家電量販店のエントリーシートの対策法を徹底解説

家電量販店のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/3/31更新

はじめに

本記事では、家電量販店への就職を目指しているものの、エントリーシートの作成に不安を覚えている方に向けた内容です。

書き方はもちろんですが、どこでアピールするか、ポイントを徹底解説しています。

特に家電量販店なら、何をどこでアピールすべきか、実際の記載例から割り出される内容もご紹介していきます。

家電量販店が求める人材像もほかの業界と異なります。
その特徴から選考のポイントまで、就職を目指すなら知らなければいけないポイントがいくつもあるのです。

家電量販店への内定を目指す就活生はぜひご一読ください。

まずは、家電量販店の概要について紹介します。

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家電量販店の概要

家電量販店 店内イメージ

出典元:家電量販店

家電量販店とは

家電量販店とは、これまではテレビ受像機やパソコン、オーディオなどを販売する店を指します。

基本的に、大量仕入れからの安価販売を基本としている大型店舗です。

もともとは電気店のチェーン店舗でしたが、時代に合わせ郊外に大型店を出店するようになりました。

特定メーカーに偏らず、各社の製品を幅広く置くことと価格を武器にして、家電量販店は巨大化していきます。

その中でも郊外の幹線道路に店舗をかまえるロードサイド型と、主要駅の前に出店するレールサイド型に分かれてきました。

家電量販店の中でも有名なのは、ヨドバシカメラのようなもともとカメラ店だった企業と、特定メーカの個人商店などからスタートしたヤマダデンキのような企業です。

現在はどちらも白物家電や娯楽家電を取り扱っており、一度にまとめて仕入れて大量に販売するのが基本です。

業界上位を見ると、ヤマダホールディングス(ヤマダデンキ)、ビックカメラ、ケーズホールディングス(ケーズ電機)ヨドバシカメラ、エディオン、ノジマ、上新電機がよく知られています。

多数の企業が鎬を削る時代もありましたが、M&Aが進んでおり、多くの企業が経営統合しています。

特に大型M&Aとして話題になったのが、ビックカメラとコジマ電気でした。

ほかにもエディオンはデオデオとエイデンが統合して発足した企業であり、石丸電気などを子会社化しています。

非常に安価に販売することが家電量販店の特徴でしたが、安価なインターネット販売に影響を受け競争が激化します。

新型コロナウイルスの影響による業績の変化や、過去の社会現象(例えばエコポイントや地上波アナログ停波)による影響を受けやすい業界であると言えます。

家電量販店の業務内容

家電量販店の業務内容は、一般の電気店より細分化が進んでいます。

特に大量販売しなければいけない業態であることも影響しています。

店舗販売

家電量販店の主要業務です。

店舗で販売する総合職になります。

販売だけでなく、管理、企画、反則などの業務がありますが、基本的に店舗が中心です。

ほとんどの家電量販店では、入社すると店舗に配置します。

現場を知ることが、業界を知る第一歩だからです。

Web販売

どの家電量販店も力を入れるようになったのが、Web販売です。

店舗のような維持管理はかからず、24時間販売できるのが強みです。

コロナ禍以降急速に伸びた分野であり、家電量販店でも重要な位置づけになってきました。

業務としては、受注管理のほか、仕入れや顧客管理、発送業務などこれまでにはなかった業務が発生しています。

すべてインターネット上で行われるため、対面販売はありません。

法人営業

家電量販店にとって、大切な売り上げになるのが法人営業です。

一般企業のほか官公庁も顧客であり、さまざまな大型案件に対応します。

業態の理解なども必要であり、店舗販売とは違った営業手法も必要です。

待ちの営業ではなく、顧客を訪問することも出てくるのが違いになります。

販売促進

商品はそのままでは売れません。

存在を知らなければ顧客は行動しないからです。

そのため広告やCM、チラシの製作など販売促進にはさまざまな業務があります。

その他

家電量販店では、仕入れなどの交渉業務もありますし、経理など財務にかかわる部分も重要です。

現在ではM&Aが活発化したこともあり、法務担当も必要になりました。

家電以外の商品も数多く扱うようになり、業務は年々拡大しています。

家電量販店の採用難易度

家電量販店の採用難易度は、どこも平均クラスといえるでしょう。

家電量販店各社の知名度は高いですが、東京経済オンライン「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社などには入ってきません。

就職偏差値などでも、大体50あたりであり、平均的な位置にいることがわかります。

毎年、新卒でもかなりの人数を雇用するのが家電量販店業界の特徴です。

業界トップのヤマダデンキの場合、採用予定数は300名以上です。

22年のヤマダホールディングスグループでは、574名もの新卒採用を行いました。

店舗の拡大なども背景にあり、新卒採用が増えるのは自然なことです。

ですが、深刻なのは離職率です。

家電量販店の離職率は25~50%といわれています。

ヤマダホールディングスの公表数値は6.4%です。

勤続年数は9.9年と制度を変更したとはいえ、かなり短い期間です。

つまりそれだけ定着しにくい業界であり、常に雇用数を上げていかなければ対応できないことがうかがえます。

この状況からも、採用難易度は決して高くないことが予想できるでしょう。

 

参照ページ

東洋経済オンライン 「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社

マイナビ2025 ヤマダホールディングス

家電量販店の採用大学

家電量販店には学歴フィルターがありません。

業界トップのヤマダホールディングスを見ると、採用実勢には乗り切れないほどの学校の名前が並んでいます。

もちろん高難易度の大学の名前も見られますが、専門学校も多く、高卒も採用しています。

家電量販店にとって最も重要なのは人材の確保であり、その中でも優秀な人材の流出を防ぐことが重要です。

有能な人材を発見し、育成することが鍵となり、学歴よりも能力や経験が重視されます。

採用大学のランキングについては、以下の記事をご参照ください。

ジョーカツ

家電量販店が求める人材とは?

男性の顔のアップ

家電量販店に就職したい学生は、どのような人物を求めているか理解しないといけません。

以下では、家電量販店が求める人物像について解説します。

提案力のある人

家電量販店は、店舗での商品販売を基幹事業とします。

顧客に対して適切な提案をするのは、業務の基本です。

ヒアリング能力

顧客が潜在的に抱えている問題を解決できる提案をするためには、ヒアリング能力が欠かせません。

傾聴の姿勢は一朝一夕では身につかないことから、大事な資質として重視されます。

想像力

顧客が何を欲しているか、想像する力がなければいけません。

顧客が何か欲しがっているとしても、それを言葉にしてくれるとは限らないでしょう。

潜在的な部分を掘り起こすためにも、想像力が重要です。

家電量販店各社の採用方向性の違いは?

家電量販店の採用方向性を知るために重要なのは、現在の施策にあります。

家電量販店はそれぞれバックボーンに違いがあり、求める部分に違いがあるからです。

トップ4社で現在の施策を見ていきます。

企業名施策
ヤマダホールディングス接客サービスの向上

家具・インテリアと家電の組み合わせ提案
PB「ヤマダセレクト」の展開

ビックカメラ非家電商品の拡充
独自ポイント制度の拡大
PBの販売強化
エディオン家電製品の体験
プログラミング教室の展開
PB展開強化
ケーズホールディングス従業員の専門性の向上
IoT.AI家電の体験と販売強化
値引きの更なる可視化とサービス提供

 

ここから判別できるのは、PBの強化です。

各社掲げていますが、PBにも拘わる商品理解の高さは採用の基準になる可能性があるのです。

ほかにも、接客サービスの向上を掲げているヤマダホールディングスやケーズホールディングスがあります。

家電商品以外の知識が求められるビックカメラなど、それぞれ採用の方向性にも違いが出てきています。

そのためにも現在の特色、方向性を理解しなければいけません。

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要

採用担当者は、エントリーシートからさまざまな内容をチェックします。

以下に挙げるのは一例です。

  • スキル
  • 論理性
  • 大局観
  • ビジョン
  • 性格
  • 経験
  • 熱意
  • 社会貢献性

エントリーシートを受け取る企業は、就活生がどんな人かわからないため、ミスマッチが起こらないようにまずは書類選考をします。

その材料がエントリーシートですが、ただ設問に対する答えを見るだけではありません。

答えの中に何が隠れているかを読み取っています。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

エントリーシートは書き方が大切です。

結論から書くPREP法は論理的展開しやすいことから、エントリーシートでよく用いられてきました。

  • 結論
  • 理由
  • 具体例
  • 結論

構成を見ると非常にわかりやすいでしょう。

流れがはっきりしており、論理的です。

特にテンプレートとしても使いやすく、例に対して自分のキーワードを入れ替えるだけでも十分使えます。

各段落は短くても、次のテンプレートを使用することでより詳細に展開していけます。

結論:私は、以前から小売業界に関心があり、就職先は小売店舗と決めていました。

理由:趣味はパソコンの組み立てで、自分の知識を生かして働きたいと思っていたからです。

具体例:貴社を選んだのは、出店に積極的な経営戦略をとっていることがあげられます。
結論:入社したのちには、将来は店長や統括管理するエリアマネージャー職になることを望んでいます。

家電量販店の価値観やカルチャーを文章に取り入れる

エントリーシートでは、「なぜこの家電量販店を選んだのか」という設問がよく出てきます。

どの企業でも理由を知りたいからですが、情報収集能力や入社の熱意がわかるからでもあります。

家電量販店にはそれぞれ価値観やカルチャーがあります。

もちろんすべて理念に結び付ける必要はありませんが、理解している人のほうが採用に近づくのは確かです。

ミスマッチを起こしにくく、離職する可能性が下がるからです。

人材維持が大きな問題になる家電量販店ですので、大事な要素です。

エントリーシートの中で論理的にまとめつつ、自分をアピールしていきましょう。

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

家電量販店でのエントリーシートの位置づけは、ほかの業界と違いが出てくるわけではありません。

就活生を絞り込むための資料であり、面接の基礎資料となります。

ここで、エントリーシートの設問系統を整理してみます。

  • 志望動機系
  • 体験系
  • ビジョン系
  • 価値観系
  • その他

大体この5つに分類されます。

家電量販店は、販売から管理、営業など、さまざまな業種の集合体です。

どの職種に応募するかによっても対策に違いがありますが、将来のビジョンを持ってエントリーシートに取り組まなければいけません。

自分がどんなことに貢献できるか、コミュニケーションをとれるかなど、はっきりした映像として作り上げることが大切です。

家電量販店のエントリーシート対策としては、以下のようなことも挙げられます。

なぜ自社なのか

家電量販店は、大手だけでも6社あり、それぞれ熾烈な競争を繰り広げています。

そのなかで選んだ理由は明確にしなければいけません。

理念や経営方針などにも触れることが大切です。

強みをアピールする

家電量販店には非常に多くの社員が働いています。

就職を目指す人も驚くほど多いため、自分の強みをアピールできなければ埋もれてしまうでしょう。

業務に対する貢献

家電量販店に勤めた場合、どのようなことに貢献できるかビジョンを持たなければいけません。

販売で貢献できるとすれば、例えばコミュニケーション能力の高さです。

ほかにも商品知識、市場の理解といったことがアピール材料となるでしょう。

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

真剣な表情の就活生 男性

家電量販店の選考において、エントリーシートで問われたことのある質問と記載例を紹介します。

以下の内容を踏まえて、エントリーシート対策の参考にしてみてください。

総合職のエントリーシート

志望理由

当社を志望する動機を教えてください。(ビックカメラ)

【記載例】

私は「ビッグカメラセレクト」のような家電の枠に囚われず、地域の特色にあった製品を集めた店舗作りを行う姿勢に魅力を感じ応募しました。

学生時代には、レンタルビデオ店でアルバイトをしていましたが、顧客のことを考えた陳列などを工夫した実績があります。

結果としてこれまでになかったほどの売上につながり、店舗経営の部分でも非常にやりがいを覚えたのです。

それ以来、消費者の視点から店舗の売上をどうあげるのかという施策に魅力を感じるようになりました。

貴社に入社できた際には、自身の好きな「家電」を取り扱いながら、その枠に囚われない売り場作りを行っていきたいと思っています。

 

ポイント:ビックカメラの「ビックカメラセレクト」を例に、志望動機を先に挙げています。

レンタルビデオ店で陳列を工夫したことによって売上を向上させたという具体例を挙げ、店舗経営にも興味を持ったことに繋げています。

消費者の視点というのも大事なポイントで、ビックカメラセレクトにも繋がります。

最終的に、枠にとらわれない売り場作りをしたいという明確な希望を伝えるエントリーシートになっています。

ガクチカ

学生時代に頑張ったこと(ヤマダホールディングス)

【記載例】

学生時代、塾のアルバイトを通じ、生徒の基礎学力の向上に努めました。

塾で勉強を見ていると、基礎学力の低い生徒は、授業が進むほどに遅れていくことがわかったのです。

そうなると、必然的に勉強への苦手意識も増し、モチベーションが下がります。

この悪循環を断ち切るために、どうしたらいいのかを検討しました。

少しでも学習への抵抗を減らすために、基礎演習を繰り返し習熟度を上げることを基本に、モチベーションが下がらないよう注意しながら取り組んだのです。

結果、基礎的な問題が解けるようになり、自主学習もできるようになりました。

やがて、応用問題にも派生し、結果もついてきたのです。

問題を見つけたとき、マニュアル通りでなく、根底にある原因を分析し、柔軟に対応する力を身につけることができました。

この力は、貴社の販売の現場でも、顧客からのヒアリングを通じ、十分に役立つものと思っています。

 

ポイント:重要なのは、塾のアルバイトは家電量販店とは異なることです。

しかし、問題解決の能力においては両者に共通点があります。

学力の低下による問題やそれに伴うモチベーションの低下を見抜き、解決に至る実績を挙げました。

その結果、単なるマニュアルに頼らず、ヒアリングから問題の本質を分析し、解決した能力は、家電量販店でも高く評価されるでしょう。

自己PR

特技(ヤマダホールディングス)

【記載例】

私は自宅の家具のDIYを趣味にしています。

色々なものを作りましたが、自分がもつイメージ通りに完成したときには、格別の達成感があるものです。

これまで作ったもののなかで最も大きなものはPCのデスクで、モニターを3台置けるサイズになりました。

普段からマルチモニターで使っていますが、市販の机ではどうしても高さや大きさが合いません。

そこでぴったりくるサイズにDIYで作りました。

普段からPCを使っていることもあり、製品や市場にも興味があります。
DIYを通じて得てきた知識なども、貴社の販売で発揮できると思っています。


ポイント:家電量販店では、製品知識や市場理解が不可欠です。

DIYブームに伴い、PC製品にも注目が集まっています。

特に、複数のマルチモニターを利用するなど、高度な製品知識を示すことが評価されます。消費者目線を持ち、デスク不要な利用者にも対応する姿勢が重視されます。

特技を示す際には、成果や経験を重視し、それが販売にどう生かされるかを明確に結びつけることが重要です。

まとめ

本記事では、家電量販店を目指す学生に向けてエントリーシートの書き方のポイントについて解説しました。

家電量販店は、生活の一部になりつつあります。

非常に多くの新卒採用をすることでも知られていますが、年々業態も変化し、採用数は減っています。

それでも、全国展開している家電量販店は多くの人材を必要としています。

業界的に離職率の高さからも、学歴フィルターはほぼ働いておらず、就職難易度は高くないことがうかがえます。

とはいえエントリー数は多い業界ですので、自分の持っている能力をアピールするとともに、企業の理念に合わせてエントリーシートを構築しましょう。

徹底した企業分析が、より良いエントリーシートに繋がります。

本記事の内容を参考にして、家電量販店への内定獲得を目指してください。

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