【企業分析】株式会社伊予銀行の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/25更新

はじめに

株式会社伊予銀行(以下、伊予銀行)は、愛媛県松山市に本店を置く地方銀行で「いよぎん」の愛称で親しまれています。

伊予銀行の歴史は古く、1878年に愛媛県で最初の銀行として設立された「第二十九国立銀行」がルーツとなっており、長きにわたり地域に根ざす金融機関として人々の生活を支えています。

伊予銀行は、預金業務、貸出業務などの「銀行業」を中心に事業を展開するほか、「リース業」などの金融サービスも展開しています。

愛媛県を中心に本店を含む145支店、出張所7店を展開しており、その店舗網を活用し、お客さまの生活をサポートしています。

この記事では、伊予銀行の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。

伊予銀行や金融業界への就職を考えている以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていきます。

対象
  • 伊予銀行の業務内容が知りたい
  • 伊予銀行の就職難易度が知りたい
  • 伊予銀行の選考対策について、何をしたらいいかわからない

その他の業界については以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

 

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この記事の結論

伊予銀行の就職難易度はやや高いといえるでしょう。

伊予銀行の就職難易度が高い理由として、勤務地が限定されており地元で就職を考えている就活生から人気の企業であることや、地域に必要不可欠な金融インフラ機能として業績が安定していることが挙げられます。

また、金融業界は業種を問わず、就活生からの人気が高い業界ですので、エントリー数は膨大となることでしょう。

実際に採用予定数100名程度に対し、約2,300人の就活生がエントリーしており高倍率となっています。

ただし、採用大学は幅広く採用されており、愛媛県や四国地方の大学に限らず、全国各地の大学から就活生を採用しています。

明確な志望動機をアピールして選考対策を充実させれば、学歴、文系・理系問わず、内定を獲得できるチャンスがあると思います。

ほかの就活生と差別化を図るためにも自己分析や企業分析を徹底し、対策しておいてください。

 

伊予銀行の募集職種は以下の3種類です。

募集職種
  • 総合職コース(エリアF・エリアL)※1
  • オフィスコース(転居を伴う転勤なし)
  • デジタルテクノロジーコース(システム・IT等の専門的業務)

※1 エリアF(フリー):地域を問わず転勤あり
エリアL(リミテッド):転居を伴う転勤なし

 

また、募集職種は3種類ですが、入行後の銀行業務は多岐にわたります。

選考に臨む前に、企業説明会への参加やOB訪問を行い、入行後にどのような仕事がしたいのかイメージしておきましょう。

次の章からは、各事業内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

伊予銀行について

伊予銀行とは

出典元:トップメッセージ|企業情報|伊予銀行

会社概要

伊予銀行は、愛媛県松山市に本店を置く地方銀行です。

1878年に愛媛県初の銀行として設立された「第二十九国立銀行」がルーツとなっています。

名称の変遷を経て、1951年から現在の「伊予銀行」に改称し、地域に根ざす金融機関として、地域住民の生活や地元企業の経済活動をサポートしています。

伊予銀行グループ企業理念
  • 存在意義(ミッション):潤いと活力ある地域の明日を創る
  • 経営姿勢:最適のサービスで信頼に応える
  • 行動規範:感謝の心でベストをつくす

以上の3点を「グループ企業理念」として制定しており、新たな価値を創造・提供し続ける金融機関として事業を行っています。

 

伊予銀行には、約3,000名の行員が在籍しており、連結経常利益1,339億7,100万円を誇る企業となっています。(2022年3月期)

伊予銀行は伊予銀行本体と連結子会社12社で構成されており、業務を細分化、効率化しています。

主な事業セグメント
  • 銀行業務(預金、貸出、為替業務など)
  • リース業務
  • その他(情報処理、ソフトウエア開発、地域流通VAN業務)

それぞれの事業が連携し、愛媛県を起点とした銀行ネットワークを展開することにより、顧客満足度向上を図っています。

創業から約150年にわたり、地域のお客様からの要望に応えてきた結果、地域のお客様から高い評価を得ており、なくてはならない存在として認知されています。

事業内容の詳細については、のちほど解説しますのであわせてチェックしてください。

伊予銀行の強み
  • 創業150年にわたり築き上げてきた顧客との信頼関係
  • デジタル・トランスフォーメーションに積極的に取り組んでいる点

当然ですが、顧客との信頼関係は一朝一夕で構築することはできません。

真摯(しんし)に事業を行ってきたからこそ得ることができた顧客や地域住民からの「信頼」こそ、伊予銀行の最大の強みといえるでしょう。

また、伊予銀行は現状に満足することなく、新たな価値の創造に向けて取り組んでいます。

その最たるものが「デジタル・トランスフォーメーション」の推進です。

利用者の利便性向上を図ったり、金融業務の生産性向上を図ったりすることは、銀行業界全体の急務といえるでしょう。

 

伊予銀行は、お客様の利便性向上に向け、総合コンサルティング企業アクセンチュアと共同でスマートフォンアプリ「AGENT」を開発しています。

また、デジタルテクノロジーコースの採用を実施するなど、さらなる利便性、生産性の向上に向け、自社社員の育成にも注力しています。

 

次に、伊予銀行の地方銀行業界内での立ち位置について紹介いたします。

四国地方を中心に金融事業を展開する同業他社として、徳島県に本店を置く「阿波銀行」、高知県に本店を置く「四国銀行」、香川県に本店を置く「百十四銀行」などが挙げられます。

それぞれの会社に特徴がありますので、しっかりと業界分析、企業分析を行い、トレンドをおさえておきましょう。

 

各事業別の経常利益

有価証券報告書によると、伊予銀行の経常利益は、1,339億7,100万円となっています。

また、内訳として銀行業が1,147億200万円、リース業が164億6,800万円、その他事業が28億円となっています。

伊予銀行の経常利益

上記のとおり、経常利益の85%以上を銀行業が占めています。

銀行業といえど、業務内容は多岐にわたります。

経常利益の詳細や銀行が注力している点について、気になる方はOB訪問や企業説明会などで質問してみましょう。

各事業セグメントの解説

伊予銀行は銀行業を中心に事業を展開しています。

銀行業の中でも事業内容を4つに分類することができるので紹介します。

それぞれの分野が非常に重要な役割を担っているので事業内容について解説いたします。

事業名業務名事業内容
銀行業預金業務個人、企業などから資金を預かり、銀行口座で管理する業務。
貸出業務預金として預かったお金を、資金を必要としている個人や企業に貸し付ける業務。
有価証券投資業務株式や債券などの売買を取り次ぐ業務。
為替業務顧客の依頼により振込や送金を行う業務。

 

上記のような事業を展開しています。

さらに、11社のグループ会社が存在し、さらに業務を細分化しています。

高い専門性を持って顧客の要望に応えることにより、顧客満足度を高めています。

伊予銀行で働いている社員は?

伊予銀行で働いている社員

平均勤続年数は?

有価証券報告書によると、伊予銀行の平均勤続年数は13.5年となっています。

日本国内の民間企業の平均勤続年数が11. 8年であることから、全国平均よりも長い年数となっています。

平均勤続年数からすると職場定着率が高く、働きやすい環境が整っているのではないでしょうか。

勤続年数が長い要因として、生活スタイルに適用できるよう分類された採用コースの設定などが挙げられます。

平均年収は?

伊予銀行の平均年収は、約671万円です。

全国平均の年収が433万円であることから、給与水準は全国の平均よりかなり高くなっています。

ワークライフバランスの充実とあわせて、処遇面の良さも人気のポイントです。

平均残業時間は?

求人情報サイトによると伊予銀行の平均残業時間は、月平均12.4時間です。

厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査」によると、一般労働者の平均残業時間は13.8時間なので、伊予銀行の残業時間は平均よりやや少ないといえます。

また、伊予銀行の年間有給休暇の取得日数は平均で15. 6日とされており、全国の民間企業の平均である10. 3日を大きく上回っています。

配属先や担当業務により残業時間や休暇取得数が増減する可能性はあるものの、休暇が取得しやすく、ワークライフバランスを推進している企業といえるでしょう。

平均ボーナス額は?

伊予銀行のボーナスについては年2回、業績や勤務成績によって支給されるようです。

詳しい支給額については公表されていませんので、気になる方は企業説明会やOB訪問などを活用し、情報収集するようにしましょう。

どんな文化なの?

伊予銀行には、お客様の利便性の向上や社員の生産性向上のために挑戦し続ける文化があります。

また、成長や挑戦に対し、意欲的な社員を支援する文化があるようです。

先ほど解説したように、積極的にデジタル・トランスフォーメーションを推進するなど、既存の枠にとらわれない手法で挑戦を行っています。

また、人材育成にも注力しており、各種支援制度を充実させたり、専門領域ごとの人材育成プログラムを用意したりして、社員のレベル向上を図っています。

就活の際は自己分析をしっかりと行い、自身の求める働き方や労働環境を明確にし、選考に臨みましょう。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

四国地方に本店を置く地方銀行の中での伊予銀行の立ち位置を紹介します。

経常利益や就職偏差値などを参照し、その他の高速道路会社と比較してみましょう。

まずは、以下の表をご覧ください。

会社名経常利益平均年収就職偏差値社風
伊予銀行1,339億7,100万円671万円58お客様満足度向上などのために積極的に挑戦する社風
百十四銀行848億8,800万円623万円57ワークライフバランスを推進し、社員が働きやすい社風
四国銀行606億9,500万円622万円54風通しがよく、福利厚生が充実しており社員が働きやすい社風
阿波銀行880億8,100万円669万円57職種を細分化し、人材育成や働き方改革を推進している社風

 

上記のとおり、地域に根ざす金融機関として、どの企業も就職偏差値が高く、内定を勝ち取るには充分な対策が必要です。

また、社風については、転勤の範囲が限定されていることや、ワークライフバランスが充実していることから働きやすい企業であるといえるでしょう。

就職活動で選考に臨む際は、業界研究をしっかりと行い、なぜメガバンクや信用金庫ではなく、地方銀行を志望したのか明確にしておくことが重要です。

 

伊予銀行の新卒募集要項について

以下に、伊予銀行の新卒募集要項についてまとめました。

2023年4月支給実績では学部卒の初任給が230,000円、修士卒が239,000円となっており、大卒の平均初任給228,000円よりもやや高い水準です。

各種手当や昇給制度について詳しく知りたい方は、企業説明会で質問してみましょう。

各項目詳細
応募資格大学/大学院卒業見込みの方
大学/大学院 卒業の方(2022年3月〜2024年3月卒業の方)
職種①総合職コース
②オフィスコース
③デジタルテクノロジーコース
基本給大卒:200,000円〜230,000円
大学院卒:203,300円〜239,000円
※職種によって異なりますので詳しくは求人サイトをご覧ください。
昇給年1回
賞与年2回
福利厚生社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))、住宅融資制度、持株会制度、独身寮、社宅、研修所、保養所、グラウンド・契約スポーツ施設、契約リゾートホテル
受動喫煙対策:屋内原則禁煙
勤務時間8:30〜17:30
勤務地本店および各支店
所在地については伊予銀行採用ページをご覧ください。
募集人数100〜120名程度 ※過去の採用実績による

求める人材

伊予銀行が求める人材

伊予銀行は、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」を求めています。

自社の存在意義として「潤いと活力ある地域の明日を創る」というミッションを掲げています。

伊予銀行は地域の発展なくして、伊予銀行の発展はなく、反対に、伊予銀行が発展することは地域の発展につながるのではないかという考えを持っています。

すなわち、地域の発展と伊予銀行の発展は切っても切れない関係にあるということです。

地域の発展のために目先の利益を追求するのではなく、長期的な視点を持って、地域のために何が最善なのか「想い」を巡らせ「考動」できる人物を求めています。

新卒採用のフロー

伊予銀行の選考は、下記のとおりの流れです。

※採用年度によって変更がある可能性があるので注意が必要です。

①エントリーシート提出

地域に根ざす金融機関として安定性がある人気の企業ですので、就活生の応募が膨大になる傾向があります。

高倍率な中でエントリーシートを通過させるためにも、なぜ地方銀行を、なぜ「伊予銀行」を志望したかを明確にしておきましょう。

②適性検査

適性検査はテストセンター方式で実施されるようです。

参考書を繰り返し解くなどして徹底的に対策しておきましょう。

③面接(複数回)

伊予銀行では、複数回の面接試験が実施されます。

質問に対して論理的に回答することを心がけてください。

面接では下記のような質問が多いようなので準備しておくことをおすすめします。

過去質問例
  • 入行後、どのような仕事がしたいか?
  • 描いているキャリアプランはあるか?
  • 他社の選考状況は?
  • 周りからどんな人だと言われますか?
  • 学生時代に苦労したこと?

比較的オーソドックスな内容から、入社後のビジョンについて、また、瞬間的な思考力を問うような質問もされるようです。

自己分析と企業分析はもちろんのこと、ニュースや新聞などもチェックし、情報収集を行って対策するようにしてください。

④内定

複数回の選考を突破すると内定が決まります。

 

採用大学

伊予銀行の過去の採用実績を見ると、国公立大学や有名私立大学だけでなく、中堅大学を含め幅広く採用しています。

採用実績は以下のとおりです。

【採用実績】

東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、広島大学、岡山大学、香川大学、愛媛大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、立教大学、明治大学、中央大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、松山大学、松山東雲女子大学、松山東雲短期大学、聖カタリナ大学ほか

 

採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、伊予銀行の就職偏差値・難易度を見ていきましょう。

結論として、伊予銀行の就職偏差値・難易度はやや高いといえます。

その理由としては以下の3点が挙げられます。

就職偏差値・難易度が高い理由
  • 就活生から人気の金融業界に属する企業である
  • 愛媛県の地域住民や地元企業に必要不可欠な金融インフラ機能であり、業績が安定している
  • 転勤エリアが限定されており、地元で就職を希望している就活生から人気である

以上3点の理由から、選考倍率が高くなる可能性が高いです。

数多くの学生と差別化を図るためにも、企業分析を充実させ、面接などの準備を整えておきましょう。

まとめ

企業研究として、伊予銀行の就職難易度・採用大学・選考対策などについてご説明しました。

伊予銀行は地域に根ざす金融機関として、人々の暮らしや経済活動を支えています。

地元で就職を希望している就活生に人気の就職先であることやワークライフバランスが充実していることから、選考は高倍率になる可能性が高いです。

高倍率の選考を突破するために、自己分析と企業研究を徹底して行い、選考対策を行いましょう。

ぜひこの記事を参考にし、内定を獲得できるように頑張ってくださいね。

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