使いまわした志望動機はバレている!使いまわしがバレにくい志望動機の作り方と特徴を紹介!
2024/5/31更新
はじめに
エントリーシートを複数の企業に提出するには、志望動機は使いまわした方が効率的です。
株式会社キャリタスが公開している「2024年卒 5月1日時点の就職活動調査」によれば、2024年卒の就活生の平均エントリー数は23.2社でした。
忙しい就活生にとって志望動機の作成は、効率的な就職活動において対策必須の重要課題だといえます。
使いまわした志望動機が採用担当者にバレた場合は、その企業に就職することは難しくなるでしょう。
使いまわしやすくバレにくい志望動機があれば、就活を有利に進められるはずです。
今回は志望動機を使いまわす方法と、使いまわしがバレたときのデメリットを紹介していきます。
この記事では志望動機を使いまわしたい就活生に向けて、使いまわしやすい志望動機の特徴を解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
- 効率的に志望動機を使いまわしたい
- 使いまわしやすい志望動機を作りたい
- 志望動機に使いまわしが企業にバレたらどうなるの?
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この記事の結論【志望動機は効率よく使いまわす】
志望動機は部分的に使いまわして、効率よく就職活動を進めていく必要があります。
企業の採用担当者は、就活生の志望動機が使いまわされている前提で見ています。
使いまわした不自然さが残る志望動機は、すぐに書類選考で落とされるので細心の注意が必要です。
志望動機の使いまわしがバレるのは、使いやすい無難な言葉を使っているため無個性な志望動機になり、熱意がまったく感じられないからです。
使いまわしやすい志望動機は自分の軸が組み込まれており、伝わりやすい文章のパターンに沿って作られています。
自分の強みやエピソードがはっきりしていれば、使いまわしやすい志望動機が作れるようになるはずです。
就活を効率よく進めていくためには、複数の企業にエントリーシートを提出しなければなりません。
この記事で紹介している方法で、使いまわしやすい志望動機を作り込んでください。
志望動機の使いまわしは企業にバレている
志望動機の使いまわしは、毎年行われている新卒採用において珍しいことではありません。
自分が提出している志望動機も、使いまわしを疑われているという前提で考えてください。
エントリーシートを例に出すと、コピペを使った文章に気づける採用担当者は72.9%もいるというデータがあります。
企業の採用担当者も、就活生が複数の企業にエントリーシートを提出していることを知っています。
志望動機を使いまわすときはバレる前提で、不自然にならないように注意が必要です。
使いやすい志望動機は、他の就活生も使いまわしている
本やネットで見つかる使いやすい志望動機は、他の就活生も必ず見つけています。
内容を少し変えたくらいの変更では、似たような志望動機にしかなりません。
志望動機としてもっともらしく見える単語や言い回しも、使いまわすには注意が必要です。
複数の就活生が同じ企業にエントリーするので、自然と同じ言葉ばかり使われます。
使いやすい言葉や志望動機は、企業には無個性に映り書類選考を通過できません。
簡単に見つけられる志望動機は、参考にする程度に控えておきましょう。
コピペと生成AIは、チェックするサービスがある
ネットで手に入る情報には、転用した情報かどうかを確認するサービスがあります。
生成AIの進化は目覚ましく、現在ではエントリーシートを作成できるまでになりました。
生成AIに限らず、ネットで集められる情報の流用は、無料のサービスで判定できるでしょう。
生成AIは誰でもかんたんに利用できるので、就活でも活用できるサービスです。
しかし就活生は、生成AIが持つ一番の問題点である文章の違和感を見落としがちです。
企業の採用担当者が気づいてしまえば、書類選考で落とされてしまうでしょう。
ネットの情報ばかりに頼ってしまうと、志望動機の改善も難しくなるので注意してください。
志望動機を早くアレンジする方法
志望動機を使いまわすためには、ポイントを押さえて効率よくアレンジする必要があります。
ここでは、志望動機をアレンジするための2つのポイントを紹介します。それぞれ解説していきます。
- 強みだけを使いまわす
- 企業や業界で変更する部分を変える
強みだけを使いまわす
自分の強みはオリジナルの要素を出しやすく、他の就活生と被りにくいので、使いまわすには最適なポイントです。
複数の企業の面接で質問されても、自分の特徴をしっかりとアピールできるでしょう。
しかしどんなに個性的な強みでも、そのまま使いまわすのはNGです。
企業の社風や企業理念など、組み合わせやすいポイントに合わせて、内容を少し変えておくとベストです。
難しい場合は志望動機全体に合わせて内容が矛盾しないように、文章を整えておきましょう。
企業や業界で変更する部分を決めておく
就職したい業界がある程度決まっているなら、事前に変更する部分を決めておくのがおすすめです。
業界を目指すきっかけは、同じ業界であれば特に変更する必要はありません。
この場合、必要になるのは企業に応募した理由です。
「なぜこの企業に応募したのか?」
「なぜこの企業でなければいけないのか?」
上記のような疑問に徹底的にフォーカスして、志望動機を考えましょう。
業界を目指す理由は熱意にあふれているのに入社したい理由が薄いと、理屈が通っていても不自然に見えてしまうので、熱意を込めて作りましょう。
使いまわしがバレる志望動機によくある特徴
使いまわしがバレる志望動機の特徴は、以下の3つです。
- 企業に対するメッセージが入っていない
- どの業種にも当てはまる表現でごまかしている
- 志望動機の文章内で矛盾がある
使いまわしやすい文章は無個性になりがちで、企業に対して熱意が伝わりません。
とっておきのエピソードを入れていても、文章が破綻していれば使いまわしを疑われるでしょう。
志望動機を使いまわすときには、完成後に3つの特徴が出ていないか見直すようにしてください。
良い志望動機は3つの特徴がある
企業がつい見てしまう志望動機には、3つの特徴があります。それぞれ解説していきます。
- 募集要項・求人票が読み込まれている
- 企業が求める人材に合わせた強みがアピールできている
- 結論からはじまり、全体が読みやすい
募集要項・求人票が読み込まれている
企業が公開している募集要項や求人票は、応募する時点で読み込んでおく必要があります。
募集要項は、企業が就活生に向けたメッセージです。
採用にあたり、必要なことは募集要項や求人票にすべて記載されています。
志望動機を考えるには、企業研究や業界研究も重要な就活対策の1つです。
しかし、肝心の募集要項・求人票を理解していないと、見落としがあっても気づけません。
志望動機を作る前に、募集要項の内容にはしっかりと目を通しておきましょう。
企業が求める人材に合わせた強みがアピールできている
ほとんどの就活生が志望動機に自分の強みを記載して、企業にアピールしています。
良い志望動機の条件は企業が求める人材と、就活生の強みがマッチしていることです。
就活生にとって自分の強みはアピールしやすく、就活生ごとの個性がでやすいポイントです。
強みが企業とマッチしていれば、志望動機はより魅力的になり、採用担当者の目に止まりやすくなります。
長所とセットで短所まで記載するときは注意が必要です。
人はマイナス面の方が印象に残りやすいので、せっかくのアピールが逆効果になってしまいます。
短所を記載する場合は、短所を補うための対策を記載してマイナス面をカバーしましょう。
結論からはじまり、全体が読みやすい工夫がある
志望動機で一番初めに目にする書き出しには、結論を書くようにしましょう。
企業にもよりますが、採用担当者が見なければいけない志望動機の数は、1件や2件ではありません。
志望動機も冒頭で興味を持ってもらえなければ、最後まで読んでもらえない可能性があります。
気合の入った志望動機ほど伝えたい熱意が入るので、順序立てて説明しようとしてしまいます。
読みやすいのは大事ですが、よほど目立つキャッチコピーでもない限り、採用担当者にとってはよくある志望動機でしかありません。
少しでも採用担当者の目に止まるためには、結論を初めに書くようにしましょう。
そのうえで、全体が読みやすくまとまっていれば、志望動機の書き方として理想的といえます。
志望動機を使いまわすデメリット
志望動機を使いまわすデメリットは、以下の2つです。それぞれ解説していきます。
- 主張にズレが発生してしまう
- 改善点に気づきにくくなる
主張にズレが発生してしまう
志望動機を使いまわすと、伝えたい主張にズレが発生することがあります。
自分自身が意図していない形で採用担当者に理解されていると、面接で質問された場合に返答が難しくなります。
ほとんどの就活生が面接では緊張してしまい、予想外の質問にはうまく返答できません。
企業側は志望動機に書いてあることを質問しているだけなのに、なかなか返答できない就活生を準備不足と評価してしまうでしょう。
原因は志望動機を使いまわしたあとに、文章全体を見直さなかった点にあります。
完成した志望動機は必ず見直しをして、自分の主張が変わっていないか確認してください。
改善点に気づきにくくなる
使いまわした志望動機で複数の企業に応募した場合、書類選考の合否の理由が判断しにくくなります。
狙った企業の書類選考が通過できていればいいですが、思ったように進まないのが就活です。
魅力がない志望動機はいくら使いまわしても、書類選考で落とされます。
志望動機を使いまわした結果、志望動機の改善点がわからなくなるなら、時間の無駄遣いといえます。
複数の企業に応募するのが目的ではなく、内定を受けることが本来の目的です。
志望動機は使いまわすにしても、変えようがない自分のエピソードだけにしましょう。
志望動機全体は企業に合わせて変えた方が、他の企業にエントリーするときの改善点として活用できます。
志望動機を使いがちなNGワード11選
志望動機に使いがちなNGワードを集めました。早速、見ていきましょう。
- 常に学びたい
- 働きやすい環境
- 大手企業として
- 何でも頑張ります
- 社風に魅力を感じた
- サービスに感動した
- ステップアップできる
- 福利厚生に魅力を感じた
- 大きな仕事をしてみたい
- ともに成長していきたい
- 社会の役に立つような仕事がしたい
上記のNGワードに共通しているのは、自分主体で使いまわしやすいという点です。
企業に「私を採用するメリット」をアピールするには、使いにくい言葉だといえます。
企業主体に志望動機を作っていくと、自然にNGワードは減っていきます。
NGワードばかりの志望動機を作っている就活生は、一度志望動機の視点を見直してみましょう。
使いまわしやすい志望動機を作る方法2選
志望動機として使いまわしやすい要素は、強みと体験談です。
自分の志望動機が使いまわしにくいと感じている就活生は、以下の方法で志望動機を使いまわす準備を始めましょう。それぞれ解説していきます。
- 志望動機を使いまわすには、志望動機の型を決める
- 使いまわしやすい自分の軸は、自己分析で見つける
志望動機を使いまわすには、パターンを決める
志望動機はパターンを決めておくと、部分的に使いまわしやすくなります。
説明に適した文章には決まりきったパターンが存在しており、わかりやすい志望動機も同じパターンを利用しています。
志望する業界にフォーカスして、まずは志望動機の例をインターネットから探してみましょう。
いくつか例を見てみると、似たような順序で志望動機を説明している例文が見つかるはずです。
志望動機は企業に合わせて、自分が共感した部分や自分の強みが活かせる理由を変えて説明していきます。
1つでいいので、見つけた例文に合わせて志望動機を作り込んでください。
ポイントは自分の強みや体験談をしっかりと取り入れることです。
とくに体験談はエントリーする業種が変わらない限り、変える必要がほとんどない強力な個性です。
ぜひ、自分のベストエピソードを選んでください。
志望動機の例は、以下の記事でも紹介しています。参考にしてください。
使いまわしやすい自分の軸を自己分析で見つける
自分の軸がはっきりしていない就活生におすすめの対策が自己分析です。
自己分析は「めんどくさい」「恥ずかしい」といった理由から、就活生の取り組みが甘くなります。
ライバルの就活生に差をつけるためにも、自己分析で自分を見つめなおしましょう。
- 自分史
- マインドマップ
- ジョハリの窓
- ライフラインチャート
- 16Personalites(MBTI診断)
自分史
自分史は、自分の人生に起きたことを年表にまとめて振り返る自己分析法です。
自分史の利点は、自分に影響を与えた出来事を一覧で確認できる点です。
自分の価値観を客観的に理解できるだけでなく、視点を広げれば自分が周囲に与えた影響まで把握できるでしょう。
自分史で書き出す要素は、以下の5つです。
- 出来事がいつ起きたのか
- 出来事の内容
- 出来事が起きたときに感じたこと
- 出来事が通して学んだこと
- 出来事以降に変わったこと
自分史を作れば、自分の体験を客観的に理解できるでしょう。
自己紹介が苦手な方は、ぜひ挑戦してみてください。
マインドマップ
マインドマップは、1つのテーマを決めて自分自身を理解していく自己分析法です。
頭に浮かんだことを次々と紙に書き出していくので、シンプルな言葉で自分の内面が理解できます。
マインドマップはキーワードを限定して自分を深掘りすることで、自分の価値観を再認識できるでしょう。
マインドマップで深掘りするキーワードの例を紹介します。
- 得意なこと
- 苦手なこと
- がんばったこと
- 後悔していること
- 将来の目標
上記以外にも思いついたキーワードは、積極的に深掘りしていきましょう。
表現しにくい自分の内面を、文章にしやすくなります。
ジョハリの窓
ジョハリの窓は複数人で行う自己分析で、適性人数は3~4人です。
同じ立場の仲間が揃っている就活生だからこそ、取り組みやすい方法です。
ジョハリの窓はお互いを評価しあうので、自分だけでは気づきにくい長所と短所が視覚化できるのがポイントになります。
人数が必要という点でややハードルが高いですが、ぜひ挑戦してほしい自己分析です。
ジョハリの窓で浮彫りになる自分の評価は、以下の4つです。
- 自分も他人もわかっている自分の性格
- 自分しか理解していない、他人には伝わっていない自分の内面
- 自分から見えていない、他人が見ている自分の外見
- 自分も他人もわからない自己
ジョハリの窓は、グループディスカッションのように向き不向きがある自己分析方法です。
人間関係にヒビを入れてしまわないように、ルールをはっきり決めた上で行いましょう。
ライフラインチャート
ライフラインチャートは自分の人生を幸福度に注目して、グラフに書き起こす自己分析です。
自分の価値観に気づきやすいライフラインチャートは、ガクチカの深掘りに効果的です。
振り返る期間は大学生活だけでもいいですし、これまでの人生を全部振り返っても問題ありません。
ライフラインチャートは、以下のポイントに注目してください。
- 人生に影響を与えた出会い
- 成功体験
- 失敗体験
- 当時の自分の感情
- 人生の転機
人生に影響を与えた出会いは、人物でも出来事でも構いません。
「どんなときに、何をして、何を感じ、どのように行動したか」に着目して、自分のライフラインチャートを完成させてください。
16Personalites(MBTI診断)
16Personalitesは、海外を中心に使われている性格診断です。
無料でできる診断サイト「無料性格診断テスト – 16Personalities」があるので、挑戦しやすい自己分析法といえます。
10分もあれば終わる簡単な選択式テストなので、気軽に性格診断してみましょう。
16Personalitesで判断できる性格診断は、以下の16グループにわかれています。
- 建築家:想像力が豊かで、戦略的な思考の持ち主
- 論理学者:貪欲な知識欲を持つ革新的な発明家
- 指揮官:大胆で想像力豊か、かつ強い意志を持つ指導者
- 討論者:賢くて好奇心旺盛な思考家
- 提唱者:物静かで神秘的だが、人々を非常に勇気づける飽くなき理想主義者
- 仲介者:詩人肌で親切な利他主義者
- 主人公:カリスマ性があり、人々を励ますリーダー
- 運動家:情熱的で独創力があり、かつ社交的な自由人
- 管理者:実用的で事実に基づいた思考の持ち主
- 擁護者:非常に献身的で心の温かい擁護者
- 幹部:優秀な管理者で、物事や人々を管理する
- 領事:非常に思いやりがあり社交的で、人気がある
- 巨匠:大胆で実践的な思考を持つ実験者
- 冒険家:柔軟性と魅力がある芸術家
- 起業家:賢くてエネルギッシュで、非常に鋭い知覚の持ち主
- エンターテイナー:自発性がありエネルギッシュで熱心なエンターテイナー
16Personalitesを自己分析と組み合わせる方法は、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、志望動機を使いまわす方法やデメリットについて解説しました。
忙しい就活生が複数の企業にエントリーシートを提出するには、志望動機を効率的に使いまわす必要があります。
しかし、明らかに使いまわしたことがバレる志望動機でエントリーしても、書類選考で落とされるだけです。
志望動機を使いまわすためには、作り込んだ志望動機を用意しておきましょう。
強みやエピソードといった自分軸をはっきりさせて、志望動機のパターンを理解すれば、使いまわしてもバレにくい志望動機が作れるようになるはずです。
就職活動の前提として志望動機は使いまわさずに、企業に合わせて新しく作るのが基本です。
志望動機を使いまわすときには部分的に再利用するだけにして、企業にあなたの熱意を伝える文章を考えてください。