就活のおすすめアプリ22選!アプリを駆使して効率的な就活を
2023年12月18日更新
はじめに
就活アプリは大きく分けて「就活情報アプリ」と「便利ツールアプリ」があります。
就活を成功させるポイントは、移動時間や空き時間を駆使して情報収集することです。就活では、自己分析やES作成、企業情報の収集、OB・OG訪問などやるべきことがたくさんあります。それを一人で進めるのは、時間的にも精神的にも大きな負担になります。
たくさんの種類がある就活アプリですが、どれを選んだらよいのか悩みます。そこで、本記事では、就活アプリの選び方と目的別おすすめアプリの紹介をします。就活アプリを大いに活用すれば、効率的に就職活動をすすめることができるでしょう。
1.就活アプリの選び方
就活に関するアプリは星の数ほどあります。「どれを選んだらよいのか」と迷ってしまう方も多いでしょう。就活アプリ選びは、就活のスタートダッシュに大きな差を付けることになります。ここでは、就活アプリの選び方を紹介しましょう。
1-1.就活アプリは登録企業の数で選ぶ
どの就活アプリにするのか迷ったら、登録されている企業数の多いアプリにしましょう。「志望する企業が決まっていない」「やりたい仕事がわからない」など、将来が漠然としている学生も多いはずです。重要なのは、どれだけ多くの企業と出会えるかです。
仕事の内容や労働条件など多くの企業の比較ができるので、少しでも自分が理想とする企業と出会える確率も高くなります。
1-2.就活アプリは企業との接点が多いものを選ぶ
就活アプリのなかには、就活イベントやセミナー、合同説明会などを開催しているものがあります。こうしたイベントを通して企業との接点を増やしていくことで、書類選考の通過率をアップすることも可能です。
志望企業を絞っている方は、小規模イベントで人事担当と直接話ができる可能性があります。志望企業が絞れていない方は、大規模イベントでさまざまな種類の企業の説明を聞くことができます。
1-3.就活アプリは不安を解消できるものを
就活生は、企業分析からES作成、面接対策までやらなければならないことがたくさんあり、不安の毎日を送ります。そのような不安に答えてくれる就活アプリを活用しましょう。
たとえば、企業分析では「口コミアプリ」が便利です。実際に在職している人や退職した人の口コミがリアルに掲載されています。ES作成では、過去に書類選考を通過した人のESが業種ごとに掲載されているため、参考になるでしょう。
このほかにもSPI対策、スケジュール管理などのアプリも就活の不安を支えてくれることでしょう。
2.求人情報・総合就活アプリ5選
求人情報の確認はもちろんのこと、
企業へのエントリーや、お役立ち情報に加え、
アプリ上でのES作成や、企業担当者とやり取り出来る機能がついているものもあります。
業界研究セミナーや合同説明会などへのエントリーも可能ですので、
アプリを入れておいて損はないでしょう。
業界特化型のものも存在するので、自分に合ったアプリを選びましょう。
1-1.マイナビ
大手就活エージェントであるマイナビのアプリ。
2023年3月時点での登録人数は615,606名、掲載社数は28,192社となっています。
マイナビの最大の特徴は大規模な合同説明会を主宰していることです。「マイナビ就職EXPO」などには毎回100を超える企業が参加しています。多くの学生が集まるイベントなので、モチベーションも上げやすいのではないでしょうか。就活の入り口として利用している学生も多いアプリです。
1-2.リクナビ
マイナビと並ぶ大手就活エージェントであるリクナビは、2023年3月時点での登録人数は481,789名。掲載社数は18,652社となっています。
リクナビには、さまざまな機能がありますが、その中でもおすすめなのがリクナビが公開している「Open ES」の機能です。
ベースとなるESを作成しておき、企業に合わせたESに部分変更します。それを複数の企業に提出します。「Open ES」の機能によりES作成にかかる時間を大幅に短縮でき、照明写真やESそのものもデータで提出するため、写真代や郵便代も必要ありません。
リクナビも就活の入り口として、多くの学生が利用しているアプリです。
1-3.Wantedly Visit
Web・IT企業など4.3万社を超える様々な企業が登録。350万人以上のユーザーに登録されており、ミレニアム世代(20~39歳)のユーザーが全体の74%を占めています。
Wantedlyは、ビジネスSNSとしてサービスを提供しており、自分から積極的に発信していきたいベンチャー企業やスタートアップ企業の就活情報が多いのが特徴です。
企業の社員へのインタビュー記事が豊富に掲載されている他、企業からのスカウト機能や、インターン情報も公開されています。
基本的にSNSで就活の情報収集に利用するアプリで、エントリーはできません。しかし、ベンチャー企業を志望している方は、必ず登録しておいて損はありません。
1-4.外資就活ドットコム
外資系・日系グローバルトップ企業に特化した情報が掲載されています。入社最難関ともいわれる外資系・上場企業の採用を目指す学生のためのアプリと言ってもいいでしょう。
就職を希望する 理系東大生の9割が会員となっており、登録者の約70%がMARCH以上の学生となっています。
選考対策掲示板やSNS、選考体験記やコラムなど、将来国際的な活動をしたい方はダウンロードしておく価値があるでしょう。企業からのスカウト機能もあります。
1-5.ワンキャリア 就活対策アプリ
内定者の選考体験記や、実際に通過したES集など、すぐに役立つリアルな情報が掲載されています。社会人へのインタビュー記事も記載されているので、なかなか表には出ない企業の実情についても知ることができます。
登録企業数が少ないので、いろいろな企業を見たいという人には不向きです。ただし、登録されている企業は電通やヤフーといった大手企業から、ベンチャーまで幅広く、また質の高い企業が揃っています。企業が限定されますが、志望企業を決めてから登録するとよいでしょう
3.業界・企業研究や情報収集に役立つ就活アプリ4選
就活では、業界・企業研究や情報収集は必要です。雇用条件が掲載されている求人サイトだけでなく、リアルな社員の口コミなどをチェックして社風や仕事内容なども把握しておきましょう。
また、筆記試験や面接などでは時事問題などが取り上げられることがあります。ニュースアプリならどこでも気軽に目を通すことができるので、普段から目を通す習慣をつけておきましょう。
3-1.就活会議 – 企業研究・選考対策の口コミアプリ(iOS)
その企業で働いている社員や元社員の口コミや評価を確認できるほか、選考状況や面接で聞かれた内容などを就活生同士で口コミ共有できるアプリです。
また、自分の価値観の診断や、マッチする企業の選出も可能です。基本機能は月額0円で利用でき、毎年20万人近くの就活生が登録する最大級の口コミサイトになります。
3-2.スマートニュース
豊富なジャンルの今話題になっているニュースを閲覧することができます。3000メディアの圧倒的な掲載媒体数でニュースアプリダウンロード数では第1位となっています。
3-3.就活ニュース
就活ニュースは、NHKが運営する就活応援サイトです。就職人気企業、約400社・40業界のニュースを確認できるほか、求人情報やイベント情報の確認や、インターン情報 についても得ることができます。
就活ニュースの特徴は、学生のリポーターが企業や記者に質問し、答えてもらうという対話形式でニュースが紹介されていることです。活字を読むよりも理解しやすいのではないでしょうか。
3-4.日本経済新聞 電子版
日本経済新聞の電子版の公式ニュースアプリです。無料版では一部の機能とコンテンツの利用のみとなります。有料版は4,277円/月で朝刊・夕刊と有料記事が読み放題となります。
経済はもちろん、技術やIT関連のニュースが中心となっており、世界情勢を知ることもできます。とくに上場企業関連のニュースも多く掲載されているため、大手企業を志望する学生にとって面接対策になるでしょう。
4.逆求人やOB訪問に使える就活アプリ3選
就活は、学生側からのアプローチだけではありません。企業担当者からスカウトがくる「逆求人」サイトやアプリの活用もできます。自分で調べているだけでは出会えなかった企業を知ることができるので、就活の幅が広がるといえるでしょう。
ほかにも、OB・OG訪問先をアプリやサイト上で見つけたり、アポを取ったりすることができます。通常よりも短い手順でできるうえ、訪問先の選択肢も増えます。実際に社会人と会って話すことでしか得られない経験ができるでしょう。
4-1.OfferBox
完全逆求人型の就活サイトです。登録して待っているだけで企業からのスカウトが受け取れる仕組みです。登録時には、プロフィールを入力する必要があります。入力項目は細かく、自己分析ツールなどと合わせて、プロフィールを充実させることができます。
完全逆求人型の就職サイトでは、登録企業が少ないことがほとんどですが、OfferBoxでは登録企業数は2023年1月時点で累計14,021社以上となっています。
「ベンチャーやスタートアップ企業に興味がある」「企業との接点を持ちたい」と考えている就学生にはおすすめです。
4-2.HELLO, VISITS (旧VISITS OB)(iOS)
HELLO, VISITSは、最前線で活躍する社会人と就学生をつなぐアプリです。出身校・専攻・職種などの属性を絞って社会人を検索し、コミュニケーションができたり、OB・OG訪問を依頼することができます。
HELLO, VISITSの特徴は、OB・OGのステータスが詳しく掲載されていることです。そのため同じ大学卒業で、志望企業に勤務しているOB・OGを簡単に探すことができます。
1万人以上の社会人が登録しており、さらには登録している社会人の97%は企業公認の社員ですので安心感があります。
4-3.Matcher
Matcherは社会人に就職相談ができるサービスです。どのような相談だろうと不安に思うかもしれませんが、たとえば「今学生の間で流行しているスイーツを教えてください」といった具合です。
ただ相談するだけでなく、お願いを聞くことでギブ&テイクの関係になれるので、気軽な形で、社会人と会うことができます。出身大学と関係なくOB訪問できるのが最大の特徴であり、2023年時点での登録者数は36,658名に上ります。
ただし、登録者は都市部に集中しており、地方では登録者数が少ないというデメリットもあります。
5.履歴書の作成に役立つアプリ1選
ESの書き方や注意点を解説したもの、内定者の実際のESを紹介したものから、ES作成することができるアプリもあります。ほかにも、アプリを通して自分で書いた履歴書やESを添削してもらえるサービスもおすすめです。
履歴書やESを書き上げるのには多くの時間を要必要とします。アプリを駆使して納得のいくESを完成させましょう。
5-1.ESの書き方 サンプル集
業界ごとに分かれた、実際の内定者へ出された質問とその回答の例文集を確認することができます。登録されているサンプルは、鉄道や食品メーカーなど、12の業界に対応しています。
5-2.ES添削カメラ by dodaキャンパス
ESの「自己PR」をプロに無料で添削してもらえるサービスです。自己PRをデータで送信するか、写真で撮影して送ります。提出からおよそ7日前後には添削され戻ってきます。
ES添削カメラ by dodaキャンパスで添削してくれるのは、経験豊かなプロです。「ESの書き方がわからない」「ESをブラッシュアップしたい」という人にはおすすめです。
6.履歴書の作成に役立つ就活アプリ1選
履歴書には必ず顔写真を貼付する必要があります。写真は第一印象を決めることにもなるので、できるだけ相手に好印象を持ってもらえる写真にしましょう。
6-1.履歴書カメラ
アプリ内で証明写真が撮れて、コンビニで印刷もできます。履歴書の写真も何枚も撮るとそれなりに費用もかかります。履歴書カメラならコストを抑え、時間がないときにも便利です。肌やくま消しができる加工機能も搭載されており、肌は「清潔感」「健康的」「華やか」の3種類から選択が可能です。
また、学歴やPRなどをスマホで入力してから印刷するタイプと、印刷してから手書きで各タイプの2種類から選ぶことができるという特徴もあります。
7.SPI・Webテスト対策に有効な就活アプリ2選
WEBテスト・SPIの問題や模擬試験をすることができるアプリがあります。スマホ上でできるので、スキマ時間に手軽に対策ができます。
7-1.SPI言語Lite 【Study Pro】
SPIの言語分野の問題と解説。解説はカラフルな図を含むので分かりやすくなっています。
問題数は52問となっており、有料版の232問と比べるとかなり少なめです。お試し版として一度使ってみてはいかがでしょう。
7-2.SPI非言語 【Study Pro】
例題も含めて152問が収録された、非言語に特化した有料のSPI対策アプリです。
問題文を見ながらメモ書きできる機能もありますので電卓を使って出した数字や、回答までの考え方を残すことができます。
8.スケジュール管理に使える就活アプリ3選
就活の時期は、非常に忙しくなるので、しっかりと予定を立てて管理しなければなりません。スケジュール管理がずさんだと、時間に遅れたり予定を忘れたりして、相手に迷惑をかけるといったことになりかねません。アプリを活用して、スケジュールの管理をしっかりと行いましょう。
スケジュール管理に使えるアプリでは、予定の管理だけでなくTODOリストを作成することができます。さらに、その予定をリマインドしてくれたり、他人や別のデバイス同士(スマートフォンとPCなどで)共有する機能がついているアプリもあります。
8-1.Googleカレンダー
Googleのアカウントがあればどの複数端末からでも予定が確認できるのがGoogleカレンダーです。ESの提出日や面接日などを管理することができます。複数の予定を一括管理でき、メールと連動して自動で転送してくれる機能も便利です。
8-2.Lifebear
電子手帳アプリです。一般的なスケジュール管理機能に加え、日記や写真の保存もできるので、就活においても活用できます。
1500種類以上のスタンプや20種類以上の着せ替えテーマが用意されており、自分だけの手帳をカスタマイズすることができるのも人気の理由です。
8-3.Time Tree
1つのアプリ内で複数のカレンダーを管理できるので、それぞれの用途や共有範囲で分けて利用できます。個別のカレンダーの内容は、一覧で見ることもできるため、ダブルブッキングの心配もありません。
4500万人が利用しており、20、30代女性の利用者数No.1になったこともある人気のアプリです。
9.移動時に役立つアプリ2選
都市部に住んでいる人なら電車の乗り換えや企業の場所など、おおよそ見当がつくでしょう。しかし、地方から来た人が企業面接に向かうとき、乗り換えなどに不安を持つことも多いはずです。そのような場合に役立つアプリを紹介しましょう。
9-1.Google マップ
Google マップは、知らない場所に行くときには必須アプリです。いくつもの企業にエントリーしている場合でも、会場までのルートを「マイリスト」に保存できます。
また、交通状況、遅延、通行止めなどをリアルタイム表示できるなど便利な機能が多く、就活でのナビゲーションアプリとして必ずダウンロードしておきましょう。
9-2.Yahoo!乗換案内
目的地までの道案内や交通機関の乗り換え案内など、就活において非常に役立つアプリです。最近はアップデートが盛んに行われており、乗り換えを一番効率よくできる「電車の乗車位置」や「出口」についても表示されるので、これさえあれば、迷うことなく目的地に辿り着くことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分も使ってみたいと思えるアプリが見つかりましたか?
ほかにも、紹介しきれなかったアプリがたくさんありますので、自分で使いやすいものを探してみましょう。
就活は初めてのことを経験したり、時間がなかったりと、不安なことがたくさんあると思います。だからこそ、本記事で紹介したようなアプリを使い、少しでも効率的に就活を進めましょう。
アプリの良いところは、移動時間や休憩時間などのスキマ時間を使って、情報収集や勉強ができるところです。紹介したアプリは就活の時だけでなく、社会人になってからも使えるものがあります。就活を機に今のうちから使いこなせておくと便利です。