ツムラのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/04/22更新
はじめに
この記事では株式会社ツムラ(以下ツムラ)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にツムラならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、ツムラが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、ツムラの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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ツムラの概要
出典元
初めにツムラとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ツムラとは
株式会社ツムラは医薬品業界に属する創業130年の漢方薬品メーカーで、漢方薬や中薬を中心とした製商品ラインナップ・サービスを通して、人々の健康に貢献しています。
「一人ひとりの、生きるに、活きる。」をパーパスとして掲げ、人々の生き生きと輝く未来の実現を目指して、天然物由来の医薬品・製商品の意義を広げる事業刷新を行っています。
ツムラの採用難易度
ツムラの採用難易度はやや高めといえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 漢方薬の普及活動や海外への事業展開により、今後の市場拡大が見込まれる。
- 採用フローとして珍しい「動画面接」「インターンシップとオープンセミナーへの参加」がある。
- 医薬品業界の中でも年収が高め。
ツムラの採用大学
ツムラの採用大学の実績は以下の通りですが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
青山学院大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、岐阜大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、城西大学、成蹊大学、成城大学、仙台大学、東京大学、一橋大学、福岡女子大学、北海道大学、明治薬科大学、立教大学、和歌山大学 |
※上記の大学に、大学院の採用実績も含む
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、ツムラは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
ツムラが求める人材とは?
結論から言うと、ツムラのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会貢献に対する強い意志を持つことが重視されているようです。
ツムラでは求める人材として下記のものを公表しています。
強い意思・情熱
高い志と意欲をもって業務に取り組める
責任感
自らに与えられた使命を理解し、全うする意識を持つ
プロフェッショナル
突出した専門性・技術力を極め、仕事に活かす
主体性
自ら考え、行動に移す
利他
思いやりをもって周りに接する
企業の成長には、組織のチームワークが必要不可欠との考えから、逞しく・正しく・明るくをキーワードに、皆から信頼される人格形成を目指しています。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
参照ページ
ツムラの採用方向性とは?
株式会社ツムラは、「一人ひとりの、生きるに、活きる。」をパーパスとして掲げ、
その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
高い意思・情熱を持つ方や、主体性、責任感、思いやりを持つ方を歓迎しています。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、新入社員研修、フォローアップ研修、各職場OJTなどのトレーニングやサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、ツムラのマイページで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェック。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントでになります。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が医薬品業界を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、「世界中の人々の健康を支える」という私の夢を実現できると考えたからです。 具体例:祖母は認知症であり、症状が悪化していく祖母を助けることが出来ず悔しかった経験から、病気に苦しむ多くの人々の健康に貢献したいと考えました。 そして、世界有数の研究開発力を武器に、〇〇事業や、〇〇事業に注力しているだけでなく、海外への事業展開にも挑戦していることから、私の夢を実現できると確信しています。 理由:2点目は、貴社の企業理念に共感したからです。 具体例:貴社の会社説明会を通して、「患者第一」の意識が浸透していると感じました。 また、「必要であれば他社の製品も勧めることがあり、それもプライドである」と伺いました。 この経験から、貴社で働く「人」は大変魅力的だと感じました。 結論:以上の理由から、貴社には私の夢を実現するための環境が整っているだけではなく、今後も必要とされ続ける〇〇(希望職種)を目指す上でも、最適な環境であると確信しています。 |
ツムラの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばツムラであれば「一人ひとりの、生きるに、活きる。」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばツムラは特に「漢方薬」に特化した医薬品メーカーと評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできるでしょう。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「株式会社ツムラ」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ツムラの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
志望動機(MR)
・志望職種において何を実現したいか教えてください。
【記載例】
私は、MRとして漢方薬の魅力を多くの人に伝えていきたいです。 私は、過去に肌荒れで悩んでいたことがあり、2年間色々な方法を試しても完治しなかった肌荒れが、漢方薬を飲んだところ2か月で完治したという経験があります。 この経験から、漢方薬の偉大さに気づき、その魅力を多くの人に広めたいと思うようになりました。 貴社は国内トップシェアを誇る医薬品メーカーで、医療用漢方薬を中心に取り扱っています。 さらに「高齢者関連・がん治療・女性関連」を重点に置いているため、今後需要が増していく社会課題を解決するとともに、漢方薬の普及活動を通して、人々にとってより身近に感じてもらうことができると考えました。 私には、SNS運用やアナウンスで培った「人に魅力を伝える力」があります。 貴社のMR職ではこの能力を活かして、医師の方に商品の魅力を伝えていくことで、患者様の病気や健康状態を改善し、より多くの人の健康に貢献したいと考えます。 そして人々にとって、漢方薬をより身近な存在にしていきたいです。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、ツムラで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
どうして医薬品業界なのか、ツムラなのかを深堀して記載できている点も評価ポイントに該当するでしょう。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
自己PR
・あなた自身にキャッチフレーズをつけ、その理由も記述してください(400文字以内)
【記載例】
私自身のキャッチフレーズは「石の上にも12年」です。 私はどんな物事に対しても真面目に取り組み、継続力があります。 私は小学校から12年間、陸上をしており、常に記録更新に向けてメンバーと切磋琢磨しつつ一心不乱に練習に努めておりました。 記録更新がストップしてしまった時には、PDCAサイクルを意識して、試行錯誤しました。 こうした努力を積み重ねた結果、先生や仲間からの厚い信頼を得ることができ、アンカーを任されるようになりました。 そして高校最後のリレーでは、プレッシャーに負けることなく全力を出し切り、学内の歴代記録の更新に寄与することができました。 この経験から、私は目標達成のためには日々の努力の積み重ねが必要不可欠であることを学ぶことができました。 努力の継続が必要である貴社の品質管理業務において、こうした私の一心不乱な継続力が活かせると考えております。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
真面目に努力を重ねた過程とその実績が簡潔に分かりやすくアピールできています。
ツムラでは高い志と責任感をもって行動できる人が評価されます。
そのため、努力を継続し、何かを成し遂げた経験は評価ポイントに該当するでしょう。
ガクチカ
・学生時代に頑張ったことを教えてください。
【記載例】
私は大学の文化祭で、実行委員のリーダーとして文化祭の改革を行いました。 私の通っている大学はあまり有名ではなく、派手なイメージもないため、毎年文化祭の来場者が少ないことが問題でした。 文化祭は大学を志望する高校生が来るイベントでもあるため、大学の雰囲気を伝えるためにも重要だと考えています。 来場者の増加と満足度向上を目標に、2つの対策を考えました。 1つ目が、大学の知名度の低さをカバーするために、公式SNSを開設して生徒と外部の人がコミュニケーションを取れる環境を作りました。 SNSの発信内容としては、学校内の様子や、生徒の写真をアップロードすることで、普段の学校の様子をよりリアルに伝えるように意識しました。 2つめは、昨年度のアンケートを見直し、分析することで、出展数の少なさと高校生向けのコンテンツが不足しているという問題に気が付きました。 そのため、キャンパスツアーを実施し、各サークルと協力して出展数を増加させることで、来場者の満足度の向上に働きかけました。 また、文化祭1週間前にリハーサルを行い、全スタッフの意識を統一するように努めました。 その結果、来場者数が昨年の1.2倍、来場した高校生の約7割がツアーに参加してもらうことができました。 スタッフ50人を取りまとめ、文化祭を無事に完遂することができ、統率力と問題解決力が身につきました。 |
ポイント:学園祭で思うような来場者数が得られないという問題に直面した時に、工夫して取り組んだ内容が具体的に書かれており、その結果として来場者が昨年比1.2倍になったなど、実績もきちんとアピールできています。
ガクチカでは、直面した問題とその具体的対策、対策した結果どんな実績を出せたかを文章にしましょう。
統率力や問題解決力はツムラで活かせるアピールポイントとなり、評価に該当するでしょう。
挫折した経験について
・あなたの一番の挫折はどんなことでしたか。
また、それをどう乗り越えたか記述してください(400文字以内)
【記載例】
私は大学受験が思うように行かなかったため、浪人しました。 一つのことに熱中してしまうあまり、同期が引退後も陸上の大会に出続けていたため、勉強がおろそかになってしまったと考えました。 そこで浪人中はスケジュールを立てることを意識しました。 苦手分野の克服のために、苦手な科目を毎日1時間勉強するようにして、苦手意識をなくすように努め、得意分野もさらに伸ばしました。 具体的には1週間単位でスケジュールを立て、日曜日は何も予定を入れずに調節日として、計画通りに勉強を進めました。 また、予備校にも通い、同じ志を持つ仲間と情報共有することで、共に成長できたと考えております。 その結果、自分が希望していた薬学部に進学できました。 この経験からスケジュールを立てることの大切さを知り、現在は実験を始める前に計画立てて確認作業を怠らず、事前準備を欠かさないように意識しております。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
挫折した原因を分析し、改善策を考え、結果を出せていることをアピールできており、評価ポイントに該当します。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、ツムラの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
株式会社ツムラは医薬品業界に属する漢方薬品メーカーで、漢方薬や中薬を中心とした製商品ラインナップ・サービスを通して、人々の健康に貢献しています。
このような背景を持つツムラでは、「一人ひとりの、生きるに、活きる。」をパーパスとして掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、ツムラでは主体性や責任感、高い志をもって人々の健康に貢献しようという姿勢を重視しています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、ツムラの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。