【企業分析】Linc’wellの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/31更新
はじめに
株式会社Linc’wellは、医療業界向けに最新のIT技術を導入したサービスを展開するIT企業です。
具体的には、病院などで課題とされる
- お客様の待ち時間が長い
- 医療の現場は紙ベースの資料が多い
などを全て「DX化」を通して解決すべく、オンライン診断・クリニックのDX支援などのサービスを開発しています。
特に医療機関「クリニックフォア」でLinc’wellのサービスが一通り使用されていて、すでに300万件以上の診断実績、そして顧客満足度「95%」を達成しています。
今回はそんな、医療現場で挑戦を続けるLinc’wellの企業研究を行っていくために、事業内容・選考フロー・採用大学などを紹介していきます。
- Linc’wellの会社概要を一通り知りたい!
- Linc’wellの社風や平均年収は?
- Linc’wellに学歴フィルターがあるか確認したい!
このようなお悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、ヘルスケア業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
第一に、現在Linc’wellは新卒採用を実施していません。
そのため、「今後の予想」になりますが、新卒採用を開始する場合はLinc’wellの就職難易度は「高難易度」になるでしょう。
理由は以下2点です。
- 現在急成長中のスタートアップ企業で、「即戦力」になる人材を積極的に採用しているため
- 在籍社員が大手外資コンサル企業の「マッキンゼー」に所属していたことなどから、学歴フィルターを設ける可能性が高いため
Linc’wellは現在急成長を遂げ、中途採用を通して即戦力になる人材を積極的に採用しています。
しかし、近い将来に新卒採用を開始する可能性も十分にあるでしょう。
次からはLinc’wellの特徴や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社Linc’wellについて
会社概要
株式会社Linc’wellは、
- オンライン診断システムの提供
- クリニックのDX支援
- ヘルスケアのECサービス
の3事業を中心に展開するIT企業として、2018年に創業しました。
「テクノロジーを通じて、医療を一歩手前へ」というテーマのもと、未だアナログの要素が多く残っている医療の現場で、DX化に挑戦しています。
現段階ですでにLinc’wellのサービス利用者は2023年11月時点で「100万名」を突破し、医療機関「クリニックフォア」をはじめとして着々と導入が進んでいます。
理由としては、会員数が継続的に伸びているのは「診察」への革新的アプローチが影響しているといえます。
患者さん一人一人に合わせたオンライン診療など、病院で行われる各行程をDX技術で支える「挑戦」を通して、人の命を扱うが故に難しいとされる「医療」の現場に貢献します。
参照・引用ページ
医療DXに不可欠な「患者とのタッチポイント」に、最も深く入り込むサービスがこれだ──圧倒的なMoatを築きつつあるLinc’wellの戦略とは | FastGrow
各事業別の売上規模
株式会社Linc’wellは、売上高を公表していないものの、純利益などを公表していたため、下記でまとめました。
2018年の創業以降毎年「純損失」を計上していますが、理由としては創業間もない企業で事業の拡大・基盤の構築のために先行投資を行っていることが考えられます。
また、2022年度の時点でLinc’wellの総資産は「約71億円」あり、決して企業に全くお金がない訳ではないことが分かります。
何より医療現場の常識を覆すような革新的なサービスを実施しているため、今後はさらなる売上・利益の上昇が期待できます。
財務内容 | 2022年度 | 2021年度 |
純利益 | −33.72億円 (前年比−77.42倍) | −0.43億円 |
利益剰余金 | −39.29億円 (前年比−6.05倍) | −5.57億円 |
総資産 | +71.34億円 (前年比−0.24倍) | +93.73億円 |
引用ページ
各事業セグメントの解説
株式会社Linc’wellの主な事業セグメントは以下の通りです。
オンライン診断システム提供サービス | リモート環境で医療が受けられる「オンライン診療」のシステムを提供しています。 PCやスマートフォン、タブレット端末等を用いてweb上で予約〜受診まですべてが完結します。 支払いはクレジットカードや後払いに対応し、薬は宅配またはお近くの薬局で受け取ることができます。患者の治療に加えて、医療従事者への二次感染の低減や、柔軟な働き方の提供を実現します。 |
クリニックDX支援サービス | クリニックにおける予約や問診、決済、カルテ記入といった、主要オペレーションのIT化を推進しています。属人化していた仕事をデジタル化することによって医療従事者が患者と向き合う時間を確保し、医療体験の向上を実現します。 |
ヘルスケアECサービス | 診療以外の周辺のヘルスケア領域をカバーすることを目的に、化粧品、コンタクトレンズを含む高度管理医療機器、処方箋が不要な医薬品等のセルフメディケーション商品をオンラインプラットフォームを通じて提供しています。 |
引用ページ
Linc’wellで働いている社員は?
平均勤続年数は?
Linc’wellは、平均勤続年数を公表していませんでした。
現在中途採用を積極的に行っていて、ここ数年で社員が2倍の「100名超」に伸びているという情報が確認できたため、仮に平均勤続年数を計算しても「2~3年前後」という数値になると予想します。
2018年創業の企業であるため、平均勤続年数だけを見て離職率が高いと判断しないよう気を付けましょう。
平均年収は?
Linc’wellは平均年収を公開していませんが、各サイトの募集要項などを確認した限りだと「650万円」前後になってくると予想します。
転職サイト「doda」では、Linc’wellの法務が想定年収「600万円~800万円」と予想されています。
全国の平均年収は「458万円」のため、高水準ということができます。
平均残業時間は?
Linc’wellの平均残業時間は「11.0時間」です。
厚生労働省の調査では全産業の平均残業時間が「10.6時間」と発表されているため、平均的な残業時間で仕事をする企業といえます。
採用サイトには、「心身ともに健康に働いていただきたいため残業が30時間以上になる場合は事前に上長申請をお願いしています。」と記載があるため、社員の残業時間について気を配っている企業とも言えるでしょう。
平均ボーナス額は?
Linc’wellでは、ボーナス制度を現状設けていません。
先行投資などを理由に、創業以降毎年「純損失」を計上しているからです。
一方でLinc’wellの事業は拡大し続けているため、今後ボーナス制度が設けられることが予想されます。
どんな文化なの?
Linc’wellには以下の文化があるといえます。
- 挑戦
従来は「対面」が当たり前だった医療の現場でリモートのシステム導入を実施するなど、医療環境の効率化のために挑戦を続けています。
- 迅速な意思決定
転職口コミサイトでは、意思決定の速さを評価する口コミが確認できました。
多くの大手企業は「意思決定の遅さ」を問題とするケースが多いため、立案~策定・導入までのスピードが速い点はLinc’wellの強みといえます。
- フレキシブルな職場環境
フレックスタイム・リモートワークが導入され、子育てと両立しながら仕事に取り組む社員もしばしば在籍します。
また転職口コミサイト「ライトハウス」では、産休や育休もとりやすい環境である口コミを確認できたため、プライベートと両立できる職場環境といえます。
参照・引用ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
ここでは、ヘルスケア業界でDX化のサービスを実施している3社で比較していきます。
売上高は公表していませんが、2018年創業でかつ「100万名」の会員数を誇るサービスをすでに構築できているため、「数億円単位」での売り上げをすでに達成している可能性は大いにあるでしょう。
また、平均年収に関してLinc’wellは「650万円の予想」ですが、業界分析・比較サイト「業界動向サーチ」を参考にすると、ヘルスケア業界内だと業界20位前後の年収といえます。
Linc’wellがこのような結果になっているのには、下記の要因が考えられます。
- 財務状況:先行投資を重視している
売上高は公表していませんが、創業から毎年「純損失」を計上しています。
理由は、サービス構築のために「先行投資」を重視している可能性が高いことが挙げられ、今後サービスが安定してきたところで、徐々に純利益を計上するような資金繰りにシフトしていくと考えられます。
- 平均年収:高水準だが、さらに上上昇するポテンシャルがある
給与水準としては悪くないですが、ボーナスが支給されない中でこの給与水準を達成している点は大変魅力です。
そのため、今後はさらに平均年収が上昇するポテンシャルがあるでしょう。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
Linc’well | 非公表 | 650万円 | 算出不可※ | 挑戦、迅速な意思決定 |
日本電子 | 184億円 | 774万円 | 56 | 年功序列、堅実 |
エムスリーキャリア | 145.2億円 | 590万円 | 55 | 論理的な意思決定、親切な社員が多い |
※Linc’wellは現在新卒採用を実施していないため、「算出不可」と記載しています。
参照・引用ページ
Linc’wellの新卒募集要項について
Linc’wellは中途採用に力を入れていて、新卒採用で多く用いられるオープンポジションの採用欄には「※現在インターンと新卒採用は募集はしておりません。」と記載があります。
そのため、新卒採用は実施していない状態です。
一方、今後新卒採用を実施する場合は先ほど挙げた「オープンポジション」で募集をかける可能性が高いため、下記ではオープンポジションの募集要項を紹介します。
採用後のポジション | ご経験やご志向、適性等を考慮し、マッチする職種の業務をご担当頂きます。 【エンジニアポジション】
【ビジネスポジション】
※現在インターンと新卒採用は募集はしておりません。 |
必須スキル | リンクウェルのmission、vision、valueに共感できる方 |
給与 | 職種によりますので面接でお話しあいできたらと考えています |
勤務地 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2-13-10T-SQUARE浜松町 3F JR山手線・京浜東北線 浜松町駅 徒歩2分 ※オフィスもしくはリモート |
勤務体系 | ・勤務時間 9:00~18:00 ※フレックスタイム制(コアタイム11:00~15:00) ・休日 土日祝 ・会社指定休日 |
試用期間 | 有り(3か月)上記待遇の変動なし |
福利厚生 |
※いずれも全従業員利用可 |
引用ページ
求める人材
Linc’wellの求める人物像については職種ごとで異なります。
しかし上記では「オープンポジション」の募集要項を紹介したため、ここでもオープンポジションにおける求める人物像を紹介します。
【Linc’well・オープンポジションの求める人物像】
- 現場感を持った業務を進めたい方
- 知的好奇心旺盛で、自ら課題を発見し解決できる方
- チームで働くのが好きな方
- 社長や役員との日常的なコミュニケーションが取れる環境にやりがいを持っていただける方
引用ページ
あなたの選択と挑戦が世の中の常識を変えます。職種にお悩みの方こちらからご応募ください! – 株式会社Linc’well
医療の現場で新しいことに挑戦することで世の中に新たな価値を生み出しているため、「好奇心旺盛」「課題解決能力」も高く評価されていることが分かります。
Linc’wellでは「即戦力」になる人材を最優先で求めているため、上記の内容を織り交ぜながら自身の実力を明確に示していきましょう。
新卒採用のフロー
Linc’wellでは現在新卒採用を行っていませんが、採用ホームページでは具体的な選考フローが明記されていました。
今後新卒採用を実施する場合にも同様のフローで進めていく可能性が考えられるため、下記で紹介します。
特徴としては、選考とは別に「カジュアル面談」というサービスを設けていて、
- Linc’wellをもっと知りたい
- 募集したいポジションなど「キャリア」に悩んでいる
方などを対象に、問題解決のための機会を設けています。
Linc’wellを志望する方はぜひ参加してみましょう。
①エントリー
新卒採用ホームページからマイページ登録のうえ、選考にエントリーします。
②エントリーシート
ベンチャー企業の場合は、エントリーシート提出時に特に質問内容を指定せず「履歴書を学生自身で準備して、履歴書のフォーマットに沿って提出する」ケースがあります。
そのためもし履歴書での提出だった場合は、必ず
- 志望理由
- ガクチカ
- 自己PR
の3点は必ず記載しましょう。
③複数回面接(2~4回)
面接の回数についてはエントリーをした方によって異なり、所要時間も「30分~60分」で面接によって分かれます。
内定獲得のポイントは、
- 即戦力として活躍できる人材かどうか
- Linc’wellのビジョン・事業に共感できているか
という点を面接官にいかに伝えられるかです。
「ヘルスケアの現場を変えたい社員が多く、自然と目標やビジョンが一致している環境」という記載もあるため、Linc’wellのビジョン・事業への共感を述べつつ、医療現場の改革に前向きな意向を示しましょう。
参照ページ
採用大学
Linc’wellは新卒採用を実施していないため、採用大学に関するデータも公表していませんでした。
一方、今後新卒採用実施する場合には学歴フィルターを「設けて」採用活動を実施する可能性があると予想します。
理由は、在籍社員の経歴をみると大手コンサルの「マッキンゼーアンドカンパニー」に在籍していたことがあるためです。
- 代表取締役CEOの金子氏:医師免許取得済、またマッキンゼーアンドカンパニーでの業務経験あり
- 共同創業者の山本氏:マッキンゼーアンドカンパニーでの業務経験あり
マッキンゼーは学歴フィルターが「ある」企業で、優秀な学生の中で少ない採用枠を争うため、入社するのが「狭き門」と言えます。
この情報から、Linc’wellは高学歴の社員が多数在籍する事が予想でき、学歴フィルターを設ける可能性があると考えられるでしょう。
就職偏差値・難易度
Linc’wellは新卒採用を実施していないため、現在の採用難易度についても判定できません。
しかし、今後採用活動を実施する場合、就職難易度は「高難易度」であることが予想されます。
理由は以下の2点になります。
- 現在急成長中のスタートアップ企業で「即戦力」になる人材を積極的に採用しているため
- 在籍社員が大手外資コンサル企業の「マッキンゼー」に所属していたことなどから、学歴フィルターを設ける可能性が高いため
優秀な社員が多数在籍していることが予想されるため、新卒採用が実施されてエントリーを検討する学生は「即戦力」として活躍できることがしっかりと伝わるように対策しましょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
本記事では、【企業分析】Linc’wellの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで就活生に役立つ情報をまとめました。
Linc’wellは「医療の現場でのDX化」をテーマに、お客様と医療の現場で働く方々の両者にメリットをもたらすサービスを展開していることが分かりました。
現在新卒採用を実施していないため、学生はLinc’wellに新卒で入社できませんが、近い将来、新卒採用が開始される可能性は十分にあります。
その際は本記事を参考にしながら対策を進めてみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。