サッポロビールのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/20更新
はじめに
この記事ではサッポロビールへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にサッポロビールならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、サッポロビールが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、サッポロビールの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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サッポロビールの概要
出典元:サッポロビール株式会社
初めにサッポロビールとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
サッポロビールとは
サッポロビールは、日本の大手ビールメーカーです。サッポロ生ビールやYEBISUなどの人気商品を取り扱っています。
1876年に、政府の開拓使が北海道札幌市に「札幌麦酒醸造所」を設立しました。そこで作られた「冷製札幌ビール」が社名の由来です。
日本各地に支店や工場があり、従業員数は約2,176名の企業です。海外事業も展開していて、海外にも工場があり人気のビールとなっています。
サッポロビールの採用の職は次のとおりです。
- 事務系総合職
- 技術系総合職(生物・化学系)
- 技術系総合職(機械・電気系)
- 経理部門
- SCM部門
- 総合職(障がい者採用)
自分の特性に合わせて、職種を選ぶことが可能です。サッポロビールは人気商品も多く安定している企業で将来性も期待が可能です。
各地で培われた専門知識と経験を活かし、多様なニーズに応えることで、世界中の多くの企業や組織に対し、高品質なサービスを提供し続けています。
サッポロビールの採用難易度
サッポロビールの採用難易度はかなり高いとされています。
募集人数に対して、応募人数が多いことがその理由の一つです。就職偏差値は67となっています。
東京大学や京都大学のような一流大学から多くの応募があるため、ライバルのレベルも高く採用への道は険しいといえます。Aランクの大学での採用が多いです。しかし幅広い大学からの採用があります。
サッポロビールの採用大学
サッポロビールの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学の採用実績もあります。学歴フィルターは少し存在していると考えられます。
<大学院> 大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、東京大学 <大学> 愛知大学、青山学院大学、小樽商科大学、関西大学、学習院大学、慶應義塾大学、神戸大学、駒澤大学、上智大学、中央大学、同志社大学、名古屋大学、日本大学、早稲田大学 |
採用実績のある大学を見ると最低でもマーチレベルの大学となっており、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者もいて選考難易度は高いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
サッポロビールが求める人材とは?
結論から言うと、サッポロビールのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。サッポロビールのパーパスは「誰かの、いちばん星であれ」です。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
サッポロビールの求める人材は次のとおりです。
- 興味関心を広げ、自身の成長のために行動できる人財
- 自ら協働を促し、チームの成果に貢献できる人財
- 変化や失敗を恐れずにチャレンジする人財
チャレンジが可能で、チームで頑張っていける方を求めています。また、「サッポロビールでいい」という方ではなく、「サッポロビールがいい」という方を求めていると書いてあり、サッポロビールに入りたいという意思が強い方に向いている会社です。
また、職種によっては入社前に必要な知識やスキルは必要ではありませんが、経理や機械・電気系などの職種ですと入社前にスキルを身につけていることは必須ともいえるでしょう。在学中に資格などを取っている方のほうが確実に有利になってきます。
サッポロビール各社の採用方向性の違いは?
サッポロビールは、新卒採用において「求める人材」を掲げています。
サッポロビールは「新しい楽しさ・豊かさを、お客様に発見していただけるモノ造りを」を掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
行動規範は「カイタクしよう」です。お客様のいつもの一杯を大切にし、これからのサッポロビールの新商品などをカイタクしていける人材を求めています。
職種によっては入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、研修などを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
サッポロビールでは、本社や支店、工場などがありますが、同じビジョンの元採用活動を行っています。地方の支店でも採用方針は変わらないといえるでしょう。サッポロビールの採用方針のもと対策を行っていってください。
サッポロビールでは、各種社会保険、退職金制度、ワークライフバランス支援制度などの福利厚生が充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、サッポロビールのマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業がチェックしているポイントを紹介します。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が食品業界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは食品業界でも最大限に発揮されると考えるからです。
具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。
結び:食品業界でもこの強みは発揮できると考え食品業界を志望します。
理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。
具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。食品業界では安定した企業をお客様とし、課題解決のための様々な提案や、ニーズを満たすため日努力できる環境にあるため、志望理由にマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から食品業界を志望しています。
サッポロビールの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えばサッポロビールであれば「新しい楽しさ・豊かさを、お客様に発見していただけるモノ造りを社会に」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。例えばサッポロビールは特に「ロングセラーの商品」や「ファンの多い商品」が強みです。
そういった企業の強みをエントリーシートに入れると、しっかりと企業研修を行っていると良い印象を与えることも可能です。
大事なのは数ある代替可能業界がある中で、なぜ「サッポロビール」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
サッポロビールの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
営業職のエントリーシート
志望動機
・サッポロビールに興味を持っていただいた理由を教えてください。(300文字以内)
【記載例】
多種多様なニーズに応えるべく、商品を展開する貴社の商品開発の姿勢に興味を持ちました。 初めてビールを飲んだ際、ビール特有の苦みをおいしいと思うことが出来ず、一口しか飲めませんでした。それ以来ビールが苦手で購入を避けていたのですが、ある日母に貴社の「サッポロドラフトワン」を勧められました。疑い半分の気持ちで飲んでみると、苦みが少なくビールを苦手としていた私でもおいしいと感じ、飲むことができました。 ビールが苦手な消費者が求める、ビールの良さともされる苦みを軽減した、すっきりとした味の新たなビールを生み出す斬新な姿勢に、全ての消費者に向き合っているという印象を受けたのが貴社に興味を持った理由です。
ポイント:サッポロビールに興味を持った理由について詳しく書かれています。
志望動機
・今までの人生で最大の挑戦とその理由、その結果得られたことを教えてください。(500文字以下)
【記載例】
私の最大の挑戦は、大学の授業において好成績をとり、成績優秀者に選ばれることを目標に日々の勉強に取り組んできたことです。私の大学では、在籍学生数2万人のうち上位200人が成績優秀者に選出されます。大学入試失敗の悔しさから、「ここで腐らず、より高みを目指していこう」と決意し、この目標を設定しました。しかし、新型コロナの影響でオンライン授業となり、周りの状況がわからないなか、どうモチベーションを維持し、目標を達成するかが課題でした。 そこで、2つのルールを自分に課しました。授業を1日も休まないこと、課題をその日中に終わらせることの2つです。この2つの「当たり前」を必ず実行することに決めました。また、授業で疑問が生じた際は質問に行き、質の向上を意識しました。 悔しかった経験をバネに諦めない気持ちをもち、努力し続けたことで、1、2年生の成績が共に成績優秀者に選ばれました。この経験から、目標達成のために何をすればいいかを考える力、それを実行し継続する力が身に付いたと考えています。この力はアルバイトや就職活動、日々の生活の様々なところで活きており、仕事でも課題解決、目標達成において活きてくると信じています。
ポイント:500文字という長めの指定ですが上手くまとめられています。今までの人生で最大の挑戦について書かれています。
DX推進職のエントリーシート
志望動機
・仕事体験を通して身に付けたいことを教えてください。(300文字以内)
【記載例】
貴社で働くイメージを具体的につけたい。私は、アルコール商品による“コミュニケーション”や“明日への活力”などの「きっかけ作り」が出来る力に魅力を感じた。その中で貴社の理念である「お酒は、お客様の楽しく豊かな生活を、より楽しく豊かにできる」を実現するための取り組みを肌で感じたい。また活躍される社員の方々との交流・フィードバックで自身のギャップを補い、成長へと繋げる。さらに野球部マネージャーの経験から、データ分析による戦略立案・実行の重要性を実感した。実際の体験を通して新部署であるDX推進グループの今後の挑戦や専門性、技術力から、企業経営や社会にどのように影響を与えるか学びたい。
ポイント:仕事体験を通して得たことを書かれています。野球部のマネージャーの経験についても書かれていて、マネジメントスキルをアピールしています。
事務系職のエントリーシート
志望動機
・今回のインターンの応募理由及び期待することを教えて下さい。
【記載例】
今回のインターンへ応募理由は、社員の方のお話を通じて「組織で働くことの意義」を見つめ直し、深堀りするきっかけにさせていただきたいからです。私は学生時代、1つの大きな組織(○○部)に属していました。大きな組織でしたが、チームの人と密接な関係を築き、チームに対して自分は何をするのか、を考えながら取り組み、4年間を通じて、「人」と「組織における自分の存在意義」を大事にしたい、と思うようになりました。「人財」、と人を大切にし、自社製品に誇りを持っていらっしゃる社員の方にお会いして、どんな思いで働きモノ作りをしているのか、企業に対する思いを伺い、理解を深められることを期待しています。よって私は貴社を志望します。
ポイント:応募理由が詳しく書かれています。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。
その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。
サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。
ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。
その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。
私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。
その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。
この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。
また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。
この強みを活かして、コンサルタントとして、クライアントの課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしもコンサルタントに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、サッポロビールの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
サッポロビールは大手のビールメーカーで、人気商品も多くある会社です。日本各地に支店や工場もあり、海外事業も行っています。
このような背景を持つサッポロビールでは、「新しい楽しさ・豊かさを、お客様に発見していただけるモノ造りを」を存在意義として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、サッポロビールではチャレンジが可能な方やチームで頑張れる方を求めています。また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、サッポロビールの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。