セイコーグループのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/4/18更新
はじめに
この記事ではセイコーグループへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にセイコーグループならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、セイコーグループが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、セイコーグループの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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セイコーグループの概要
引用元
初めにセイコーグループとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
セイコーグループとは
セイコーグループは、1881年に創業し、国産初の腕時計や、GPSウオッチ、世界初のクオーツウオッチなど、革新的な時計を製造しており、時計のイメージが大きい方も多いかもしれません。
しかし、時計だけではなく、現在はシステムソリューションやデバイスソリューションなど、さまざまな事業を展開しているのも特徴です。
デバイスソリューション事業では、腕時計製造で培った技術を活かし、部品の省電力化・小型化を追求し、これらのノウハウを匠の発想と技術で有機的に結び付け、半導体やインクジェットプリントヘッド、水晶振動子などで高い評価を得ています。
セイコーグループの採用難易度
セイコーグループの採用難易度は比較的高めです。
採用大学の実績を見ると、標準的な難易度の大学から最難関大学まで幅広いレベルでの採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在しないと考えられます。
しかし、高級時計でも世界的な成功を収めており、ブランド力が高く、人気の高い企業と言えるでしょう。
また、倍率が高くなる要因として、平均年収が700万円を優に上回っている点は中堅メーカーとしては優秀で、平均勤続年数が20年を超えており、終身雇用面で安定している点などが挙げられます。
セイコーグループの採用大学
セイコーグループの採用大学の実績は以下の通りですが、標準的な難易度の大学から最難関大学まで幅広いレベルでの採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在しないと考えられます。
青山学院大学、近畿大学、慶應義塾大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、一橋大学、武蔵大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、大阪大学、京都大学、同志社大学、名古屋大学、南山大学、関西大学、関西学院大学、ウォーリック大学、北京大学 |
採用実績のある大学を見ると、日東駒専・成成明学濁國武などの標準レベルの大学から早慶上智・東京大学などの最難関大学まであり、採用大学のレベルは幅広いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
セイコーグループが求める人材とは?
結論から言うと、セイコーグループのパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
セイコーグループが就活生に期待していることは「+α」です。
セイコーグループは常に「世の中の」「顧客の」期待を上回るために、ブランドと技術力を愚直なまでに磨いてきました。
これまでの伝統に「+α」して、次世代を担う新たな事業を築き上げていく意欲のある方を求めています。
そのため、セイコーグループでは、会社も就活生も対等な関係性を持って本音で向き合える環境作りを進めているのです。
参照ページ
セイコーグループ各社の採用方向性の違いは?
セイコーグループとその7つの子会社は、新卒採用において採用方向性に違いはありません。
グループ全体で10年ビジョン「デジタルとアナログの相乗効果により、世界中の時・モノ・人を繋ぐサービス・製品を創造し、持続可能な社会に貢献する解決策を提供する」を掲げています。
このビジョンに向かって積極的に業務に取り組み、意欲的な方を求めているのが特徴です。
また、2026年のありたい姿として、「社会や人々に感動を与え、高収益・高付加価値なサービス・製品を提供するソリューションカンパニーになる」ことを目標に掲げています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、セイコーグループの公式サイトや新卒採用サイトで案内されているので、チェックしてみましょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっているのです。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためになります。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向が見られます。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:貴社の製品を通じて、世界中の人々の豊かな生活に貢献したいと考えています。 理由:この考えに至った理由は、約1年半の米国留学をした際に、日本での生活がどれだけ恵まれているか実感したからです。 具体例:米国では、路上生活をする人を見る機会が多くありました。 そんな中、ホームレスシェルターでボランティア活動に専念し、突然無職になってしまった人や、生まれながらに貧しい人と話す機会がありました。 話を通して、自由な国だからこその残酷さや、日本の生活水準の高さを知ると共に、このことを世界に広げていきたいと考えました。 そして、発展途上国である東南アジア諸国などでは、医療のニーズが拡大傾向にあります。 こうした状況の中で、貴社の売上の8割は海外であり、患者様を思いやる医療機器の提供を通じて世界の人々へ貢献し続けています。 結び:約3年間の海外経験や卓球コーチとして培った、顧客に寄り添い課題を解決する強みを活かして、世界中の人々の豊かさに貢献したいと考えます。 |
セイコーグループの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばセイコーグループであれば、1881年の創業以来「常に時代の一歩先を行く」をスローガンとして掲げており、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばセイコーグループは特に「ソリューション提案力」に特化したファームと評価されています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできるでしょう。
大事なのは数ある精密機器会社や代替可能業界がある中で、なぜ「セイコーグループ」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ
パーパス・企業理念・サステナビリティ方針・10年ビジョン | セイコーグループ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることがおすすめです。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
セイコーグループの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
志望動機
・志望動機を教えてください。また、当社に入社してやりたいこと、できると思うことを記述してください。(400字以内)
【記載例】
個々の事業会社の土台を支える形で、セイコーホールディングス全体としてのブランド価値向上に貢献できる点に魅力を感じています。 その理由は主に3つあります。 1つ目は貴社の時計への愛着です。 大学入学の際に母がプレゼントしてくれたWIRED fシリーズは、私の日常を明るく彩ってくれただけでなく、自信を持って行動できるきっかけを与えてくれました。 2つ目は学園祭運営での経験が契機になります。 私は広報のデザインを通して、特定のイベントだけでなく祭全体の熱量やコンセプトを学内外へと発信することに注力していました。 そのため、既存のコトやモノを自らの手で可視化し、一連の情報を魅力的に他者に届ける仕事を志望しています。 3つ目は貴社のグループスローガンである「時代とハートを動かす」と、前述したサークル活動でやり甲斐を覚えた「人の心を刺激する感動体験を提供すること」に共通点があると感じたからです。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、セイコーグループで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
セイコーグループのスローガンと実体験を交えて志望動機が作成できているところも、評価ポイントに該当するでしょう。
ガクチカ
・大学時代に「一番力を入れたこと」について、具体的に教えてください。 また、その経験を踏まえ、当社に入社してやりたいこと、できると思うことを記述してください。
【記載例】
私が学生時代に一番力を入れたことは、サークルでの勉強会です。 私は哲学や政治・経済などに関する勉強会を週4回行っている学外のサークルに所属しています。 その中で、他のメンバーによるディスカッションに参加するだけでなく、自分が普段勉強している分野に関する勉強会も約10回開き、それぞれ1時間30分~3時間30分程度のプレゼンテーションを行いました。 この経験から、知識のアウトプットを適切に行う能力と、さまざまな分野に自分の知識を応用する能力を身に付けることができました。 さらに別のアカデミックサークルにおいて、新しく定期的に行う勉強会を企画し、責任者として1年間運営を行いました。 このサークルはメンバー同士で知見を共有する機会が少ないという課題を抱えていました。 そこで私は、上記の学外サークルでの経験を活かし、多様な関心を持つメンバーが自由に発表できるフリーテーマの勉強会を企画しました。 この企画は好評だったので、昨春から月に2回程度の頻度で継続して実施されています。 この経験からは、課題解決能力とイベントを継続して運営する能力を得ました。 以上の経験を踏まえ、私は貴社において広報に携わりたいと考えています。 セイコーブランドが持つ魅力を効果的に宣伝するために必要なことを考え、学び、実行するために、私の持つ情報のアウトプットの能力やイベントの運営能力、課題解決能力を役立てたいと思っています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、セイコーグループで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
長所
・長所を教えてください
【記載例】
私の長所は失敗を恐れずに挑戦できるところです。しかし、失敗は極力しないよう準備も怠りません。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
長所と短所は表裏一体なので、挑戦できる長所に驕ることなく、準備もしっかりしているとアピールすることで評価がさらに高まります。
また、セイコーグループでは意欲的な人を求めているため、挑戦心などは良いアピール材料です。
短所
・短所を教えてください
【記載例】
私の短所は「心配性」なところです。 実験を行う際も確認作業を多く行うため、人より実験スピードが遅いと感じることがあります。 そのほか、飛行機の予約を取る際に、日程を何度も確認するため、確定ボタンが中々押せないことがあります。ミスが少ないという点では役に立っています。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
長所と短所は表裏一体なので、短所を長所に活かしている点があればアピールできると評価ポイントが上がります。
就職活動の軸について
・あなたの就職活動の軸を教えてください。
【記載例】
私の就職活動の軸は、「スキルを磨ける環境に身を置くこと」です。 兄がフリーランスでコンサルタントをしているのですが、自分のスキルを武器に活躍している姿に強い憧れを抱いています。 職種は違いますが、私も兄に負けないスキルを磨いていきたいと考えています。 技術力のある貴社で日々スキルを磨き、業務に貢献していきたいです。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
また、セイコーグループは技術力を強みにしているため、スキルを磨く意欲を見せることで評価アップに繋がります。
コロナ禍で「挑戦したこと」について
・あなたがコロナ禍で「挑戦したこと」について、具体的に教えてください。
【記載例】
私がコロナ禍で「挑戦したこと」は、自宅で運動することです。 私は元々プライベートであまり身体を動かさず、どちらかと言うとインドアな生活を送っていました。 コロナ禍でリモートワークが主流となってからは、会社に向かう必要がなくなっため、唯一の運動であったウォーキングもしなくなりました。 その影響もあってか、運動不足によって体重が増えるなど、身体を動かさないことによる悪影響が現れ始めたのです。 そのため、コロナ禍に入って家にいる時間が増えてからは、時間を見つけて少しでも運動することを心がけました。 朝起きたら身体をほぐすストレッチを日課として行い、時間がある時は腕立て伏せやスクワットといった筋トレを継続したところ、今では引き締まった身体を維持できています。 日々の運動が健康に繋がることを身をもって実感したため、今後はジムに通ってより効果的な筋トレに励もうと考えています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できるでしょう。
この質問では、企業はコロナ禍などの困難な状況における就活生の行動力を見ています。
例文では、コロナ禍での自分の生活を見直し、改善するための努力をしたことが行動力の高さをアピールできており、評価に該当するでしょう。
まとめ
この記事では、セイコーグループの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
セイコーグループは、1881年に創業し、国産初の腕時計や、GPSウオッチ、世界初のクオーツウオッチなど、革新的な時計の製造をメインに行っています。
また、時計だけではなく、現在はシステムソリューションやデバイスソリューションなど、さまざまな事業を展開しているのが特徴です。
このような背景を持つセイコーグループでは、「デジタルとアナログの相乗効果により、世界中の時・モノ・人を繋ぐサービス・製品を創造し、持続可能な社会に貢献する解決策を提供する」を掲げており、このビジョンに向かって積極的に業務に取り組み、意欲的な人材を求めています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、セイコーグループの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。