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【企業分析】AWS(アマゾンウェブサービスジャパン)の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/5/20更新
はじめに
AWS(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社)は、東京都品川区に本社を置くIT業界に属する企業です。
アマゾンという名前がついていますが、インターネット通販のような業務ではなく、世界で最も包括的で広く採用されているクラウドサービスです。
もちろんAWSジャパンは、日本支社であり海外に本社があります。
そのため、英語スキルは必須です。
今回はそんなAWSジャパンの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社島津製作所への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- AWSジャパンの仕事内容が気になる
- AWSジャパンの就職難易度を知りたい
- AWSジャパンの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、IT業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、AWSジャパンの就職難易度は「高いです」です。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 就職偏差値が70と高い
- 外資系企業であるため、語学力が必須
- 採用大学は高学歴からの採用率が高い
外資系企業ということもあり、「語学力が必須」「実力主義」といった日系企業と異なるところも多いです。
Amazonグループは人気も高いため、しっかり対策しましょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
AWSジャパンについて
出典元:アマゾン ウェブ サービス(AWS クラウド)- ホーム
会社概要
AWSジャパンは、AWSのサービスを提供する日本法人です。
AWSというのは、世界で最も包括的で広く採用されているクラウドサービスです。
大企業やスタートアップ企業など、幅広い企業がAWSを使用し、コストを削減させ、イノベーションを加速させています。
日本には東京・大阪・名古屋・福岡の4エリアに店舗を構えています。
AWSジャパンは「地球上で最も社員を大切にする企業」であることを目指していることが特徴のひとつです。
健康やキャリア、経済的な安定が得られるような福利厚生が整っています。
社員の未来を徹底的にサポートしているからこそ、ひとりひとりが自分の能力を最大限発揮できるのです。
AWSジャパンは外資系企業であるため、実力主義の会社です。
個人の実績だけでなく、チームへの貢献度も考慮し、年に1回個人の業績評価が下されます。
貢献度に応じて報酬体系が変わるので、自分の実力次第で給与を増やせることも特徴です。
各事業別の売上規模
Amazonが発表した「年次報告書」によると、AWSジャパンの売上高はおよそ260億200万ドル(前期比6.6%増)です。
東京外為市場における取引状況(1ドル=140.59円)を参考に、日本円ベースにすると売上高は3兆6,662億8,200万円となりました。
AWS全体の売上高は907億5,700万ドル(同13.3%増)です。
そのため、AWSジャパンの売上が占める割合は約28.7%となっています。
AWSの地域別の売上高は以下の通りです。
地域 | 売上高 | 前期比 |
アメリカ | 3,956億3,700万ドル | 11.1%増 |
ドイツ | 375億8,800万ドル | 11.9%増 |
イギリス | 335億9,100万ドル | 11.7%増 |
日本 | 260億200万ドル | 6.6%増 |
その他 | 819億6,700万ドル | 17.4%増 |
地域別で見ると日本の売上高はあまり高くありません。
また日本のみ前期比が1ケタ増加に留まりました。
ちなみにAmazon全体の売上に対して、日本事業が占める割合は4.5%です。
各事業セグメントの解説
AWSジャパンの事業内容をより詳しく理解するために、応募職種をもとに紹介していきます。
AWSジャパンの応募職種は以下の6つです。
- AWSジャパン営業職
- クラウドサポートエンジニア
- ソリューションアーキテクト
- テクニカルトレーナー
- プロフェッショナルサービス
- データセンター
それぞれについて簡単に紹介します。
AWSジャパン営業職
大企業・中小企業・スタートアップまで幅広い顧客に対して、サービスの導入支援やサービスを利用中の顧客のサポートを行います。
社内の技術チームや社外のパートナー企業などと連携を取りながら業務を進める仕事です。
営業職の中でも「インサイド営業」と「フィールド営業」の2つに分かれます。
クラウドサポートエンジニア
クラウドサポートエンジニアは、AWSを利用している顧客に対し、課題の解決やより効果的に使用するための提案をし、エンジニアとしてのポジションを活かしたサポートを行う仕事です。
サービスの利用方法やアーキテクチャのベストプラクティス、高度なトラブルシューティング方法などの技術情報を提供し、納得のソリューションを提案します。
またその他にも、カスタマーコミュニティへのチュートリアルを提供したり、技術関連記事を投稿したり、AWSの啓蒙活動したりなど、多岐にわたり活動しています。
ソリューションアーキテクト
ソリューションアーキテクトは、顧客がAWSクラウドを使ってトップクラスのソリューションを構築できるようにサポートする仕事です。
とくにインフラストラクチャやアプリケーションの構築に力を入れており、大企業からベンチャー企業まで幅広くサポートする機会があります。
部門内だけでなくAWSチーム全体で顧客の抱える問題に対処することもあり、既存のクラウド移行やワークロードなど、さまざまな知識が必要なポジションです。
テクニカルトレーナー
テクニカルトレーナーは、既存のアーキテクチャを向上させるために顧客と協力しながらアイデアの創出をサポートする仕事です。
テクニカルトレーナーの特徴としては、AWSの機能やクラウドサービスといった先端技術に触れられることです。
AWSを使っている有名なベンチャー企業や大手企業などさまざまな企業とともに働けることも魅力のひとつといえます。
プロフェッショナルサービス
プロフェッショナルサービスは、クラウドの導入や開発プロセスの改善支援など、顧客の課題をサポートする仕事です。テクニカルトレーナーと同じく、さまざまな企業と関わり、支援できることが魅力です。
データセンター
データセンターの仕事は、サーバーやネットワーク機器を24時間365日、継続的に運用させるために安定性を保つ管理人として運用・保守業務を担うことです。
AWSはIT業界ですが、IT業務とは違う業務も多くあります。
例えば、以下のような作業が業務の1つです。
巡回点検 BMS( Building Management System )の監視業務 障害対応 発電機試運転や電気設備の月次点検 災害や障害などの緊急対応を想定した訓練 消防訓練 メンテナンスや修繕の年間スケジュールの計画と実施 メンテナンスのよる受変電設備、UPS、非常用発電機の停止操作 送電線に関わる電力会社対応 |
AWSジャパンで働いている社員は?
AWSジャパンで働いている社員の平均勤続年数や平均年収などを見ていきましょう。
平均勤続年数は?
AWSジャパンの平均勤続年数は、ネット上に公開されていないため不明です。
平均年収は?
公式が発表しているデータがないため、口コミなどを参考にAWSジャパンの平均年収を推測していきましょう。
ライトハウスの口コミによると、AWSジャパンの平均年収は1,307万円です。
内訳は以下のようになっています。
職種 | 平均年収 |
営業系(営業、MR、営業企画 他) | 1492万円(平均年齢39.3歳) |
企画・事務・管理系 (経営企画、広報、人事、事務 他) | 880万円(平均年齢34.3歳) |
IT系エンジニア(アプリ開発、ITコンサル 他 | 1245万円(平均年齢39.9歳) |
日本の平均年収の3倍近くにもなり、非常に年収が高いことがわかります。
平均残業時間は?
残業時間についても公式が発表しているデータがないため、口コミやAWSジャパンで働いている従業員のインタビューを参考に推測します。
AWSジャパンで働いている従業員のインタビューによれば、残業時間は比較的少ないとのことです。
「家族との時間を持つ」「 Well-being を大切にする」ことへのメッセージがよく発信されていることや、マネージャーからも休みを取りながら仕事の生産性を高めようにアドバイスされることなどから、残業時間は少ないと予想できます。
平均ボーナス額は?
AWSジャパンの平均ボーナス額は、ネット上に公開されていないため不明です。
どんな文化なの?
冒頭でも少し触れましたが、AWSジャパンは社員を大切にする会社です。
福利厚生もしっかり整っており、残業を強要されることもなく、休暇も取りやすい職場です。
グローバルに活躍している社員が多いこともあり、コミュニケーションも頻繁に行われ、フレンドリーな人が多くいます。
困っている人がいれば、周りのメンバーがサポートに入り、あたたかい雰囲気のある会社です。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
AWSは外資系企業であるため、比較対処も外資系企業であるGoogle、Microsoftをピックアップしました。
また日本のIT業界で売上トップのNTTデータを加えた3社で比較しました。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値 | 社風 |
AWSジャパン | 3兆6,662億円 | 1,307万円 | 70 | 協力的であたたかみのある雰囲気 |
10兆1,900億円 | 1,635万円 | 71 | 働き甲斐がある、グローバル | |
Microsoft | 7兆4,200億円 | 1,250万円 | 71 | 自由度が高い |
NTTデータ | 2兆5,520億円 | 852万円 | 68 | 若いうちからアイデアを提案できる |
どの企業も就職偏差値が高いのが特徴です。
AWS全体でみれば売上高は高いですが、日本事業だけでみればNTTデータと比較的近いことがわかりました。
AWSジャパンの新卒募集要項について
以下にAWSジャパンの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 |
|
給与(2023年4月入社 初任給実績) | およそ400万円。(ジョブレベルにより変動) |
賞与 | 公式な発表はありませんが、賞与はないと考えられます。 賞与の代わりに「サインボーナス」「RSU」などが支給されます。 |
研修制度 |
|
福利厚生 |
|
求める人材
AWSジャパンでは、管理職・非管理職に関わらずリーダーシップスキルが必要です。
またAmazonグループは、「Our Leadership Principles」という16 項目からなる信条を大切にしています。
そのため、これから就職を考えている人は「Our Leadership Principles」に従って行動するように心がけましょう。
「Our Leadership Principles」の16項目は以下の通りです。
- Customer Obsession(お客様を起点に考える)
- Ownership(リーダーはオーナー)
- Invent and Simplify(イノベーション(革新)とインベンション(創造)を求める)
- Are Right, A Lot(正しい判断をくだす)
- Learn and Be Curious(学ぶことに貪欲)
- Hire and Develop The Best(評価の基準を引き上げる)
- Insist on the Highest Standards(高い水準を追究する)
- Think Big(大胆な方針と方向性を示す)
- Bias for Action(スピードが重要)
- Frugality(倹約の精神)
- Earn Trust(誰にでも敬意をもつ)
- Dive Deep(詳細まで把握する)
- Have Backbone; Disagree and Commit(同意できないこといは意義を唱える)
- Deliver Results(決して妥協しない)
- Strive to be Earth’s Best Employer(職場環境を整える)
- Success and Scale Bring Broad Responsibility(日々成長し続ける)
新卒採用のフロー
AWSジャパンの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
応募・書類選考
AWSジャパンの公式ホームページにある「今すぐご応募ください」をタップし、応募します。
職務経歴書の提出が必要です。
提出した書類を元に書類選考が行われ、合格者のみ一次面接のメールが届きます。
一次面接
一次面接は、就活生1人に対し、面接官1人で行います。
面接時間は45分~60分程度です。
Amazonグループが大切にしている「Our Leadership Principles」についての質問が多いため、しっかりと理解しておきましょう。
最終面接
最終面接は、就活生1人に対して、複数名の面接官が対応します。
面接時間は60分です。
面接が終わると次の面接の案内があるわけではなく、一括で調整されるのが特徴です。
ただし、すべての面接を同じ日に実施しなければならない、というわけでもなく複数日に分けることもできます。
内定
選考結果は5営業日を目安に結果の連絡が来ます。
採用大学
AWSジャパンの採用大学の実績を以下に掲載します。
東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、立教大学、同志社大学、国際基督教大学、青山学院大学、東京外国語大学、創価大学など |
難関大学や標準的なレベルの大学など幅広く採用されています。
しかし、全体的にみれば高学歴からの採用率が高いです。
中堅私立大学やその他の大学からも採用実績があることから、学歴フィルターは存在しないと考えられます。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、AWSジャパンの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高いといえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 就職偏差値が70と高い
- 外資系企業であるため、語学力が必須
- 採用大学は高学歴からの採用率が高い
就職偏差値が高く、採用されている大学も高学歴が多いことから、しっかりと対策していなければ選考を通過できません。
また外資系企業であるため語学力が必須です。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
AWSジャパンの選考難易度は高いです。
外資系企業ということもあり、語学力が必須です。
また実力主義の世界なので、常に学び続け、向上心のある人でなければついていけません。
AWSジャパンは、社員を大切にしている企業であるため、福利厚生は整っています。
残業も少なく、休暇も取りやすいため、働きやすい環境です。
簡単に内定を勝ち取ることはできないため、十分に対策してから選考に挑みましょう。