
【新卒就活】インターンで内定もらえるって本当?
はじめに
「インターンに参加すると有利になるってよく聞くけど本当かな?」
「インターンをすると内定がもらえることがあるらしい…。」
まことしやかに囁かれているこのようなウワサを耳にしたことのある方もいるのではないでしょうか。
これらの情報は文字通り「まこと(真実)」な場合もあるのですが、
そのウワサには抜け落ちている情報がいくつかあります。
①就職活動におけるインターンの意味合いが変わりつつあること
②「インターン」と一口で言っても種類が複数存在すること
③インターン参加したから内定が出るのではなく、インターンに参加して「あること」ができると内定獲得に近づけるということ。
この記事ではこの3点について見ていきましょう!
1. 「インターンは内定獲得の近道」と認めざるを得ない
本来「インターン」の持つ意味は、「ある決められた期間の間、企業の現場の一部で就業体験をすること」でした。
しかしながら、現在はそれだけだとは言い難い状況です。
昨今の採用活動では、優秀な学生をいかに早く取り込めるかという流れがあり、
就職活動も併せて早期化している傾向にあると言えるでしょう。
そんな社会の大きな流れの中で、インターンは単なる就業体験の場だけではなく、
採用の場としての役割を担うようになりました。
現場に入って社員と共に働きどれだけ成果を残すか、あるいは現場の抱えている課題に近い問題に対してどう対処していくかを評価される。
もしアナタが採用担当だったとして、インターンシップの段階で「この子は優秀だな」と思ったら、みすみすその子を逃すでしょうか?
…いいえ。アナタも、そしてどの企業だってそのようなことはしないでしょう。
その場で内定を出すことは滅多にないにせよ、
少なからずその子が自社に入ってもらいやすいような選考優遇措置を取るでしょうし、
現にそういったルートは存在しています。
単なる「インターンシップ」と侮ることなかれ。
ここからも内定への道は開けているのです。
2. 変わりつつあるインターンシップ
さて先ほど少し触れたように、今やインターンは選考の要素も含んでいます。
「内定直結」「即最終面接」「1次選考パス」など様々な文言を見る機会がこれから増えてくる(もしくは既に見ている)かと思いますが、該当するのはこうしたインターンです。
ただ、すべての企業が同じようにインターンをやっているかといえば、
もちろんそれは違います。
業界や時期、期間によって様々なものがあるので
一緒に確認していきましょう!
2.1. 外資系・商社・IT・ベンチャーのインターンってどういうもの?
就職活動をはじめるとよく目にするのはこのような系統のインターンかもしれません。
外資系企業や総合商社のインターンはその他の企業の就業体験だけのインターンとは全く異なり、
本選考の意味合いが含まれています。
インターンの評価が採用の評価にも大きくかかわってくるこのあたりの企業を受けるのであれば
「とりあえず参加しよう」という心持ではいけません。
しっかりと業界研究や企業研究、課題分析をし、それに対する自分なりの意見を持ったうえで
万全の体調で本番を迎えることが望ましいでしょう。(かなり消耗するため)
一方ITやベンチャーでは数か月から年単位の長期インターンで現場に入って働きながら、その様子をみて選考にすすめる場合が多いです。
企業側としてはより現場に近い立場で働く経験ができ、スキルが身につくことを売りにしています。
長く一緒に働く中で学生と会社のマッチングも図っているため、「面接だけじゃわからないことが多すぎる!!」と考えている学生にとっては格好の情報収集の場と言えるでしょう。
2.2. 長期・短期インターンってどっちを選べばいいの!?
「インターンが内定をもらうための一つの経路の一つだってことはわかったけど、
じゃあどのくらいの期間のものでどんなインターンに参加すればいいの?」
こんな疑問が浮かんできた方もいるでしょうが、結論から言うと、何でもOKです。
ITやベンチャーの様な現場で働く長期インターンや、
外資系企業、総合商社などが選考のために行う短期完結のインターンのほかにも様々なインターンが存在します。
1日で終わるものから、数日間、数週間、数か月、年単位まで。
(会社によってはインターンの名を冠して会社説明会を行っているところもあるようですが…。)
職種も、人事や広報、営業、マーケティング、エンジニア、デザイナー、ライターなど様々。
これらのどのインターンに参加し、どのような仕事内容を経験しようと自由ですが、
あなたがどんな動機で、何を得ようとして、どんなことを考え感じ学び取ったのかが大切で、その部分がもっとも評価されます。
※これが始めに言っていた「あること」です。
「リクルーター/社員さんにオススメされたから間違いない」
「先輩に紹介されたからとりあえず」
他人の紹介はきっかけとして良いことですが、それを参加する一番の理由にするとあまりにも人任せな印象を与えかねませんから、気を付けましょう。
もし有給の長期インターンを探しているようなら、この「InfrAインターン」というサイトがおすすめです。
このサイトは新卒限定で長期インターンシップを紹介しており、
都市部近郊になってしまいますが、その数や種類も豊富です。
職種・エリア・特徴など、あなたのニーズに応じて探すこともできます。
InfrAではインターン応募に際してアドバイザーが学生の面接サポートや相談もしてくれるので、
初めてで不安…という方も問題なく臨めるようになります。
※Wantedly(会社情報発信および求人メディア)
もしくはWantedlyで探すのがよいでしょう。
探してみる意外と学生歓迎のインターン先がたくさん見つかるので、
まずはメッセージを送ってみる一歩を踏み出してみましょう。
Wantedlyのいいところは、どういう会社がどういった人を求めているのかがわかりやすいことです。
よりマッチ度の高い企業と出逢えます。
3. なぜインターンに参加するのか
インターンシップは大抵就職活動早期に済ませてしまうことが多いです。
ですから、大半の方が参加する動機としては「とりあえず就活を始めてみる」。
それくらいで問題ありません。
(もちろん先に述べたように本命が外資系や商社の方は本腰を入れて取り組まなくてはいけませんが…。)
「自分って何をしたいんだっけ?」「何ができるんだっけ?」「どんな人間だっけ?」
ということを、インターンを通じて少しずつ自分のペースで言語化できるようになっていけば、
自分を採用担当者に説明し、アピールすることも難しくなくなるはずです。
そうして重ねていった選考の結果手に入れた内定ならば、
インターンに参加して「結果的に」内定を手に入れた、と言えるのではないでしょうか。
まとめ インターンシップは「きっかけ」に過ぎない
採用担当者はインターン中の学生の
- 論理的思考過程
- 小グループでの協働能力
- プレゼンテーション能力
- 学生の性格
などを総合判断したうえで、優先して選考にすすめています。
これは選考に進めるための「きっかけ」ですね。
一方、学生にとっては企業を知るきっかけの場でもあり、自分の能力を試す場や企業へのアピールの場でもあります。
インターンシップは企業にとっても、学生にとっても一つの「きっかけ」に過ぎません。
いずれにせよ、インターンに参加したことが就職活動そのものに対して不利に働くことはないので
もし気になっているのならば参加してみるのも一つの手と言えるでしょう。
きっと有意義な就職活動と納得のいく内定に近づくはずですよ。