【業界研究】ホテル業界は!特徴や向き不向きは?選考に役立つ情報を徹底解説!

【業界研究】ホテル業界は!特徴や向き不向きは?選考に役立つ情報を徹底解説!

2024/8/27更新

はじめに

就活を成功させるためには業界研究が欠かせません。

業界のメリットやデメリットを理解しておかなければ、入社後にギャップを感じてしまうかもしれません。

そこで、毎年就活生に人気の業界となっているホテル業界について、その市場規模や職種、メリット・デメリット、業界ランキングについてご紹介します。

この記事は主に以下のような内容を知りたい就活生を対象としています。

この記事の対象
  • ホテル業界を志望している
  • ホテル業界の実態を知りたい
  • ホテル業界の選考対策をしたい

ホテル業界を目指している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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この記事の結論

まず結論からお伝えしますと、ホテル業界への就職難易度はそれほど高くありません。

ドラマや映画などでもよく舞台になることがありますし、とても華やかなイメージがあるため、一見ハードルが高そうに感じるでしょう。

しかしながら、サービス業界全般に共通していることとして、入職者と退職者が比例していると言われています。

ただし、ホテルの種類や志望している業務によっても難易度は異なってきます。

いずれにしても内定を獲得するためには、必ず選考対策をしなければなりません。

業界理解を深めることはもちろんですが、自己分析やエントリーシート・面接対策もしっかりしていきましょう。

後ほど具体的な方法について解説していきますので、ホテル業界を志望している方は、ぜひ最後までお付き合いください。

ホテル業界とは?

ホテル業界とは?

ホテル業界とは、主にお客様に宿泊用の客室を提供するサービスが集まった業界のことです。

そしてひとくちにホテル業界と言っても、さまざまな種類があり、それぞれ提供するサービスは異なります。

複数の種類が存在するため、本項ではインバウンド顧客もよく利用している次の3種類について解説します。 

種類
  • ビジネスホテル
  • シティホテル
  • リゾートホテル

ビジネスホテル

出張などのビジネス利用を目的としたホテルであり、駅の近くなど交通の利便性が良いところに立地しています。

ビジネス利用のため、部屋は最低限の簡素な作りとなっています。

具体的な例でいうと、東横INNやアパホテル、三井ガーデンホテルや西鉄ホテルなどが代表的であると言えるでしょう。 

シティホテル

その名の通り、観光地ではなく街中に立地しているホテル全般を指します。

利用客はビジネス客の場合もあれば、交通の利便性を重視した観光客の場合もあります。

レストランやバー、フィットネスジムやスパなどが充実していることが魅力で、宿泊料金も比較的高額です。

有名どころでいうと、ヒルトンやシェラトンなどの外資系が挙げられます。

リゾートホテル

温泉やメジャーな娯楽施設の近くなどいわゆる観光地に立地しており、夏季休暇や冬季休暇などの余暇を楽しみに訪れる観光客を対象としたホテルです。

調度品にこだわった部屋の内装や、露店風呂やジャグジー、ジムやカラオケなどの艦内設備が充実しており、有名レストランが施設内に併設されています。

ホテル業界の現状は?

それではホテル業界の現状について見ていきましょう。

ホテル業界では、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、これまでと大きく変化していっています。

具体的に挙げると、テレワークに関する設備やサービスの増加やWeb・SNSマーケティングの活性化、感染症対策の徹底、IoTやAIなどの最新システムの導入、インターネットを利用した予約の増加などです。

そして、2020年以降新型コロナウイルス感染症の影響から市場規模が激減していました。

中には倒産となってしまったホテルも多くあります。

しかしながら2022年にはコロナ禍以前の約7割、現在では約9割程度まで復活していると言われています。

このようにホテル業界の景気は順調になってきているようです。

その一方で、人材不足という問題も抱えています。

その背景としては、コロナ禍で流出してしまったことが挙げられるでしょう。

そうした人材を取り戻すために、賃上げや待遇面の向上・見直しなどをしているホテルも多数あります。

ホテル業界の未来は?

前章で現状について分かったところで、ホテル業界の未来についても確認しておきましょう。

就職するうえでは非常に重要な情報です。

ホテル業界の将来性については、今後需要が増えていくと考えています。

というのも、2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大後には、緊急事態制限や外出自粛により、ホテルの宿泊客は激減しました。

しかし最近では、国の旅行支援や県民割といったプロモーション施策が追い風となり、需要がかなり回復しています。

さらに、ビジネスの往来も再開しており、ビジネス利用の客も増加することが見込まれます。

こうした需要回復の兆しは今後も続いていくことでしょう。

ホテル業界の職種

職種内容①:広報

広報業務は、魅力を幅広い方に知ってもらうためにテレビや雑誌、Webメディア、SNSなどを活用して宣伝をします。

具体的な業務内容は、報道機関に向けた情報の提供や取材依頼、対応などがあります。

職種内容②:施設管理

施設管理業務は、宿泊客が快適に滞在できるよう、空調やエレベーターなどホテルのさまざまな設備の管理・修理を行います。

各種設備の点検やメンテナンスをする「設備管理」ホテル内を清潔にする「清掃管理」防災や消防のための「保安管理」の3つに分けることができます。

職種内容③:フロント

フロントは、ホテルの宿泊客のチェックイン・チェックアウトの対応や案内などを行います。

主な仕事は、予約の管理や客室の振り分け、荷物の預かり、会計、電話対応などです。

さらに、客室から宿泊施設の周辺について聞かれた際にも対応するため、「観光インフォメーションセンター」のような役割もあると言えるでしょう。

職種内容④:ドアマン

ドアマンは、ホテルの正面玄関におり、宿泊客が訪れた際にドアをあけたり、車の鍵を預かって駐車したりします。

その他には、雨が降っているとき、宿泊客が濡れてしまわないように傘をさしたり、混雑しているときには、車の誘導をすることも業務のひとつです。

また、ホテルに不審人物が侵入することのないよう監視している「警備員」のような一面もあります

職種内容⑤:コンシェルジュ

コンシェルジュは、宿泊客からのありとあらゆる要望に対して、可能な限り応える職種です。

例えば、宅配便やタクシーの手配をしたり、レストランの予約をしたりとその要望は多岐に渡っています。

このように、ホテル業界には、さまざまな職種があります。

みなさんが想像するような、実際宿泊客と接する職種や、接客することなく裏方として働く職種も存在しているのです。

ここでは主な職種を5つ紹介します。

自分の強みはどの職種で活かせそうか、またやりたいことができそうなものはどれか探してみてください。

 

ホテル業界の市場規模・推移

ホテル業界業績推移グラフ

ホテル業界の年別宿泊者数推移グラフ

市場規模の推移について言及すると、2007年頃から業績は伸び悩み、減少傾向にありましたが、2022年頃から業績は回復し、現在は成長傾向で推移しているようです。

これは訪日外国人観光客増加による影響が大きかったと見られています。

観光庁の調査によると、日本人の宿泊者数以上に、外国人の伸びが著しいことが伺えます。

コロナ禍以降苦しい状況に立たされていたホテル業界ですが、現在では国内需要の回復傾向にあり、インバウンド市場への更なる成長が期待できるでしょう。 

ホテル業界の売上高ランキング

ホテル業界の売上高ランキング

ホテル業界の売上高ランキングは上記のグラフの通りです。

ひとくちにホテル業界と言っても、その事業形態についてはさまざまですので、選考を受ける前には必ず細かくチェックするようにしてください。

 

ホテル業界の大手企業紹介

前章では売上高ランキングについて説明しましたが、ここではみなさんも知っているような大手企業について紹介します。

株式会社プリンスホテル

 株式会社プリンスホテル

出典元:会社概要|Seibu Prince Hotels & Resorts【公式】

株式会社プリンスホテルは業界動向リサーチを参考にした売上高ランキング1位である西武グループが運営している企業です。

国内外に49のホテルを展開しているグローバル企業でもあり、日本でも最大級のチェーンホテルです。 

リゾートトラスト株式会社

リゾートトラスト株式会社

出典元:リゾートトラスト

リゾートホテル・シティーホテルなどを運営している企業です。

国内では41ヶ所、ハワイでは1ヶ所のホテルを持ち、国内外で活躍しているグローバル企業でもあります。 

またその他には、ゴルフ場を13か所、メディカル11か所、シニアレジデンスを23か所保有しており、ホテル事業以外も行っているのが特徴です。

株式会社ルートインジャパン

株式会社ルートインジャパン

出典元会社情報|ホテル・ビジネスホテルの宿泊予約サイト

株式会社ルートインジャパンは、ビジネスホテルの運営・開発・設計・建設・メンテナンスを行っている企業です。

現在ホテル数は391施設、客室数は4万3,000室あり、国内のホテル業界において第3位の規模を誇っています。

主要ブランドとしては、ホテルルートイン・グランヴィリオホテルがあります。

ホテル業界で働くメリット

ホテル業界で働く魅力は一言では表せないほど多数あります。

ここではメリットについて紹介していきます。

ハイレベルなビジネスマナーや丁寧な言葉遣いが身につく

ホテル業界とは「究極のサービス業」とも言われるほど、日々の業務の中で宿泊者に対しておもてなしをします。

そこで必要不可欠となるのが「ハイレベルなビジネスマナーや丁寧な言葉遣い」です。

接客していくうちに自然と身に付き、そして得たスキルは、もし転職するとなってもかなり重宝されることでしょう。

さまざまな職種を経験できる

ホテルの仕事といえば、フロントやコンシェルジュを真っ先に思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、ホテルにはその他にもたくさんの仕事があります。

同じ企業でありながら全く異なる職種にジョブチェンジできるなんてケースは少なくありません。

転職せずともここまで多岐に渡ったさまざまなスキルや経験をできる業界は数少ないです。

そのため、ジョブローテーションが行われるというのはホテル業界に就職することの大きなメリットのひとつと言えます。

ホテル業界で働くデメリット

ホテル業界は、一見すると華やかなイメージがありますが、実際に働くと大変なこともたくさんあります。

志望職種に就けるとは限らない

ホテル業界だからといって、誰もがベルマンやレセプションなどの宿泊客と直接接点を持つサービス業務を担当するわけではありません。

ときには委託業者と共同で、法人や団体に向けて旅行プランを提案する営業や、他社との差を図るためのイベントやプラン作成を担当する開発など、多種多様な職種が存在します。

中には特定の職種で募集されている場合もありますが、新卒採用ですと、まずは現場から始めることになるのがほとんどです。

そのため、必ずしも自分が志望していた職種にすぐ就けるわけではないということを覚えておきましょう。

高給料というわけではない

ホテル業界の給料は、他の業界と比較して高いとは言えません。

勤務時間も長く、休みも不定期のため、仕事のわりには給料が少ないと感じる場合も往往にしてあるでしょう。

ホテルの仕事にやりがいを感じていて、給与額にも満足していれば問題はありませんが、仕事内容と給料が見合ってないと感じていると、仕事を続けていくことも難しい、と退職者が多いのが現実です。

ホテル業界への就活を成功させるためには

まず就活を成功させるためには、業界に関わらず選考対策することが必須事項です。

特にエントリーシートのブラッシュアップ、面接対策は必ず行うようにしましょう。

その際に、業界特有の志望動機の書き方やアピール方法を工夫していくことが最も理想的です。

ホテル業界の選考においてのポイントは主に以下の2つがあります。

選考のポイント
  • ホテル業界は人間性重視
  • ホテルで働く将来像は具体的に想像する

それぞれ詳しく解説していきます。

ホテル業界は人間性重視

ホテル業界の面接は、人間性重視で行われます。

むしろ人間性を見ていない企業はないと言っても過言ではありません。

そういった選考において、好印象を残すためには「清潔さ」「礼儀正しい立ち振る舞い」「丁寧な言葉遣い」これらは必須です。

そのため、「お客様に笑顔で対応できるか」「他人とのコミュニケーションはどうか」「アイコンタクトはとれるか」といったあたりをチェックされるでしょう。

その他の業界を志望するにも重要なことですが、ホテル業界ではより一層求められてきます。

特に現在のホテル業界は人材不足であることから、即戦力を求めている可能性が高いです。

したがって、これから身につけられるスキルよりも、人間性を重視されるということを頭に入れておきましょう。

ホテルで働く将来像は具体的に想像する

まず、ご自身が将来ホテルで働く姿を具体的に想像するようにしましょう。

あなたがイメージしているホテルでの働き方が、エントリーシートを提出する企業で本当にできるのか、そこが非常に重要なポイントです。

というのも、ひとくちにホテルと言ってもさまざまなタイプがあり、リゾート地にあったり、ビジネスに特化していたりします。

ホスピタリティ精神は、どんなホテルでも大切なことですが、ユーザー層が異なれば求められるものは変わってきます。

そこで具体的にイメージしておくことで、志望動機にしっかりとした軸を持たせることができ、さらに入社後のミスマッチも防げますので、どんなホテルで働きたいのかを考えてから対策に取り掛かるようにしましょう。

ES・面接頻出質問をご紹介

志望動機

私は日本の魅力を世界に伝えていきたいと思い、貴社を志望しています。
私は大学時代に、カナダとオーストラリアの2カ国への留学を経験しました。
その際、海外での日本に対する認知度の低さにショックを受けたことを、今でも覚えています。
それまで、漠然と日本の文化は受け入れられていて、世界から好感を持たれていると認識していました。
しかしながら、留学先では自己紹介で日本人と伝えていても、K-POPの話題を持ち出されたり、中国語や韓国語で挨拶されたりと、周辺国との違いがわかっていないようでした。
日本には世界に誇るべき文化や礼儀があります。
しかしながら、世界的にみるとまだまだ浸透していません。

私はこのような経験を通して、日本の魅力を伝えていくべきだと再認識しました。
貴社では、インバウンド観光事業に注力しており、昨年の訪日外国人観光客取扱額第1位の実績もあります。
そのため貴社であれば、私の夢である日本の魅力を世界に伝えていくことができると考えています。
入社後には「また日本に来たい」「日本の文化は本当に素晴らしい」と思ってもらえるようなきっかけ作りとなるよう、広告活動に携わりたいです。

あなたの強みを教えてください。

私の強みは、柔軟な対応力とマネジメント力です。

学生時代にはホテルのフロントスタッフとして、チームリーダーを経験しています。

そこでは、スタッフ間のコミュニケーションを円滑にすることで、効率的な運営を実現しました。

急なトラブル時にも、冷静に状況を判断し、チーム全体をまとめ、解決へと導くことができました。

この経験から、入社した際にも柔軟な対応力とマネジメント力を活かして、貴社のさらなる発展に貢献します。

このように、ホテル業界の中でも志望企業でなければならない理由を明確に示すようにしましょう。

これらの回答は、自己分析、企業・業界研究の質が評価に大きく関わってきます。

入念に行うようにしましょう。

また、具体的な面接対策を紹介している記事などが他にありますので、是非合わせて読んでみてください。

まとめ

今回はホテル業界の基本情報から就活に役に立つ知識やメリット・デメリット、対策方法を細かく見ていきました。

ホテル業界の選考は人間性重視であるため、どんな方にでも内定獲得のチャンスはありますよ。

また英語はもちろんですが、中国語、ロシア語などの訪日観光客でよく使われる言語スキルを持つ人が重宝されている傾向にあります。 

そのため学生のうちに英語以外の言語を習得しておくのも、就活において圧倒的なアドバンテージになるはずです。

ホテル業界には辛い一面もありますが、その分やりがいも感じられるのが魅力です。

いずれにしても、就活生を成功させるためや入社後の後悔をなくすには、業界研究することは欠かせません。

ホテル業界を目指している方や、どんな業界がよいか悩んでいる方は、ぜひこの記事を活用して業界研究をしてくださいね。

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