日本能率協会マネジメントセンターのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
この記事では、日本能率協会マネジメントセンター(以下JMAM)への就職を希望しているものの、エントリーシートの書き方に不安を感じている方に向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にJMAMならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、JMAMが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、JMAMの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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日本能率協会マネジメントセンターの概要
日本能率協会マネジメントセンターとは
JMAMは、1991年に設立された東京都中央区日本橋に本社を構える人材育成支援事業や手帳事業・出版事業を行っている会社です。
564名の社員を擁し(2023年6月時点:連結)、「学びのデザイン事業」と「時間(とき)デザイン事業」の2大ドメイン配下に3つの事業を展開しています。
成長伴走カンパニーとして、通信教育やeラーニング、多様なジャンルの書籍の出版や手帳事業など、さまざまなニーズに合わせたサービスを提供しています。
日本能率協会マネジメントセンターの採用難易度
JMAMの採用難易度は一般的な難易度と言えるでしょう。
過去の採用実績のある大学が比較的難関レベルであり、各業種で募集している人数も一般的な採用人数と同等だからです。
下記に記載した大学以外の採用実績はインターネット上では確認できませんでしたが、国立・府立の大学からの採用実績があるため、ライバルのレベルも相応に高いでしょう。
ただし、人材教育においての知見や意識の高い人材を求めていることから、教育の分野に特化した大学からの採用実績もあります。
標準レベルの大学でも、教育学部など人材教育の分野に力を入れて学んでいる学生は、選考対策をしっかりと行うことで内定を獲得できる可能性は十分あるでしょう。
日本能率協会マネジメントセンターの採用大学
JMAMの採用大学の実績は以下の通りです。
3つの大学以外の採用実績についてはインターネット上で確認が取れませんでしたが、難関国立・府立の大学からの採用実績があります。
特に、教育分野に力を入れている学部がある大学からの採用実績があることが分かります。
一定の学歴フィルターはあると言えますが、JMAMの人材育成支援事業における専門知識や経験がある人材を積極的に採用していると判断できるでしょう。
<大学院> 武蔵野大学 <大学> 横浜国立大学、大阪府立大学 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
日本能率協会マネジメントセンターが求める人材とは?
結論から言うと、JMAMの理念とビジョンに共感し、主体性を発揮でき、自ら変革を望む意欲的な人材を求めています。
理念やビジョンについては、参照ページから改めて確認しておきましょう。
各採用プロセスにおいて、就活生と求める人材像がマッチングしているかをよく確認していることが分かります。
また、JMAMではジョブローテーションの活性化・副業を容認し、多様なキャリアを築ける社内制度を整えています。
異なる職種に挑戦できる仕組みや他部署の業務経験を積む社内複業制度など、「立ち止まらず、自ら新しい環境に飛び込み、視野を広げていく」ことが求められます。
固定概念にとらわれず、多様なキャリア育成にも身を投じられる柔軟性も必要です。
参照ページ
日本能率協会マネジメントセンターの採用方向性の違いは?
JMAMとJMAC(日本能率協会コンサルティング)は、新卒採用において異なる「求める人材」を掲げています。
JMAMでは「2030年、一人ひとりの自分らしさと歩むJMAMグループへ」を掲げ、自分主導で積極的に行動できる人材を求めています。
社内複業制度が整っているJMAMでは、1つの枠にはまることなく、自ら新しい環境に飛び込み、視野を広げることを重視しているのです。
入社後も、職種別・年代別・階層別・テーマ別といった豊富な研修のほか、JMAMの通信教育サービスを100%費用補助で学ぶことができ、成長できる場が整っています。
JMACは、「一緒に考え、一緒に育つ」ビジョンの元、採用活動を行っています。
「自律的に行動する」ことが主体とされ、自由度の高い環境の中、自律的な行動が促されています。
コンサルタント職において、2025年3月以降に大学または大学院を卒業予定の方を対象にしています。
学部や学科は問わずフレックスタイム制の勤務が可能で、東京本社勤務、国内と海外への出張もあります。
各種社会保険や退職金制度、ベビーシッターサービス補助や育児・介護休業からの復職支援制度など、福利厚生も充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、JMACの新卒採用募集事項で案内されているので、チェックしてみてください。
参照ページ:
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかをチェックしています。
就活生一人ひとりの能力や性格が、自社の文化や仕事にどう適応するか見極めるため、就活生がどのような人物で、どのように力を発揮してくれるかを知りたがっているのです。
就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が貴社を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、組織課題を解決することで、自分らしく働く人々で溢れる社会を構築したいからです。 具体例:私は学園祭で、所属するサークルのシフトと役割分担がメンバーに合っておらず、働くメンバーの満足度が低いのではと考えました。 新入生歓迎イベントでは、私がメンバーの性格や移住地を考慮した役割分担とシフト作成を行ったところ、メンバー1人ひとりが生き生きと働くことができ、結果として前年度の2倍の新入生獲得を実現できました。 結び:この経験を活かし、状況を分析し、課題解決に向けて適切な対応を取り、1人ひとりの能力を活かした楽しく働く環境を貴社でも作り上げたいと思います。 理由:2点目は、幅広い職種に携わることによりさまざまなスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。 具体例:貴社ではジョブローテーションの活性化や副業の容認など、多様なキャリアを築ける制度が充実しています。 何事も1つの枠に囚われることなく、新しい環境に身を投じることで自分らしさを見つけられるという貴社のビジョンに共感するとともに、私もそのような考え方のもと、大学生活では陸上部員として、英会話サークルの1員として、大手チェーンカフェのアルバイトスタッフとして、さまざまな環境で活動して参りました。 さまざまな環境に身を置くことで、より人間的に成長できたと考えています。 結び:これからも人間としてより成長するべく、多様なキャリア育成の場が整っている貴社に就職したいと考えております。 |
日本能率協会マネジメントセンターの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
たとえば、JMAMに応募する場合、「2030年、一人ひとりの「自分らしさ」と歩むJMAMグループへ」というコンセプトを文章に取り入れることが重要です。
また、パーパスやバリューにも言及し、その価値観や目標に共感することを示すよう意識しましょう。
とはいえ、企業理念は必ず書かなければならないわけではありません。
JMAMは、人材コンサルタント業界の草分け的存在だと評価されています。
自分の強みややりたいこと・将来像をJMAMにマッチする形で文章を作成するのも良いでしょう。
大切な点は、人材コンサルタントや出版事業を行う企業が多く存在する中で、「どうしてJMAMを選んだのか」ということを論理的に分かりやすく説明することです。
参照サイト:
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えると良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象ですが、一番見られるのは文章の構造に問題がないか、論理展開に問題がないかです。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることをおすすめします。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、人材育成においての適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
JMAMの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
人材・教育系 営業職のエントリーシート
志望動機
・志望理由について記入してください。
【記載例】
私が貴社を志望する理由は2点あります。 1点目は、一人ひとりが自分らしく働ける社会を、人材育成支援を通じて築きたいからです。 私は学生時代、塾講師のアルバイトで、知的に遅れのある子どもを担当していました。 小学校4年生で足し算が理解できていない女の子の指導に苦戦しましたが、毎回の授業で雑談を挟みつつ彼女の得意なことや好きなことについて理解を深める努力をしました。 3,4回目の授業で、彼女は絵で物事を把握するのが得意だと気づき、絵で全てを解説する授業を実施しました。 結果、基本的な四則演算が全て理解できるようになり、「先生のおかげで、生まれて初めて勉強が楽しいと思えるようになった」という言葉をもらえました。 この経験で、個々の特性を理解し、一人ひとりが成長できる環境を与えることにやりがいを感じました。 2点目は、日本の経済成長を長年支えてきた歴史が貴社にはあるからです。 変化し続ける市場に向き合い、適応してきたノウハウが貴社には蓄積されており、海外にも応用させています。 これからも多様化し続ける社会において、貴社は人材育成や出版事業などさまざまな面から専門性を学べる環境であると考えています。 貴社で学んだことを、人材・組織の課題解決に活かし、私が考える「自分らしさ」を存分に発揮できる社会を実現させたいと思います。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
JMAMの概要を理解した上で志望理由を2つ論理的に説明することで、JMAMで何をしたいのか、どのような社会を実現させたいのかが分かりやすくなっています。
自己PR
・学業以外で力を入れたことについて記入してください。
【記載例】
私が学業以外で力を入れたことは、アルバイト先である塾で受け持つ生徒を、希望する大学へ入学させるよう授業に工夫をしたことです。 私は学生時代、アルバイト講師として塾に勤務していました。 私の生徒は大学受験を控える高校3年生で偏差値は60程度、希望する大学に合格させるため、私は以下の3つのことを実施しました。
成績が伸び悩む時期も、生徒が希望する大学についての話を雑談として話し、モチベーションが下がらない工夫も試みました。 これらを行った結果、生徒の偏差値は66に上がり、無事希望する大学に合格しました。この結果が教室に評価され、大学受験生を束ねる講師として表彰されました。 この経験を活かして、状況を改善できるよう顧客一人ひとりに適切な対応を考え、対応できるよう業務に取り組んでいきたいと思います。 |
ポイント:最初に結論を述べて展開している点が評価できます。
理由を強調するために、具体例を箇条書きで端的に表現している点もいいでしょう。
しかし、この経験が必ずしも人材育成支援事業や出版・手帳事業に活かされるという根拠まではないため、面接時に深掘りされる可能性があることに注意が必要です。
・「社会人の成長」についてあなたの考えを記入してください。
【記載例】
私が考える「社会人の成長」とは、さまざまな職種を経験した上で、広い視野で物事を捉え、役職についた際にその知見を活かすことです。 多くの企業では、勤続10年を超えると役職を与えられたり、管理職につくと考えられています。 この場合、管理職の指揮の取り方で、組織のパフォーマンスは大きく影響すると思います。組織のパフォーマンスをより良いものにするためには、管理職につく前に、さまざまな職種や部署での業務を経験することで、固定概念にとらわれない、広い視野で物事を考えられるように成長することが必要だと考えます。 よって、さまざまな職種を経験し、広い視野で物事を捉えられるようになった時が「社会人の成長」だと言えます。 また、管理職につかない場合でも、他部署の考えていることを察することは重要です。 全ての部署が存在してこそ成り立っているため、自分が所属している部署のことだけを考えて業務に取り組むことは非効率です。 他部署の存在を意識しながら業務に取り組めるようになったときも「社会人の成長」だと言えます。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点が評価できるでしょう。
また、JMAMの社内復業制度にも触れ、JMAMが大切にしている理念と同じ考え方であることを主張している点も、評価できます。
まとめ
この記事では、JMAMの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
JMAMは人材コンサルタント事業・出版事業の草分け的存在として、通信教育やeラーニング、多様なジャンルの書籍の出版や手帳事業など、さまざまなニーズに合わせたサービスを提供しています。
JMAMでは「「2030年、一人ひとりの自分らしさと歩むJMAMグループへ」を掲げ、自分主導で積極的に行動できる人材を求めています。
特に、JMAMでは人材教育に対する意識の高さ、自ら新しい環境に身を投じられるチャレンジ精神や、常に成長する姿勢・価値観を尊重し合える姿勢を重視しています。
また、人々の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、JMAMの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。