アドマテックスのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/21更新
はじめに
この記事では株式会社アドマテックス(以下アドマテックス)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にアドマテックスならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、アドマテックスが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、アドマテックスの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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アドマテックスの概要
出典元
初めにアドマテックスとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
アドマテックスとは
アドマテックスは、アドマファイン、アドマナノなどの真球状微粒子(真球状シリカ、真球状アルミナ、酸化物セラミック粉末)、およびその加工品の製造・販売を行い、高度なマテリアル商品を開発して、コンピュータ、デジタル家電をはじめ社会の中心をになう製品をサポートしている会社です。
創業は1990年2月であり、1994年11月には愛知県ニュービジネス大賞を、1995年11月には中部地区発明表彰 科学技術庁長官賞受賞を、1996年6月には全国発明表彰 内閣総理大臣発明賞受賞を受賞する等、全国的に注目を集めました。
その後、2012年10月にはアドアテックス(上海)有限公司を設立したほか、2018年9月にはアドマテックス韓国を設立し、海外展開も行っています。
2023年11月には、国内拠点としてM&Aにより、完全子会社としてアドマテックス美濃が事業を開始しました。
アドマテックスの採用難易度
アドマテックスの採用難易度は若干高いとされています。
難関国公立大学からの採用が多く、若干の学歴フィルターがあると言えるでしょう。
もっとも、人物本位の選考をする会社なので事前に十分な準備をすることにより内定を勝ち取ることは十分可能であると考えます。
アドマテックスの採用大学
アドマテックスの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
<大学> 北海道大学、九州大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東京工業大学、一橋大学、上智大学、筑波大学、横浜国立大学、首都大学東京、早稲田大学、名古屋工業大学、岐阜大学、三重大学、静岡大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学 |
採用実績のある大学を見ると、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者ばかりで選考難易度は高いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
アドマテックスが求める人材とは?
結論から言うと、アドマテックスのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
アドマテックスは、社員に対し、次の6つの意識を持つことを求めています。
- お客様、市場の要求する質、量、時間を完全に満足させることを目指します。
- 現地で現物を注意深く観察し、何度も考え、うるさいほど議論しそして結論を下します。
- 確たる信念と最速のスピードで決断し前進します。
- あらゆる業務の場面で自ら率先してすべてを経験します。
- 状況がどうであろうとも正しいものは正しいと主張します。
- まず考えありきその考えをドンドン変えていき、そして事実にたどり着きます。「仮説の設定」▶「実験」▶「検証」▶「仮説の変更」
参照ページ:会社紹介|アドマテックス
アドマテックス各社の採用方向性の違いは?
アドマテックスは、グループ会社として、国内にはアドマテックス美濃、海外ではアドマテックス(上海)有限公司、アドマテックス韓国を有しています。
アドマテックス美濃は、2023年11月、東海ミネラル株式会社より合成樹脂充填材の製造販売、窯業原料の製造販売およびこれらに付帯関連する事業を株式分割により承継した会社です。アドマテックスグループに入ってまだ日が浅いこともあり、新卒社員の採用募集を進めていない状況であり、アドマテックス本社からの出向となる可能性が高いようです。
アドマテックス美濃の今後の新卒社員の採用は不明ですが、アドマテックス本社がグループの中心であり、採用方針に違いはないでしょう。
参照ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントになります。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートの書き方としては、PREP法が一般的です。
PREP法の特徴は、結論から書き始めることで、短文でも説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 再び結論
PREP法の構成の特徴は、結論を前提として持ってくることです。
次に、結論に至った理由を述べ、具体例で広げます。
最後に再び結論に戻り締めるという流れです。
エントリーシートにPREP法を用いることのメリットは、簡潔に説明できる点にあります。
結論と結論ではさむことで論点を素早く伝え、簡潔かつ強調できるからです。
大事なことは、結論にはさむ具体例で、分かりやすくするだけでなく、企業の理念や求めている人材にリンクさせ、最後の結論に結び付けなければいけません。
PREP法は、構造上、短時間で簡潔にまとめるのには向いています。
しかし、ある程度長くなると、どうしても間延びするため向いていません。
結論からスタートするため、最終結論の締めも分かっているため、飽きてしまうからです。
400文字ぐらいがちょうどいいレベルで、1,000文字程度が限界と思っていいでしょう。
PREP法がエントリーシートに向いているポイントとして、テンプレートで作りやすいこともあげられます。
例文を見ながら、自分の情報に置き換えるだけでエントリーシートが完成するからです。
400文字ぐらいで見た場合、構成は単純で簡潔にまとめなければいけません。4段階構成ですので、段落1つあたり100文字しかないためです。
逆に余計な言葉を入れられないことから、冗長表現などはバッサリと切ることも必要になります。
エントリーシートは、自分から企業に対するメッセージです。
自分の考えや能力を伝えるための文章にもなってきます。
最終結論に盛り込むことが大切ですので、エントリーシートを作る際には注意してください。
肉付けは必要ですが、構成という点では以下の例文を参考にしてください。
結論:私が半導体業界を志望する理由は、新たなことにチャレンジすることのできる環境があると考えているからです。 理由:子供のころ、テレビのニュースなどで最先端技術の報道をみることで、ワクワクドキドキした記憶が今なお鮮明に残っております。中学生になり、タブレットなどに触れる機会ができ、このようなものを作る技術に憧れました。 具体例:私は現在、地元の子供たちに勉強を教えるボランティア活動をしております。常に新たな発見がありますが、中でも子供たちは独自の視点で新しいことをどんどんと見つけ、そして作り出すのです。子供たちから教えられることも多いのですが、私自身も既存の考えから必要に応じて脱却し、新たなことを見出すプロセスを身につけることができました 結び:貴社のシェア世界90%以上を生み出すプロセスには、既存の考えを活かしつつ、ときにそれを乗り越える経験を活かすことができると考え、貴社を強く志望いたします。 |
アドマテックスの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばアドマテックスであれば「最先端の技術開発を追求し、社会の発展に寄与する」「会社活動を通じて社員の成長と幸福を達成する」「継続的で適正な利益を追求し、社員・株主・顧客・社会に還元する」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばアドマテックスは特に半導体事業において重要な役割を果たしており、デジタル製品の小型化・軽量化に欠かせない微細シリカ分野での世界シェア90%以上を誇る企業であると評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできるでしょう。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「アドマテックス」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照サイト:
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることがおすすめです。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
参照ページ
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
アドマテックスの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
技術総合職のエントリーシート
自己PR
・自分の長所を3点、PRしてください(簡潔に箇条書きでお書きください)。(200文字以下)
【記載例】
1.目標達成のために効果的な方法を考え、努力することができること。 2.何ごとも前向きに捉え、変化に柔軟に対応することができること。 3.穏やかな性格で協調性を有し、人との関係を大切にできること。 |
ポイント:アドマテックスの指示どおり、3点の長所を簡潔に述べています。
200文字以内におさめることもできています。
人生で最も苦労した経験
・あなたが人生で最も苦労した経験について、その内容と乗り越えた方法をお書きください(800字以下)。
【記載例】
私がこれまでの人生において最も苦労した経験は、私自身が企画した、海外留学の意弁において、当初設定した目標の約半数の参加者しか呼び込むことができなかった失敗をし、その克服に向けて取り組んだ経験です。 その失敗の原因は、参加者の集客をSNSのみに頼っていた点にあり、X(旧Twitter)やFacebook等を日常必ずしも十分に利用していない学生の存在や、そもそもフォローしていない学生がいることを念頭に置いておらず、そうした学生に対して全くアプローチすることができなかったためです。 失敗の原因に気づいた私は、使うことのできる手段をすべて使う必要があるということ、そして何かを企画する際には、ターゲットをしっかりと絞ったうえで戦略を練る必要があるということを学びました。 その学びを活かすことにより、第2回目の留学イベントにおいては、ビラ配りをはじめとする多くのアプローチ方法を採用しました。その結果、目標としていた集客数を大幅に上回る、1.5倍の人数の参加者を得ることができました。 そして何より嬉しかったことは、イベント終了後に参加者より提出していただいたアンケートにおいて、「有意義なイベントだった」「事務局の対応が迅速で良かった」等、数多くの称賛の声が届いたことです。 私は、この経験を忘れず、社会人生活においても戦略を練って対応して参ります。 |
ポイント:前半で失敗した原因をしっかりと分析している点は評価できるでしょう。
また、自らの失敗経験から学んだことを記載していることも良いです。
そして、次の機会においては成功したことを伝えていること、特に数字を用いているため説得力が出てきます。
最後に、社会人になった際の決意を述べているため文章に締りがあります。
ガクチカ
・あなたが学生時代に最も力を注いだことをお書きください(600字以下)。
【記載例】
私が学生時代に最も力を注いだことは、大学の研究室における「研究」です。私は学部の3年次より光物理化学の研究室に所属し、配位子保護金属クラスターという、新規ナノ物質に関する未解明の性質について研究をしています。研究室に配属され、研究を始めた当初は知識が不足しており、なかなか思うように実験を進めることができませんでした。私は、「このままでは結果を残すことができない」と思い、発光測定・解析の実験操作やナノ物質の合成方法など幅広い分野に係る国内外の論文を読み込み、多くの知識を身につけ、自分が行う実験の目的を明確にしました。そして、研究に対して常に疑問を持ち、その疑問を明らかにするためにPDCAサイクルを心掛けて実験を進めました。その結果、着実に金属クラスターの発光過程や平衡状態などの性質の一部を明らかにすることができました。私は、この経験から情報の収集・整理、計画を立て実行する力を身に着けました。 |
ポイント:アドマテックスでは難関国立大学の理系学生を採用することが多く、「研究」に打ち込んだことを説明することは就活戦略として評価できるでしょう。
配属当初においては、実験が思うように進まなかった原因が自身の知識不足にあるという原因分析を行い、それを克服すべく、国内外の論文にあたり、知識の習得に努めるとともに、PDCAサイクルを意識した実験を実施したことも良いです。
自身の研究者としての成長がみられ、今後の社会人生活における決意を述べていることも好感がもてます。
自由記述
・あなたがアドマテックスで実現したいこと、質問等事由にお書きください(400字以下)。
【記載例】
私は、貴社の製品の更なる改良やグレードの拡充に参画することを通じて、貴社の事業を拡大するとともに、社会に貢献をしていきたいと考えています。そのためには、マーケットリサーチを通じた国内外の顧客のニーズを把握すること、そのニーズを具体的な形にしていく技術を開発していくこと、さらに、安定的な生産を考慮に入れたモノ作り等、様々な要素について、私自身が技術を含む知識を積極的・意欲的に習得し、上司や先輩社員の皆さんと協力して業務を進めていきたいと考えています。世界シェア90%以上を誇る貴社の技術を更に進化させるための一翼を担い、やがては、貴社のアドマファイン等を超える製品を開発していきたいと考えています。そして、私自身が貴社での業務経験を積み、後輩社員に対して適切な指導・助言をしていくことにも取り組んで参ります。 |
ポイント:前半で会社の事業の拡大だけにとどまらず、それを通じて社会貢献をしていくことを述べていることは評価できるでしょう。
なぜならアドマテックスは「最先端の技術開発を追求し、社会の発展に寄与する」ことを標榜しているからです。
また、現在の製品を表面的に維持するだけでなく、新たな製品を開発していく意欲を示していることも評価できるでしょう。
まとめ
この記事では、アドマテックスの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
アドマテックスは、高度な技術と産業分野での経験を活かし、半導体事業において重要な役割を果たしており、デジタル製品の小型化・軽量化に欠かせない微細シリカ分野での世界シェア90%以上を誇る企業です。
「最先端の技術開発を追求し、社会の発展に寄与する」「会社活動を通じて社員の成長と幸福を達成する」「継続的で適正な利益を追求し、社員・株主・顧客・社会に還元する」ことを目指しており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、アドマテックスでは確固たる信念や、最速のスピード、自ら率先、正しいものは正しいという姿勢を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、アドマテックスの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。