【企業分析】リンクレアの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/5/15更新
はじめに
株式会社リンクレアは東京都港区港南に本社を構える、ITコンサルティング業界に属する企業です。リンクレアはクラウド、AIなどのデジタルテクノロジーを駆使し、ビジネスや社会のDXを支援します。DXの課題発掘からシステム構築・保守まで一気通貫したサービスや、DX人材を育成する教育サービスを提供しています。
リンクレアは1970年に設立され、情報システムの構築をコアに、コンサルティング、システム教育へと大きく領域を拡げ事業を展開しています。主な事業基盤は特定のメーカーに偏ることのない「真の独立系企業」として、幅広い業種・業態のお客様から納得と信頼を頂くための努力を重ねてきています。
この記事では株式会社リンクレアへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- リンクレアの仕事内容が気になる
- リンクレアの就職難易度を知りたい
- リンクレアの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、ITコンサルティング以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、リンクレアの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
また職種としては、技術職と営業職に分かれており、技術職はシステムエンジニア・ITコンサルタント、営業職は新規・既存それぞれの法人営業というものになっています。
技術職の仕事内容は各種コンサルテーションから、企画・設計・製造・保守、教育まで、一貫したサービスを提供する仕事となっています。
一方営業職は業務の合理化や競争力強化を必要としているお客様にアプローチし、経営課題を解決する最適なサービスを提案する仕事となっています。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社リンクレアについて
出典元:トップ | 株式会社リンクレア
会社概要
株式会社リンクレアはITコンサルティング業界に属し、コンサルティングとシステム構築を主な事業内容としている企業です。 リンクレアはクラウド、AIなどのデジタルテクノロジーを駆使し、ビジネスや社会のDXを支援します。DXの課題発掘からシステム構築・保守まで一気通貫したサービスや、DX人材を育成する教育サービスを提供しています。
さらに、人々が新しいスキルを学べるようなセミナーや講座も開催しており、特に、情報システムを作る際の初期段階での独自の方法が評価されています。このセミナーにはこれまでに12,000人以上が参加しています。
また、社会課題の解決と企業の成長を同時に達成することを目指しており、そのためには、最新のIT技術を活用したソリューションの提供が不可欠です。そのため、リンクレアは、IT技術の研究開発にも力を入れており、新たな技術の開発と既存技術の改善に取り組んでいます。近年の2024年にAIイノベーション室を新設したことや、2023年にLX推進室を新設したことからもこの取り組みをみて取れます。
各事業別の売上規模
株式会社リンクレアの2023年3月期の売上高は12,106,820,000円で経常利益は727,000,000円でした。
この売上はITコンサルティング事業、システム構築事業、クラウドエンジニアリング事業、RPA事業、EZcraft事業、データ利活用事業、人材育成事業の収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は見つかりませんでしたが、過去10年分の財務指標のデータがあるので、2014年〜2023年のデータを下記にまとめます。
新型コロナウイルスの蔓延が始まった2019年は総資産額が2018年と比較して下がってしまったものの、そのタイミングを除き例年右肩上がりに総資産額が増え、順調に成長している企業であるということが財務状況から読み取れます。
各事業セグメントの解説
株式会社リンクレアの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
ITコンサルティング事業 | クライアントが抱える目標観に対して、状況に応じた様々なアプローチ手法を用いて、課題発掘から実現可能性のあるシステム化・DXのシナリオを描きます。 |
システム構築事業 | 技術力、人間力、プロジェクト経営力を体得したエンジニアが、プロジェクトの成功に向けてクライアントのシステム事業に携わります。 |
クラウドエンジニアリング事業 | AWS、Azure、GCPなどのクラウド基盤を活用したアプリケーション開発を支援します。 |
RPA事業 | RPA導入検討の相談、ロボット開発、運用の定着化、その後の社内展開に至るまで、業務の効率化や業務品質向上に向けた課題解決のサポートを行います。 |
EZcraft事業 | 複雑な業務ロジックにも柔軟に対応できるローコード開発プラットフォーム。低コストかつ効率的に開発し、DXを促進の支援を行います。 |
データ利活用事業 | データ利活用に関するテーマ選定からPoC、分析モデルの開発、システムの実装、運用、内製化をデータサイエンティストが支援します。 |
人材育成事業 | 累計4700社、1.5万人以上の実績を持つ研修プログラムを提供。IT企画力強化、プロジェクトリーダー育成、デザイン思考、AI・データ分析など多様な研修プログラムを通じて、DXの推進・内製化に必要な人材の育成を一気通貫で支援します。 |
リンクレアを代表とするコンサルティング事業や人材育成事業はもちろん、クラウドエンジニアリング事業やデータ利活用事業もあり、幅広く事業を展開していました。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
リンクレアで働いている社員は?
平均勤続年数は?
リンクレアの2023年調査時点での平均勤続年数は12.9年です。
となっています。
ITコンサルティング業界の平均勤続年数は11.1年であることから、業界平均より人の循環ペースがゆっくりしていると言えるでしょう。
平均年収は?
2022年度のリンクレアの平均年収は、8,030,000円でした。
厚生労働省の令和4年度賃金構造基本統計調査によると、ITコンサルタントの平均年収は、660万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
平均残業時間は?
リンクレアの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり10.4時間でした。
ITコンサルタント業で働く従業員の平均残業時間は26.1時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
リンクレアの平均ボーナス額は81万円とのクチコミを見受けられました。です。これは、IT業界の平均値である297万円よりも低い金額です。
しかし、リンクレアの平均年収から考えると、リンクレアの平均ボーナス額は128万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
さらにリンクレアには、インセンティブ制度があります。これは組織全体で目標を達成した際の貢献度によってボーナスの金額が追加されるもののため、インセンティブを加味すると、ボーナス額はもう少し加算されると考えられます。
また、リンクレアは年に3回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
リンクレアは、「不確実性に生きる戎(つわもの)をつくり続ける」をコンセプトに掲げています。
経営の根幹には、「悪をなさない」「利益を出す」「永続する」という組織の三原則をおき、創立以来守り続けています。この不確実な環境において人と社会に関わり、お客様とともに新たな価値と新たなビジネスを共創する「価値共創パートナー」として戎をつくり続け、そして常に挑戦し続ける文化があります。
ほかにも
- 独立系の会社
- 社員株主の会社
- 職人集団の会社
であることを宣言しています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しいITコンサルティング業界の中でのリンクレアの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、リンクレアの売上高はそこまで高くありません。
しかしながら、一般企業と比較すると、優秀な企業であることがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 圧倒的顧客志向:
ニーズに対して迅速かつ適切に対応することを重視しています。 - 提案力:
課題解決に向けた最適なソリューションを提案する能力があります。 - 人財力:
高度な技術力、人間力、そしてプロジェクト経営力を体得した強靭なエンジニアがプロジェクトの成功を導きます。 - 組織力:
組織全体で情報共有や連携を行い、プロジェクトを円滑に進めることができます。 - 品質力:
提供するサービスの品質にこだわり、お客様に満足度の高い結果を提供します。
以上の要素によりリンクレアは月間200社以上のお客様を支援するという実績が生まれています。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
企業名 | 2023年の売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
リンクレア | 121億600万円 | 約714万円 | 55 | 「OK To Fail」を合言葉に、新たな挑戦的な社風。 |
日本IBM | 7,309億円 | 約950万円 | 70 | アットホームで成果主義 |
フューチャーアーキテクト株式会社 | 537億3800万円 | 約734万円 | 65 | 挑戦を推奨し、成果主義の風通しの良い社風 |
シンプレクス株式会社 | 350億円 | 約956万円 | 65 | チャレンジすることに前向きで、主体性の高い社風 |
リンクレアの新卒募集要項について
以下にリンクレアの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 技術職/営業職 業務内容:システムエンジニア・ITコンサルタント/新規・既存法人営業 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 【院卒】
【大卒・専卒(3・4年制)】
【専卒(2年制)・高専卒】
【既卒】
※2023年4月実績 |
賞与 | 年2~3回(6月、12月、3月) |
研修制度 | 新入社員研修 等 |
福利厚生 | 各種社会保険完備(健康・労災・雇用・厚生年金) 従業員持株会制度、確定給付企業年金、確定拠出企業年金 定期健康診断の実施、配偶者検診の推進、高額医療検診(PET)受診補助 コミュニケーション金券制度、リフレッシュデー(定時退社日)の実施、有給休暇取得奨励日の設定 ほか |
求める人材
株式会社リンクレアでは求める人材として下記のものを公表しています。
求める人物像:自律型人間
セルフスターター
自分の成長のために、自発的に行動する“自己発進”ができる人財
ストレス耐性
どんな状況においても気持ちを切り替え、平常心で新たな局面に向かうことができる人財
プレゼンテーション能力
自分の考えを正確に伝えることができ、難しい事ほど解りやすく表現できる人財
アート感覚
整然と美しく、完成されたサービスを追求することができる人財
以上の4つはリンクレアの考えるリンクレアの成長につながります。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
リンクレアの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
マイナビのリンクレアの募集ページにある新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
②会社説明会
リンクレアのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
所要時間は、各回 1時間~1時間半ほどで、服装も自由です。
WEB会社説明会は、Zoomで行われるため、事前に利用設定が必要になります。
説明会の内容は当社の特色や働きがい等のオーソドックスな説明になります。
③エントリーシート
エントリーシートでは自己分析はもちろん、自身が他者との関わり方についても聞かれることがあるようです。
下記、過去のエントリーシートの質問です。
- あなたはなぜ働くのですか? 仕事を通じてどんな人物になりたいですか?
- あなたのリンクレアに対するイメージや魅力をお聞かせください
- あなたがITに興味を持つきっかけとなったことや、当社の会社説明会に参加した理由をお聞かせください。
エントリーシートの書き方は下記サイトも参考にしてみてください。
④一次面接(個別)
一次面接はオンラインで行われます。
自己紹介のような基本的な質問はもちろん、履歴書などの内容をもとに質問されていきます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 自己紹介
- 志望動機
- 周りの人からどのような人だと言われますか。自分で思っている自分の性格以外で言われることを教えてください。
- リンクレアにどのような印象を持っているか教えてください。
- 学部選択の理由
オンラインで行われ、標準的な質問が多いのが特徴です。
⑤適性検査
適性検査の詳細情報は見つかりませんでしたが、60分で行われるようです。
⑥最終面接(個別)
最終面接は、対面で行われます。仕事や企業にマッチするかといったすり合わせの質問が多いようです。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- なぜこの仕事なのか?
- 就活軸
- ガクチカ
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑦内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
リンクレアの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 愛知学院大学、青山学院大学、秋田県立大学、亜細亜大学、ECCコンピュータ専門学校、神奈川大学、金沢工業大学、甲南大学、東海学園大学、東海大学、東京IT会計専門学校、東京家政大学、東京経済大学、文教大学、平成国際大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、名城大学、明星大学、桃山学院大学、安田女子大学、立正大学、立命館アジア太平洋大学、立命館アジア太平洋大学大学院、立命館大学、龍谷大学、流通科学大学、早稲田大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、リンクレアは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、リンクレアの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 給与や福利厚生が良い
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
この記事ではリンクレアについて解説していきました。
リンクレアはITコンサルティング業界に属する企業です。リンクレアはクラウド、AIなどのデジタルテクノロジーを駆使し、ビジネスや社会のDXを支援します。DXの課題発掘からシステム構築・保守まで一気通貫したサービスや、DX人材を育成する教育サービスを提供しています。
リンクレアは採用フローが少なくシンプルなフローとなっています。学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。