日本石油販売のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/20更新
はじめに
この記事では日本石油販売(以下日石販)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に日石販ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、日石販が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、日石販の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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日石販の概要
出典元:日本石油販売株式会社(日石販)
初めに日石販とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
日石販とは
日石販は、1956年に設立された石油製品の卸売販売、販売促進、エネルギー関連サービスを行う会社です。設立されて以来、石油販売経験とノウハウを持ち、豊富な知識と技術力で顧客に最適なエネルギーソリューションを提供しています。
また、全国に販売店ネットワークを持ち、様々な規模の企業や個人事業主、公共機関などに石油製品を供給しているため、顧客ニーズに合わせた柔軟な対応力も強みです。
日石販は、このようなエネルギー事業の他に、コンサルティング&エンジニアリング事業、不動産事業の事業を展開しています。
各事業の紹介は以下の通りです。
エネルギー供給事業
石油製品販売(ガソリン、軽油、灯油、重油など)、LPG販売(液化石油ガス)、電力販売など、幅広いエネルギー供給事業を展開
コンサルティング&エンジニアリング事業
長年にわたって培ってきたエネルギー事業における豊富な経験とノウハウを活かし、顧客のニーズに合わせたコンサルティング&エンジニアリングサービスを提供しています。具体的なコンサルティングや仕事内容は以下のようになります。
- 省エネルギーコンサルティング:エネルギー使用量調査・分析、省エネルギー設備導入提案、省エネルギー計画策定支援、エネルギー管理システム導入支援など
- 設備設計・施工:燃料設備、空調設備、衛生設備、電気設備、給排水設備、セキュリティシステムなど
- リニューアル・メンテナンス:既存設備の改修・更新、定期点検・保守、設備診断、修繕・補修など
不動産事業
オフィスビル賃貸、商業施設賃貸、駐車場賃貸など、安定収益が見込める不動産事業を展開しています。
- 主に東京を中心に、高品質なオフィス環境を提供するオフィスビルを賃貸しています。
- 地域ニーズに合わせたテナント誘致を行い、地域活性化に貢献しています。
- 駅周辺や商業施設など、利便性の高い駐車場を提供しています。
日石販の採用難易度
日石販の採用難易度は標準的なレベルとされています。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローに他企業と比べて特別なステップや選考がない
- 採用大学を見る限りでは学歴フィルターがあまりない
- 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
このような理由から、日石販の採用難易度は標準的であると推測できます。
しかし、石油業界は日本の「基幹産業」の一つであり、エネルギー供給や経済活動において重要な役割を担っています。
そんな石油業界の採用難易度は、企業や職種によって異なりますが、業界全体的に見ると比較的高いと言われています。その理由は、主に以下の2つです。
- 専門性の高い知識やスキルが求められる: 石油業界の仕事には、石油化学、地質学、機械工学など、高度な専門知識やスキルが必要となります。これらの知識やスキルは、大学や専門学校で学ぶことができますが、実務経験も重要視されます。
- グローバルな活躍の機会が多い: 石油業界は、世界中に事業展開している企業が多いことから、海外勤務の機会も多くあります。そのため、英語力や異文化理解能力も求められます。
しかし、石油業界で働くためには、必ずしも専門知識やスキルが必須というわけではありません。コミュニケーション能力、協調性、問題解決能力などの汎用的な能力も高く評価されます。
また、近年では、環境問題への意識の高まりから、環境関連の知識やスキルを持つ人材の需要も高まっています。
石油業界で必要な知識は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
石油に関する知識
- 石油の種類と特性
- 石油の探査・生産
- 石油の精製・輸送
- 石油製品の種類と用途
エネルギーに関する知識
- エネルギー政策
- エネルギー市場
- エネルギー問題
- 再生可能エネルギー
ビジネスに関する知識
- 経済学
- 経営学
- 会計学
- マーケティング
これらの知識は、大学や専門学校で学ぶことができますが、業界誌やニュース記事を読むこと、業界団体や企業のホームページを閲覧することなども有効です。
石油業界で働きたい場合は、早い段階から準備を始めることが重要です。大学在学中に、関連する科目を履修したり、インターンシップに参加したりすることで、必要な知識やスキルを身につけることができます。
また、石油業界に関する情報収集も積極的に行いましょう。業界誌やニュース記事を読むこと、業界団体や企業のホームページを閲覧することなどが有効です。
石油業界は、やりがいのある仕事が多数存在する魅力的な業界です。
日石販の採用大学
日石販の採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院> 立教大学 <大学> 青山学院大学、大妻女子大学、共立女子大学、実践女子大学、下関市立大学、上智大学、昭和女子大学、成蹊大学、聖心女子大学、専修大学、大正大学、千葉工業大学 <短大・高専・専門学校> 大妻女子大学短期大学部、戸板女子短期大学 |
採用大学の中には偏差値が高い大学もありますが、日石販は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
そのため、学歴フィルターは少ないと考えられます。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
日石販が求める人材とは?
結論から言うと、日石販は求める人材について特に公表はしていませんが、日石販の企業理念や石油業界の動向から、日石販で求められる人材には、以下のような人材が求められると推測できます。
課題解決能力と実行力がある人
エネルギー事業は、地球温暖化や資源枯渇など、様々な課題を抱えています。
そのため、これらの課題に対して高い関心を持ち、自ら考えて行動することで解決に貢献できる人材が求められます。
コミュニケーション能力と協調性
日石販は、顧客、取引先、地域住民など、様々なステークホルダーと関わりながら事業を展開しています。
より相手のことを理解し、円滑なコミュニケーションを図ることができる人材が求められます。
変化への適応力がある人
エネルギー事業は、技術革新や社会情勢の変化など、常に変化し続けています。変化に柔軟に対応し、新しいことに挑戦できる人材が求められます。
エネルギーを通じて社会に貢献したいという熱意がある人
日石販は、「エネルギーを通じて社会に貢献し、人々の暮らしを豊かにする」という企業理念を掲げています。この理念に共感し、エネルギー事業を通じて社会貢献したいという熱意を持つ人材を求めています。
顧客満足度を追求する姿勢がある人
顧客満足度を追求することは、日石販にとって最も重要な課題の一つです。そのため、顧客のニーズを的確に把握し、最適な提案を行うことができる人材を求めています。
高い倫理観とコンプライアンス意識がある人
日石販は、高い倫理観とコンプライアンス意識をすべての行動の指針としています。そのため、法令や社内規則を遵守し、誠実で公正な行動ができる人材を求めています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず「結論」を提示する
- 結論に至った「理由」を書く
- 理由を強調するために「具体例」を用いる
- 最後に再び「結論」を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
また、「石油業界」の選考でエントリーシートを通過するためには、単に熱意を伝えるだけでなく、説得力のある文章で自身の強みや経験をアピールすることが重要です。
以下では、より具体的に、石油業界の選考で通過しやすいエントリーシートの書きを書くためには、以下5 つのポイントを抑えて文章を書くことをおすすめします。
業界・企業への熱意を明確に示す
- 石油業界に関心を持ったきっかけを具体的に記述する。
- なぜその企業を選んだのかを明確に説明する。
- 業界・企業の将来展望について調べ、自分自身のキャリアプランとどのように合致するのかを明確にする。
- 具体的な数値やデータを活用して、説得力のある文章にする。
具体的なエピソードで自己PRを行う
- 学生時代に力を入れたことや、アルバイトなどの経験を具体的に記述する。
- その経験を通して得たスキルや能力を、石油業界でどのように活かせるのかを説明する。
- 数値やデータを活用して、説得力のある文章にする。
- 具体的な行動や結果を記述する。
論理的な思考力と文章力を示す
- 箇条書きや図表を活用して、文章をわかりやすくする。
- 専門用語を使う場合は、必ず解説を入れる。
- 主語・述語が明確で、文法的に正しい文章にする。
- 読みやすいフォントを使用し、適切な行間で整える
企業研究を徹底し、内容をカスタマイズする
- 企業のホームページやパンフレットを熟読し、企業理念や事業内容、経営戦略などを理解する。
- 業界誌やニュース記事を読んで、石油業界の最新動向を把握する。
- 企業説明会やOB訪問に参加し、企業担当者やOB社員から話を聞く。
- エントリーシートのテーマや企業によって、求められる内容は異なることを意識し、内容をカスタマイズする。
読み返して修正する
- 誤字脱字や文法の間違いがないか確認する。
- 文章全体の構成が論理的になっているか確認する。
- 内容に説得力があるか確認する。
- 熱意が伝わってくる文章になっているか確認する。
以上のようなポイントを踏まえたエントリーシートに書き方の見本を掲載します。
エントリーシートの書き方の見本
結論:私が石油業界を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、私が今まで培ってきた知識と経験を活かして、貢献できる場所が御社だと考えているためです。 具体例:私は大学でエネルギー工学を専攻しており、石油精製技術に関する研究に取り組んでいます。研究を重ねていく中で、エネルギー問題の解決に貢献したいという想いが強くなり、大学を卒業したら私が今まで培ってきた石油精製技術を活かしてエネルギー問題の解決に貢献できる仕事をしたいと考えています。 再び結論:この強みを発揮できると考え石油業界を志望します。 理由:2点目は、グローバルな舞台で活躍したいと考えているためです。 具体例:貴社はグローバルな視野で事業を展開しており、多様な文化や価値観を持つ人々と協働しながら、国際的な舞台で活躍しています。 貴社であれば、私の「グローバルな舞台で活躍したい」という私の目標に近づけ、自身の成長にも繋がると考えております。 再び結論:そのため、自身の成長できる環境があるという点から石油業界を志望しています。 |
また、「環境問題への意識」と「石油業界への貢献意欲」を示せる文章も石油業界ならではなのでおすすめです。
「環境問題への意識」と「石油業界への貢献意欲」を示せる文章の見本
私は幼い頃から自然が大好きで、特に地球温暖化問題に関心を持っていました。高校時代は環境部に入部し、地域住民と協力して植樹活動や環境意識啓発活動に取り組んできました。その中で、エネルギー問題の重要性を強く認識し、石油業界で持続可能な社会の実現に貢献したいという思いを育みました。 貴社は、環境問題への取り組みを積極的に推進しており、特に再生可能エネルギー事業への注力に力を入れています。私も貴社の一員として、これまでの経験と知識を活かし、石油資源の有効活用と環境保全の両立に貢献したいと考えております。 大学では環境工学を専攻し、特に太陽光発電の効率化に関する研究に力を入れてきました。研究を通して培った分析力と問題解決能力を活かし、貴社の事業に貢献できると確信しています。 |
上記はあくまでも例であり、自身の経験やスキルに合わせて内容を変更する必要があります。エントリーシートのテーマや企業によって、求められる内容は異なります。これらの例を参考に、自分だけのオリジナルエントリーシートを作成し、石油業界の選考を突破しましょう!
日石販の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。例えば、日石販であれば「限りある資源(エネルギー)を有効に使いたい」「人類に与えられた有限な資源を尊重し、その特性を生かした有効利用を図る」という会社全体を通した想いや方針があります。こういった想いや方針があるということは、「限りある資源をいかに無駄なく効率化できるかを考えている人材」も求めている人材であると推測できます。単に「効率化を意識しています」と言うだけでは、説得力に欠けます。具体的なエピソードを用いることで、自分がいかに効率化への意識があるかが明確に伝わります。
例えば、「アルバイトで、レジ業務の効率化を提案し、待ち時間を10%短縮しました。」「学生時代に、グループワークで役割分担を明確にし、作業時間を20%短縮しました。」といったような具体的なエピソードをつけるのも良いアピールになるでしょう。
参照サイト:日本石油販売株式会社(日石販)
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
- 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
- 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
まとめ
この記事では、日石販の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
日石販は石油業界で60年以上の歴史を誇る企業であり、今や石油だけに限らず、エネルギーを通じて社会に貢献したいという強い想いがあり、その想いを持つ人材を求めています。変化の激しい石油業界において、「常に新しい知識や技術を学び、成長し続ける意欲を持つ人材である」ということをエントリーシートでアピールできれば、内定の確率はグッと上がるでしょう。
また、エントリーシートを書く際は、企業の価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。この記事が、日石販の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。