【企業分析】株式会社サードスコープの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/19更新
はじめに
株式会社サードスコープは、東京都渋谷区に本社を置くSaaS業界(IT業界)の企業です。
不動産業界や化粧品業界、ウェディング業界、交通・運送業界、IT業界など、さまざまな業界に対し、WebマーケティングやWeb制作、アプリ開発などを通したコンサルティング事業を展開しています。
2018年設立と非常に若い企業ながら、すでに本社とは別に名古屋にもオフィスを立ち上げており、スピード感のある成長を遂げている企業です。
今回は、そんなサードスコープの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社サードスコープへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- サードスコープの仕事内容が気になる
- サードスコープの就職難易度を知りたい
- サードスコープの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、コンサルティング以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
参照ページ
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、株式会社サードスコープの就職難易度は、平均的な難易度と考えられます。
理由として、以下の3点です。
- 社員数50名と少人数制のため、募集枠が少ないと考えられる
- 高等専門学校から大学院まで、幅広い学歴を歓迎している
- ベンチャー企業であり、まだそれほど知名度が高くないため
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
募集職種としては、エンジニア、デザイナー、マーケター職の3つが募集されています。
また、過去に株式会社サードスコープが実施した長期インターンシップに参加した学生の中には、そのまま新卒社員として採用された事例も多く存在します。
次の章からは株式会社サードスコープの特徴や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社サードスコープについて
引用ページ
株式会社サードスコープ – ブランディングにデジタルイノベーションを
会社概要
株式会社サードスコープは、IT領域において「技術力・知識・経験」を活かし、新規事業の開発や組織改善などの「クリエイティブテック」や「ブランディング」の領域を得意とする企業です。
具体的には以下の2つの事業をメインに展開しています。
- 自社サービス事業
- デジタルブランディング事業
自社サービスは、クラウド上でデザインガイドライン作成をサポートする「Spirally」、Googleアナリティクスのユーザーの行動分析をより詳細に行う「GAFokus」、AIで記事コンテンツの制作業務を自動化する「AutoLand」などのサービスを提供しています。
また、デジタルブランディング事業では、デザイン制作やシステム開発だけでなく、「企画」、「市場調査」、「分析」、「戦略策定」などのコンサルティング領域から「顧客の行動分析」、「効果測定」などのマーケティング領域までワンストップで提供できるのが強みです。
JTBやNTTドコモなど、大手企業への導入事例も多く、主要取引先である株式会社博報堂、株式会社幻冬舎、株式会社ホリプロなど、さまざまな業界から評価を得ています。
ロゴ・ブランドデザインやアプリ開発(DX支援)、UI・UXデザインなど多様なスキルを発揮できるプロフェッショナル集団としての地位を確立。
さらに、2020年には営業コンサルティング会社「株式会社SellingKnowledge」、2021年には「株式会社メイクリー」を子会社化し、事業の拡大・多角化を実現しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
株式会社サードスコープの売上は、1億5,000万円というデータが出ていますが、こちらの売上を達成した正確な年は不明となっています。
また、事業別の売上割合もインターネット上で公表されていないため、正確な割合は不明です。
この売上は、デジタルブランディング事業と自社サービス事業の売上を合算したものと見られています。
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社サードスコープの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
デジタルブランディング事業 | コンサルティング領域から、開発領域、マーケティング領域までをワンストップで提供 |
自社サービス事業 |
|
中でも自社サービスの一つである「Spirally」は、経済産業省が実施する「IT導入補助金2022(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」の対象ITツールに採択されるなど、国からも評価されるツールとして知られています。
また、2022年にはイギリス・ロンドンにおいて、国際色豊かなメンバーたちと「サードスコープヨーロッパ」を設立。
活躍の場を世界に広げ、多様な人材の登用や働き方を推進するなど、優秀な人材が活躍できる環境を整えています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ
株式会社サードスコープで働いている社員は?
平均勤続年数は?
株式会社サードスコープの平均勤続年数は、インターネット上では見つけることができませんでした。
2023年に発表された調査によると、SaaS業界の新入社員の平均勤続年数は、3年~5年未満が最も多いというデータが出ています。
全職種平均勤続年数が11.6年と言われているため、非常に出入りの激しい業界と言えるでしょう。
平均年収は?
株式会社サードスコープの平均年収は、インターネット上には正確なデータがありませんでした。
しかし、エンジニア職の新卒採用では、大卒で月給 25万6,000円という条件が提示されています。
ITエンジニアの初任給の全国平均は21万円程度というデータがあるため、平均よりもやや高めの給与帯であることが分かるのです。
平均残業時間は?
株式会社サードスコープの平均残業時間も、正確な数字はインターネット上にはありませんでした。
全職種での月間平均残業時間は24.5時間のため、参考にしてみてください。
平均ボーナス額は?
株式会社サードスコープの平均ボーナス額も、インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、エンジニア職の月給条件から換算すると、株式会社サードスコープの平均ボーナス額は49万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
どんな文化なの?
株式会社サードスコープでは、以下2つのミッション・企業文化を掲げています。
- 10年先の新時代イノベーション・リーダーを作る
- ブランドが売上を作り、売上がブランドを育てる
株式会社サードスコープは、日々進化し続けるIT業界において、世の中にまだない新しいサービスを生み出すことを目指しているのです。
そのためには、個人の能力の向上が不可欠と考え、「伸ばしたいスキル」、「挑戦したいスキル」を得る機会を与え、個人の成長を全力でサポートする体制が整っています。
また、新人や若手を優秀な先輩がサポートする風土が根付いているのもサードスコープの特徴です。
また、あらゆる業界の企業ブランディングを手掛けるサードスコープでは、ブランディングにかかるコスト面などの問題の解消を目指しています。
企業ブランディングはアナログな面も多く、コストが膨れ上がりやすいのが業界共通の課題です。
そうした課題解決の根幹を担うようなサービスを、ゼロから作り上げるというミッションも掲げているため、まだ世の中にないサービスを手掛けてみたい人にも向いている会社でしょう。
参照ページ
【SaaS業界の転職サイクルに関する調査】SaaS業界内でキャリアアップ転職が活発化!転職サイクルも加速と回答した人事担当者は8割以上!
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
上記グラフでは、勢いのあるSaaS業界のスタートアップ企業3社を比較しています。
売上高を比較すると、業界内では比較的小規模であることが分かりますが、これには以下の要因があると考えられます。
- 設立年数が株式会社サードスコープよりも長い
- 他2社はいずれも上場企業である
参考までに3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 社風 |
株式会社サードスコープ | 1億5,000万円(年度不明) | – | 社員の成長をサポートする社風 |
株式会社カオナビ | 59億9,000万円(2023年3月度) | 626万円 | 良い意味でドライ、ビジネスパートナーのような社風 |
ウォンテッドリー株式会社 | 47億4,600万円(2023年8月度) | 647.7万円 | 自由で実力主義の社風 |
参照ページ
株式会社サードスコープの新卒募集要項について
以下に、株式会社サードスコープの新卒募集要項についてまとめました。
フレックスタイム制やリモートワーク制度が整っているのはもちろんのこと、家賃補助など、福利厚生が豊富なのは魅力的なポイントです。
研修においては、メンター制度や社内勉強会、書籍購入費用の補助や、勉強会参加費用の会社負担など、社員が安心して成長できる環境を整えています。
現在、東京・愛知の2拠点に展開していますが、海外からのリモートワークも可能なため、転勤の心配はほぼないと言っても過言ではないでしょう。
ただし、年次が上がるにつれて転勤の可能性はあるので、気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | エンジニア デザイナー マーケター |
仕事内容 | <エンジニア> 自社サービス「Spirally」「GAFokus」「AutoLand」の開発やクライアントワークのWebアプリ・制作及びIOSアプリ開発を行います。 <デザイナー> 自社サービス「Spirally」「GAFokus」「AutoLand」のUIデザインやクライアントワークのWebアプリ・制作及びIOSアプリデザインを行います。 <マーケター> アプリのデータ分析やレポート作成また効果測定に基づいた提案など幅広いマーケティング業務を行います。 |
給与(全職種共通) | 大学院 (修士) : 月給 27万円 (みなし残業月40時間を含む) 大学卒 : 月給 25万6,000円 (みなし残業月40時間を含む) ※試用期間3ヶ月 ※備考:その他交通費全額支給など、別途手当あり |
勤務時間 | 11:00~16:00をコアタイムとするフレックスタイム制 (リモートワークあり) |
勤務地 | ■渋谷オフィス (東京都渋谷区渋谷1-1-11 青山SIビル3階) ■名古屋オフィス (愛知県名古屋市中村区名駅4-22-1 サンシャイン名古屋駅ビル 11階) ■海外からのリモートワーク可能 |
休日・休暇 | ■完全週休2日制 (土・日・祝祭日) ■年末年始休暇 ■夏期休暇あり ■有給休暇 (初年度12日付与) |
賞与 | ■PSI賞与 ■ストックオプション制度 |
研修制度 | ■メンター制度 ■社内勉強会 ■書籍購入制度 ■勉強会参加費用の会社負担 ■交流会の参加費負担 |
福利厚生 | ■各種社会保険完備 ■家賃補助 ■健康診断 ■通勤時間20分以内 – 毎月20,000を支給 ■通勤時間30分以内 – 毎月10,000を支給 ■シエスタ (20分程度の昼寝かつホットアイマスク使い放題) ■フリードリンク完備 ■月1回以上の社内交流会を開催 ■カーブアウト制度 ■交通費全額支給 ■ウェルカムランチ ■資格手当 |
参照ページ
求める人材
株式会社サードスコープでは求める人材として下記のものを公表しています。
会社と共に成長できる人
社員の成長をサポートする社風のため、やりたいことに対して手を挙げる積極性や、スキルや知識の幅を広げていきたい成長意欲が重視されます。
古い固定観念に囚われない新しいことに挑戦したい人
世の中にないサービスを生み出し続ける企業のため、「こうでなくてはならない」という固定観念にとらわれない柔軟さも大切です。
上記2点は、サードスコープの「挑戦しやすくコミュニケーションを大切にする」という文化や、「10年先の新時代のイノベーションリーダーをつくる」というミッションに繋がっています。
履歴書や面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
参照ページ
新卒採用のフロー
株式会社サードスコープの選考は、下記の通りの選考フローです。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、自己分析などを通して明確にしておきましょう。
①カジュアル面談・会社説明会
株式会社サードスコープ公式サイトのエントリーボタンより、カジュアル面談または会社説明会に応募することが可能です。
必要事項は学歴や希望職種などの一般的なものだけで、志望動機などは記入する必要はありません。
②新卒エントリー(書類選考)
履歴書などの書類を用意し、選考エントリーに参加します。
これまで学んできたことや、これからチャレンジしたいことなど、分かりやすくPRしましょう。
以下に参考になる記事を紹介します。
履歴書の書き方などは、下記に記載した参照ページを確認してください。
内定率を上げる!履歴書を書くときに守るべきマナー紹介! | 就活ハンドブック
③1次面接 (社員)
株式会社サードスコープの一次面接は、まず各職種に応じた社員が面接を実施します。
面接では自己紹介や志望理由、数ある企業の中からサードスコープを選んだ理由など、一般的な質問が聞かれると考えられますので、自分の答えを見つけておきましょう。
インターネット上には、面接に関する正確な情報は見つけられませんでしたが、しっかりと企業研究や業界研究を行った上で面接に臨みましょう。
④2次面接 (役員)
株式会社サードスコープでは、二次面接として役員または執行役員による面接が行われます。
正確な質問事項はインターネット上では見つけられませんでしたが、メンバーの成長をサポートする社風のため、成長意欲があるかどうかなどは重視されると考えられるのです。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされると想定し、自分の言葉で説明できるよう準備しましょう。
⑤最終面接 (代表)
最後に、代表である伊藤氏の面接が実施されます。
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされることが考えられます。
実際に現場で働いている姿を想定したり、場合によってはインターンに参加するなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑥内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
株式会社サードスコープの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられます。
東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、東京電機大学、電気通信大学、明治大学、青山学院大学、法政大学、立教大学、 学習院大学、昭和女子大学、駒澤大学、明治学院大学、武蔵野大学、東洋学園大学、東京造形大学、職業能力開発大学校、名古屋市立大学、名古屋工業大学、河合塾学園トライデント、目白大学 |
上記には偏差値が高い大学もありますが、株式会社サードスコープでは、多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、株式会社サードスコープの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 社員数50名と小規模かつ、ベンチャー企業のため、まだそれほど競争率が高くはない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
株式会社サードスコープは、IT業界およびSaaS業界に属する企業になります。
エンジニアやデザイナーなど、クリエイター中心のクリエイティブの仕組みづくりを目指し、社内体制を整えているのが特徴の一つです。
経営陣や先輩との距離感が近く、直接の質問はもちろん、Slackなどのチャットツールを使ったコミュニケーションも活発で、風通しの良い職場環境と言えるでしょう。
まだまだ企業としての知名度は高いとは言えないものの、大手企業に引けを取らないほど制度が整っているため、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。
面接対策などをしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
参照ページ