双日建材のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/27更新
はじめに
この記事では双日建材株式会社(以下双日建材)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に双日建材ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、双日建材が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、双日建材の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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双日建材の概要
出典元:企業理念 | 双日建材
初めに双日建材とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
双日建材とは
双日建材は、木材製品・建材、建設・建築資材全般を供給する総合建材商社です。
双日建材は建材商社のリーディングカンパニーとして、合板、パーティクルボード・繊維板、木材、住宅資材、住宅機器・住宅設備と事業領域を拡大し、建材を軸としながらも革新的なチャレンジをし続けている企業です。
建材の専門商社である双日建材ですが、住宅機器・住宅設備、建設工事など幅広く事業を展開しています。
企業理念に「安心、安全な『住まい』づくりのよきパートナーであり続けます。『住まい』づくりのサポートを通じて、『ひと』に豊かさを提供します。」とあるように、新規事業においても、人々の住まいへの貢献を軸としているのが分かります。
建材業界の中心的存在として社会的問題の解決にも目を向け、木材自給率の向上やCO2削減といった取り組みに尽力しています。
双日建材の事業内容は住宅建材として多くの商材を提供しながら、システムキッチンやトイレなどの住宅機器や住宅設備、マンションやショッピングセンターなどの建設工事と多岐に渡ります。
また新規事業を多角展開し、太陽光パネル設置やLED照明の販売、「Energy Management System」導入による省エネルギー化のサポートなどを手がけています。
国内外に豊富な取引先があり、双日建材は国内に12拠点、海外には子会社が1社あります。国内外全てをカバーするネットワークのもと3000社以上の取引先を有しています。1600社の顧客基盤に支えられ、合板は国内トップクラスのシェアを誇ります。
双日建材の採用難易度
双日建材の採用難易度はやや高めと言えるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 7大商社双日グループであること
- 平均年収が高く新入社員から高待遇であること
- 倍率は高いが学歴フィルターはなく対策すれば突破可能
双日株式会社は2004年に設立された総合商社で、日本の7大商社の一角を占めるほどの知名度と売上高を誇ります。
日本の7大商社とは以下の7社のことを指します。
- 三菱商事
- 三井物産
- 伊藤忠商事
- 三井住友商事
- 丸紅
- 豊田通商
- 双日
日本の7大商社は平均年収が高く新入社員でも高待遇で迎え入れられるため、就活人気ランキングでも常に上位に挙げられるなど倍率が高いことで有名です。
そのうちの一社である双日の子会社である双日建材も、水準以上の難易度があると考えて良いでしょう。
ですが学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。
「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項の対策をしっかり行って選考に望みましょう。
双日建材の採用大学
双日建材の採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 青山学院大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、関西大学、関西学院大学、学習院女子大学、学習院大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸市外国語大学、神戸大学、駒澤大学、埼玉大学、佐賀大学、滋賀大学、静岡大学、信州大学、上智大学、成蹊大学、成城大学 |
※上記の大学に、大学院の採用実績も含む
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、双日建材は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくく、企業が求める人物像をアピールすることができれば採用の可能性は十分にあると考えて良さそうです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
双日建材が求める人材とは?
結論から言うと、双日建材のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。
新卒求人サイトでは、「BUILD A FUTURE 発想と挑戦が未来を創る」というメッセージにあるように、双日建材の社員一人一人が失敗を恐れず挑戦し、未来を切り開いていくことが期待されています。
双日建材は、社員を貴重な経営資産と考えています。
ものを作らない商社にとって、仕入先と販売先を繋いでビジネスをまとめる魅力的な人材がいることは大きな財産です。
人材に重きを置いている会社だからこそ、上層部の指示をただ遂行するのではなく、自ら考え取引先に合った商材を選んで提案できることは、ビジネスの醍醐味といえるでしょう。
双日建材では、自分自身が主役となり、主体的に仕事を進めていける環境が整っているので、仕事において自らの成長を望んでいたりリーダーシップを取れる人材が求められています。
参照ページ:人材育成の必要性と、その方針
双日グループの採用方向性の違いは?
双日は、それぞれ長い歴史を持つニチメン株式会社、日商岩井株式会社が、2003年に ニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社として経営統合し、2004年に同ホールディングス傘下のニチメンと日商岩井が合併することで誕生しました。
現在も、世界の様々な国と地域に事業を展開する総合商社として、国内外約400社の連結対象会社とともに幅広いビジネスを展開しています。
双日グループの主要な子会社は、双日建材を含む以下の6社です。
- 双日建材株式会社
- 双日マシナリー株式会社
- 双日プラネット株式会社
- 双日ライフワン株式会社
- 双日食料株式会社
- 日商エレクトロニクス株式会社
双日グループ企業理念は、「双日グループは、誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します。」とあり、双日グループスローガンとして「New way、New value」を掲げています。
さらに行動指針としては以下の5つを定めています。
- 確かな信頼を築く。
- 将来を見据え、創意工夫する。
- スピードを追求する。
- リスクを見極め、挑戦する。
- 強固な意志でやり遂げる。
子会社においても各社の専門性や特徴が求める人物像に関係してくるものの、ベースの部分は双日グループの企業理念やスローガン、行動指針が採用基準となると考えて良いでしょう。
双日は主体的にリーダーシップを発揮することが求められます。
若手の頃から大きな裁量権を渡され、20代でも責任のある仕事を多く任される可能性があります。
ある社員がインタビューにて「入社2年目から海外赴任し、事業の立ち上げを経験することができた。こんなに若手から直接現場に行って自分で考えて事業を行えるのは、他の総合商社では難しいと思う」と話しており、総合商社業界は年功序列の文化が根強く残っていますが、双日は比較的早い段階で現場を任せてもらえる可能性があります。
双日グループの選考では、チャレンジ精神、リーダーシップ、柔軟性の3つをアピールし、なぜ商社なのか、なぜ双日なのかを明確にして伝えていきましょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が建材専門商社を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは建材専門商社で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。 結び:この強みを発揮できると考え建材専門商社である御社を志望します。 理由:2点目は、多くの取引先と深く携わることによりリーダーシップや提案力、コミュニケーションスキルを獲得し、成長したいと考えているからです。 具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。建材専門商社ではさまざまな取引先とコミュニケーションを取り、ビジネス成立のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。 結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から専門商社を志望しています。 |
双日建材の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えば双日建材であれば「BUILD A FUTURE 発想と挑戦が未来を創る」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば双日建材は建材専門商社として、木質材を重層にした建材である合板を中心に、建物の建設に必要な木材や建築資材などを取り扱っています。
専門商社の役割は、合板などを売りたいという生産者と、合板や建築資材を必要とする建設会社の間に入り、ビジネスを成立させることです。
つまり、ビジネスを生み出す発想力と行動力、取引先をまとめるリーダーシップ能力とコミュニケーション能力が求められます。
専門商社に必要な資質に対して、自分の強みをアピールし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある専門商社や代替可能業界がある中で、なぜ「双日建材」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ:新卒採用情報 | 双日建材
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
インターネットの情報では双日建材の過去のエントリーシートの質問内容と記載例は不明でしたので、双日の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
質問内容と記載例を参考に、双日建材に置き換えてエントリーシートの内容を作成してみてください。
総合商社双日のエントリーシート
志望動機
・「あなたは、双日でどのように成長し、どのような夢を実現したいですか。」(300〜400字)
【記載例】
世界を舞台に活躍する、グローバルリーダーになりたいと考えています。 理由は二つあり、一点目は高校時代にハンドボール部の主将としてチームをまとめあげた経験から、チームでプロジェクトを進める事にやりがいを感じたからです。 二点目は留学生寮でのスタッフとしての生活経験です。母国への貢献という強い思いで日夜勉学に励む優秀な留学生を見て、このような仲間たちと切磋琢磨しながら、世界を相手に挑戦してみたいと感じました。 具体的に貴社に入社した際にやりたいこととしては、南アフリカの友人からアフリカの現状を聞かされ、今後爆発的に人口増加が見込まれるアフリカで、医薬品事業を推進し、ヘルスケアの面から発展に貢献したいと考えています。 このように、少しでも世界の医療格差を失くすことが私の夢です。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、双日で何をしたいのかが分かりやすくなっています。
双日では、若手社員の頃から大規模プロジェクトを任せてもらえる環境があるので、自分が入社して何をしたいのかを熱意をもって伝えるのが良いでしょう。
自己PR
・「あなたのモチベーションの源泉はなんですか。」(200〜300字)
【記載例】
私は周囲の期待や責任感がモチベーションの源泉になっています。 具体的には、高校時代、ハンドボール部でチーム一丸となって全国大会出場という目標に向けて注力する中で、私は主将でキーパーを任されており、「自分がやるしかない」という責任と重圧から、今まで以上に努力してきました。 大学時代は、ゼミでは三年生ながら、論文発表の代表を任されており、教授や上級生から高いレベルを要求されていましたが、むしろやる気を出すことができ、「お前がリーダーでよかった」と多くの人から評価されることができました。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。しかし上記の文章ではハンドボール部での成果が必ずしも建材専門商社に応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、双日建材の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
双日建材は、160年以上の歴史を誇るニチメン株式会社、日商岩井株式会社にルーツを持つ総合商社双日グループの中核事業として発展を続けています。
双日グループの建材専門商社として、合板、パーティクルボード・繊維板、木材、住宅資材、住宅機器・住宅設備など住まいづくりを支える建材の商流の要として、価値ある商品・サービスを展開しています。
このような背景を持つ双日建材では、「BUILD A FUTURE 発想と挑戦が未来を創る」を採用スローガンとして掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、双日建材では好奇心にあふれ、発想力や行動力のある、チャレンジを恐れない人物を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、双日建材の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。