J-POWERのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/19更新
はじめに
この記事ではJ-POWER電源開発株式会社(以下、J-POWER)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にJ-POWERならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、J-POWERが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、J-POWERの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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J-POWERの概要
出典元
初めにJ-POWERとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
J-POWERとは
J-POWERは、電力・ガス・エネルギー業界に属する企業で、日本国内に94カ所の発電所を保有しています。
日本全国・世界各地に電力を供給し、作った電気を電力会社に販売しています。
販売された電気は、工場や各家庭で利用され、人々の暮らしを支えています。
J-POWERの採用難易度
J-POWERの採用難易度は高めだと考えています。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 戦後日本の電力不足を受けて設立された元国策企業
- 財閥体制がトップクラスで、売上高と営業利益が過去最高を更新
- 給与が良く、福利厚生が充実している
J-POWERの採用大学
J-POWERの採用大学の実績は以下の通りですが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、高専や専門学校からの採用も多いため、学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 熊本大学、群馬大学、東京外国語大学、鳥取大学、名古屋市立大学、横浜市立大学、津田塾大学、東京工業大学、東京大学、 <大学院> 慶應義塾大学、神戸大学、埼玉大学、静岡大学、信州大学、上智大学、成蹊大学、千葉大学、東海大学、富山大学、同志社大学 |
採用実績のある大学を見ると偏差値が高い大学も採用大学にありますがJ-POWERは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
J-POWERが求める人材とは?
結論から言うと、J-POWERのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会をより良くする強い意志を持つことが重視されていることも書かれています。
新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムやコンテンツを重要視していることも、メッセージに記載されています。
この観点から、J-POWERの門をくぐりたい人は事前にコンサルティング関連のナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
J-POWER各社の採用方向性の違いは?
J-POWERの主なグループ会社には、下記の会社があり、採用方向性に違いは見受けられません。
- 株式会社J-POWERビジネスサービス
- 株式会社J-POWERハイテック
- J-POWERジェネレーションサービス株式会社
- J-POWERテレコミュニケーションサービス株式会社
- 株式会社J-POWER設計コンサルタント
グループ会社で共通の企業理念「人々に必要なエネルギーを絶やすことなく提供し、日本と世界における持続可能な発展に貢献する」を掲げており、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、研修やサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
また、各種社会保険、退職金制度など福利厚生が充実しておりワークライフバランスが取りやすい環境になっています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、J-POWERのマイページや新卒採用サイトで案内されています。
参照ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェック。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントになります。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私は、電気・エネルギー業界を志望します。 理由:普段は当たり前に使用できる電力がどれほど自分たちの生活を支えているか、身をもってその大切さを学んだためです。 具体例:東北出身の私は、東日本大震災に遭い、数日間の停電を経験しました。 当たり前に使用できていた電力というライフラインを失ったことで、電力供給の有難味を切実に実感すると共に、将来は日本の電力インフラを支えていきたいと思うようになりました。 とてつもない規模の災害にも関わらず、被害を最小限に食い止めることができた背景には、貴社の送電設備の存在があったと伺い、日本の安定した電力供給を担っている貴社に大きな関心を抱きました。 また、貴社の火力発電所の見学を通して、環境との共生の実現に取り組まれていることにも大変魅力を感じました。 結論:そのため、貴社に入社した際は石炭火力の事業に携わり、安価かつ環境に配慮した発電の運営に貢献したいと考えています。 人々が安心して生活できるように、安定した電力供給の実現に向けて尽力していきたいです。 |
J-POWERの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばJ-POWERであれば「人々に必要なエネルギーを絶やすことなく提供し、日本と世界における持続可能な発展に貢献する」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばJ-POWERは特に、風力発電・水力発電が国内2位の出力規模で、海外発電事業の実績が国内トップレベルを誇っていることが評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「J-POWER」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
J-POWERの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
志望動機
・J-POWERを志望する理由をご記入ください。(400文字程度)
【記載例】
環境に配慮した電力の安定供給を通じて、世界中の人々の当たり前の生活を支えたいと思い、貴社を志望しました。 私が企業選びの際に重視しているポイントは、社会を根底から支えることができ、その結果多くの人の役に立てるかどうかです。 貴社は全国に発電所を保有しており、本州と3島を結ぶ送電線の維持や管理をされています。 その中で、全国の電力の安定供給を支えているというところに大きな魅力を感じました。 貴社に入社した際は、発電所等の現場での業務やプロジェクトに携わりたいと考えています。 さまざまな方と仕事をすることで新たな知識を吸収し、電力や発電に対して多様な見方ができるようになりたいと考えています。 また、現場では地域の方と関わる機会が多いと伺いました。 私は学業などで期日や時間を守り、友人から「信頼できる人」と言われています。 その強みを活かして、日々の小さな積み重ねを怠らず、地域の方と信頼関係を構築することで、「電力の安定供給」を実現することができると考えます。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、J-POWERで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
ガクチカ
・学生時代に取り組んでいたことについて教えてください。
また、なぜそれに力を入れたのか、どのように取り組んできたのか、その結果などについて具体的に教えてください。(500文字程度)
【記載例】
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだのは、リーダーを担当した学園祭での新企画の運営です。 私の大学の学園祭は、来場者数・委員数ともに九州最大級であるため、準備の大変さから毎年同じ目玉企画を行っていました。 そんな中、子供の集客が不足しており、親子連れを呼び込む必要がありました。 その課題解決のため、私は企画内容を新たに一から考え直し、子供向けの体験型イベントを発案しました。 私はまず新企画運営のリーダーとして、他局の委員を含めた40人程のチームを率いて、プレゼン・企画の骨組み作り・マニュアル執筆・制作準備まで行いました。 しかし、各回14名動員×5回の計画理解が足りずにシミュレーションは失敗し、重要な運営の部分でつまずいてしまいました。 そこで私は、全員に計画理解が行き渡るように、さまざまな工夫を凝らしました。 まずは、普段交流の少ない他局部の委員が、いかに自分の動き方をスムーズに習得できるかを考え、解決策として全体のタイムスケジュールとは別の役割別マニュアルを追加作成しました。 それに加えて、比較的全員が参加しやすい昼休みに説明会を実施することで、各々が本祭における導線の把握ができるようになりました。 その結果、3日間の来場者数は想定した人数を大きく上回り、来場者が選ぶベストイベントに選ばれることができました。 この経験を通して、チームや周りの環境に何が不足しているかを俯瞰的に見渡し問題を突き止め、仲間と協働することで、困難な物事を成し遂げる力を身に着けました。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
自発的に考えて取り組んだ内容や、苦労したこと、それに対して工夫したことも書かれていて、評価ポイントは高いといえます。
単に、「起きた問題・それについての対策・対策した結果」だけではなく、「どのような環境で・どのように思考し・どのようなことに苦労したか」が書かれていることで具体的なエピソードになっています。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
学業以外の活動について
・学業以外の活動について教えてください。 (趣味・特技・クラブ・サークル・アルバイト等) (150文字以下)
【記載例】
私はアルバイトで塾講師をしており、小学生、中学生に英語を教えています。 どのように彼らのやる気を引き出すか創意工夫するのが私の仕事であると考え、意識「させる」システムを意識しながら指導しています。 例えば、授業中に生徒に発言の機会を設け、発言したらコインを渡すようにしています。 こうすることで生徒が楽しみながらも、集中して授業に参加できるようになりました。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
学業以外の活動において、企業が知りたがっていることは主に3点です。
積極性やチャレンジ精神、リーダーシップ、業務遂行力の3つです。
そのため、この3つを意識して文章を作成できると、評価は高まるでしょう。
自覚している性格
・自分自身について自覚している性格について教えてください。(200文字程度)
【記載例】
私は自分自身で、好奇心旺盛な性格だと思っています。 その理由として、私は多くの情報を収集することで、多角的な視点から戦略を練るのが好きだからです。 また、興味の幅が広いため、部活動や学習でさまざまな活動を行ってきました。 しかし、それらは広く浅く取り組むことではなく、深く客観的な状況判断のため、情報を質・量共に追い求めました。 その結果、情報をもとに計画判断や、問題解決のための策に役立てることができ、ゼミの研究活動においてもその性質を伸ばし続けることができました。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できまるでしょう。
また、根拠となるエピソードを交えて簡潔に説明できているため、読みやすく説得力が増しています。
自覚している性格によって、どんな利点があるかも説明できている点は評価ポイントに該当するでしょう。
まとめ
この記事では、J-POWERの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
J-POWERは、電力・ガス・エネルギー業界に属する企業で、日本国内に94カ所の発電所を保有しており、日本全国・世界各地に電力を供給し、作った電気を電力会社などに販売しています。
J-POWERの風力発電・水力発電は、国内2位の出力規模で、海外発電事業の実績は国内トップレベルを誇っています。
このような背景を持つJ-POWERでは、「人々に必要なエネルギーを絶やすことなく提供し、日本と世界における持続可能な発展に貢献する」を企業理念として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、J-POWERでは誠実さや、成長意欲・挑戦心を持ち、誇りをもって業務に取り組む姿勢を重視しているのです。
また、社会の発展や環境保全活動に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、J-POWERの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。