オリックスが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/25更新
はじめに
本記事では、オリックスのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、オリックスはインターンシップの選考であっても本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。
もちろん、インターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高いです。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- オリックスのインターンシップについて詳しく知りたい
- オリックスの選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- オリックスの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また、オリックスの企業研究は以下の記事からアクセスできるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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オリックス株式会社の基本情報
出典元:オリックス株式会社
社名 | オリックス株式会社 |
本社所在地 | 東京本社:東京都港区浜松町 大阪本社:大阪市西区西本町 |
主な事業内容 | 多角的金融サービス業 |
オリックスは、リース事業からスタートした会社です。
そこから関連する分野へと進出し、専門分野を増やしていくことで事業を多角化しています。
現在では、法人金融、産業/ICT機器、環境エネルギー、自動車関連、不動産関連、事業投資・コンセッション、銀行、生命保険など多岐にわたり事業を展開しています。
リース事業は「金融」と「モノ」の2つの専門性を必要とするため、大きく分けると事業はその2つに紐づけられるでしょう。
「金融」の専門性を活かし、融資・事業投資・生命保険・銀行・資産運用事業へと拡大しています。
一方、「モノ」の専門性を活かすことで、産業/ICT機器・自動車・不動産・環境エネルギーなどの事業へと広がっています。
また、香港進出を皮切りに、世界約30カ国・地域に拠点があり、国内外問わず事業を拡大中です。
本社は東京・大阪の2拠点があり、2024年現在の従業員数はグループ会社も含めて約35,000名です。
金融業界に関心を持ち、大規模なプロジェクトや多様な業種に関わりたいと考える就活生にとって、魅力的な企業の一つと言えるでしょう。
オリックスに必要とされる人材像
オリックスの採用情報によると、未来のオリックスに必要な人材像として複数の項目を挙げています。
それらの内容から、「未来」「覚悟」「社会課題の解決」「どうしたらできるかを考える」「変化・挑戦」など、上昇志向の強い人材を求めていることがわかるでしょう。
特に、若手社員として自分の言葉で自分の意見を発言できる人材を求めています。
次に、「未来のオリックス」が求めている人物像を予測してみましょう。
そのためには、IRや企業が掲げている目標などを確認してみることが大切です。
東急不動産が今後力を入れていく可能性のある分野や、配属比重などから考えると、キーワードとなる言葉は以下のようになります。
- 再生可能エネルギー
- 廃棄物の再資源化
- 地域との共創
- 中堅・中小企業支援
- 環境性能の高いオフィス・住宅
- 環境負荷の少ない輸送
- 環境負荷の高い取組みの縮小
- 社会を支える企業への投融資
- 業界をリードするサステナブル投資
他にも調べればもっと出てくるはずですので、ぜひ読み込んで自分なりに箇条書きにしてください。
最終面接は、役員や社長が面接官になる場合が多いでしょう。
しかし彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちです。自己アピールする際は、自分がこの会社に参加することで、将来に変化を起こせることをイメージしてもらうことが重要です。
面接の終盤では、単にこの学生と一緒に働きたいかどうかではなく、この学生が未来の企業にとって不可欠かが判断されることを意識してください。
オリックスのインターンに参加するメリット
本選考に向けた予行演習になる
オリックスの本選考における面接で聞かれる内容は、インターンシップで行う内容と同じ場合が多いでしょう。
インターンシップに参加することで、将来的に経験する可能性のある本選考の課題を、事前に体験できます。
それは本選考の予行演習となり、利点と言えるでしょう。
実際、オリックスの本選考のフローは、イベント参加(任意)・適性検査・筆記試験・面接2回(オンライン/対面)です。
インターンシップ選考時に求められるものと似ているでしょう。
志望動機や自己PRなどは、何度も話すことで自信をもってスムーズに話せるようになります。
ぜひ本選考に最も良い状態で望めるように、インターンシップで経験を積んでおきましょう。
内定に直結しやすくなる
オリックスのインターンシップは、内定に直結すると言われています。
特にインターンシップ参加者の中で特に優秀だと判断された場合、次のステップのインターンへの案内が届いたり、最終面談に呼ばれて内定が出たりすることがあるでしょう。
ただし、インターンシップの目的は早期選考を獲得するだけでなく、自社や業務内容をより深く理解することです。
ここで内定がすぐに出なくても、参加自体が採用担当者に対するアピールになるでしょう。インターンに参加していない学生よりも業界や企業についての理解を深め、志望動機や自己PRの質を向上させることで、内定率は十分に向上します。
選考就職後の働きを体感できる
オリックスのインターンシップには、複数人の現場社員も参加します。
実際に働いている社員と話し、ワークに参加することで、リアルな職場体験ができるでしょう。
就職後に「こんなはずじゃなかったのに」とならないよう、本選考に進む前にインターンシップに参加しておくことをおすすめします。
オリックスが行っているインターン内容
オリックスで実施されているインターンは以下の2種類です。
- ORIX BUSINESS SPRINT
- アドバンスドインターン
それぞれの概要を紹介します。
ORIX BUSINESS SPRINT
毎年行なわれている「ORIX BUSINESS SPRINT」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 2024年7月~9月頃を予定(実施日数2~4日) ※応募締め切り:2024年9月30日 |
開催時間 | 未定 |
場所 | オンライン |
人数 | 各回30~50名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
コンサルティング営業・事業投資をリアルに体験ができるインターンシップです。
オリックスでは、法人向けコンサルティング営業と事業投資の2つの分野で活動します。
これらの業務は実際のプロジェクトを基にしており、オリックスの業務内容を理解すると同時に、顧客のニーズ把握、市場分析、投資ビジネスの基本的なスキルを身につけることができるでしょう。
さらに、適性検査の結果やキャリアの考え方など、就職活動に必要な自己分析に役立つ情報も提供されます。
具体的なプログラムは以下の通りです。
- PROGRAM1 コンサルティング営業体感ワーク
⇒お客さまのニーズを把握し、オリックスのソリューションを提案して頂きます。
- PROGRAM2 事業投資体感ワーク
⇒市場分析・投資ビジネスの基本的なビジネススキルが学べます。
- PROGRAM3 適性検査結果の返却、キャリアの考え方
アドバンスドインターンシップ
「ORIX BUSINESS SPRINT」の評価やその後の適性検査結果に基づいて、優秀な参加者だけに「アドバンスドインターンシップ」の案内が届くでしょう。
アドバンスドインターンシップに参加するためには、クレペリン検査という適性検査を受けます。
ここで正確な計算能力や行動特性が測られるのです。
「アドバンスドインターンシップ」に参加できれば、通常のインターンよりもさらに早期での選考案内を受けることができます。
オリックスのインターン選考対策
概要
オリックスはインターンが内定に直結する可能性があるため、インターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップだと興味本位で体験しに来る学生も多いですが、オリックスのインターンでは、早期選考ルートに乗ろうと入念に対策してくる学生が多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めることをおすすめします。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
自身の特徴を理解した上で、オリックスの求める人物像にマッチするようにアピールしましょう。
オリックスでは、特に以下のような方を求めています。
“Creativity”~絶えず新たなビジネスを自ら創り出す人材~
オリックスは社会課題の解決を目指し、世の中のニーズを捉え、常に新しいビジネスを追求しています。
さまざまなスキルや経験を持った人材が知恵を出し合いながら、時代を先どる商品・サービスを生み出してきました。
これからも社会に必要とされる企業であるために、固定観念にとらわれることなく、柔軟に新たなビジネスを自ら創り出せる人材を求めています。
“Challenge”~「高い専門性」を身につけ、「チャレンジ」し続けられる人材~
新しいビジネスを創り出すためには、社員一人一人が失敗を恐れず、新しいことに「チャレンジ」しようと思う前向きな気持ちを持てることが大切です。
また、各分野で専門性が求められるため、常に学び成長できる人材を求めています。
“Team Play”~多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動できる人材~
オリックスは、専門的な事業部門同士が知恵を出し合い、チームプレーを駆使することで事業を広げています。
そのため、周囲を巻き込みながら主体的に行動し、互いの価値観を尊重してチームプレーを発揮できる人材が必要です。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで、金融業界内でのオリックスの立ち位置、競合他社との違いが見えてくるでしょう。
さらに、金融業界以外の気になる業界も分析することで、金融業界を客観視できるため、その他の業界研究もおすすめです。
志望動機や自己PRなど、エントリーシートや面接での回答をさらに向上させることができます。
具体的に、オリックス内定者の志望動機事例を2つご紹介いたします。
①オリックスに興味を持った理由、出来事(300文字)
「多角的金融サービス業」によって幅広いお客様を支えられる点に魅力を感じたからです。私は「幅広い業種と関われる」、「自分の人間力で勝負できる」といった理由から金融業界を志望しています。
中でも貴社は幅広い事業を行っており、この「幅広さ」に関して2つの観点から魅力を感じています。
1つ目は、「提案できるソリューションの幅広さ」です。
お客様の多様なニーズに対して幅広い提案を行うことができるため、あらゆるお客様を支えることが可能だと考えています。
2つ目は、「キャリアの幅広さ」です。
貴社では幅広い業務に携わることができるため、金融に関してさまざまな知見や経験を得ながら成長していけると考えています。
以上により、私は貴社を志望しています。」
②オリックスに興味を持った理由を教えてください。(300文字以内)
「金融業界に属していながら幅広い事業を展開し何でも挑戦する風土を感じたからです。
主な金融業界はお金をメインの商材として扱っていますが、貴社は環境エネルギーや不動産・航空にも力を入れ、幅広い分野に挑戦しオールラウンダーな存在となっている点に惹かれました。
また、今後どのような世界情勢やトレンドが変わるかわからない中で、何か一つの事業に注力するのではなく、バランスよく事業展開している点は貴社の強みだと考えました。
何か1つにこだわるのではなく、業界全体を俯瞰して縮小すべき事業や成長できる事業を見極める力は、貴社ならではの力だと考えています。
そのため私も、全体像を把握してバランスよく仕事をこなし、様々な挑戦をしてみたいと考え貴社を志望しました。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたエントリーシートをネットで探して練習してみましょう。
実際に書いたものをOB・OGや身近な社会人に見てもらい、自分では気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらうといいです。
面接・グループディスカッション対策
エントリーシートを突破したら、面接やグループディスカッションが行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
エントリーシートで記載したことと一貫性を持たせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えてください。
グループディスカッションでは、他の参加者と協力しながら、どんな立ち位置で振る舞うべきかを意識して取り組みましょう。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習するといいです。
事前に最新情報をホームページで確認し、業務内容や企業理念などを研究しておきましょう。
知識を身につけておけば堂々と積極的に発言しやすくなります。
「なぜ金融業界を目指すのか?」「なぜオリックスを選んだのか?」「なぜ希望する職種に向いているのか?」など、一般的によく聞かれる質問に対する回答を用意しておくことをおすすめします。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
オリックスのインターン選考の流れ
オリックスのインターン選考の流れは、以下の通りです。
就活生が多い場合は、エントリーシート及び、WEB適性検査の結果をもとに参加者が決定されるでしょう。
1、エントリーシート受付
採用ページよりお申し込みをします。
2、(必要に応じて)エントリーシート・適性検査受検
エントリーシートと適性検査結果の両方を提出したら、エントリー完了です。
エントリーシートでは、過去には以下の内容を求められています。
- 学生生活において最も注力したこと(300字以内)
- オリックスに興味を持った理由を教えてください。(300文字以内)
- 今までの経験のなかで、主体的に行動し周囲を巻き込み成し遂げた一番の経験・エピソードを教えてください。(400文字以内)
適性検査では、「玉手箱」と呼ばれるWebテストが出題されます。
玉手箱は、人事コンサルティング会社である日本エス・エイチ・エルが、企業向けに販売しているWebテストです。
これまでよく利用されていたSPIと同様に「知的能力」と「性格適性」を測定する問題が出題されるでしょう。
玉手箱は、大きく言語問題・計数問題・英語問題・性格適性検査の4つのジャンルで構成されています。
3、インターンシップ合否通知
「ORIX BUSINESS SPRINT」インターンシップにおいて、優秀な参加者だけに「アドバンスドインターンシップ」の案内が届きます。
アドバンスドインターンシップに参加するためには、クレペリン検査という適性検査に合格することが必要です。
正式名称は内田クレペリン検査で、「作業検査法」と呼ばれる心理検査の一種です。
一桁の足し算を用いた内田クレペリン検査は一定時間内に行われ、その結果から受検者の処理能力を予測します。
この検査は、「ちょうどいい単純さ」として選ばれており、受検者の心身に負担をかけすぎず、軽すぎない負荷を与えることで、個々の反応パターンを観察することが可能です。
受検者へのアドバイスは二つあります。
まず一つ目は、前日に十分な睡眠を取り、最善のコンディションで試験に臨むことです。
もう一つは、内田クレペリン検査に費やすエネルギーや時間を、他の試験や面接の練習に充てることです。
検査の相性も考慮すると、面接練習などに重点を置く方が合格率が高くなるでしょう。
さいごに
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、最近では多くの企業が、インターンシップを学生の適性評価や優秀な人材の早期獲得の手段として活用しています。
そのため、インターンシップの本来の目的がやや変わりつつあると言えるでしょう。
今後、企業側が採用選考の重要な手段としてインターンシップを活用する傾向がますます一般的になると予想されます。
ただのインターンと軽視せず、本番同様の準備と意欲を持って取り組むことが極めて重要です。