コスモエンジニアリングのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/04/02更新
はじめに
この記事では、コスモエンジニアリングへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にコスモエンジニアリングならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、コスモエンジニアリングが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、コスモエンジニアリングの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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コスモエンジニアリングの概要
出典元
初めにコスモエンジニアリングとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
コスモエンジニアリングとは
コスモエンジニアリングは、1958年に設立された日本を代表するエンジニアリング業界に属する企業の1つです。
国内外に支店を持っており従業員数は367名が在籍し、エンジニアリング事業、メンテナンス事業、システム事業、環境・再生可能エネルギー事業の4つの分野でサービスを提供しています。
主力であるエンジニアリング事業で培われた専門知識と経験を活かし、多様なニーズに応えることで、日本だけでなく世界の多くの企業や組織に対し、高品質なサービスを提供し続けています。
コスモエンジニアリングの採用難易度
コスモエンジニアリングの採用難易度はかなり高いとされています。
これは、採用大学の実績から難関私立大学や国立大学出身者が多く採用されていることからも明らかです。
神戸大学や京都大学のような一流大学から多くの応募があるため、ライバルのレベルも高く採用への道は険しいといえます。
さらに、他のエンジニアリング業界に属する企業と比較しても、コスモエンジニアリングの採用人数が少ないことが、より一層その難易度を高めています。
コスモエンジニアリングの採用大学
コスモエンジニアリングの採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績となっており、所謂学歴フィルターは存在していると考えられるでしょう。
<大学> 秋田大学、秋田県立大学、岩手大学、宇都宮大学、愛媛大学、大阪大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、神奈川大学、神奈川工科大学、金沢工業大学、関西大学、関東学院大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学 |
採用実績のある大学を見ると最低でもマーチレベルの大学となっており、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者ばかりで選考難易度は高いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
コスモエンジニアリングが求める人材とは?
結論から言うと、日々技術が進化する中でエンジニアとして柔軟な変化に対応する力が重要と考え、次のような能力や取り組みができる人物を求めています。
- 新しい分野にも積極的に挑戦できる人
- 人と関わることが好きな人
- 技術力、人間性を磨くことに意欲的な人
コスモエンジニアリングの仕事は、様々な企業や公的事業にも深く関係する業務内容です。
これまでの実績や経験を次の世代に代々受け継がれる系譜を大切にしており、先輩社員から新入社員への技術やノウハウの伝承を行っています。
特にOJTを通じた教育カリキュラムを採用しており、そこで得た経験を蓄積し、実践力の高い人材を育てる鍵と考えています。
主体的に育成体制プログラムに取り組み、やりがいを持って働くことができる環境が整っているからこそ、そこで働く人材は新しい分野に自らの意思で取り組む必要があります。
目標を掲げて自ら成長を実感しながら働く考えを持っていることが大切なので、詳しい詳細については改めて参照ページから確認してみましょう。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、階層別研修制度を用意しており、キャリアやポジションに合わせたスキルを磨くことができます。
思い描くキャリアを実現するための研修を会社が提供しており、受講することで自分の将来設計を実現することが期待できます。
この観点から、コスモエンジニアリングの門をくぐりたい人は、事前にキャリアパスを明確に描いておくことが必要と読み解けます。
参照ページ:コスモエンジニアリングの働き方
コスモエンジニアリング各社の採用方向性の違いは?
コスモエンジニアリングとコスモエネルギーホールディングスは、新卒採用において異なる「求める人材」を掲げています。
コスモエンジニアリングは「わたしたちは創る」を理念とし、地球環境に配慮した事業展開を目指しています。
これまでの経験と実績に加え、磨き上げたエンジニアリング技術によって、サービスの安定稼働を実現しています。
パートナーの抱える課題解決には、お客様の立場に寄り添った付加価値の高いサービスを提案するべく、コミュニケーション能力と行動力のある人材を求めています。
高い専門性と社会変革への強い意志が求められるため、自らの意思で自己啓発に取り組む姿勢や専門性の高い業務に興味を持った人々を歓迎します。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、階層別研修制度など教育制度を利用して知識やスキルを身につけることが可能です。
コスモエンジニアリングコンサルティングでは技術系総合職の採用活動を行っています。
技術系総合職は、コスモエンジニアリングの事業より石油や石油化学、水素やアンモニア・風力発電・SAF事業などのカーボンニュートラル事業、各生産設備のメンテナンス事業などの多角的事業展開を行う業務を担います。
専門性の高いエンジニアとしてエンジニアリング業界では、中小企業の立ち位置ではあるものの、むしろそのポジションが社内で好評です。
応募資格としては、2023年4月以降に大学または大学院を卒業予定の方を対象にしています。
学部や学科は問わず、フレックスタイム制の勤務が可能で、東京や大阪の事務所を含む、地方のクライアント先での勤務があり得ます。
また、各種社会保険、退職金制度、ワークライフバランス支援制度などの福利厚生が充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、コスモエンジニアリングのエントリーフォームで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートで企業は、就活生の能力や性格が自社とマッチしているかを重点的にチェックしています。
就活生がどのような人物であるか、自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員はより良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がエンジニアリング業界を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、プラント建設を通じて日本のインフラや産業の発展を支える事業において、チームを束ねて仕事に取り組むことができる私の強みは、エンジニアリング業界で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして飲食店でホール業務を行っています。 運営においては、業務の効率化を図るために現状の問題を共有する場を設けたり、スタッフとの個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。 結び:チームが一致団結してプロジェクトの完成を目指す点で、この強みを発揮できると考えエンジニアリング業界を志望します。 理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。 具体例:現代では化学、機械、電気、土木建築などサービスを提供する他業界は激しい技術進歩を遂げています。 それらの企業が抱える問題や実現した事業を把握し、それに見合ったサービスを提供し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。 エンジニアリング業界では幅広い業界の企業をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。 結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点からエンジニアリング業界を志望しています。 |
コスモエンジニアリングの価値観やカルチャーを文章に取入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えば、コスモエンジニアリングのエントリーシートでは、企業理念である「わたしたちは創る」という価値観や、事業内容、グループビジョンなどを文章の中で取り上げることが重要です。
これらの要素を自己紹介や志望動機の中で具体的に示すことで、企業とのマッチング度合いを高めることができます。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば、コスモエンジニアリングは特に「チャレンジ精神とコミュニケーション能力」に重点を置いた採用活動を行っています。
求める人物像を把握し、その能力を証明する根拠情報を提示した上で、入社後に自分のやりたいことが会社が求める人物像にマッチする形で文章を作成してもいいでしょう。
大事なのは、数ある企業や同業他社業がある中でなぜ「コスモエンジニアリング」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照サイト:技術紹介 – コスモエンジニアリング
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えると良いでしょう。
もちろん文章の内容も評価の対象になっているものの、最も注目されるのは文章の構造や論理展開に問題がないかです。
ですから、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることをおすすめします。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
対策をする上で必要な情報が以下の記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
コスモエンジニアリングの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
技術系総合職のエントリーシート
志望動機
・エンジニアリング業界を志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私が貴社を志望する理由は2つあります。 1つは環境に配慮したエネルギー開発において、化学工学のノウハウが活かせるためです。 プラントを設計する上でお客様のニーズに適応するためには、要望を理解し本質を引き出すコミュニケーション能力が必要と考えます。 様々な企業との仕事に携わることで知見が広がり、キャリア形成において企業や人と関わりの数だけ能力が磨かれる点でマッチ度が高い点です。 学生時代より環境に配慮した新エネルギーの研究開発に興味があり勉強を行ってきました。今後のキャリア形成でもこの分野の興味や関心から新しい分野に挑戦するモチベーションを活かし、企業のコスモエンジニアリングが取り組む環境・再生可能エネルギー事業において、世の中から求められるサービスを提供できる人材になりたいです。 2つ目は、研修制度に魅力を感じたからです。 「技術やノウハウの継承」を大切にし、次の世代にバトンを繋いでいく姿勢に共感しました。 私はエンジニアに対するイメージは個人のチームで取り組む業務であるものの一人一人のスキルの高さが結果に大きく影響を与えるものだと考えていました。 しかし、エンジニアのレベルにばらつきが発生するとサービス品質の不安定さにつながることから同品質のサービス提供を行うべく社内でスキルの共有化を進めている点に魅力を感じました。 また、環境や物事が変化する昨今、問題を俯瞰視し根本原因と解決策を提案できる人材になる必要があると考えます。 そのために幅広い知見が必要であり、今後のキャリアでもインプロットとアウトプットの両方ができる環境に身を置きたいです。 よって、私は貴社を志望します。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、コスモエンジニアリングで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(400字)
【記載例】
私の強みは、チームを1つにまとめて目標の共有化を計り、リーダーシップを発揮してやり遂げる力です。 その強みを発揮した経験として、大学時代にアルバイトをしていた飲食店での活動が挙げられます。 勤務先では、お客様のオーダーや予約対応などをするホール業務を行っていました。 ある時、学生が多く在籍する勤務先ではテスト週間になると出勤人数が減り、金曜日など忙しい日に勤務すると負担が大きいことが、スタッフ間で槍玉に上がっていました。 出勤人数が増えない中で限られたメンバーで忙しい日をやりくりする中で、出勤者が疲弊し次第に金曜日の出勤を避ける人が出始めていたのです。 私は、シフトメンバーとじっくり話をし、社員を交えた意見交換を行いました。 その結果、忙しい日は時給を変更できなくても代わりに福利厚生として社割額をアップするなど、特典をプラスすることで出勤者が忙しい日でもモチベーションを下げずに乗り切れる環境を構築できるようになりました。 この経験から、解決が難しい課題に対して何が原因なのかを考え、どのような行動を撮ることが大切であるかを論理的に考えて行動に移すことでやるべきことが明確化させ、あとは粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。 また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。 この強みを活かして、技術系総合職のエンジニアとして、クライアントの課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。
また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。
しかし上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしもコンサルタントに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、コスモエンジニアリングの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
コスモエンジニアリングは50年以上の歴史を誇る日本を代表するコスモエネルギーホールディングスに属する企業の一つとして、日本の企業や様々な事業を支えるインフラ整備に貢献し、高品質なサービスを提供しています。
このような背景を持つコスモエンジニアリングでは、「わたしたちは創る」を企業理念として掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、コスモエンジニアリングでは挑戦心、向上心を持ち、自己啓発の姿勢を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、コスモエンジニアリングの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。