内山工業株式会社のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/22更新
はじめに
この記事では内山工業株式会社(以下内山工業)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に内山工業ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、内山工業が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしています。
内山工業の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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内山工業の概要
初めに内山工業の会社概要についてご紹介します。
エントリーシートを記載する上では企業分析が必要となります。
企業について詳しく知らなければ魅力のあるエントリーシートは記載できません。
ここでは内山工業がどんな企業なのかを簡単にご紹介します。
内山工業とは
出典元:内山工業株式会社
社名 | 内山工業株式会社 |
本社所在地 | 〒701-2221 岡山県赤磐市大苅田1106-11 |
主な事業内容 | 自動車用ガスケット、シール材、コルク床材、断熱材、コルク栓 |
主要取引先 | トヨタ自動車、日産自動車、日本精工、NTN、Schaeffler、サントリ-等 |
内山工業は岡山県に本社を置く、創業125年の「密閉と絶縁」に関するさまざまな製品を製造している企業です。
主力製品は自動車部品の製造。
その他にも住宅に関する製品など、私たちの生活で目に見えない部分においても内山工業の製品が使われています。
内山工業は国内に37つの生産拠点や支店があり、グループ全体の従業員数は7338名に及びます。
また、海外にも14つの拠点があり、グローバルに活躍している企業です。
ニッチな分野で活躍する企業であり、今後も日本社会の発展で重要な役割を果たすでしょう。
内山工業は経済産業省のグローバルニッチトップ企業100選にも選ばれている企業です。
歴史がある企業でチャレンジ精神を大切にしているため、自身の力を発揮したい就活生にとって、魅力的な企業の1つとなっています。
内山工業の採用難易度
内山工業は「高学歴でなければ採用されない」といった学歴フィルターは無く、さまざまな大学の人材が採用されています。
しかし、学歴フィルターが無いといっても事前の面接対策は欠かせません。
内山工業の選考では入社意欲を重視して採否の判断をされる傾向にあります。
自身のスキルや志向をアピールし、内山工業だから志望したという理由を考えておく必要があるでしょう。
また、一般的に面接で聞かれる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと・頑張ったこと)」や「自己PR」なども万全に準備しておくこともおすすめします。
内山工業の採用大学
内山工業の採用大学の実績は以下の通りです。
多くの大学からの採用実績があり、学歴フィルターは存在しないと考えられます。
どの学部からも入社できるチャンスがあると言えるでしょう。
<大学院>
大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、
<大学>
青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京岩手大学、大阪電気通信大学、徳山大学、同志社大学、兵庫県立大学大学院、早稲田大学
リクナビ
上記には偏差値の高い大学も見受けられますが、内山工業は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
そのため、学歴が原因で不採用になることは考えにくいでしょう。
また、新卒採用ページの採用条件にも全学部対象との記載があります。
人物重視の採用傾向となっています。
しっかりとエントリーシートや面接対策ができれば、内定を獲得できる可能性が高まります。
新しいことにも失敗を恐れず積極的に挑戦できるような人材は有利になります。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
内山工業が求める人材とは?
結論から言うと、内山工業の求める人材はパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前には知識やスキルが必要とはされておらず、上昇志向を重視されていることも書かれています。
新卒求人サイトでは、数多くの製品を手掛けるためにはやってみる文化として「挑戦」を重要視していることも、メッセージに記載。
この観点から、内山工業の門をくぐりたい人はチャレンジ精神が重要です。
設備は整っているため、自身の個性や強みを活かせることが内山工業の特徴です。
内山工業各社の採用方向性の違いは?
内山工業は世界や社員がワクワクするようなものづくりに取り組んでいます。
世界にないモノの制作に力を入れており、チャレンジ精神「やってみる文化」は特に重要視されています。
掲げているチャレンジ精神の価値観に沿って行動できる人材を求めている傾向にあると言えるでしょう。
perpetual evolution「永遠の進化」についてもキーワードとして掲げています。
高い専門性と社会変革への強い意志が重視され、多様な興味や専門性を持つ人々を歓迎することがわかります。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、新入社員研修などを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
また、アイデア作りにはコミュニケーション能力も必要との記載があります。
内山工業の採用方向性はチャレンジ精神が豊富でコミュニケーション能力が高い人材だと上記のことからわかります。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、内山工業の採用サイトで案内されています。
職種別の詳しい求める人物像は参照ページに記載していますのでぜひ、参考にしてみてください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業が主にチェックしているポイントはマッチ度や構成です。
大まかなポイントを理解しているだけでも採用の可能性はかなり高まります。
ここではエントリーシートで企業がチェックしているポイントについて詳しく解説していきます。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックする傾向にあります。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社で今後どのように力を発揮できるかを知りたいです。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
近年では新卒採用の離職率も高く、企業は長く働いてくれる人材を求めています。
厚生労働省の調査によると、大学卒の3年以内の就職後の離職率は31.2%となっています。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントとしています。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、もっとも重要なのは「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論からPREP法を用いて書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてエントリーシートを記載してみてください。
結論:私が貴社の研究開発職を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、暮らしに欠かせない製品を製造している貴社の製品を自分で開発したいと考えるからです。
具体例:私は学生時代、社会のニーズに沿った製品の研究を行ってきました。
研究をしていくに連れて、自らが開発した製品を世界中に量産したいと考える機会が増えました。
貴社はグローバルに活躍しており、生活においてなくてはならない製品を多く開発しています。
結び:世界中のニーズに沿った製品を開発したい想いを強く持つ私は貴社で活躍できると考えています。そのため、貴社の研究開発職を志望します。
理由:2点目は、合同就職説明会での貴社の対応に感動をしたからです。
具体例:私は貴社の合同就職説明会に参加をさせていただきました。合同説明会では社員同士の仲の良さや仕事に対するモチベーションの高さに感動を致しました。貴社であれば「楽しく真剣にお客様のニーズに沿った製品の開発をできるかもしれない」と感じました。挑戦する志の強い貴社は私自身の性格にもマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から私は貴社の研究開発職を志望しています。
内山工業の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントは「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることです。
そうすることで通過率が上昇するでしょう。
例えば、内山工業であればperpetual evolution「永遠の進化」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
内山は特に「密封と絶縁」に特化したファームと評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「内山工業」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかという点に注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
客観的に家族や友人に見てもらうこともおすすめです。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
- 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
- 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
内山工業の過去のエントリーシート質問内容と記載例
内山工業の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
過去の通過者のエントリーシートを参考にしてみてください。
過去のエントリーシート記載例
志望動機
・あなたが内山工業を志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【研究開発職記載例】
私が貴社を志望する理由は世界で必要とされている新規材料の開発に携わりたいからです。
私が所属している研究室は企業の付与講座で社会のニーズに沿った製品の開発を実施しています。
研究を行っている中、私は世界の人々に使用してもらえる製品を自分の力で開発していきたいと考えるようになりました。
御社はグローバルに活躍をしており海外にも多くの工場があると伺っています。
自分の開発した製品が世界中で量産できる可能性がある貴社に魅力を感じました。
また、私は合同説明会にも参加させていただき、社員同士の絆の深さや仕事に対するモチベーションを知りました。
高いモチベーションから「貴社であれば楽しみつつ真剣に働ける可能性が高い」と感じました。
これまでの学生時代に培ってきた理系の知識や機材使用の経験を活かし、新規ゴム素材の開発に携わっていきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、何をしたいのかが分かりやすくなっています。
学生時代に学んだことの記載もあり、その経験をどう活かして行きたいかを記載している点も評価できるポイントです。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【事務職記載例】
私の強みは計画性を持って行動ができるところです。
テスト前の勉強や資格取得の際には必ず事前に計画表を作成し、スケジュールを決めた上で勉強を始めていきます。
また、旅行のときにも私が計画を作成します。
今までの人生で1番計画が役に立ったのは大学3年生の夏休みのインターンシップです。
インターンシップは1ヶ月間アメリカで行いました。
私はインターンシップの学内選考に向けて普段の授業や英検、TOEICの勉強を行いました。
その結果、無事に選考に合格し、大学の代表として第1志望の日本庭園に派遣されることになりました。
インターンシップの出発前には学習目標や学習計画などを作成し、学びの深い経験となるように計画を立てました。
具体的な課題を設定したことで大きな達成感を得てインターンシップを終えることができました。
庭園の創始者の方からは「このままずっとここにいてほしいと」お褒めの言葉をいただくことができました。
インターンシップに挑戦してよかったと心から思った瞬間でした。
このインターンシップで学んだ経験を活かし、貴社でも即戦力となれるよう努力して参りたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。
また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。
やり遂げた内容を質問通りに具体的に記載できている点も評価できます。
意外にも質問通りの回答ができていないケースは多いため、記載後には注意が必要です。
しかし上記の文章の「インターンシップ」の成果が必ずしも応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
面接ではエントリーシートの内容を深堀される可能性も高いので注意が必要です。
まとめ
この記事では、内山工業の会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
内山工業は創業125年以上の歴史を誇る「密閉と絶縁」に関するさまざまな暮らしに携わる製品を製造している企業です。
内山工業は経営理念として「世界に誇れる製品を提供できるようにお互いを助け合う」ことを掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特にチャレンジ精神や挑戦心を持ち、常に学び続ける姿勢を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材も評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、内山工業の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。