YKTのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/20更新
はじめに
YKT株式会社(以下YKT)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では悩んでいる就活生に向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にYKTならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、YKTが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、YKTの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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YKTの概要
出典元:YKT株式会社
初めにYKTはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
YKTとは
YKTは機械専門の商社です。
取り扱いの機械は欧米製の工作機械や測定機器、産業機械、電子機器など。
輸出入販売及び、技術サービスを提供しています。
(例)
- 自動車
- 航空
- エネルギー
- 時計
- 医療機器
- 電子機器
YKTが取り扱っている欧米製の機械は日本の産業に多く使われています。
日常で使っている多くの製品にYKTが扱っている機械が含まれています。
企業理念は「業の西と東を結ぶ架け橋」です。
YKTは洋の東西を問わず、素晴らしい機械や技術を提供することにより、顧客はもちろんのこと社員や株主など全ての人々が幸福になることを願って活動しています。
YKTの採用難易度
YKTの採用難易度は標準的とされています。
YKTは業界内の年収ランキングでは369社中245位にランクインしています。
参照ページ:年収チェッカー
しかし、業界内の年収ランキングは大手企業が多数ランクインしているため一概にこの結果から採用難易度が低いとは決定できません。
YKTは機械専門商社の中ではトップクラスの水準となっています。
YKTの2025年の採用人数は3~5名を予定。
採用人数が少ない傾向から、難易度を高めています。
YKTの採用大学
YKTの採用大学の実績は以下の通りですが、幅広い大学からの採用実績となっており、学歴フィルターはないと考えられます。
<大学院> 日本大学、高千穂大学 <大学> 愛知大学、愛知県立大学、愛知工業大学、亜細亜大学、茨城大学、桜美林大学、大阪産業大学、大阪大学、追手門学院大学、神奈川工科大学、関西外国語大学、関西大学、関東学院大学、京都産業大学、近畿大学、工学院大学 |
引用ページ:キャリタス就活
採用実績のある大学を見ると文系学生、理系学生が多い傾向にあります。
YKT企業サイトでも文系学生と理系学生の採用を積極的に行っていると明言されています。
しかし、YKTの企業サイトにも人物重視での採用を行っているとの記載があるので選考難易度は標準的と言えるでしょう。
応募の段階では専門的な知識は不要です。
学ぶ意欲があることなど仕事への積極性をアピールしていきましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事で解説しているので参考にしてください。
YKTが求める人材とは?
YKT株式会社では求める人材として3つの「F」を備えた人材を求めていると公表しています。
- Future-Oriented:顧客とともに日本のものづくりを創造する未来志
- Flexibility:顧客の要望に柔軟に対応する思考力と行動力
- Fundamental:表面的ではない本当のものづくりを支える基盤力
YKTのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、人物重視の採用が行われています。
この観点から、YKTの門をくぐりたい人は事前に機械の専門的な知識が無くてもよい事も読み解けます。
実際にYKTに勤めている社員インタビューからも求める人材は確認が可能です。
以下に実際に社員インタビューに記載されていた内容を要約します。
(大阪支店:営業課勤務)
- 思っていたよりも英語を使うことが多い
- 段取りを組むことが大切
- 一人ひとりの裁量が大きいため、向上心が必要
(本社:技術課勤務)
- 専門知識習得のために努力が必要
- 好奇心旺盛で向上心のある人が向いている
- 自分の信念を持つことが重要
(本社:技術課勤務)
- 専門的な知識を身につけた後には応用力が必要
- 探求心のある人の向いている
- 日常的な英語力が必須
(大阪支店:電子機器部)
- やる気のある人におすすめ
- 自分で学ぶ姿勢が必要
- 物事を順序立てて考える思考法が必要
社員インタビューを見てもわかるように英語力は必須だと言えます。
日常的に英会話を使うケースも多いと認識しておきましょう。
YKTはやる気があり、自らが専門的な知識を身に着けようという姿勢が評価されます。
参照ページ:YKT株式会社|社員紹介
YKTの採用方向性の違いは?
YKTの求める人材は「セカイ系技術人」です。
セカイ系技術人とは日本のものづくりで世界を支える人材のことを言います。
YKTは「3つのF」を掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
現状の問題を打破し未来を創り出していくこと、柔軟で強靭な思考力と行動力、物事の本質を掴む思考力が重視され多様な興味や専門性を持つ人々を歓迎します。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、9か月の新入社員研修を通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
選考フローやスケジュールに関する詳細は、YKTの企業サイトで案内されています。
参照ページ:YKT株式会社|採用の流れ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートで企業がチェックしているポイントについて以下で解説します。
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
また、学ぶ意欲も高いため新卒であれば吸収力も高いと感じてもらえます。
そして最も重要なのが、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点です。
エントリーシートでは明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートはPREP法を用いて、結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識して記載すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が機械専門商社業界を志望する理由は2点あります。理由:1点目は語学能力の高い私なら米国とのコミュニケーションを取り、御社に貢献できると考えるからです。 具体例:私は過去に1年間ほど米国の大学での留学経験があります。 米国留学では語学力を鍛えることができました。また、文化の違いからコミュニケーションの重要性も学びました。 御社では米国からの輸入がございます。 輸入において自分自身の経験が活かせるのではないかと考えています。 結び:この強みを発揮できると考え、御社の海外仕入れ調達部門で新規顧客の開拓に携わりたいと思い志望しました。 理由:2点目は、日本の持つ優れた技術力を世界中に普及させることで、ものづくりで世界を支え、生活を便利で豊かなものにしたいからです。 具体例:私は大学時代、機械工学を学びました。講義の中で日常で普段何気なく使用しているもの(スマートフォン、自動車、電化製品)は電子部品が多く使われていることを知りました。また、この電子部品は日本の技術力を多く使っており、最終製品になるまでには日本の技術なしでは成り立つのが難しいことも知りました。 この経験から私は電子分野に興味を持ち、仕事として携わりたいと考えました。 機械専門商社は数多くありますが、御社は創業から100年以上のブランド力を持った商社で、多くの流通を通じてものづくりで世界を支えることができます。 結び:上記の経験から私は御社の一員として事業に携わりたいと考えています。 |
専門商社業界は主に「総合商社系」「メーカー系」「独立系」に分類されます。
YKTはメーカー系に分類されるので、混同しないように注意をしましょう。
総合商社と混同をしていると「事前に企業リサーチを行っているのか」「本当にうちの会社を志望しているのか」と言うような不信感を持たれてしまう可能性があります。
エントリーシートを記載する前には必ず、事前に企業についてリサーチを行うようにしましょう。
YKTの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばYKTであれば「日本の産業を変えていく」であったり、志しである「業の西と東を結ぶ架け橋」を取り上げましょう。
その他バリューやビジョンも文章の中で取り上げるのもおすすめです。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば、YKTは機械専門商社のため、特に「機械に関する専門知識」が評価されます。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
学生時代に得た知識をアピールする方法もあるでしょう。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「YKT」を選ぶのかを論理的に説明することです。
企業の価値観やカルチャーは必ず確認をするようにしてください。
参照ページ:YKT株式会社
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
- 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
- 価値観系(見られている点:個性的であるか、業務適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
YKTの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
以下にて営業職のエントリーシートをもとに解説します。
営業職のエントリーシート
志望動機
・機械専門商社業界を志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私が御社を志望する理由は、グローバルな市場で世界中にニッチな商品を手掛けている御社で大きな影響力を与える仕事をしたいと考えているからです。 私は幼い頃から英会話を学び、大学時代にはドイツ語やタイ語などの第二外国語も学びました。 学んでいく中で私は語学を活かした仕事がしたいと感じるようになりました。 しかし、仕事において語学を扱いつつグローバルな仕事ができる企業はなかなか見つかりませんでした。 そんな状況の中で拝見させていただいたのが御社の求人でした。 御社は機械専門商社でグローバルに活躍しており、海外にも子会社を設立し、活躍しています。 ものづくりを支えている御社に強い魅力を感じました。 幼い頃から学んだ語学力を活かして世界の架け橋になれるように業務を行っていきます。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、YKTで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
YKTの社員インタビューをみても英語力は必須の能力だと想定が可能です。
過去の経験と企業を結びつけている点が評価できるポイントです。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、相手のニーズを引き出すことのできる傾聴力です。 学生時代にはアパレルのアルバイトの経験があります。 店舗には、自分に似合う服がわからないお客様がたくさん訪れます。 お客様は服を眺め、検討をし、結局何も購入せずに自宅に帰ることが日常茶飯事でした。 そこで私が取り組んだことは接客にひと手間お客様の気持ちを考えることを意識しました。 お客様は本当に求めている服がどんな商品か口にしないことも多々あります。 キーワードや行動で気持ちを汲み取り、ニーズに応えられるように努力しました。 結果としてお客様は満足できる商品の購入ができ、購入に至るケースも増えました。 このアルバイトで学んだ傾聴力は、御社の営業職でも活かせると考えています。 顧客一人ひとりのニーズを考え、一歩踏み込んだ提案から信頼を得られると感じています。 御社の営業職として活躍できるように努力をして参ります。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。また、学生時代に学んだことの記載があり、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。
しかし上記の文章では「なぜその企業を選んだか」について明確な記載がされていません。
応募する根拠が薄いと、エントリーシートを通過できなくなる可能性も上がるので注意しましょう。
仮に、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置くことが大切です。
まとめ
この記事では、YKTの会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
YKTは機械専門の商社です。
取り扱いの機械は欧米製の工作機械や測定機器、産業機械、電子機器など。
輸出入販売及び、技術サービスを提供しています。
YKT株式会社では求める人材として3つの「F」を備えた人材を求めていると公表しています。
- Future-Oriented:顧客とともに日本のものづくりを創造する未来志
- Flexibility:顧客の要望に柔軟に対応する思考力と行動力
- Fundamental:表面的ではない本当のものづくりを支える基盤力
YKTのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
特に、YKTではでは誠実さや、向上心を持ち、常に学び続ける姿勢を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
人物重視の採用傾向にあるため、エントリーシートを書く際はこれらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
本記事では、エントリーシートの記載例も掲載しています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
この記事が、YKTの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。