【企業分析】田辺三菱製薬の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/20更新

はじめに

田辺三菱製薬株式会社は、大阪市中央区道修町に本社を置く医療用医薬品の製造・販売を中心に行っている製薬業界に属する企業です。

医薬品の製造・販売を初め、ファーマコビジランスやMR職を通じて、流通後のアフターサービスなどのサービスも行っています。

国内のみならず、海外にまで販売領域を広げることに成功している企業です。

今回はそんな田辺三菱製薬の事業内容や経営理念など、企業研究に役立つ情報を多くご紹介していきます。

田辺三菱製薬株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業研究を行っているので、ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • 田辺三菱製薬株式会社の企業情報をまとめて把握したい
  • 田辺三菱製薬株式会社の採用難易度が気になる
  • 田辺三菱製薬株式会社の選考に有効的な情報を収集したい

 

医薬品製造業界以外の業界については以下の記事で記載しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、田辺三菱製薬の就職難易度は非常に難しいです。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、高難易度といえるでしょう。

東洋経済オンラインの『入社が難しい有名企業ランキング200位』で167位にランクインしている実績もあり、他の業界の企業と比較してみても、内定を獲得するのは難しいと推測できます。

過去の採用大学実績を見ると、国立大学や大学院の実績が多くを占めていますが、一方で工業高校の名前も確認できるのです。

そのため、製薬業界に特化した学校実績があれば、内定を獲得することは可能でしょう。

選考対策としては、「企業の経営理念や2030年に実現しようとしているビジネスモデルを考慮した将来設計図を作成すること」と、「製薬に関する実績を踏まえて、業務内容を具体的に把握しておくこと」が有効です。

説明会やインターンシップを積極的に行っている企業なので、業務内容を深く理解したい方は、これらを活用することをおすすめします。

また、募集職種は以下の通りです。

募集職種
  • 創薬本部(メディシナルケミストリー、生物研究、バイオロジクス、薬物動態研究、安全性研究)
  • 育薬本部(開発職、データサイエンス職、メディカルアフェアーズ職)
  • QV本部(ファーマコビジランス職、品質保証職)
  • サプライチェーン本部(プロセス研究、製剤研究、物性分析研究)
  • 営業本部/営業推進統括本部(MR職)

MR職以外の職種をエントリーするには、理系学部・研究科の大学実績があることが条件になるので注意しましょう。

田辺三菱製薬株式会社について

田辺三菱製薬のロゴ

出典元:

田辺三菱製薬株式会社

 

会社概要

田辺三菱製薬株式会社は、医療用医薬品などの製造や販売を行っている企業です。

世界でもトップクラスの製薬技術を有しており、アメリカや北欧市場にも事業領域を拡大しているなど、グローバルに活躍しています。

また、田辺三菱製薬、三菱ケミカル・日本酸素HDからなる三菱ケミカルグループは、総合化学グループとして国内売上ランキング1位を獲得しています。

国内でも有数の影響力を持つ企業と言えるでしょう。

さらに、日本薬学会創薬科学賞を4度も受賞し、2020年には第三回日本医療研究開発大賞で内閣総理大臣賞を受賞するなど、国内の医療関係で数々の賞を獲得してきました。

この実績により、国内医療への大きな貢献が認められています。

事業内容は、中枢神経や免疫炎症、糖尿病などの製薬開発が中心です。

開発した医薬品を国内外に流通させる販売事業も手がけています。

また、医薬品の製造・提供を起点に、予防やアフターケアに関するサービスにも力を入れています。

2030年までに「一人ひとりに最適な医療を届けるヘルスケアカンパニー」を実現することを目標に、事業領域を拡大しているのです。

 

各事業別の売上規模

田辺三菱製薬株式会社の2021年度の売上高は385,900百万円であり、純利益額は191,200百万円でした。

2020年度の売上高は377,800百万円、純利益額は187,400百万円であり、2020年度から2021年度にかけて売上高・純利益額ともに上昇傾向にあることがわかります。

なお、それぞれの事業分野での売上高の情報は開示されていませんでした。

 

各事業セグメントの解説

田辺三菱製薬株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部署活動内容
創薬本部メディシナルケミストリー、生物(薬理/スクリーニング)研究、バイオロジクス、薬物動態研究、安全性研究など創薬研究を行っている事業部署であり、薬の製造から臨床試験、安全性の研究など、世間のニーズに応える新薬を開発、研究を実施しています。
育薬本部開発職、データサイエンス職、メディカルアフェアーズ職からなる事業部署であり、新薬の承認申請や薬に関するデータ管理・解析を行い、製品の流通の実現を目指すための段取りや調整を実施しています。
QV本部ファーマコビジランス職、品質保証職からなる事業部署であり、薬の副作用を軽減するための情報を収集・発信したり、製造プロセスに以上がないか確認するなど、製薬の安全性の確認や品質向上を実施しています。
サプライチェーン本部プロセス研究や製剤研究、物性分析研究を行っている事業部署であり、製法の最適化を検討やスケールアップの計画を作成したり、包装・製剤技術を開発を行ったりすることで、製薬のより良い流通の形や、適した生産体制を整える計画を実施しています。
営業本部/営業推進統括本部MR職からなる事業部署です。

MRとはMedical Representativeの略称で、医学情報の収集や医薬品に関する正しい情報を普及させることを目的とする業務です。

副作用があるかどうかの情報収集を行ったり、製薬の情報を正しく医療関係者に伝達するための業務を実施しています。

スタッフスタッフ職は経営企画、製品戦略、総務、経理・財務、人事、広報、法務・知財、海外事業、BD(ビジネスディベロップメント)など多彩な業務を実施しており、医薬品がより多くの患者に届けることができることを最終目的に、業務を行っています。

 

医療用医薬品の製造や販売を中心に、国内外の患者さんに向けた販売事業を展開しています。

また、医薬品の情報関連の取り組みも多く、医師や薬剤師などの医療関係者や各製薬会社とも深い関わりがある会社です。

 

田辺三菱製薬で働いている社員は?

田辺三菱製薬で働いている社員像

平均勤続年数は?

田辺三菱製薬の平均勤続年数は20.4年です。

国税庁の調査によると、企業全体の平均勤続年数は12.4年であるため、丸紅ケミックスの平均勤続年数はかなり長いと言えるでしょう。

製薬会社の平均勤続年数は15.9年なので、製薬会社の中でもかなり長い年数です。

平均年収は?

田辺三菱製薬の平均年収は800万円でした。

国内上場企業の平均の年収が601万円であることを考えると、 かなり高い金額です。

同じ製薬会社の平均年収は1,000万円であることから、製薬会社の中では比較的低い平均年収であることがわかります。

平均残業時間は?

田辺三菱製薬の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり13.0時間でした。

一般のMR(Medical Representatives)職の平均残業時間は1ヵ月あたり13.7時間であるため、業界内では平均的な残業時間と言えるでしょう。

また、企業全体の平均残業時間は1ヵ月あたり21.9時間であるため、企業全体の中でもかなり少ない残業時間だとわかります。

田辺三菱製薬では、「働き方カエル宣言」で以下の項目に企業全体で取り組んでいます。

項目
  • 感染予防策の徹底
  • 会議の見直し
  • 脱ハンコ
  • ペーパーワークの大削減
  • 拠点のサテライトオフィス化
  • テレワーク環境の整備
  • Friday Surveyの継続

上記から、企業全体でも少ない残業時間で業務を行っているのではないかと推測できるでしょう。

平均ボーナス額は?

田辺三菱製薬の従業員の年間の平均ボーナス額は、225万円でした。

MR(Medical Representatives)職の年間の平均ボーナス額は155.5万円であることから、製薬業界の中でもボーナス額は非常に高いことがわかるでしょう。

また、田辺三菱製薬では年に6月、12月の合計2回ボーナスが支給されます。

どんな文化なの?

田辺三菱製薬の経営理念は、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」です。

経営理念を実現するための行動指針である「企業行動憲章」を定めています。

「企業行動憲章」の内容は以下の通りです。

企業行動憲章
  • 使命感と誇り:医療薬品の創製に携わる者としての使命感と誇りを持ち、求められる医薬品の研究開発と製品の安全性・品質の確保に力を尽くします。
  • 挑戦と革新:鋭敏な感性と広い視野で進むべき方向性を見据え、より高い目標に果断に挑戦し、革新的な価値を創出します。
  • 信頼と協奏:自由闊達なコミュニケーションを通じて互いを理解・尊重し、深い信頼関係のもとで力を合わせ、成果の最大化を図ります。
  • 社会との共生:地域社会や地球環境に配慮した活動を通じ、社会との共生を図ります。

上記の項目を元にした社会的貢献を目指す意識と、「働き方カエル宣言」などを元にした働きやすさが両立した社風だと推測できます。

社会貢献をしつつ、ライフワークバランスを大切にしたい方にピッタリな環境です。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

製薬業界における田辺三菱製薬の立ち位置をご紹介します。

製薬業界の中でも、何度も国内の賞を受賞した経歴を持つ大手企業であり、売上高はトップクラスの数値であることが判明しました。

理由として以下の要因が挙げられます。

理由
  • 三菱ケミカルグループに属しているから:田辺三菱製薬、三菱ケミカル・日本酸素HDの3社で構成された三菱ケミカルグループとして、総合科学グループの国内売上ランキングで1位獲得しているほど、市場を拡大しています。
  • AI技術を活用しているから:日立製作所と合同でAI技術を開始し、事業の効率化を行っていたり、医療者関係向けWebサイトにチャットボックスを導入したりするなど、AI技術を積極的に利用しています。
  • 営業力の向上に力を入れているから:MR教育を一新し、ジェネラルMRの仕組みを新たに作り上げるなど、MRを介した営業力の教科に成功しています。

以上の要素により、田辺三菱製薬は製薬会社の中でも、上位の売上高を記録していると考えられるでしょう。

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
田辺三菱製薬株式会社385,900百万円800万円62ライフワークバランスを大切にする社風
中外製薬株式会社73,200百万円1198万円60個性を尊重する社風
小野薬品工業株式会社17,400百万円962万円60チームワークを大事にする社風
大塚ホールディングス株式会社81,700百万円1,045万円59独自性を重視する社風

田辺三菱製薬の新卒募集要項について

以下に田辺三菱製薬の新卒募集要項についてまとめました。

募集している職種は以下の通りです。

職種
  • 創薬研究職
  • 技術研究職
  • 開発職
  • データサイエンス職
  • ファーマコビジランス職
  • 品質保証職
  • MR職

なお、職種ごとの求人人数は不明でした。

MR職は学士(4年制・6年制課程)、もしくは修士・博士であることがエントリーの条件です。

学部・学科に関しては全学部・全学科(文理不問)であるため、特に制限はありません。

ただし、MR職以外の採用職種では学士(6年制課程)、もしくは修士・博士であることに加え、理系学部・研究科であることが条件になっています。

ご自身の学歴が条件を満たしているか事前に確認しておきましょう。

賞与は年2回で、6月と12月に支給される傾向があります。

大卒・修士・高専卒で給与面の待遇が変わってきますので、以下の表を参考に把握しておいてください。

各項目詳細
職種総合職 
給与修士:241,000円

大卒:218,000円

高専卒:218,000円

賞与年2回(6月、12月)
福利厚生育英一時金、社宅、住宅補助他

退職金制度、慶弔見舞金制度、社会保険完備(厚生年金・健康・雇用・労災)など

 

求める人材

田辺三菱製薬が求める人材

田辺三菱製薬では、全社員共通の心構えである「Our Way」の信念に共感しつつ、枠を超えて「シンカ」をめざす人材を求めています。

枠を超え、「シンカ」をめざす人材の条件として、以下の項目が公開されています。

求める人材
  • 主体性:自ら考えて疑問を持ち、「こうしたい!」を実現できる
  • 専門性:何の専門家なのか語れる、「〇〇のプロ!」と言える
  • 柔軟性:素直な心で観察し、しなやかな思考で行動できる

「Our Way」では、誠実・尊重・果敢・共創・完遂が掲げられています。

面接時やエントリーシートを書く際には、上記の3つの要素か「Our Way」の内容に触れ、文章構成や回答を考えてみるといいです。

加えて、なぜその募集職種に志望したのか理由を明確にしておくと、エントリーシートをスムーズに書けるでしょう。

希望職種の内容を含めた入社後のキャリアプランを、具体的に考えることをおすすめします。

 

新卒採用のフロー

田辺三菱製薬株式会社の選考は、下記の通りの選考フローです。

選考では面接が2回行われるなど、面接重視の選考フローとなっているため、エントリーシート対策と面接練習が内定獲得のポイントになるでしょう。

インターンシップや会社説明会を行っている企業でもあるので、業務内容のイメージが具体的につかめない方は、利用することをおすすめします。

①新卒エントリー、会社説明会

マイナビやリクナビからマイページを作り、会社説明会に参加します。

会社説明会はWebで行われるため、スケジュール調整をきちんと行っておきましょう。

②エントリーシート

説明会を受けた後にエントリーシートを提出します。

希望職種に関する質問をされる傾向があるので、志望した職種に関する要点を整理しておきましょう。

③適性検査

エントリーシートを提出した後、適性検査を受験します。

複数回面接

適性検査を突破した後、2回ほど面接が行われる予定です。

最終面接以外はWebでの面接になるため、インターネット環境を整えておくことをおすすめします。

⑤内定

最終面接の後に内定の通知が届き、合格か否かがわかります。

採用大学

田辺三菱製薬の採用大学の実績を以下に掲載します。

専門学校の名前が挙げられていることから、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。

<大学院>

筑波大学、信州大学、東京大学、東京農工大学、東京理科大学、岐阜薬科大学

<大学>

近畿大学、香川大学、高知大学、山口大学、崇城大学、鹿児島大学

<短大・高専・専門学校>

宇部工業高等専門学校、北九州工業高等専門学校、都城工業高等専門学校

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、田辺三菱製薬の就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論として、偏差値・難易度は非常に高いと言えます。

その理由として以下の3点が考えられます。

理由
  • 採用実績に国立大学や大学院の名前が多く挙げられているから
  • 募集職種によっては、学部等の制限があるから
  • 製薬業界の選考レベルが平均的に高いから

ただし、学生時の勉強内容や人柄を重視しているため、学歴フィルターはないと考えられます。

企業研究を行うことで、内定を獲得できる可能性を上げることが可能でしょう。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

田辺三菱製薬は製薬業界に属する企業で、医療用医薬品の製造・販売を中心に事業展開を行っています。

専門知識が必要になってくるため、公式ホームページやインターンシップを利用し、業界の知識を深めてみるのがおすすめです。

また、2030年までに田辺三菱製薬が実現しようとしている「一人ひとりに最適な医療を届けるヘルスケアカンパニー」の内容は、内定獲得への重要な鍵になるでしょう。

そのため、2030年に目指しているビジネスモデルに、自分がどのように貢献できるか考えてみると良いです。

この記事を参考に、田辺三菱製薬のエントリーを考えてみてください。

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