大広/大広WEDOのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/20更新
はじめに
この記事では、大広/大広WEDOへの就職を目指す方々に向けて、エントリーシートの作成方法について詳しく解説しています。
特に、大広/大広WEDO特有のアピールポイントや、具体的な記載例をわかりやすく紹介します。
さらに、大広/大広WEDOが求める人材の特徴や、選考プロセスにおける重要なポイントについても詳しくアドバイスしています。
これから内定を目指す就活生の皆さんにとって、有益な情報を提供しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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大広/大広WEDOの概要
出典元:大広/大広WEDO
初めに大広/大広WEDOとはどんな企業なのか紹介します。
大広/大広WEDOとは
大広は日本を代表する総合広告会社であり、1945年に設立されました。
2003年には株式会社博報堂、株式会社読売広告社と経営統合し博報堂DYホールディングスを設立しました。
広告代理業務を中心に、マーケティング、PR、デジタルコミュニケーション、メディアプランニングなど、広範なサービスを提供しています。
多岐にわたる業界や企業に対して、包括的な広告ソリューションを提供することで知られています。
大広WEDOは、大広グループの一員です。
特にデジタルマーケティングとクリエイティブなソリューションに特化しています。WEDOは、デジタル広告、ソーシャルメディア戦略、データ解析などを通じて、クライアントのデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
大広/大広WEDOの採用難易度
大広/大広WEDOの採用難易度は高いといえます。
学歴フィルターはないものの、もともと就活生の中で広告業界は人気が高いため一流大学からの就活生が多いです。
文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が実施している「1.4万人の就活生が選んだ人気企業ランキング」では、2024年前半56位、2024年後半70位に位置しています。
また、過去の入社実績を調べると毎年約20名が入社しています。
毎年100名以上の入社人数がいる大手代理店と比較をしても、多くはありません。
就活生からの人気と採用人数の少なさを考えると、採用難易度は高く多くのライバルがいることが予想できます。
採用年度 | 人数 |
2023年度 | 入社実績27名 |
2022年度 | 入社実績14名 |
2021年度 | 入社実績21名 |
2020年度 | 入社実績30名 |
2019年度 | 入社実績24名 |
大広/大広WEDOの採用大学
大広/大広WEDOの採用大学は公表されていません。
応募資格を見ても下記のように大学および大学院卒業資格のみになります。
口コミを検索しても学歴重視で採用しているといった声はなかったため、学歴フィルターはないと考えられます。
- 2025年3月までに卒業見込みの4年制(6年制含む)大学生または大学院生
- 既卒者可
- 2025年3月までに卒業見込みの4年制(6年制含む)大学生または大学院生
- 既卒者可
※国内・海外の大学ともに、学部・学科・専攻不問
学歴フィルターに関しては、下記の記事でも紹介しています。ぜひ記事を参考にしてください。
大広/大広WEDOが求める人材とは?
結論から言うと、大広/大広WEDOではクリエイティブな発想力と主体性を持つ人材を求めています。
大広/大広WEDOでは「CAMP」というユニークなコンセプトを基にした働き方を提唱しています。
「CAMP」とは、社員一人ひとりが主体性を持ち、創造力と連携力を発揮しながら、共に目標に向かって進んでいくスタイルを指しています。
CAMPは以下の言葉の頭文字です。
- Creative
- Active
- Mind
- Possibility
言葉 | 意味 |
Creative | 社員個々の個性を融合させ、想像力を重んじることで、新しい顧客価値を創出することを目指しています。社員の創造力を最大限に引き出し、それをビジネスに反映させることが求められます。 |
Active | 主体性を持ち、チームや年代を超えて活発にコミュニケーションを取りながら、自らの裁量で仕事を進める姿勢が重要です。柔軟な働き方を通じて、社内外の連携を強化します。 |
Mind | クライアントや顧客の想いを深く考え、信頼を築くことが求められます。顧客のニーズや課題を理解し、それに応えるソリューションを提供することで、長期的な信頼関係を構築します。 |
Possibility | 社員が目標達成のために挑戦し続け、スキルを磨くことで、時代の変化にも柔軟に対応します。自己成長を追求しながら、新しい可能性を探求することが期待されます |
大広および大広WEDOでは、全員で協力しながら仕事を進める「CAMP」スタイルを重視しています。
キャンプでの体験のように、皆で汗をかき、共に料理を作り、テントを立て、火を起こし、大自然を生き抜く経験を共有することを理想としています。
これにより、単なる「楽(らく)」ではなく「楽しさ」を追求しながら、顧客価値を創造していく企業文化が形成されているのです。
大広/大広WEDOの採用方向性の違いは?
大広と大広WEDOの採用方向性の違いは次の通りです。
大広共通の採用方向性
大広は総合広告代理店として、幅広い分野での総合職を募集しています。
大広の採用は、戦略から戦術まで幅広いスキルを持つ人材を求めており、広告業界全体を俯瞰し、プロデュースやディレクションを担う人材を育成することを目指しています。
- 総合職採用: 職種にとらわれず、幅広いスキルを持つ人材を対象にしています。
- 多様な配属先:大広のすべての部署が配属の対象となり、戦略、クリエイティブ、メディアプランニングなど、さまざまな業務に従事する可能性があります。
- 選考プロセス:書類選考、複数回の面接(TABLE DIALOGUE)、役員面接を経て、総合的な適性を判断します。
大広WEDOの採用方向性
大広WEDOは、大広グループの中で特にクリエイティブとデジタルマーケティングに特化した企業です。専門職としてのスキルを深めることを重視し、クリエイティブなプロジェクトやデジタル領域での活躍を期待される人材を募集しています。
- 専門職採用:コピーライティング、デザイン、ウェブ制作、映像制作など、専門的な職能に特化した人材を対象としています。
- 初任配属:クリエイティブ系の職種に配属されることが多く、その後のキャリアパスは個人の希望や適性に応じて決定されます。
- 選考プロセス:書類選考、クリエイティブに関連した実技試験やポートフォリオ審査、複数回の面接を通じて専門的なスキルと創造力を評価します。
大広WEDOでも大広のように、総合職採用もあります。
大広WEDOの専門職採用は、学生時代にコピーやデザイン、WEB制作などの映像制作の活動や勉強をしてきている方に特化した採用です。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートは、企業が採用プロセスの初期段階で就活生を評価するための重要なツールです。
企業がエントリーシートを課す理由は次の通りです。
- 就活生の適性を評価するため
- 企業文化にマッチする人材かどうかを判断するため
企業は、就活生の基本的な適性やスキルをエントリーシートを通じて評価します。
志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどの項目を通じて、就活生の価値観や考え方、経験を把握しているのです。
また、エントリーシートは企業の文化やビジョンに対する理解度を確認するための手段でもあります。
志望動機の欄で、就活生がどれだけ企業研究をして企業の価値観や目標に共感しているかを見ています。
企業は、自社の文化にマッチする人材を求めており、就活生が企業文化にどれだけフィットするかをエントリーシートを通じて評価しているのです。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方を解説します。
- 自己分析を深める:自己PRを書く前に、自分の強みや弱み、価値観を深く理解することが必要です。
- 企業研究を徹底する:志望動機を明確にするために、企業のビジョン、ミッション、最近のプロジェクト、企業文化を理解します。
- 具体的なエピソードを加える:数字や成果を含めた具体的なエピソードを書きます。例えば「困難を乗り越えたエピソード」などです。
- 企業の求める人材像に合わせる:企業の求めるスキルや特性を持っていることをアピールします。
この書き方をすることで、企業が求めるポイントを押さえたエントリーシートを作成できるでしょう。
参考に志望動機の例文を紹介します。
広告業界を志望する理由は、クリエイティブな発想力を活かして多くの人々に影響を与えたいからです。大学時代、マーケティングゼミで地域のカフェの売上向上を目指した広告キャンペーンを企画しました。ターゲット層の分析を行い、SNSを活用したプロモーション戦略を提案した結果、カフェの来店客数が20%増加し、オーナーから感謝の言葉をいただくことができました。この経験を通じて、広告の力を実感し、広告業界への興味がさらに深まりました。
貴社を志望する理由は、独自のクリエイティブなアプローチと多様なクライアントに対する柔軟な対応力に共感したからです。特に「○○キャンペーン」は、シンプルでありながらも強いメッセージ性を持ち、多くの人々の心を動かす力を持っています。私も貴社の一員として、このような感動を生む広告を作りたいと強く感じています。
私の強みは、クリエイティブな発想とチームでの協力を重視する姿勢です。ゼミでのプロジェクトやインターンシップを通じて、チームメンバーと意見を交わしながら最適な解決策を見つけ出す力を養いました。貴社で働くことで、この強みを活かし、多様なチームと共に新しい価値を創出し、貴社の広告キャンペーンに貢献したいと考えています。
広告業界で働くことは、自分のクリエイティブな能力を最大限に発揮し、多くの人々に影響を与える仕事だと確信しています。貴社の一員として、共に感動を創り出し、社会に貢献できる日を楽しみにしています。
大広/大広WEDOの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
大広/大広WEDOは、「顧客価値経営」を基本とし、クライアントの先にいる顧客の深い理解を目指しています。
この理念のもと、顧客のニーズに基づいたフルファネル(購買プロセス全体を包括的に捉える考え)のマーケティング支援を提供しているのです。
さらに、デジタル技術やAIを活用して、パーソナライズされたコミュニケーションを実現し、顧客価値の見える化を推進しています。
大広は「構想、実装、伴走」の3つの力を最大限に発揮する体制を整えています。
クリエイティブなアイデアを構想し、それを実際の広告キャンペーンに実装し、クライアントと共に成果を追求してきました。
また、組織全体が一丸となってクライアントのビジネス成長をサポートする姿勢が特徴です。
大広WEDOはクリエイティブとデジタル領域に特化した組織です。
特に人の心を動かす広告の制作に力を入れており、デザインやアイデアに対して高い共感性と洞察力を求めてきました。
社員が多様な視点を持ち、ユーモアや新しい価値観を取り入れたクリエイティブなアプローチを重視しています。
大広および大広WEDOは、チームワークと個々の創造力を大切にする企業文化です。
社員一人ひとりの主体性を尊重し、活発なコミュニケーションを奨励しています。
特に大広WEDOでは、人の心を考え、共感できる人材を重視しており、飛び抜けたデザインスキルよりも、共感性や人間性を持った人と共に働くことを望んでいます。
大広と大広WEDOの価値観やカルチャーを理解することは、企業の選考を通過するために非常に重要です。
企業のミッションやビジョンに共感し、自分の強みや経験がどのように企業に貢献できるかを明確に示すことが求められます。
大広の「顧客価値経営」や大広WEDOの「人の心を動かすクリエイティブ」に共感し、それを志望動機や自己PRに取り入れることで、企業の求める人材像に近づけられるでしょう。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、採用プロセスの初期段階で企業が就活生を評価するための重要なツールです。
エントリーシートは、選考の入口として就活生の適性や企業文化へのフィット感、コミュニケーション能力を確認するために用いられます。
エントリーシート作成時には下記の点に注意しましょう。
- 明確で簡潔な文章にする:読みやすさが重要です。簡潔で明確な文章を心がけましょう。
- 独自性を強調する:他の就活生と差別化するため、自分の独自の経験や視点を強調します。
- 貢献できる能力をアピールする:自分が企業に対してどのように貢献できるかを明確に述べましょう。
ポイントを押さえたエントリーシートを作成することで、企業に対して自分の強みや適性を効果的にアピールし、選考を通過しやすくなります。
また、大広/大広WEDOでは「エントリーシート」を「DIALOGUE SHEET」=「対話のためのシート」と呼んでいます。
ありきたりな志望動機や自己PRではなく、就活生のありのままの姿を表現する質問が出されるようです。
過去の質問については、後述します。
また、エントリーシート対策記事については、下記ページでまとめて紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
大広/大広WEDOの過去の選考においてエントリーシート(DIALOGUE SHEET)の質問を紹介します。
自己PR
・あなたの人柄や大切にしている価値観がよくわかるような形で、ご自身のことを自由に表現してください。
【記載例】
私は「共感」と「挑戦」という二つの価値観を大切にしています。
「共感」
まず、共感についてです。私は幼少期から人の話をよく聞くことが好きで、友人や家族からも「聞き上手」と言われてきました。大学時代には、ボランティア活動として地域の高齢者施設で話し相手を務める機会がありました。
そこで、利用者の方々が過去の思い出や現在の悩みを話してくださる中で、私はただ聞くだけでなく、相手の気持ちに寄り添い、共感することの大切さを実感しました。
共感を通じて、相手との信頼関係が深まり、より良いコミュニケーションが生まれることを学びました。この経験を通じて、人と人との関係性を築く上で共感の力がどれほど重要かを強く感じました。
「挑戦」
次に、挑戦についてです。私は常に新しいことに挑戦し、自分の限界を超えることを目指してきました。大学では、未経験の分野であるプログラミングに挑戦し、自分でウェブサイトを制作するプロジェクトに取り組みました。
最初は難しいと感じることも多かったですが、毎日少しずつ学び続けることで、自分のスキルが向上するのを実感しました。この経験を通じて、どんなに困難な課題であっても、努力と継続の姿勢で乗り越えることができるという自信を得ました。
「価値観の応用」
この二つの価値観は、貴社で働くうえでも重要だと考えています。
「共感」の力を活かしてチームメンバーとの信頼関係を築き、「挑戦」する姿勢で新しいプロジェクトに積極的に取り組むことで、周囲に良い影響を与えることができます。
「終わりに」
私が大切にしている共感と挑戦の価値観は、人との関わりや自分の成長において欠かせないものです。これからも、共感の力で周囲の人々と強い絆を築き、挑戦を続けることで自己成長を図りたいと考えています。貴社においても、この価値観を活かし、チームやプロジェクトに貢献したいと考えています。
ポイント:例文では具体的なエピソードを交えて自身の価値観を示し、仕事にどのように活かすかを明確に述べています。また、共感と挑戦の両方の価値観が強調されており、信頼関係の構築やプロジェクトへの積極的な取り組み姿勢が伝わります。
この質問は自由度が高いため、写真やイラストなどを活用するとより分かりやすくなるでしょう。
自己PR
・あなたの美学は何ですか
【記載例】
私の美学は「調和と創造」です。これらは私の人生のあらゆる側面で重要な役割を果たしてきました。
「調和」
調和は、異なる要素や価値観が共存し、全体として美しくまとまる状態を指します。私は常に人々との関係において調和を重視してきました。大学時代には、サークル活動でイベントの企画運営を担当しました。異なる背景や意見を持つメンバーが協力し、一つの目標に向かって進む中で、私は調整役としての役割を果たしました。意見の対立が生じた際には、お互いの立場や意見を尊重し、最善の解決策を見つけることを心掛けました。この経験を通じて、多様性を尊重しつつ調和を生み出すことの重要性を学びました。
「創造」
創造は、新しい価値を生み出す力です。私は常にクリエイティブな発想を大切にし、新しいアイデアを追求してきました。特に、デザインにおける創造性は私の情熱の一つです。大学のデザインプロジェクトでは、地域の小規模な店舗のブランド再構築を手掛けました。市場調査を行い、顧客のニーズを反映したデザインコンセプトを提案しました。その結果、店舗の売上が増加し、オーナーから高い評価をいただきました。このプロジェクトを通じて、自分の創造性が実際のビジネスに貢献できることを実感しました。
「美学の実践」
私の美学である「調和と創造」は、貴社の仕事の中でも大いに活かせると考えています。調和を重視することで、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを図り、協力し合いながらプロジェクトを進めることができます。また、創造性を発揮することで、革新的なアイデアや解決策を提供し、プロジェクトの成功に貢献できると確信しています。
「終わりに」
私の美学である「調和と創造」は、私の人間関係や仕事の取り組みにおいて欠かせない価値観です。これからもこの美学を大切にし、周囲と調和しながら、新しい価値を創造し続けたいと考えています。貴社でも、この美学を活かしてチームやプロジェクトに貢献できることを楽しみにしています。
ポイント:「調和」と「創造」という二つの価値観を軸に具体的なエピソードを交えて、自分の強みや経験を分かりやすく説明しています。また、この価値観が仕事にどのように活かせるかを明確に述べており、企業に対する具体的な貢献をアピールしています。
また、他にも下記のようなユニークな質問があったようです。
- あなたが個人的に好きなブランドをひとつ思い浮かべてください。広告会社に入りそのブランドの担当者になったとしたら、どのような成長プランを提案したいか自由に発想ください。
- リクルートサイトを見て、会ってみたいと思った大広社員を教えてください。
- 2050年、世の中をハッピーにしている「結婚」の姿とは?あなたなりに自由に発想してください。
一般的なエントリーシート対策だけではなく、クリエイティブな発想力が求められるためしっかりと対策を考えておきましょう。
まとめ
この記事では、大広/大広WEDOの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
大広は、長年にわたり日本の広告業界をリードしてきた総合広告会社であり、大広WEDOはクリエイティブとデジタル領域に特化しています。
大広/大広WEDOは、「顧客価値経営」を掲げ、クライアントのビジネス成長を共に実現することをミッションとしています。
この精神に共感できる人材を求めており、特に共感力や創造力を持ち、常に新しい挑戦を恐れない姿勢を重視しています。
また、社会の発展に貢献し、広告を通じて人々の生活を豊かにする強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛け、自分の経験やスキルを具体的にアピールすることが重要です。
この記事が、大広/大広WEDOの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。