雪印メグミルクのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/24更新
はじめに
この記事では雪印メグミルクへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に雪印メグミルクならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、雪印メグミルクが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、雪印メグミルクの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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雪印メグミルクの概要
出典元
初めに雪印メグミルクとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
雪印メグミルクとは
雪印メグミルクは、2009年に設立された日本の乳製品メーカーです。雪印乳業株式会社（雪印）と、日本ミルクコミュニティ株式会社（メグミルク）の経営統合により、雪印メグミルクになっています。
日本国内に支店があり、工場も10社ほどあります。従業員数は、2023年3月末の時点で連結5,715名です。乳製品の製造・販売企業大手の企業となっています。
新卒での募集職種は、次のとおりです。
- 総合企画
- 配農
- 研究
- 商品企画
- 商品開発
- 生産
- ロジスティクス
- 営業
- 管理
- 海外事業
このように様々な職種が募集されています。文系から理系まで、自分の適性に合わせて職種を選ぶことが可能です。デスクワーク系から、工場の生産に関わる仕事まであります。
家庭に美味しい商品を届けるために、様々な分野から仕事を支えていくことが業務です。特に食についての分野に関わりたい人、食を通じて社会に貢献したい人に向いている企業となっています。
各地で培われた専門知識と経験を活かし、多様なニーズに応えることで、世界中の多くの企業や組織に対し、高品質なサービスを提供し続けています。
雪印メグミルクの採用難易度
雪印メグミルクの採用難易度は高いとされています。雪印メグミルクの就職偏差値は「57」です。MARCH・関関同立レベルの大学が多くなっています。
募集人数も各職種そんなに多くなく、そのうえで沢山の応募者がいる企業です。そのため就職に対する対策はしっかりと行う必要があります。東洋新聞の｢内定の競争倍率が高い会社｣ランキングTOP100に入っていて、雪印メグミルクは2位の482.3倍となっています。
早稲田大学のような一流大学からも応募があるため、ライバルのレベルも高く採用への道は険しいといえます。しかし、東京大学や京都大学といった超一流大学からの応募はあまりないようです。そのため職種にもよりますが、一般的なランクの大学でしたら可能性がある企業とも言えるでしょう。
雪印メグミルクの採用大学
雪印メグミルクの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
| ＜大学院＞ 北海道大学大学院、東北大学大学院、東京大学大学院、東京農業大学大学院、早稲田大学大学院 ＜大学＞ 立命館大学、早稲田大学、立教大学、玉川大学、三重大学、上智大学、慶應義塾大学、明治大学、東海大学、宇都宮大学、奈良女子大学、中央大学 |
採用実績のある大学を見ると有名な大学も多くなっており、早稲田大学のような最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者もいて、選考難易度は高いです。
大学院からの就職も多く、東京大学大学院や早稲田大学大学院などから採用となった人もいます。
雪印メグミルクを目指すならある程度名の知れた大学のほうが有利といえるでしょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
雪印メグミルクが求める人材とは？
結論から言うと、雪印メグミルクのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
雪印メグミルクは求める人物像として、次のようなキーワードを挙げています。
- 主体性
- チャレンジ
- チームワーク
主体性を持って物事を進めていき、新しいことにもチャレンジする姿勢、周りとのチームワークを大切にしていける人を求めている会社です。こういった姿勢や価値観を持つ人が、活躍できる環境を雪印メグミルクでは整えています。
スキルを持っている人も重要視されるため、選考の際にどんな資格を持っているのかなど提示という方法も良いでしょう。
研修制度も充実していて、雪印メグミルクに入って成長したいという方に合っている会社です。公募型研修などもあります。
入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、雪印メグミルクに入った後どれだけ成果を残してくれるかなども重要な選考ポイントです。
雪印メグミルク各社の採用方向性の違いは？
雪印メグミルクは、職種ごとに多少採用方向性は異なります。例えば企画でしたら文系の方をメインで採りますが、研究でしたら理系の方を中心の採用です。
各地域ごと支店に勤めたい場合は、基本的に採用方向性は本社の規定と同じとなっています。しかしその会社ごとに、採用担当者の価値観や、会社の雰囲気は違うため求める人材も少し変わってきます。そのため、会社見学などでどういった人物を求めているか確認が必要です。
特に雪印メグミルクの本社、新卒採用ではフローが多く、エントリーを行い、エントリーシートの提出、Webでの会社説明会、そして複数回の面接があります。
その分、本社採用や新卒採用の条件は良いです。あらかじめ採用に向けて対策をしっかりと行いましょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業がチェックしているポイントを紹介します。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が食品業界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは食品業界で最大限に発揮されると考えるからです。
具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。
結び:食品業界でも、問題解決能力や事務処理能力、コミュニケーション能力は役に立つと強みを発揮できると考え食品業界を志望します。
理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。
具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。食品業界では安定した企業をお客様とし、課題解決のための様々な提案や、ニーズを満たすためインプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から食品業界を志望しています。
雪印メグミルクの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えば雪印メグミルクであれば「消費者重視経営の実践」、「酪農生産への貢献」、「乳（ミルク）にこだわる」という経営理念があります。その理念に共感するような文章を書くとよいでしょう。
もちろん上記のような経営理念が必ずなければいけないわけではありません。例えば雪印メグミルクは特に「安全な食や乳製品の提供」に特化した運営で評価されています。その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある食品メーカーや代替可能な業界がある中で、なぜ「雪印メグミルク」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系（見られている点：熱意、情報収集能力）
(b) 過去の経験系（見られている点：コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質）
(c) 未来目標系（見られている点：大局観、未来志向、社会貢献性）
(d) 価値観系（見られている点：個性的か、コンサルタント適性があるか）
(e) その他（長所・研究内容）
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
雪印メグミルクの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
生産職のエントリーシート
志望動機
現在、大学（大学院）で学んでいることについてご記入ください。（100字以内）
【記載例】
生活習慣病に関連するマロンジアルデヒドという物質の研究を行っています。従来の測定法は正確性に課題があると考え、精度を増した新たな測定法を確立しました。現在は、生体内代謝メカニズムの解明に取り組んでいます。
ポイント:設問に対して分かりやすくまとめて答えを書いています。言いたいことが100文字という短い指定の中でまとまっていて、選考者に伝えやすいです。
商品企画、開発のエントリーシート
志望動機
雪印メグミルクのインターンシップに参加を希望する理由（300文字）
【記載例】
食品メーカーに興味があるなかで、人々の生活に役立っていることを実感できる仕事がしたいと考えている私にとって、人々の食生活に欠かせない分野を担っている貴社が、特に魅力的に感じたからです。また、私は洋菓子店でアルバイトをしており、貴社が扱っておられるような商品を、身近に感じているからです。さらに、貴社は｢女性活躍｣を企業戦略として推進されているということで、貴社のインターンシップに参加し、先輩社員の働く姿を実際に見ることで、自身が将来、活躍している姿が明確にイメージできるのではないかと感じ、インターンシップへの参加を希望しました。
ポイント:300文字という文字制限を最大に使って説明しています。300文字で選考者にアピールしやすい内容です。
学生時代に最も力を注いだ事を教えてください。（300文字）
【記載例】
高校時代は駅伝部に所属しており、千葉県六位以内を目標に、毎日練習に励んでいまし た。今足りないことは何か、やるべき事は何か、話し合いを重ね、団結力を高めることの大切さを学びました。三年ではリーダーとしてチームを牽引し、全体の調子を上げるため に一人一人の状態を把握する事にも気を遣いました。声を掛け合うこと、ミーティングを 大切にするなど、細かいところまで徹底しました。応援し、支えてくれる周囲への気配りも欠かしませんでした。個人で出場した関東大会では緊張で思い通りにいきませんでした。しかし、チームで出場する事が出来た関東大会では、仲間で声を掛け合い緊張をほぐす事で、思い切り走り抜くことが出来ました。困難なことも、努力次第で乗り越えられる と実感しました。一つの目標に向かって努力することの大切さは、誰よりも知っている自信があります。精神面でも大きな成長を遂げることができた、内容の濃い三年間でした。
ポイント:分かりやすく学生時代に最も力を注いだ事について説明してあります。
自己PR
自己PR（何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください）（400字）
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。
その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。
サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。
ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。
その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。
私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。
その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。
この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。
また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。
この強みを活かして、コンサルタントとして、クライアントの課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしもコンサルタントに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、雪印メグミルクの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
雪印メグミルクは大手食品メーカーの一つで、高品質なサービスを提供しています。
このような背景を持つ雪印メグミルクでは、「消費者重視経営の実践」などを経営理念として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、雪印メグミルクでは主体性やチャレンジ、チームワークを求める人物像に挙げています。また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、雪印メグミルクの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
