【企業分析】ジオ・サーチの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
ジオ・サーチ株式会社は、東京都大田区に本社を置く調査・建設コンサルタント業界に属する企業です。
安全な社会を築くために、先進技術を活用して公共施設の調査や診断を行うサービス事業を創業しました。
今回は、そんなジオ・サーチ株式会社の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
ジオ・サーチへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- ジオ・サーチの仕事内容が気になる
- ジオ・サーチの就職難易度を知りたい
- ジオ・サーチの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、調査・建設コンサルタント以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ジオ・サーチの就職難易度は平均的な難易度です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
選考において独特なものはなく、標準的な採用フローとなります。
募集職種は総合職(フィールドエンジニア)です。
最初は、陥没予防調査や地下のデジタルマップ作成、橋梁・舗装の劣化診断などのデータ収集や報告書作成、画像解析のサポートを担当します。
将来的には、より幅広い分野で災害リスクを減らすためのコンサルティング業務を担当していくでしょう。
次からは各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ジオ・サーチ株式会社について
出典元:会社概要
会社概要
ジオ・サーチは1989年に創業されました。
当時は道路陥没事故が社会問題となっており、それを防止するための「路面下空洞調査システム」を開発し、事業をスタートさせました。
1998年には国連からの要請を受け、地雷除去支援NGOである「JAHDS」を設立しました。
その後、タイ・カンボジア国境で10年にわたり地雷除去活動を行うなど、人道支援にも取り組んできました。
北は北海道から、南は熊本までです。
全国をカバーする12の拠点があります。
地下の潜在的な危険を、最高水準の速度と精度で検出し、可能な災害リスクを軽減することで、より安全で安心な社会を実現するために貢献しています。
ジオ・サーチのサービスには、陥没予防調査、地上・地下インフラ3Dマップ、ちかデジ、橋梁・舗装劣化診断、海外事業などがあります。
参照ページ
各事業別の売上規模
ジオ・サーチ株式会社の売上高は、2023年6月時点で36億7,500万円です。
2021年6月時点では36億2000万円だったので、やや増していると考えられます。
参照ページ
各事業セグメントの解説
ジオ・サーチ株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
陥没予防調査 | 国内で年間約9,000件もの道路陥没事故が発生しています。 これらの陥没事故を未然に防ぐために、ジオ・サーチはマイクロ波技術を活用した調査を実施しています。 1989年の創業以来、持続的な研究と実証を重ね、現在では世界トップクラスの速さと精度で道路の状況を診断することができるようになりました。 独自の技術が高く評価され、国内ではさまざまな企業との協力関係を築くとともに、現在では海外でも事業展開を行っています。 |
地上・地下インフラ3Dマップ | AR(拡張現実)による、地下の可視化。 三次元で現地再現性が高い情報を提供。 |
掘削状況3D管理アプリ「ちかデジ」 | 掘削状況をスマートフォン1台で3Dデジタル化するアプリ。 わかりやすいビジュアルで掘削状況を管理でき、低コストかつ迅速な作業を実現します。 |
橋梁・舗装劣化診断 | 道路や橋などの重要な生活インフラには、コンクリートや鋼材などが使われています。 これらの材料は経年や気象条件の影響で内部から劣化することがあり、目視ではリスクを判断するのが難しい場合があります。 そこで、ジオ・サーチでは独自の技術を活用し、これまで目に見えなかったコンクリート床版内部の劣化箇所を素早く、正確に、かつ低コストで可視化します。 |
海外事業 | ジオ・サーチは、災害が頻発し、インフラが老朽化している日本で誕生しました。 進化した「GENSAI TECH」を世界中に展開・普及させることで、社会への貢献を実現します。 |
ジオ・サーチは、高い技術力を武器に、様々な事業を展開しています。
特に生活に欠かせないインフラを支える役割を持ちます。
その経験や高い技術力を元に、海外への事業進出も実現しています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
ジオ・サーチで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ジオ・サーチの平均勤続年数は9.1年です。
調査・コンサルタント業界の平均勤続年数は、地域や企業の規模、業種などさまざまな要因によって異なります。
一般的には高度な専門知識やスキルが求められる業界のため、専門家やコンサルタントとしての経験を積むことが重視されるでしょう。
他の産業と比較して、勤続年数が比較的長い場合があります。
ただし、具体的な数値は産業全体に広く適用されるものではなく、企業や地域によって異なります。
平均年収は?
2022年度のジオ・サーチの平均年収は、521万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。
平均残業時間は
ジオ・サーチの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり18.5時間でした。
なお、厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」では、一般労働者の月平均残業時間は13.8時間(パートタイム労働者の月平均残業時間は2.2時間)でした。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、ジオ・サーチの平均年収から、ジオ・サーチの平均ボーナス額は83万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、ジオ・サーチは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
ジオ・サーチは、人々の生命と生活を守る使命を持ち、スケルカ技術を活用した減災事業を通じて、災害に強い社会の構築に貢献します。
また、全従業員の物心の幸福を追求し、創造性と生産性を向上させ、チームワークと相互信頼の精神を醸成し、適切な報酬を提供する優れた環境を築くことを目指します。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい建設コンサルタント業界の中でのジオ・サーチの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、ジオ・サーチはそれほど規模が大きくない企業とわかります。
その理由は、持っている技術力の範囲内の事業に絞って展開しているからです。
強みを活かした限定的な事業展開と言えるでしょう。
以上の要素により、ジオ・サーチは建設コンサルタントの中でも独自の立場を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ジオ・サーチ | 36億円 | 469万円 | 55 | 挑戦できる社風 |
日本工営 | 1415億円 | 490万円 | 60 | 優しい人が多い |
パシフィックコンサルタンツ | 548億円 | 467万円 | 65 | 明るくフレンドリーな人が多い |
建設技術研究所 | 834億円 | 405万円 | 63 | 誠実 |
ジオ・サーチの新卒募集要項について
以下にジオ・サーチの新卒募集要項についてまとめました。
ジオ・サーチでは、専門知識がなくても心配ありません。
新入社員研修だけでなく、入社後の6ヶ月間のフォローアップ研修や、2年目に向けた研修、さらには土木技術の基礎から学べる入門研修や画像診断プログラムなど、成長とキャリアに適した研修プログラムが提供されています。
わからないことや悩みがあれば、先輩社員が丁寧に指導するOJT(On-the-Job Training)も充実しています。
また、技術士、土木技術者、測量士など、さまざまな資格を持つ方々の成長を支援し、会社内でのキャリアアップを促進するための資格取得補助制度を導入しています。
個々の志向や希望に応じて、「こんな技術を身につけたい」「もっと学びたい」という要望に柔軟に対応し、成長の機会を提供しています。
それぞれがそれぞれのフィールドで考え抜き、仕事に取り組める環境があります。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職(フィールドエンジニア) 業務内容:最初の段階では、陥没予防調査や地下のデジタルマップ作成、橋梁・舗装の劣化診断などのデータ収集業務や、報告書の作成、画像解析のサポートを担当。 将来的には、より幅広い分野で災害リスクを減らすためのコンサルティング業務を担当。 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大卒:223,500円 大学院卒:233,400円 備考:住宅手当、家族手当、通勤手当、残業手当等別途支給 |
賞与 | 年2回(6月、12月)評価に応じ支給 |
研修制度 | 新入社員研修、入社6ヶ月フォロー研修、入社2年目研修、土木技術入門研修、画像診断プログラム等 |
福利厚生 | 各種祝金制度、育児・介護休業制度、退職年金制度、確定給付企業年金、労災上乗せ保険加入 |
求める人材
ジオ・サーチ株式会社では、求める人材として下記のものを公表しています。
大学での学問に自信がある人
大学での学問に自信を持つ方々を歓迎しています。
学問における熱意と自信は、チームの成果に不可欠な要素です。
ジオ・サーチでは常に革新的なアイデアと高度な専門知識を追求し、問題解決能力を磨くことに情熱を傾けています。
そのため、大学での学問経験が豊富な方々が、さらなる成長と発展の機会を求めて我々のチームに参加することを期待しています。
海外経験や語学力に自信がある人
海外経験や語学力に自信を持つ人は、異文化への理解が深まり、国際的なビジネスやプロジェクトで重要な役割を果たします。
語学力は、多言語環境でのコミュニケーションや情報処理能力を示し、グローバルな視野を持つことが期待されます。
学内活動の経験が豊富な人
学内活動の経験が豊富な人は、大学生活でリーダーシップやチームワークを発揮し、コミュニケーションや問題解決能力を養ってきた人を歓迎します。
社会での活躍においても優れたリーダーシップと協力能力を持ち、チームの一員として貢献することが期待されます。
学外活動の経験が豊富な人
学外活動の経験が豊富な人は、リーダーシップやコミュニケーション能力を磨き、問題解決能力や協力性を培ってきた人を歓迎しています。
仕事やキャリアでの自信と柔軟性を持ち、多様な環境で活躍できる能力を有しています。
チームワークを重視する人
チームワークを重視する人は、他者との協力やコミュニケーションを大切にし、チーム全体の成功を優先する姿勢を持っています。
こだわりや探究心の強い人
こだわりや探究心の強い人は、物事に対する情熱と関心を持ち、常に新しい知識や経験を追求します。
自ら行動し目標を追求する姿勢を持っています。
とにかく負けず嫌いの人
負けず嫌いの人は、競争や挑戦に積極的で、目標を達成するために粘り強く努力します。
成功への意欲や競争心を持ち、成長と成果を追求します。
冷静に物事を判断できる人
冷静に物事を判断できる人は、感情に左右されず客観的な視点から事態を評価し、適切な判断を下します。
感情的な影響を受けずに問題を解決し、合理的な意思決定を行います。
以上の8つは、ジオ・サーチの採用メッセージとつながっています。
採用メッセージでは、将来性のある分野で個人と企業の成長を実現したい方、また、日本が誇る独自の技術を世界に広め、世の中を変えたいと願う方、さらには日本が初めて世に送り出した技術で社会問題を解決しようとする志を持つ方を歓迎しています。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
参照ページ
新卒採用のフロー
ジオ・サーチの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
候補者の方の人柄や価値観をより深く理解し、お互いの相性や適合性を確認するために、ジオ・サーチは通常の「面接」という枠組みではなく、「面談」という形で個別の対話を行っています。
①新卒エントリー
マイナビより新卒エントリーを行います。
②会社説明会
対面またはWebで会社説明会が行われます。
③エントリーシート提出
学生時代に力を入れたことなど、基本的な内容が問われます。
④個別面接
就活生の人柄や価値観をより深く理解し、お互いの相性や適合性を確認するために、ジオ・サーチは通常の「面接」という枠組みではなく、「面談」という形をとっています。
この個別面談では就活生の経歴やスキルだけでなく、個性や志向性、チームとの相性なども重視しています。
より良い人材選定と、候補者との長期的な良好な関係構築を目指しているためです。
面接では以下のようなことが問われるでしょう。
- 自己紹介
- 志望動機
- 大学でどのようなこと学んでいるか
- 趣味とその理由
- エントリーシートの深掘り
- 入社後にどんなことをしたいか
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤適性検査
適性検査は、言語・計数・英語の分野で行われます。
内容は標準的なもので、SPIの対策をしておくことで対応できます。
⑥複数回面接
2回の個別面接が予定されています。
⑦内々定
複数の面接を突破して、内々定が決定します。
採用大学
ジオ・サーチの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられます。
<大学院> 京都大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、広島大学、静岡大学、東海大学、東京農業大学、東京農工大学、東京理科大学、明治大学 <大学> 北海道大学、神戸大学、早稲田大学、中央大学、国際基督教大学、千葉大学、静岡大学、弘前大学、筑波大学、首都大学東京、埼玉大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、ジオ・サーチは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいでしょう。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得してください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ジオ・サーチの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 給与や福利厚生が特筆して良いわけではないから
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ジオ・サーチは、建築コンサルタントおよび調査の業界に属する企業です。
地下の潜在的な危険を最高水準の速度と精度で検出し、可能な災害リスクを軽減することで、より安全で安心な社会を実現するために貢献しています。
学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。
対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。