日本品質保証機構のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/22更新
はじめに
この記事では、一般財団法人 日本品質保証機構への就職を目指しているものの、エントリーシートをどのように記述すればいいのかわからず不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に日本品質保証機構ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、日本品質保証機構が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、日本品質保証機構の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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日本品質保証機構の概要
出典元:一般財団法人日本品質保証機構
初めに、日本品質保証機構とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
日本品質保証機構とは
日本品質保証機構は、品質保証の第三者機関として活動する一般財団法人です。
「見えない価値を見える証に」をキャッチコピーにISOをはじめとするマネジメントシステムの認証や、JISマーク認証などの事業を展開しています。
eラーニングやISOセミナー、計測セミナーのようにセミナー・教育支援などのサービスも提供しています。
東京・愛知・大阪・福岡など全国19ヵ所に事業所があるほか、タイやベトナム、ドイツといった海外にも拠点を設けているのが特徴的です。
国民経済の健全な発展と国民生活の安定に寄与することを目的としており、通商産業省(現、経済産業省)を主務官庁として設立され、事業活動を通じて社会に貢献していることから、安定性も高いと言えるでしょう。
日本品質保証機構の採用難易度
日本品質保証機構の採用難易度は比較的高いです。
全学部全学科が対象となっており、幅広いレベルの大学からの採用実績がありますが、公式サイトのFAQにも掲載されているように、事務職への応募数は非常に多く、例年倍率は高いものとなっており、口コミサイトによると7倍以上です。
採用予定数は10~20名で、同財団の採用選考フローには特殊なものはありません。
ただし、WEB試験(言語、計数、適性)の実施やライバルとなる他の就活生のレベルが決して低くないことから、企業研究や試験勉強など対策は必須であると言えるでしょう。
こうした背景から、同財団に合わせた選考対策を十分に講じた上で内定獲得を目指すべきと言えます。
日本品質保証機構の採用大学
日本品質保証機構の採用大学の実績は以下の通りです。
幅広いレベルの大学からの採用実績があることからも、学歴フィルターは存在しないと考えられるでしょう。
<大学> 青山学院大学、亜細亜大学、大阪大学、学習院大学、神奈川大学、関西大学、関東学院大学、慶應義塾大学、上智大学、湘南工科大学、玉川大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東京大学、同志社大学、獨協大学、日本大学 |
幅広いレベルの採用実績があるほか、応募対象は全学部全学科とされています。
また、上記は採用大学の一部ですが、短大・高専・専門学校などの採用実績もあります。
学歴フィルターについて興味がある人は、以下の記事に内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
日本品質保証機構が求める人材とは?
日本品質保証機構では、求める人材について公式サイトの採用情報で下記の内容を発信してます。
「JQAが行っている第三者認証という業務は、近年では商取引において欠かせないものとなってきています。
この業務は一般企業の業務以上に社会からの信用を得ることが必要であり、それだけに重い責任を負っていると言えるでしょう。
このような業務を遂行するためには、強い使命感と責任感を持つ人材がぜひとも必要です。」
同機構では「主体性があり、周囲から信頼される人材」「広い視野を持って周囲の意欲を高める人材」を求めており、公式サイトではどのような働き方が求められているのか具体例も記載されています。
サークル活動やアルバイトなどのエピソードを通じて、自己PRや自身の強味をアピールする際には、これらの要素を自然に取り込みましょう。
同機構にマッチしていると評価される可能性が高まるからです。
直近の採用実績では20名を超えていますが、他の就活生のレベルは決して低くないため、差別化を図るためのアピール方法を考えておくことをおすすめします。
OB・OG訪問や会社説明会を通じて同社の雰囲気や考え方への理解を深めておけば、内定獲得の成功率を高められるでしょう。
参照ページ:
日本品質保証機構とグループ会社の採用方向性の違いは?
日本品質保証機構には、医療機器をはじめとする情報通信機器の認証を行っている株式会社ディーエスピーリサーチがグループ会社にあります。
同社の採用情報を見ると、具体的な採用の方向性が示されておらず、選考フローの詳細も掲載されていません。
過去に掲載されていた求人情報を確認してみると、「チームワークを重視しながら業務に取り組んでいる」「意見を発信しやすい環境」「意欲のある方を募集します」と記載されていました。
このことから、日本品質保証機構と採用に対する方向性に大きな違いはないと考えられるでしょう。
もちろん、担当する事業・業務によって求められる要素は変わってくるため、グループ会社へ応募を行う際には、企業研究を怠らないでください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
一般的に、面接時には大学生時代の積極的な取り組みや学びへの姿勢、その企業を志望する理由などを示す自己PRや志望動機が求められるでしょう。
採用担当者は就活生の個性や能力をより詳しく知るための指標として、アルバイトやボランティアなど学校外での活動についても確認することがあります。
このようにエントリーシートの項目は、就活生の能力や性格が、企業の文化や業務にどう適合するかといった適性を把握するために役立つ重要なツールとなるのです。
別の言い方をすれば、優れた能力を持っていても、企業が求める要素や社風に合わなければ、「協力して働くことが難しいかもしれない」「チームになじめないかもしれない」という理由で、書類選考で通過するのは難しいでしょう。
エントリーシートは自身をアピールするためのプレゼン資料でもあるため、論理的かつ採用担当者が読みやすいように取りまとめることも重要なポイントです。
自身の考えを文章にして正確に伝えられることは、社会人にとって必要不可欠な能力であるため、内容と同様にチェックされます。
エントリーシートを通じて企業側は何を確認したいのか意識することで、書類選考の通過率を高められるでしょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 結論を強調する
この方法で書くことでどのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が認証機構関連の仕事を志望する理由は2点あります。 理由:1点目に、私は技術分野における新たな挑戦と成長を追求していきたいからです。 具体例:認証機構では、先端技術やセキュリティの向上に貢献できる機会があります。 結び:その中で自身のスキルをさらに磨き、さまざまな業界に携わりながら活躍したいと考えています。 理由:2点目は、認証機構は社会的貢献性が高いことが挙げられます。 具体例:技術の発展は社会全体に影響を与えます。認証機構で働くことで、セキュリティの強化や信頼性の向上に貢献し、より安全で信頼性の高いデジタル社会の構築に貢献したいと考えています。 結び:個人情報の保護やセキュリティの確保は、現代社会における重要な課題であり、その解決に貢献できることに高いモチベーションを感じられます。 |
日本品質保証機構の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
日本品質保証機構のような認証機関には多くの企業が存在し、取り扱う認証や提供するサービス内容は異なります。
認証認証には技術分野が関わってくることも多々ありますが、なぜIT系企業ではなく認証機関に従事したいのかを説明できることも重要です。
このように、多くの選択肢から「日本品質保証機構を選んだ理由」を伝えるためには、日本品質保証機構の価値観やカルチャーを文章に取り入れると説明しやすいでしょう。
日本品質保証機構であれば、「強い使命感と責任感を持つ人材」「主体性があり、周囲から信頼される人材」「広い視野を持って周囲の意欲を高める人材」が求められているため、これらに通ずるエピソードを絡めるのも効果的です。
選考過程で、同機構の事業が持つ社会的な重要性や産業界からの期待、独自性・専門性に対する理解を深めることが求められます。
事前に十分な企業研究を行うことで、自身の評価を高めることができるでしょう。
ただし、無理に価値観やカルチャーを取り入れすぎて、文章自体のバランスが崩れてしまったら意味がないので、注意してください。
価値観やカルチャーは企業のホームページはもちろん、会社説明会や認証について調べることでもヒントを得られるため、積極的に参加しましょう。
参照ページ:
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置付けは、就活生のコミュニケーション能力や表現力、論理的思考力を試しているセクションと捉えると良いでしょう。
記述内容の評価はもちろん、文章の論理的な展開や順序立て、内容に一貫性があることや、主題や目的の明確さなど、文章の構造に関する基準も重視されます。
エントリーシートは自身をアピールするためのプレゼン資料ともいえるため、採用担当者が読みやすいように配慮することも大切です。
こうした配慮は社会人になってからも必要不可欠なため、自分本位の読みにくい内容だと評価が下がってしまいます。
自身をアピールしたい気持ちが先行しがちですが、採用担当者が「会ってみたい」「一緒に働けそう」と感じてもらえるような内容にまとめることもポイントです。
業界や企業についての研究を行っていることを示すために業界用語を盛り込むことは一般的ですが、過度な詰め込みや誤った使い方に注意しましょう。
提出前に論理展開や文章構造、内容の客観的な見直しを行うことをおすすめします。
また、企業が設問別に見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
日本品質保証機構の選考において、過去にエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
志望動機
・志望動機
【記載例】
社員の方の仕事への向き合い方に共感を持ちました。 説明会の映像で、生産管理の社員の方のお話の中で「事務・技術の垣根を越えた視点から物事を見る事が重要」と拝聴し、私自身も留学時、日本人意識を取り払うことを意識し生活することを心掛けていたため共感を持ちました。 また私は留学や海外経験から、将来は現場での業務をしたいと考えています。 貴社の生産管理職で、前向きな姿勢の社員の方と働きたいと考えたため志望しました。 |
ポイント:
結論ファーストで展開しており、内容に一貫性がある点が評価できます。
文章の構造においても論理的にまとめられており、日本品質保証機構のカルチャーへの共感を示すだけではなく、自身に留学経験があることを上手く文章に取り込んでいます。
また、入社してからの展望も明記されていることも評価できるでしょう。
しかし、「生産管理部門からスタートする理由」が浅いため、書類選考通過後の面接では厚みを持たせるといいです。
参照ページ:
自己PR
・大学での研究内容をご回答ください。(200文字以内)
【記載例】
金型の高精度化を目指し、鋼の超精密切削に関する研究を行っています。 ナノ精度の加工ではダイヤモンド工具の使用が望まれますが、摩耗が激しく鋼には使用できません。 これに対し鋼の窒化処理が有効であると知られていますが、表面に硬い窒素化合物が発生し、工具欠損につながり実用に至っていません。 そこで私の研究では化合物生成を抑制できる窒化処理を利用することで、工具の損耗を抑制した新たな切削技術の開発を行っています。 |
ポイント:
結論ファーストで展開し、再度結論で帰結している点が評価できます。
また、文字制限がある中で簡潔にまとめており、内容も日本品質保証機構の事業にマッチしていると言えるでしょう。
大学内での研究内容を伝えるだけではなく、経緯のなかで課題を明確にしていたことや、それに対する対処についても評価できます。
書類選考通過後の面接では、エントリーシートでは確認できなかった詳細について質問される可能性があるため、回答できるように準備しておきましょう。
なお、専門性の高い内容となる場合、採用担当者がその分野に精通していれば問題ありません。
しかし、人事業務をメインに行っている場合、専門用語が通じない恐れも考えられます。
そのような場合には、誰が聞いてもわかりやすい言葉に言い換えるという工夫をしましょう。
参照ページ:
まとめ
この記事では、日本品質保証機構の会社概要、求められる人物像やエントリーシートの書き方について解説しました。
日本品質保証機構は、品質保証の第三者機関として活動する一般財団法人です。
ISOをはじめとするマネジメントシステムの認証やJISマーク認証など、「見えない価値を見える証に」する事業を展開しています。
企業にとってこのような認証の取得は信頼の証明となるため、需要が高まっています。
そのためには社会からの信用を得る必要があるのです。
就職難易度は比較的高いですが、学歴フィルターはないと言えます。
そのため、エントリーシートや面接に力を入れることで、誰でも内定を獲得できるチャンスがあります。
業務を遂行する際には、強い使命感と責任感が求められるでしょう。
エントリーシートにおいては志望動機や自己PRを通じて、求められている人物像の要素を取り入れると効果的なアピールができます。
また、日本品質保証機構の方針や理念に共感し、その内容を実行できるかどうかも重要なポイントです。
その際には、自身の強みや成功体験を書くだけでなく、採用担当者に書類選考を通過させ、自身の適性や企業への適合性を明確に伝え、「会って話を聞きたい」「うちの会社にマッチしている」という印象を与えることを意識しましょう。
このように、エントリーシートは読み手がどのように感じるのかを意識することが重要です。
書き終わったら客観的に見直しをしましょう。
日本品質保証機構への採用選考応募を検討している人は、内定獲得のためにぜひ本記事を参考にしてみてください。