電力株式会社が公表している「求める人材」について解説します。
中部電力は、電力の安定供給と地域社会への貢献を使命としている企業です。
そのため、以下のような人材を求めていると考えられます。
1. 高い使命感と責任感を持つ人材
電力は社会のインフラを支える重要な役割を担っています。
中部電力は、電力の安定供給という重大な責務を全うするための高い使命感と責任感のある人材が求めているのです。
2. チームワークを重視できる人材
電力事業は発電、送配電、小売りなど多岐にわたる業務があり、各部門が連携してチームとして機能することが不可欠です。
そのため、コミュニケーション能力に長け、チームワークを大切にできる人材が重視されます。
3. 技術力と専門性を備えた人材
電力設備の運用や保守、新技術の開発など、高度な専門知識と技術力が求められる分野が多数に上ります。
そのため中部電力には、それぞれの専門分野で確かな技術力と知識を有する人材が必要です。
4. 変化に対応できる柔軟性のある人材
エネルギー政策の変化や再生可能エネルギーの導入など、電力業界を取り巻く環境は常に変化しています。
そうした変化に柔軟に対応し、新しい価値を創造できる人材が求められるでしょう。
5. 地域社会への貢献意識の高い人材
中部電力は地域に根ざした企業として、地域社会との共生を重視しています。
そのため、地域社会への貢献意識が高く、地域の発展に寄与したいという想いを持つ人材が望まれるでしょう。
中部電力が求めている人材像は、高い使命感と専門性、チームワーク力、変化対応力、地域貢献意識を持つ人です。
これらの要素を備えた人材が、中部電力の持続的な成長を支える原動力となるでしょう。
中部電力グループ各社の採用方向性の違いは?
中部電力グループは、エネルギー事業を中心に多岐にわたるサービスを提供しており、それぞれの会社が独自の採用方針を持っています。
以下に、中部電力グループ各社の採用方向性について説明します。
中部電力株式会社
中部電力株式会社は、電力の発電・供給を主な事業です。
採用においては、以下のような人材が求められるでしょう。
- 高い使命感と責任感:電力供給という社会的責任を果たすため、使命感と責任感のある人材が求められます。
- 技術力と専門性:高度な技術力と専門知識を持つ人材が重視されます。
- チームワーク力:多部門との連携が必要なため、チームワークを大切にできる人材が求められます。
中部電力パワーグリッド株式会社
中部電力パワーグリッド株式会社は、送配電事業を担当しています。
採用方針は以下の通りです。
- 安定供給への貢献:電力の安定供給を支えるため、技術力と責任感のある人材が求められます。
- 地域連携:地域自治体との連携が重要であり、地域社会に貢献する意識の高い人材が重視されます。
- 柔軟な対応力:電力自由化などの変化に対応できる柔軟性のある人材が求められます。
中部電力ミライズ株式会社
中部電力ミライズ株式会社は、電力の販売事業を担当している会社です。
採用においては、以下のような人材が求められるでしょう。
- 顧客志向:顧客のニーズに応えるため、顧客志向の強い人材が求められます。
- 創意と挑戦:新たな価値を創造し続けるため、創意工夫と挑戦心のある人材が重視されます。
- コミュニケーション能力:顧客や社内外の関係者との円滑なコミュニケーションが求められます。
共通の採用方針
中部電力グループ全体としては、以下の共通の採用方針を掲げています。
- 誠意と努力:誠意をもって努力し、社会の信頼に応える人材。
- 創意と挑戦:新たな挑戦を続け、優れたサービスを追求する人材。
- 自律と協働:個性を発揮しながら協働できる人材。
中部電力グループはこれらの方針に基づき、多様な人材を採用し、エネルギー業界の未来を共に築いていくことを目指しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳しい内容は、中部電力グループの採用ページで紹介されていますので、ぜひご覧ください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は就活生がどのような人物か、自社でどのように活躍してくれるかを知りたがっているのです。
就活生の優劣をつけるためではなく、個々人の能力や性格が企業の社風・仕事内容にマッチするかを見極めるためです。
また、就活生が社会人として働く意欲が高いかどうかも重要なポイントとなるでしょう。
高いモチベーションで働く社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献できる可能性が高いからです。
もう一つ重要なポイントとして、「志望動機」があります。
「なぜほかの企業ではなく自社を志望したのか」という点を明確に示し、志望度の高さをアピールしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは「結論から」書き始めると説得力が増します。
具体的には、以下の順番を意識してエントリーシートを書くことをおすすめします。
- 「結論」を先に示す
- なぜ結論に至ったのか「理由」を書く
- 「具体例」で理由を強調する
- 再び「結論」を強調する
上記のような順序で文章を書くことを「PREP法」といいます。
PREP法を使うことで文章にまとまりが生まれるので、採用担当者にとって就活生がどのようなテーマに焦点を当てているかがよく伝わるでしょう。
中部電力で通過しやすいエントリーシートの書き方は、以下の例文を参考にしてみてください。
私が中部電力株式会社を強く志望する理由は2点あります。
理由1: 一つ目は、中部電力の使命である「電力の安定供給と地域社会への貢献」に強く共感し、その実現に貢献したいと考えるからです。
具体例: 大学時代、ボランティア活動を通じて地域社会に貢献する機会がありました。
高齢者施設での話し相手や清掃活動などを行いましたが、その中で地域社会に貢献することの大切さを学びました。
また、メンバー同士で役割分担を決め、互いに協力し合うことで効率的に活動を行えたことから、チームワークの重要性も実感しました。
このような経験から、中部電力の使命に強く共感するに至ったのです。
理由2: 二つ目は、中部電力が取り組む再生可能エネルギーの導入や省エネルギー技術の開発など、持続可能なエネルギー供給への挑戦に共感し、その実現に携わりたいと考えるからです。
具体例: 学生団体で環境保護をテーマにしたイベントを企画した際、環境に配慮しつつ参加者にも魅力的なイベントを提供する必要がありました。
そこで、ごみの削減や再生可能エネルギーの活用など、さまざまな工夫を重ねました。
結果として、環境に配慮しながらも参加者から好評を博すことができ、私自身も大きな達成感を得ました。
中部電力が目指す持続可能なエネルギー供給は、まさにこの経験と合致しており、私のチカラを発揮できる分野だと確信しています。
中部電力の使命と挑戦に共感し、自らの経験と力を活かせると感じたことが、志望する最大の理由です。
入社後は素直に学び、前向きに取り組み、チームと協力しながら、地域社会に貢献できる電力会社を目指して尽力する所存です。
中部電力の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることで、選考通過率がアップします。
たとえば、中部電力の経営ビジョンである「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」です。ビジョンを文章に盛り込むといいでしょう。
企業が大事にしている事柄を取り上げれば、自分のやりたいことや将来像につなげて文章を作成するのもおすすめです。
数ある業界や競合他社ではなく、「なぜ中部電力」を選んだのかを明確にし、採用担当者がわかるように論理的に説明しましょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、主に就活生の論理的思考力を試すための手段ととらえると良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象ですが、企業は文章構成や、正しい論理に基づいた文章展開にも着目しています。
企業にエントリーシートを提出する前に、文章全体の見直しをしましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、技術職適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
それぞれ設問で「就活生からなにを聞き出したいのか」を意識して、エントリーシートに記入しましょう。
詳しいエントリーシートの対策方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
中部電力の選考において、過去のエントリーシートの質問内容と記載例を紹介します。
事務・技術職のエントリーシート
学生時代に力を入れたこと
・あなたが学生時代に力を入れたことと、その経験から得た学びを教えてください。(800文字以下)
【記載例】
学生時代に力を入れたことは、環境保護活動サークルでの活動です。
私はこのサークルで2年間副代表を務め、メンバーの増員や活動の企画運営に尽力しました。
具体的には、新入生勧誘のためのイベントを複数企画し、サークル説明会の運営や広報活動を行いました。
その結果、入学した新入生の半数以上が当サークルに加入するなど、メンバー数を大幅に増やすことができました。
また、定期的な清掃活動や環境教育イベントの企画運営を行い、地域住民や小中学生に環境保護の大切さを伝えるなど、活発な活動を展開しました。
このような活動を通じて、以下の3点を学びました。
- リーダーシップとチームワークの重要性
副代表としてメンバーをまとめ、目標達成に向けて導く必要がありました。
一方で、メンバー一人ひとりの意見を尊重し、協力してこそ成果が出せることを実感しました。リーダーとメンバーが一体となり、お互いを高め合うことの大切さを学びました。
- 企画力と実行力
イベントの企画から運営、広報までを一貫して行いました。
目的に合わせて具体的な計画を立て、メンバーと協力して実行に移す力が求められました。
計画通りにいかない場合も、臨機応変に対応する必要があります。
このように、企画力と実行力の両方が重要であることを学びました。 - 社会貢献の意義
環境保護活動を通じて、地域社会に少しでも貢献できたことを誇りに思っています。
活動の成果が社会に還元されることで、活動する意義を実感できました。
社会に役立つことの喜びと、社会貢献の大切さを学べたのです。
このように、サークル活動を通じてリーダーシップ、企画力、社会貢献の意義など、様々なことを学びました。
中部電力での業務でも、こうした経験と学びを活かし、社会に貢献できる人材となれると確信しています。
ポイント:最初に結論を述べることで、文章にまとまりが生まれます。
企業理念や経営方針と関連した内容を盛り込むことで、情報収集能力の高さや価値観がマッチしていることをアピールできるでしょう。
入社して実現したいこと
・あなたが入社後に実現したいことについて教えてください。(600字以内)
【記載例】
貴社に入社して実現したいことは、再生可能エネルギーの導入促進と、地域社会への貢献の両立です。
再生可能エネルギーは、環境負荷が小さく、将来にわたり持続可能なエネルギー源です。しかし、自然条件による発電量の変動や、設備コストの課題があります。
私は入社後、技術開発や新たなビジネスモデルの構築を通じて、再生可能エネルギーの課題解決に取り組みたいと考えています。
具体的には、太陽光や風力などの再生可能エネルギーと、蓄電池や水素エネルギーなどの新技術を組み合わせた、効率的で安定したエネルギーシステムの実現を目指します。
また、地域の特性に合わせた最適なエネルギーミックスを提案し、地域社会の脱炭素化に貢献していきたいです。
同時に、貴社の使命である「地域社会への貢献」も重視します。
電力は社会インフラの根幹を成すものです。
電力の安定供給を通じて、地域の産業や生活を支えることはもちろん、地域社会の課題解決にも取り組んでいきたいと考えています。
例えば、地域の自治体や企業と連携し、スマートシティの構築に携わることで、エネルギーの最適利用と地域活性化の両立を図ります。
また、電力インフラの整備を通じて、災害に強い地域づくりにも貢献できると考えています。
このように、再生可能エネルギーの導入促進と地域社会への貢献を両立させることで、貴社が目指す「持続可能な社会の実現」に貢献できると確信しています。
入社後は、技術力と創意工夫を発揮し、この目標の実現に全力を尽くす所存です。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
時系列順に文章を組み立てて、端的に表現している点も評価ポイントです。
まとめ
本記事では、中部電力株式会社の会社概要や求める人物像、採用方針などについて解説しました。
中部電力は1951年に設立された電力会社で、中部地方を中心に電力の安定供給と地域社会への貢献を使命としています。
電力の発電から送配電、販売まで幅広い事業を手掛けており、高度な専門性と技術力が求められる企業です。
中部電力が求める人材は、高い使命感と責任感、チームワーク力、専門性、変化対応力、地域貢献意識の高さなどが挙げられます。
電力インフラを支える重要な役割を担うため、特に社会的責任を全うする強い意志が重視されるでしょう。
採用において、中部電力グループ各社でそれぞれ独自の方針を掲げています。
「誠意と努力」「創意と挑戦」「自律と協働」は、共通の価値観です。
将来的にはグループ内での人材交流も視野に入れています。
エントリーシートを書く時は中部電力の使命と挑戦に共感し、自身の経験や学びを具体的に示すことが重要です。
中部電力で実現したいことや、社会に貢献したいという熱意を伝えることができれば、高く評価されるでしょう。
この記事が、中部電力への内定を目指す皆さんの一助となれば幸いです。
エネルギー業界の未来を担う人材として、ぜひ中部電力への挑戦を検討してみてください。