【例文あり】自己PRであきらめないを魅力的に伝える方法と注意点
2024/4/14更新
はじめに
自己PRで「あきらめない」ことをアピールしたいけど、上手く伝えられない人もいるのではないでしょうか?
誤った伝え方をしてしまうと、マイナスの印象を与える可能性もあるため注意が必要です。
この記事では「自己PRであきらめないことを魅力的に伝える方法」についてわかりやすく解説しています。
- あきらめないことを魅力的に伝えるにはどうすればいいの?
- あきらめないことを使った例文が知りたい
といった上記のような疑問を抱く就活生を対象に有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
また、業界一覧については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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「あきらめない」の意味をおさらい
再確認の意味も込めて「あきらめない」とはどういった意味なのか、どんな性格の人を指しているのか見ていきましょう。
「あきらめない」とは
あきらめないとは、困難に対して挫けることのないさまのことです。
困難に対して果敢に立ち向かい続けることが重要です。
あきらめないと似た言葉は「根気」「粘り」「初志貫徹」「不撓不屈」といったものがあります。
「あきらめない」の性格は?
あきらめないといえば「粘り強い」イメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
どのような性格や特徴を持っているか以下の例を見ていきましょう。
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会社や集団で働く上で重要な性格・特徴ばかりです。
あきらめないことも十分アピールポイントとなるので、自分の強みを具体的に伝えられるようにしましょう。
自己PRで「あきらめない」を上手くアピールするコツ
自己PRで「あきらめない」ことを上手くアピールするための4つのコツを紹介します。
具体的なエピソードを入れる
あきらめないことを上手にアピールするためには「具体的なエピソード」を入れて、伝えることが大切です。
どのような状況でどのような力を発揮したのか伝えることで、採用担当者も入社後にどのように貢献してもらえるかイメージが湧きます。
自分のアピールしたい内容をいかにわかりやすく伝えるかが重要です。
商品を売り込むときでも、商品のスペックや機能、利点をアピールすることと同じです。
部活や研究活動などのエピソードがあれば、アピールしやすいでしょう。
困難をどのように乗り越えてきたかを伝える
あきらめない人は「つらい状況があっても乗り越える」タイプです。
そのため、成果を数字として結果をわかりやすく伝える必要があります。
先ほど紹介した「具体的なエピソードを入れる」というコツを合わせて考えてみましょう。
例えば部活の大会で優勝したことをアピールするとします。
具体的な案として「自分のプレーを録画して分析した」というエピソードであれば具体的に何をしたのか伝えられています。
しかし、これだけであれば自身の主観的な考えを強みとして伝えているだけです。
さらに数字を用いて伝えるとすれば「分析する前はミスの割合が50%でしたが、20%まで抑えることができました」といった内容を付け加えられることで、具体性と数字での貢献度を伝えることが可能です。
「1位」「50人」といったように数字を用いることで、より相手がイメージしやすく伝えられるのでなるべく数字を用いてエピソードを伝えられるようにしましょう。
仕事上で何に役立つのか伝える
採用担当者は自社に役立つ人材を求めています。
そのため「あきらめない」という自分の強みが仕事上で何に役立つのかを伝えることが大切です。
あきらめないことは、企業の成長には必要不可欠ですし、社会人として活躍するには「あきらめない」素質が必要です。
会社で仕事をしていくと、困難や壁を超えなくてはならない状況が多々あります。
そのような状況の中で、あきらめずに忍耐強く取り組むことで、プロジェクトの解決に進むことがカギになります。
学生時代に部活や研究活動の中で、困難を乗り越えてきた経験から、社会人ではどのような形で困難に立ち向かっていくかをアピールできると好印象を与えられるでしょう。
PREP法を活用する
あきらめないことを上手にアピールするためには「PREP法」を活用しましょう。
PREP法とは、P「結論」→R「理由」→E「具体例」→P「結論」の順番に文章を構成する方法です。
相手に何かを伝えるためには、先に結論をいうことが重要です。
回りくどい説明をしていると「結局何が言いたいのかわからない」「会話に飽きてしまう」といったデメリットがあります。
エピソードの内容だけでなく書き方も好印象を与えるために必要なので、意識してPREP法を用いて書けるようにしましょう。
PREP法を用いた自己PRの書き方を詳しく知りたい人は「【例文付き】就活に必須のPREP法!ESの自己PRの書き方! | 就活ハンドブック (jo-katsu.com)」こちらの記事を参照してください。
自己PRで「あきらめない」をアピールする例文
自己PRで「あきらめない」をアピールする例文をいくつか紹介しますので、参考にしてください。
あきらめないをアピールする例文
6つの例題を見ていきましょう。
例文①「部活動のマネージャー」
私は、部活動のマネージャーとして諦めずにサポートし続けました。 高校時代の部活動では、地区大会どまりであったチームを関東大会の出場に導きました。 私は試合で勝てない原因を分析し、今ある環境や時間を最大限利用できていないためであると考えました。 そこで自ら事前準備を行い、コーチがいない日も選手がアドバイスを受けられるように動画撮影をして選手が成長できる環境を心がけました。 現状を分析し、最高のチームを作るためにあきらめずに挑戦し続けることが私の武器になりました。 選手一人一人と向き合ったサポートを心がけた結果、関東大会出場を叶え、選手が私のおかげだと泣いて喜んでくれた時が最も達成感を感じた瞬間でした。 この経験を活かし、貴社に就職した際には試行錯誤をやめずに、挑戦し続けることで成果をあげたいと思います。 |
例文②「部活動のキャプテン」
私の強みは、何があっても諦めずにやりきる力です。 私は高校時代に部活動でキャプテンをしていました。 そこでは、部員間の信頼関係が崩れてしまったことがありました。 私の高校は関東大会ベスト16の高校でした。 キャプテンであった私は、勝つことに固執する中で「全国大会出場」という目標を掲げ、活動日数を週6日に増やしました。 しかし部員間ではモチベーションの差もあり衝突を繰り返しました。 そこで、信頼関係を築きチームが一丸となるため、週2回のミーティングを行いました。 その結果、意見や知識を交換することができ、部員全体の方向性を一致させることができたため、全国大会に出場を果たすことができました。 入社後も、プロジェクトで起こりうる問題に目を向けて、諦めずに取り組み続けることで、円滑に進められるように貢献したいです。 |
例文③「アルバイト」
私の強みは諦めずに挑戦し続けることです。 私は集団塾講師のアルバイトで、生徒の成績だけでなく、学習意欲を向上させました。 担当していた一人の生徒は英語が嫌いで成績も伸び悩んでいました。 そこで生徒の英語が嫌いになった原因を会話の中から分析し、成功体験が少ないことであると発見しました。 そこで同じ小テストを繰り返し行いました。 そして点数を掲示板に貼り、点数が徐々に上がっていることを可視化しました。 その結果、「英語は嫌い」と言っていた生徒が、点数の上昇と共に「英語が楽しい」と言ってくれるようになり、とても達成感を感じました。 これは生徒の理解に努め、課題に挑戦し続けた結果だと考えます。 私はこの経験を活かして、人のために課題に向き合い、諦めずに挑戦し続けることで、貴社に貢献したいと思います。 |
例文④「長期インターン活動」
私の強みは、諦めずに困難を乗り越える力です。 私はECコンサルティング企業の長期インターンでは、顧客の月次売上が半年以内に100万円達成しました。 この挑戦は、インターンで参加した私には難易度の高い挑戦でした。 顧客はEC歴1年で、売上は月10万円と伸び悩んでいました。 その原因として、顧客が販売戦略の失敗を恐れ、実行できていないことが判明しました。 そこで私は、論理面だけでなく、情理面での関係構築が必要だと考えて、両側面からの施策を打ちました。 論理面では他社での実例から施策による売上の変化を示し、妥当性を説明しました。 一方で情理面では、顧客が掲載する記事や商品の感想を共有し、顧客への興味関心を体現し関係構築を計りました。 上記2つの施策により、顧客の月次売上100万円を半年以内に達成しました。 この経験を活かし、貴社に入社した後も、困難に対して論理面と情理面から相手の課題を解決していきたいと思います。 |
例文⑤「研究活動」
私は諦めずに粘り強く取り組むことが強みです。 私が取り組む研究では、高いスキルを求められますが、粘り強く取り組み続けることで、試験機の自動化に成功しました。 私は、研究の中で正確な計測を行うための試験機を先輩と作る必要がありました。 当時、手動の試験機があったのですが、測定誤差が大きい欠点がありました。 そこで私は自動化した試験機を作成することで、測定誤差を減らすことができると考えました。 試験機作成に伴い、過去の実験や他の研究での経験を用いて、試作を繰り返すことで、測定誤差を徐々に小さくすることができ、最終的には使用可能なレベルである誤差5%以内を達成できました。 この経験を活かして、困難に直面しても様々な側面から知識を有効活用して課題に取り組むことで、課題を解決していきたいと思います。 |
例文⑥「サークルの代表」
私の強みは、忍耐強く行動し続けることでチームに貢献することです。 私は新しく設立したサークルの代表の一人として、チームの基盤を作りました。 当初、代表としてチームをまとめていましたが、人数が増えていき限界を感じていました。 そこで役割を分担するために幹部を作ることを提案しました。 選出した幹部は、それぞれの長所を活かした役割を分担し、自分自身でどんどんできることを探していけるような環境づくりをしました。 その中で、私は練習で遅れを取っているメンバーにこまめに声をかけ、アドバイスをすることや成長を褒めて自信を持ってもらえるように配慮しました。 その結果、最初は未熟だったチームの底上げをすることができました。 この経験から、限界を感じても忍耐強く行動し続けることで、課題を解決していきたいと思います。 |
あきらめないことをアピールできていないNG例文
次はNG例文を見ていきましょう。
例文①「主体性がない」
私の強みは困難に直面してもあきらめずに取り組むことです。 私は高校時代の文化祭で焼肉バーガーの出店をしました。 私のチームは食材の買い出し担当でしたが、必要な食材を予算内でなかなか集めることができませんでした。 そこで話し合いを行い、それぞれがお店を何店舗も回ることで予算内で食材を確保することができました。 文化祭では食材が一度も切れることなく、味も好評でトラブルなく終えることができました。 貴社に入社した後も、課題に対して諦めずに取り組むことで、課題を解決したいと思います。 |
具体的に何をしたのか書かれているように見えますが、実際に自分がした行動が書かれておらず、自分の強みとしてアピールするには不十分です。
この例だと「みんなで決めたことをしただけ」に見えてしまいます。
そのため、「私からチームに声掛けをして話し合いを行い、それぞれの意見をまとめ上げることで解決策を見つけた」「私が予算管理をして、食材の予算設定と店舗検索を行った」など具体的な行動まで書けると良いでしょう。
例文②「成果がでていない」
私の強みは、あきらめずに努力することでチームに貢献できることです。 私は高校時代にサッカー部に所属していました。 ディフェンダーとして誰よりも多く走り、相手チームのチャンスを阻止していました。 後半戦で相手に絶好のチャンスがあり、ここでスライディングすれば退場になってしまいますが、チームの勝利を願いスライディングして退場になりました。 自分は退場になりましたが、諦めずに努力した結果、チームのために貢献でき、後悔はありません。 この経験を活かし、入社後も自分のためではなく何事にもあきらめずに努力したいと思います。 |
具体的にあきらめずに努力することでチームに貢献していることが書かれていますが、結果について成果が書かれていません。
たとえば「自分は退場になったが、その結果点数を取られずに試合には勝つことができた」、「退場しチームを勝利に導いたことで過去最高成績を残せた」といった成果をアピールできればさらに良いでしょう。
自己PRで「あきらめない」をアピールするときの注意点
自己PRで「あきらめない」をアピールするときの注意点を見ていきましょう。
伝え方を間違えるとネガティブに捉えられる
あきらめないことは、伝え方を間違えるとネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。
困難にも臆せず立ち向かっていくタイプですが、一人で進めてしまい、組織の先頭に立つが、周りを巻き込んで課題をこなすことができない、と捉えられる可能性があります。
また場合によっては「協調性がない」「個人で活動するのが好き」と思われてしまうこともあるでしょう。
誤解されないためにも「周りを巻き込みながら困難に立ち向かっていく」「他の人の意見を聴きつつ課題を解決していく」ことをアピールしましょう。
ネガティブな表現にならないようにするには、ネガティブな面をカバーした上で、自分の強みとして伝えることが大切です。
エピソードを複数用いない
部活動での大会優勝、アルバイトでは売上20%UP、研究では学会発表、といったように複数のエピソードを用いてはいけません。
あきらめずに困難に立ち向かったことはわかりますが、ひとつひとつのエピソードの内容が薄いとよい印象を与えることができません。
そのため、数あるエピソードの中でも一押しの1個を選んで具体的に伝えられるようにしましょう。
また自分の志願している職種に近いエピソードを選ぶとさらにいいでしょう。
たとえば、小売業ならコンビニエンスストアやスーパーマーケットのアルバイト経験などが効果的です。
「あきらめない」に関するよくある質問
「あきらめない」に関するよくある質問を見ていきましょう。
「あきらめない」人に向いている仕事は?
あきらめない人は、仕事をする上で魅力的な強みと言えるので比較的どの職種にも向いています。
そのような中でもおすすめなのが「営業系」「コンサルティング」といった仕事です。
困難な課題に対してどのような方法を使って解決していくかを考える仕事はとくに向いているといえます。
または研究職のような解明されていない課題を解決する仕事もいいでしょう。
研究は長期間にわたるため、あきらめずに課題に取り組み続ける力が必要になってきます。
「あきらめない」を別の言葉に言い換えると?
あきらめないではアピールしにくいと思った人は、別の言葉に言い換えることもできます。
あきらめないの言い換え語は以下のようなものがあります。
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言い方を変えるだけで相手の受ける印象も変わります。
「コミュニケーション能力がある」といった強みは、多くの就活生が使うため新鮮味がありません。
しかし、言い換えることで他の就活生と差別化を図ることができます。
あきらめないを言い換えることで、独自性を持たせることが可能です。
自分のアピールしやすい言葉を選んでアピールしましょう。
まとめ
あきらめないことは、仕事をする上で魅力的な能力なので、積極的にアピールしましょう。
上手にアピールするためには「具体的なエピソードを入れる」「仕事でどのように役立つか伝える」といったことを意識するとさらに効果的です。
本記事で紹介している例文(ダメな例文)を参考にしながら、自分の魅力が伝わる自己PRを目指しましょう。