【企業分析】シンプレクスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/5/31更新
はじめに
シンプレクスは、プロジェクトチームによるシステム開発や運用保守サービスなどを手掛けています。
自社完結型のサービスに自信を持っており、多くのクライアントから評価されている企業です。
今回は、シンプレクスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではシンプレクスへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- シンプレクスの仕事内容が気になる
- シンプレクスの就職難易度を知りたい
- シンプレクスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、金融以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、シンプレクスの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度と考えられるでしょう。
学歴フィルターによる影響が少なく、採用フローも特別なステップがないため、採用を獲得できるチャンスがあります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
シンプレクスについて
会社概要
シンプレクス株式会社は、1997年9月に設立されました。当初は、小規模なスタートアップとして出発しましたが、時代のニーズに応える形で急成長を遂げました。設立当初から、金融業界に特化した高度なITソリューションを提供することを目指し、クオンツ技術やリスク管理、トレーディングシステムの開発に注力しました。
2000年代に入ると、インターネットバブルの崩壊やリーマンショックといった経済の不安定な時期にもかかわらず、シンプレクスは着実に成長を続けました。
特に、日本の主要な金融機関とのパートナーシップを強化し、複雑な金融取引をサポートするシステムの開発・提供を通じて、業界内での信頼を獲得しました。
シンプレクスの事業は以下のように多岐にわたります。
- 銀行業界の支援:高度な金融技術を活用した業務変革支援
- 証券業界の支援:証券業務とテクノロジーの融合によるプロジェクト支援
- 新卒採用:シンプレクスでは、毎年多くの新卒を迎え入れ、1dayインターンシップやCEO特別説明会などを通じて新たな人材の育成に力を入れています。
会社の実績
シンプレクスは、その高い技術力と業界知識を駆使して、数々の実績を積み重ねてきました。
以下に、具体的な事例をいくつか挙げます。
- 銀行業界での実績
シンプレクスは、日本を代表する多くの銀行に対して、業務変革を支援する高度な金融技術を提供しています。
例えば、ある大手銀行では、クオンツ技術を用いたリスク管理システムの導入により、金融リスクの可視化と予測精度の向上を実現しました。
これにより、銀行のリスク管理体制が強化され、より安定した運営が可能となりました。 - 証券業界での実績
証券業界では、シンプレクスはリテール部門とホールセール部門を対象に、テクノロジーを活用した業務改善を行っています。
ある証券会社では、シンプレクスの開発したシステムを導入することで、取引の自動化と効率化を実現し、収益性の向上に成功しました。
具体的には、顧客の取引データをリアルタイムで分析し、最適な取引戦略を提案するシステムが導入され、取引コストの削減と収益の最大化が図られました。 - デジタルトランスフォーメーションの推進
シンプレクスは、公的機関や民間企業に対しても、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しています。
例えば、ある自治体では、シンプレクスの協力により、行政手続きのオンライン化を実現しました。これにより、住民の利便性が向上し、行政の効率化が図られました。
これらの実績からも分かるように、シンプレクスは高度な技術力と豊富な業界知識を持ち、金融業界を中心に多くの顧客から信頼されるパートナーとしての地位を確立しています。
各事業別の売上規模
シンプレクスの2024年度の総売上高は107,57億円で、営業利益は24,63億円でした。
各事業セグメントの解説
シンプレクスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
銀行業界向けサービス | クオンツ技術、トレーディング、リスク管理を中心に、銀行業務のデジタル変革を支援。日本を代表する銀行がシンプレクスのサービスを採用。 |
証券業界向けサービス | リテール部門およびホールセール部門に対し、テクノロジーを活用した証券業務の改善と収益化を一貫してサポート。 |
公的機関向けサービス | デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、行政サービスのオンライン化や業務効率化を支援。 |
シンプレクスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
シンプレクスの平均勤続年数は4年です。
コンサル業界では3~6年が平均といわれているため、標準的な長さといえるでしょう。
平均年収は?
シンプレクスの平均年収は、630万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は?
シンプレクスの従業員の平均残業時間は、1カ月あたり40時間でした。
平均ボーナス額は?
シンプレクスの平均ボーナス額は162万円でした。
コンサル業界では平均80万円程度といわれているため、平均よりも高い水準となっています。
どんな文化なの?
シンプレクスではどのような文化が根付いているのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
社員の成長を促進する環境
シンプレクスは、社員一人ひとりの成長を重視しています。
プロジェクトの最上流から最下流まで一貫して携わることができるため、幅広いスキルを習得する機会が豊富です。
特に、ビジネスとテクノロジーの両方に精通したハイブリッド人材を育成することに力を入れています。
オープンでフラットな組織
シンプレクスでは、役職や年次に関係なく意見を交換できるオープンでフラットな組織文化が根付いています。
社員間のコミュニケーションを活発に行い、互いにサポートし合う風土が築かれています。
例えば、定期的に開催される社員座談会やイベントでは、現役コンサルタントが若手社員の質問に対してその場で回答するなど、交流の場が設けられています。
イノベーションを推進する文化
シンプレクスは、常に新しいアイデアや技術を取り入れることを奨励しています。
例えば、毎年開催される「SD(システムデベロップメント)対談」では、最新の技術トレンドや業界の動向について議論し、新たなプロジェクトのアイデアを創出しています。
このような活動を通じて、シンプレクスは革新を続けています。
多様性と包容力
シンプレクスは、多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境づくりを推進しています。
例えば、「Xspear Consulting 座談会」では、多様なバックグラウンドを持つ社員が集まり、互いの経験や視点を共有することで、より豊かな職場文化を醸成しています。
また、ジェンダーや国籍を問わず、多様な人材が活躍できる環境を整えています。
社会貢献活動への取り組み
シンプレクスは、企業としての社会的責任を果たすため、積極的に社会貢献活動を行っています。
例えば、地域コミュニティとの連携や環境保護活動への参加など、さまざまな活動を通じて社会に貢献しています。
これにより、社員の社会的意識も高まり、企業全体としての成長につながっています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
シンプレクスの立ち位置をご紹介します。
シンプレクスは同業種の中でも、トップクラスの企業だといえます。
理由として以下の6点をご紹介しましょう。
ハイブリッド人材の活用
シンプレクスの最大の強みは、ビジネスとテクノロジーの双方に精通したハイブリッド人材によって構成されるプロジェクトチームです。
これにより、単なる技術提供だけでなく、ビジネスの深い理解を持った上でのコンサルティングが可能です。
例えば、金融業界の複雑なニーズに対して、クオンツ技術やリスク管理、トレーディングシステムを駆使し、顧客にとって最適なソリューションを提供しています。
トータルソリューションの提供
シンプレクスは、最上流のコンサルティングからシステム開発、運用保守に至るまで、全ての工程を自社で一貫して提供しています。
これにより、プロジェクトの開始から完了まで、一貫した品質と責任を持って対応することが可能です。
具体的には、銀行業務におけるリスク管理システムの導入から、証券取引システムの運用保守まで、幅広いサービスを提供しています。
高度な技術力
シンプレクスは、クオンツ技術、トレーディング、リスク管理などの高度な金融技術を駆使しています。
例えば、クオンツ技術を用いたリスク管理システムは、金融リスクの予測精度を大幅に向上させ、銀行のリスク管理体制を強化しています。
また、トレーディングシステムでは、リアルタイムデータを基にした取引戦略の自動化を実現し、取引コストの削減と収益の最大化を支援しています。
デジタルトランスフォーメーションの推進
シンプレクスは、金融機関だけでなく、公的機関やその他の企業に対してもデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
例えば、ある自治体に対して行政手続きのオンライン化を支援することで、住民の利便性を向上させると同時に、行政の効率化を図っています。
このように、シンプレクスは技術を活用して社会全体の効率化と価値創出を目指しています。
顧客との強力なパートナーシップ
シンプレクスは、多くの日本を代表する金融機関や企業と強力なパートナーシップを築いています。
これにより、顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提供することができます。
例えば、ある大手銀行とは長年にわたり協力し、銀行業務のデジタル変革を支援しています。
このような長期的な関係性が、シンプレクスの信頼性と実績を物語っています。
革新的なプロジェクトの実績
シンプレクスは、数々の革新的なプロジェクトを手掛けてきました。
例えば、証券業界における取引システムの刷新プロジェクトでは、最新のテクノロジーを活用して取引プロセスを最適化し、収益性の向上に貢献しました。
また、金融リスク管理の分野では、高度なデータ分析技術を駆使して、リスク予測の精度を向上させるシステムを開発しました。
これらの実績は、シンプレクスの技術力とイノベーションへの取り組みを証明しています。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
アクセンチュア | 61,594億円 | 800万円 | 68 | think straight talk straight |
デロイト トーマツ コンサルティング | 3,129億円 | 1000万円 | 66 | 想像以上に真面目、想像以上に自由 |
アビームコンサルティング | 991億円 | 800万円 | 58 | チームワーク |
ドリームインキュベータ | 35,566億円 | 1000万円 | 71 | 風通しがと居心地がよい |
シンプレクスの新卒募集要項について
以下にシンプレクスの新卒募集要項についてまとめました。
シンプレクスではさまざまな業種を募集しています。
研修制度も充実しており、入社後のキャリアアップを目指せる環境です。
また、福利厚生もさまざまで、書籍購入補助をはじめ、他社ではあまり見かけない福利厚生もあります。
項目 | 詳細 |
業種 | 戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント、ITコンサルタント、ITプロジェクトマネジャー、システムエンジニア/システムアーキテクト、クラウド/インフラエンジニア、数理工学エンジニア(金融クオンツ、AI/データサイエンティスト)、UI/UXスペシャリスト |
給与 | 初任給:425,000円/月給、 初年度年収:600万円~(賞与含) |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
研修制度 | 新入社員研修、専門技術研修、リーダーシップ研修、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング) |
福利厚生 | 従業員持株会、団体長期障害所得補償保険(GLTD)、総合福祉団体定期保険(GTL)、社内カウンセリングルーム、社内マッサージルーム、カフェテリア(夕食無料)、通勤手当(月上限3万円)、資格取得応援制度、書籍購入補助、学業等休職支援制度 |
求める人材
シンプレクスが求める人材として、以下のものを公表しています。
挑戦心
シンプレクスでは、挑戦心を持つ人材を特に重視しています。
例えば、金融業界の高度な課題や複雑なシステム要件に対して、積極的に挑戦し、解決策を見つけ出す意欲が求められます。
これには、現状に満足せず、常に新しい方法や技術を模索する姿勢が含まれます。
具体的な事例として、あるプロジェクトでは、新しいトレーディングアルゴリズムの開発に挑戦し、従来の取引システムのパフォーマンスを大幅に向上させたことが挙げられます。
学習意欲
シンプレクスは、学習意欲の高い人材を歓迎しています。
急速に進化するテクノロジーやビジネスモデルに対応するためには、継続的な学習と自己研鑽が不可欠です
例えば、金融クオンツやデータサイエンティストの分野では、最新の数学的手法や機械学習アルゴリズムを学び、実際のプロジェクトに応用する能力が求められます。
また、内部研修や外部セミナーを通じて、社員が最新の知識を常にアップデートできる環境を提供しています。
コミュニケーション能力
シンプレクスでは、多様なバックグラウンドを持つ人々と円滑に協力できるコミュニケーション能力を重要視しています。
例えば、プロジェクトチームは、戦略コンサルタント、システムエンジニア、データサイエンティストなど、異なる専門分野のプロフェッショナルで構成されており、効果的なコミュニケーションがプロジェクトの成功に直結します。
具体例として、ある大規模プロジェクトでは、異なる専門分野のチームメンバーが緊密に連携し、クライアントの複雑なニーズを的確に捉え、解決に導いたケースがあります。
問題解決能力
問題解決能力は、シンプレクスが求める重要な資質の一つです。
複雑な問題を論理的に分析し、効果的な解決策を提案できる能力が必要です。
例えば、リスク管理システムの開発において、さまざまなリスク要因を統合的に分析し、最適なリスク軽減策を提案する能力が求められます。
シンプレクスでは、社員が問題解決能力を磨くためのトレーニングプログラムを充実させています。
リーダーシップ
シンプレクスは、チームを率いてプロジェクトを成功に導くリーダーシップを持つ人材を求めています。
リーダーシップとは単に指示を出すだけでなく、チームメンバーの強みを引き出し、共通の目標に向かって効果的に働く能力です。
例えば、あるプロジェクトマネージャーは、チームのモチベーションを高め、各メンバーが自分の役割を最大限に発揮できる環境を作り出し、プロジェクトを予定より早く成功させた事例があります。
多様性と包括性
シンプレクスは、多様性を尊重し、包括的な環境を提供することを重視しています。
異なるバックグラウンドや視点を持つ人材が集まることで、より創造的で革新的なソリューションが生まれると信じています。
例えば、国際的なプロジェクトにおいて、多国籍のチームが協力して新しい金融サービスを開発し、グローバル市場での競争力を高めました。
新卒採用のフロー
シンプレクスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
- 説明会:シンプレクスの会社説明会が行われます。
- 筆記試験:簡単な筆記試験が行われます。最低限のスキルが備わっているか確認される工程です。
- 一次面接:一次面接が行われます。
- マッチング:グループディスカッションやプログラミングなどを行います。参加必須ではありますが、合否はつきません。
- 二次面接:二次面接が行われます。
- 最終面接:最終面接が行われます。
これらのフローで内定が決まります。
採用大学
シンプレクスの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学はあるものの標準的なレベルの大学も採用されており、学歴フィルターはないと考えます。
青山学院大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京大学、東京都立大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学 |
上記には難関校もありますが、標準的なレベルの学校も多数あります。
よって学歴が原因で不採用になるとは考えにくいでしょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、シンプレクスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由は以下が挙げられます。
- 学歴フィルターによる影響がない
- 採用フローで特別なステップがない
- ほかの業界と比べると特筆して雇用条件が良いわけではない
よって、基本的な採用対策ができていれば、内定を獲得できるチャンスがあります。
志望動機や面接などの対策をしっかり行い、内定をゲットしてください。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
シンプレクスは、プロジェクトチームによるシステム開発や運用保守サービスなどを手掛けています。
コンサル業界の中でも定評のある企業ですが、学歴フィルターによって不利になる心配はありません。
お伝えしたような対策を行えば、内定を獲得できる可能性があるので、しっかり対策をしたうえで選考に挑みましょう。