ベニレイのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/15更新
はじめに
ベニレイは東京都港区に本社を置き、水産事業や冷蔵庫業をメインに手掛けています。
丸紅グループの企業としても有名で、水産業界のなかでも広く知られている企業として、数々の食品を日本の食卓に届けているのが特徴です。
この記事では、ベニレイへの就職を目指しているものの、エントリーシートの書き方に不安を感じている方に向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
なかでもベニレイならではのエントリーシートでのアピール方法や、実際の記述例なども紹介しているので、選考対策前の参考にしてみてください。
また、ベニレイが求める人物像や、選考対策のポイントも解説していますので、ベニレイの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ベニレイの概要
出典元:株式会社ベニレイ
はじめにベニレイとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ベニレイとは
ベニレイは、日本の食卓に欠かせない高品質な魚介類を供給する丸紅グループの水産物専門企業です。
国内外の産地から魚介類を仕入れ、スーパーマーケットやデパート、外食チェーンなどに流通しています。
また、日本で魚を捌ける人が減少し、肉の消費が増えるといった食生活の変化にも対応するため、調理が簡単な加工食品の開発にも力を入れています。
国内漁獲高の減少にも関わらず、グローバルな市場での取引拡大を進め、同社による水産物の安定供給への貢献が期待されています。
ベニレイの採用難易度
ベニレイの採用難易度は平均的だとされています。
これは、「2024年卒 東大・京大就職人気ランキング」でベニレイがランク外にあるためです。
千葉工業大学や千葉商科大学などといったところから多くの応募があるため、採用の道はそこまで険しくないと考えられます。
ベニレイの採用大学
ベニレイの採用大学の実績は以下の通りですが、幅広い採用実績となっており、いわゆる学歴フィルターは存在していないでしょう。
青山学院大学、亜細亜大学、茨城大学、桜美林大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、関東学院大学、慶應義塾大学、工学院大学、國學院大學、国士舘大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、専修大学、拓殖大学、千葉工業大学、千葉商科大学、帝京大学、東海大学 など |
採用大学を見てみると、幅広い学生層を積極的に採用していることが分かります。
なかには偏差値が比較的高い大学もあるものの、平均的な大学も多く見かけるため、学歴フィルターが原因で不採用になる可能性は低いと考えられます。
内定獲得を目指す場合、エントリーシートや面接などの対策を十分に行うことが大切です。
学歴フィルターによる影響がない分、これらの仕上がりによって内定が左右されるため、事前準備はしっかりしなくてはなりません。
なかでもエントリーシートは、ベニレイへの就職を目指すに至った理由や根拠などを、分かりやすく記述することが大切です。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
ベニレイが求める人材とは?
ベニレイでは、社員一人ひとりが持つ個性や能力を重視し、自由な発想で業務に取り組むことを奨励しています。
同社は、積極性と協調性を兼ね備えた人材を求めており、常に新しいアイデアや改善案を提案できるような意欲的な姿勢が評価されます。
また、持続可能な社会の実現に貢献する意志を持ち合わせていることも、同社が重視する点です。
社員インタビューからは、ベニレイで働く魅力として、個々の意見が尊重される風通しの良い環境が常に提供されていることが伺えます。
たとえば、食品輸送を扱う社員からは、新しいロジスティックソリューションの提案が採用され、効率的な運搬が実現した例を紹介しています。
このような経験が、自身のスキルアップにつながったと語っています。
さらに、別の社員からは、社内での持続可能な活動に積極的に関与しており、その一環として社外のボランティア活動にも参加していることから、社会貢献への意識の高さがうかがえます。
これにより、社員が自発的にキャリアアップをはかると共に、会社全体としても社会的な責任を果たすことにつながっています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
概要
ベニレイでは、エントリーシート(ES)を用いて就活者の資質や能力を見極めています。特に以下の点を詳細に評価しています。
- チャレンジ精神
過去にどのような課題に直面し、何をもって解決できたのかを提示する必要があります。ベニレイでは新しいことにチャレンジしていく力を重要視しているため、過去の経験や実績をふまえた説明をする必要があります。 - チームワーク力
ベニレイでは一人ひとりが独自で業務に取り組むのではなく、一致団結して一つの目標を達成することを重視しています。そのため、チームワーク力やコミュニケーションスキル等に長けている点をアピールするのが効果的です。 - 志望動機
そもそもベニレイへの就職を希望した理由は何なのか、具体的に述べられるかに注目しています。一人ひとりの志望者が持つ熱意を見極めつつ、自社の価値観とマッチしているかを判断するためです。また、志望動機と同時に、入社後のビジョンがはっきりしているかも注視しています。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
ベニレイでは、エントリーシートを通して応募者の個性や価値観などをチェックしようとしています。
そのため、エントリーシートでは独自性をアピールしつつ、ベニレイの価値観に合った人材であるとアピールできると効果的です。
- 志望動機を明確に伝える:なぜベニレイを志望したのか、就職したいと感じたきっかけは何なのかなどを、明確に伝えるよう意識する。
- 即戦力となる人材であると印象付ける:自分が持っているスキルを明確に伝え、入社後に貢献できることを採用担当者にアピールする。
- 独自性を意識する:他の志望者と同じような内容にならないよう、自分なりの経験談や業界への見解などを伝え、差別化をはかる。
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が水産物卸売業界を志望する主な理由は、この業界の持つ可能性と個人的な関心が大きく影響しているからです。
理由1:
私の関心が強い点は、持続可能な漁業への貢献が可能であるということです。
具体例:
大学時代に、地域の漁業コミュニティと協力して持続可能な魚種の普及活動に取り組んだ経験があります。その際、魚種の保護と地域経済への貢献のバランスを考えることが求められ、この経験が私の価値観と強く共鳴しました。
結び:
このような背景から、私は自己のスキルと情熱を活かして、水産物卸売業界での持続可能なビジネスモデルの推進に貢献できると信じています。
理由2:
また、消費者と水産物の供給者との架け橋となり、新鮮で質の高い商品を届けることにも深い興味を持っています。
具体例:
食品関連の小売業でアルバイトをしていたときに、消費者のニーズを直接聞く機会が多くありました。そのなかで、安心できる食品への需要が高まっていることを実感し、それに応える重要性を学びました。
結び:
この経験から、水産物卸売業界においても、消費者の期待に応えつつ、品質管理における専門性を活かせると考えております。これにより、業界全体の品質向上と顧客満足の向上をはかりたいと思っています。
ベニレイの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
ベニレイが持つ価値観やカルチャーなどを、積極的に文章に取り入れるとよいでしょう。
たとえば、ベニレイであれば2022年に新たに定めたミッションは、「産地と消費者をつなぎ、この国の『食の未来』を健やかに彩る」というものです。
この理念は、正義、革新、協調という丸紅グループの3つの核心価値に基づいています。
- 全員参加型の企業文化
ベニレイは「全員活躍の集団」と自称し、社員一人ひとりが高い志を持ち、団結して目標達成を目指しています。このアプローチは、従業員がそれぞれの能力を最大限に発揮できる環境を提供することで、企業全体としての成長を促進します。
- 継続的な革新と環境への配慮
長い歴史を持つベニレイは、水産資源の発掘や日本市場への安定供給に努めてきましたが、現在は資源管理や環境保護にも力を入れています。特にサステナブルな陸上養殖や環境負荷物質の削減など、環境に配慮した事業運営を行っており、これらの活動はSDGs(持続可能な開発目標)への貢献にもつながっています。
- 社会との連携
企業ミッションに「産地と消費者をつなぐ」と明記しているように、ベニレイは商品供給のみならず、消費者が直面する現代のニーズに応えながら、日本の食文化の維持と発展にも寄与しています。これには、「即食」「簡便」といった製品を提供することで、忙しい現代人の生活に寄り添うことも含まれます。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、応募者が自分の強みや個性などを強調するためのツールとなります。
また、企業にとっても、応募者の人物像を明確にとらえ、自社に適合した人材であるか判断する材料となるものです。
ベニレイをはじめとする企業に応募する際は、以下のポイントに着目しながらエントリーシートを作成しましょう。
- サステナビリティへの理解を示す:ベニレイでは資源の管理や環境保護など、サステナビリティを意識したサービスを展開しています。そのため、環境へ配慮することの重要性について、独自の見解を伝えられるとよいでしょう。
- 消費者目線での目標を立てる:ベニレイは消費者の目線に立ち、安心安全な商品を手頃な価格帯で提供することを重視しています。このような考えに共感を示し、商品開発に携わりたいという点をアピールしましょう。
- 安心安全な商品をつくることの重要性:食品を扱う上で、誰もが安心して食べられる安全な商品を提供することは欠かせません。この点を理解し、サービス向上に貢献したいと強調しましょう。
- 業界知識の提示:先述したような環境保全や商品の安全性など、業界の動向や背景などを理解していることを強調しましょう。ある程度の知識があると判断されれば、入社後も積極的に活躍できる人材として認めてもらえます。
- エピソードを加える:エントリーシートを書く際は、積極的に自分の経験に基づいた独自性のあるエピソードを加えましょう。たとえばベニレイを志望するきっかけがあれば、それに関するエピソードを加えることで、ほかの志望者とは異なる内容に仕上がります。
これらのポイントが意識されているエントリーシートは、採用担当者によい印象を与えられます。
もちろん、ほかの企業にも応用が利く内容となっており、基本的なポイントをおさえる上で役に立つ内容です。上記の点を意識したエントリーシートに仕上げ、採用担当者に強い印象を与えましょう。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ベニレイの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例については、情報がありませんでした。
しかし、ベニレイと同業種である水産業のエントリーシートを参考にすれば、どのように記述するとよいのかが分かります。
実際に同業種では、エントリーシートで同様の質問が多くあるため、ベニレイも同じであると考えられるでしょう。
総合職のエントリーシート
志望動機
・弊社を志望した理由を教えてください。
【記載例】
営業や経営などに対して興味関心があり、今後はその道に進みたいと考えているからである。私は昔から友人によく相談され、それについて考え解決していくことにやりがいを感じる。現在の課題は何なのか、課題を解決するためには何をすべきかなど、試行錯誤しながら問題をクリアしていくことで、自分自身の成長につながる。また、営業や経営などは普段あまり意識することがなくても、無自覚のうちに生活の一部として触れている点が面白いと感じており、その切り口で働きたい。また役員・クライアントを相手にする場面もあるため、彼らの思考に直接触れることで自身がビジネスマンとして成長できると考えており、魅力的である。
ポイント:営業・経営などに対する興味関心があること、持ち前の課題解決力を活かしたいことなどがアピールできています。
また、課題解決を行っていく上で、自分自身の成長につながることに対しやりがいを感じていることも伝えられているため、採用担当者に「入社後は物事に積極的に取り組んでくれる人材である」と印象付けられます。
自己PR
・これまでの経験のなかで、もっともチャレンジングだったことについて、「あなた自身の目的もしくは役割」「チャレンジングだった理由」「課題に対してどのように行動したか」も含めてそれぞれ教えてください。
【記載例】
活動が停滞していた○○会において、参加人数・企画の頻度を高めるべく、周囲のメンバーを巻き込んで新規企画を主催した。
結果として、参加人数が数人から○○人ほどに、活動頻度が2週間に1回から○○に増加した。
取り組みの当初、コロナ禍を経たサークルには意欲のある部員がおらず、月に2回の○○に固定の数人のみが参加している状態だった。
私は活動の「量・質」両面での改善の必要性を感じ、改革に取り組み始めた。
取り組みの中で最も困難だった点は周囲を巻き込む事であった。
何故ならコロナ禍の活動停止を経て多くの部員はサークルへの意欲を失っており、当初は私の取り組みに非協力的だったためだ。
この課題に対し私は「○○」を徹底した結果、周囲の協力を得られた。
具体的には、○○の強みを持つ私がまず動き始めて勢いを生むことで周囲の意欲を掻き立てられると考えた。
そこでまずは一人で、全部員を対象に企画ニーズの調査を行い、それを満たす企画を一度主催した。
その後徐々に周囲の協力を得られ、半年間新企画の開催を行った結果、活動頻度・参加人数ともに増加させることができた。
ポイント:当初起こっていた問題に対し、何をすれば解決できるのかを考え、それを積極的に実践できたことがアピールできています。
自身の経験がエピソード仕立てで伝えられているため、ほかのエントリーシートとの差別化にもつながっており、採用担当者の印象に残りやすいです。
活動頻度や参加人数の増加などは、取り組みに対する結果が得られているため、課題解決力があることも伝えられています。
まとめ
ベニレイは東京都港区に本社を置き、水産事業や冷蔵庫業をメインに手掛けつつ、安全品質な食品を日本の食卓に届けています。
現在も美味しい食品を届けるために、さまざまな工夫がなされています。
丸紅グループに所属しているため、今後も業務発展が期待されている企業といえるでしょう。
このような背景を持つベニレイでは、積極性と協調性を持った人材が求められています。
これらの要素を持っている人材であるとアピールできるよう、エントリーシートではエピソード仕立てで自身の魅力やスキルを伝えましょう。
これまでの経験・体験を伝えれば、自身の人間性やスキルなどを企業にアピールできます。
また、エントリーシートを書く際には、独自性も意識しなくてはなりません。
ほかの就活生よりも業界知識を深く身に付けておく、自分なりの見解を示すなどの工夫をしてみましょう。
独自性をアピールできれば、ほかの就活生との差別化につながり、採用担当者の印象に強く残ります。
エントリーシートの品質が、内定獲得を大きく左右します。この記事を参考に、ベニレイの内定を獲得できるよう準備してみてください。