NTTアドバンステクノロジのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/18更新
はじめに
この記事ではNTTアドバンステクノロジ株式会社(以下NTT-AT)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にNTT-ATならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、NTT-ATが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、NTT-ATの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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NTT-ATの概要
出典元
初めにNTT-ATとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
NTT-ATとは
NTT-ATは、ネットワーク開発、システム開発、先端技術事業など『通信』だけではなくさまざまなビジネスを行っているNTTグループを構成する事業会社であり、ネットワーク、ソリューション、プロダクトセールス等、あらゆる分野における開発・ビジネスに深く関わるオンリーワン企業であるといえます。
NTT研究所は、世界でも屈指の情報通信研究所として、情報通信技術をリードし続けており、電話、インターネット、携帯電話などの通信サービスをはじめとして、半導体、光ファイバ、通信プロトコルなど、通信の基盤技術、さらには、ナノテクノロジー、環境という関連技術分野にまで及んでいる特徴があります。
NTT-ATは研究所の成果に加え、市場や社会のニーズを先取りした「多様な価値」を付加する役割を担っているといえます。多彩な技術開発に携わっているため、おのずと事業領域も拡大することとなり、社内でも組織によって全くジャンルが異なる商品・サービスを取り扱うことがある点も特色の1つです。
幅広い分野において様々な技術を融合し、顧客に対する価値提供を継続していくことがNTT-ATの使命です。
先進技術を取り扱う以上、ともすれば先端技術自体に注目が集まり勝ちですが、NTT-ATにおいては、その技術を動かすのはあくまでも“人”であることを重視し、若手社員の段階から比較的裁量の大きな仕事を任せる場合が少なくありません。
こうしたことから、NTT-ATでは、単に技術力にとどまらず「人間としての力」をとても重要視しています。
NTT-ATの採用難易度
NTT-ATの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
NTT-ATの採用大学
NTT-ATの採用大学の実績は以下の通りです。
採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、学歴フィルターはなく、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
<大学院> 青山学院大学、大阪大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、信州大学、上智大学、千葉大学 <大学> 大阪大学、大阪市立大学、岡山大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢工業大学、関東学院大学 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
NTT-ATが求める人材とは?
結論から言うと、NTT-ATのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。
新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムやコンテンツを重要視していることも、メッセージに記載されています。
この観点から、KPMGの門をくぐりたい人は事前にコンサルティング関連のナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
NTT-ATの採用方向性の違いは?
NTT-ATには、グループ会社として、NTT-ATシステムズ、NTT-ATテクノコミュニケーションズ、NTT-ATアイピーエス、NTT-ATクリエイティブ、NTT-ATエムテックがあります。
グループ各社は、各々採用活動を行っています。
このうち、NTT-ATシステムズは、ICTシステムに関するソフトウェア開発から運用に至るネットワークソリューションビジネス全般をNTT-ATから受託しているほか、近年ではRPA・測定器等テクニカルセールス・NOC/SOC運用などにも進出しており、新卒採用としてソフトウェア開発エンジニアとネットワークエンジニアを募集しています(中途採用もあります)。
NTT-ATテクノコミュニケーションズは、モバイル系サービスの開発・提供・運用支援やAI系プロダクト/サービスの開発・提供・運用支援を担っており、新卒採用として技術職を募集しています。
NTT-ATアイピーエスでは新卒採用・キャリア採用の区別をせずにネットワーク/サーバエンジニアとソフトウェアエンジニアを募集しています。
NTT-ATクリエイティブは、精密洗浄における洗浄装置の開発及び洗浄工程の設計・管理、光通信関連製品の製造業務、半導体関連製品の製造および生産管理・生産技術開発業務を行い、新卒採用として製造技術職を募集しています。NTT-ATエムタックは固定資産関連パッケージソフトの開発・販売に関する業務を担い、システム導入サポート、テストエンジニア、システム営業、経営企画・経理・総務担当者について正社員の募集をしています。
グループ各社の場合、NTT-ATよりも初任給が若干下がり、また勤務地が異なる場合があるので、応募にあたっては事前に十分に研究しておく必要があります。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントになります。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートの書き方の基本は「論理性」です。
特に技術系の企業では論理性が重視されることに注意する必要があります。
では、どのような書き方をすると論理性を持つかといえば、PREP法が一般的です。
論理性とは、道筋がはっきりしていることを意味します。
PREP法では、結論から始め理由付けをして結論に戻る書き方をするため、論理性が高まるのです。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再び結論
PREP法の特徴は、結論が先に来ることです。
エントリーシートには、結論から理由への展開、具体例の挙げ方が効果的でしょう。
結論と結論の間に具体例を挿入することで、論理性が高まり、強調効果もあります。
企業側は短時間でエントリーシートを読むため、最後の結論でアピールすることが重要です。
PREP法は短時間で強調したい文章に適しています。
非常に簡潔で論理性が高まりやすい構成から、エントリーシートに向いているとされてきました。
PREP法はテンプレートとして使えるところも、エントリーシートに向いているポイントです。
例文があれば、自分のエピソードなどと置き換えて使えるでしょう。
400文字を例にすると、構成は4つで100文字平均になります。
もともと大量の文章を書くわけではないため、テンプレートが使いやすくなります。
注意点としては、長くなりがちな文章を一文一意で抑え、冗長な表現をカットすることです。
これにより論点が明確になり、伝えたいことにメリハリをつけることができるでしょう。
エントリーシートは、就活生から企業に対するメッセージとしての意味も含むので、最終結論に盛り込む内容をしっかりと定めて作ることにしましょう。
以下に例文を挙げます。
結論:私は、学生時代に様々な場面でリーダーシップを発揮してきました。
理由:大学のブラスバンドでリーダーを務め、リーダーシップの重要性を身をもって経験してきたからです。
具体例:ブラスバンドにおいては、個人の練習も必要ですが、各楽器のメンバーが集合し、全体での練習が不可欠です。しかし、練習場所やメンバーの時間の都合がつかないこ
とがしばしばありました。メンバー間の連携が不十分だったのです。
そこで、大学側とも交渉し、週2回の練習場所を確保するとともに、メンバーには時間を決めたうえで短時間で集中的に練習する手法を導入し、改革を実行しました。
メンバーにはそれぞれ声掛けを行い、週明けに活動内容の詳細をSNSで配信することにより、連携を担保しました。
結論:その結果、短時間の練習であったにもかかわらず、参加したブラスバンドの大会で準優勝を獲得することができました。
課題分析を行い、迅速に対応すること等、学生時代の活動の中でリーダーシップを発揮して得た経験は、貴社の業務においても存分に活かして参りたく考えております。
NTT-ATの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばNTT-ATであれば、「お客様とともに進化し続けるバリューパートナー」および「未来を拓くチカラと技術」です。すなわち、顧客と真摯に向き合い、時流を読みつつ、常に革新的な提案を行い、新たな価値を生み出し続けるパートナーになるという姿勢です。
そして、社員一人ひとりがチカラ(人間力)と技術を掛け合わせることにより、社会における問題を解決し、輝く未来を切り拓くことがNTT-ATの使命であると位置付けています。
大事なのは代替可能な業界ないし企業が数多くある中で、なぜ「NTT-AT」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
NTT-ATの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
技術職のエントリーシート
自己PR
・具体的なエピソードを交えて、あなたのアピールポイントを教えてください。
【記載例】
私は、自らのアピールポイントとして「自らチャレンジし、最後まで責任をもってやり遂げる人間」であることを強調します。私の人生最大の挑戦は、学部2年から3年次における、ベンチャー企業でのインターンを経験した際の出来事にあります。その会社は新規のサービスの提供を開始し立ち上げたものの、売上が伸び悩んでおりました。そこで、インターンに参加した学生による検討チームを発足させ、私がリーダーを務めました。私は業界トップの競合A社のサービスを実際に利用し、分析したところ、A社は、一度に多数のユーザを集客できる反面、ユーザ各人へのサポートが不十分であることが分かりました。
そこで私たちは、ユーザ個人の満足度を最優先することとし、徹底したサポートを売りにしました。その結果、最終的には1か月間で月250万円の売上を記録しました。責任感をもって努力し、結果を出しました。以上から私は「自らチャレンジし、最後まで責任をもってやり遂げる人間」であることをPRします。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できまるでしょう。
また、インターンにおいて困難な課題に対し、自らがグループのリーダーとして挑戦し、メンバーを引っ張り、実際に誇るべき結果を残した旨の説明は数字を示していることからも具体性があり、印象が良いです。
学業
・現在、大学でどのような学業に取り組んでいるか教えてください。
【記載例】
大学ではマーケティング論を専攻し、特に米国におけるプロスポーツ業界のアスリートの個人成績分析に向けた研究に力を入れました。特にMLBにおいては、フリーエージェント(FA)の資格を得る前年に好成績を記録した選手は、長期間の複数年契約の締結を希望するものの、実際には契約後ケガや不振に陥り、待遇に見合う成績を残すことができないケースが多発しており、そのリスク管理がクラブチームを運営する企業の課題になっています。
スポーツマーケティング関係のイベントにも参加して国内外の研究者と積極的に交流し、生の声を聞くことで研究テーマへの理解を深めました。学会では調査によって明らかになった現状と社会包摂に向けての課題を発表し、大学の一般教養科目でスポーツマーケティング関連の特別講義を増やすことを提案しました。
また、発表練習を通してプレゼンテーションの手法を学び、研究者としての論理的思考力だけでなく、コミュニケーション能力も磨くことができました。
ポイント:学会発表は自身の研究成果を他の研究者や専門家に発表する場であり、限られた時間の中で論理的に研究内容を説明する必要があるため、論理的思考力やプレゼンテーション能力が高いことをアピールする絶好の機会といえます。
「大学の一般教養科目でスポーツマーケティング関連の特別講義を増やすことの提案」という研究の具体的な成果が示されています。
まとめ
この記事では、NTT-ATの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
NTT-ATは、次世代ネットワーク技術開発とシステムインテグレーションを中心に行う企業です。
「お客様とともに進化し続けるバリューパートナー」を目指しています。
NTT-ATは、NTTグループに属していることから、その顧客は官公庁、自治体、一般企業など、さまざまな業界・業種に及びます。
NTT-ATの使命は、幅広い分野において様々な技術を融合し、顧客に対する価値提供を継続していくことにあります。
先進技術を取り扱う以上、ともすれば先端技術自体に注目が集まり勝ちですが、NTT-ATにおいては、その技術を動かすのはあくまでも“人”であることから、単に技術力にとどまらず「人間としての力」を重要視しています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、NTT-ATの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。