【例文あり】今日から使える!面接で好印象を与える逆質問のテンプレートを紹介
2024/3/31更新
はじめに
この記事では、面接で好印象を与える逆質問について解説しています。
面接の最後に逆質問をした経験がある方もいるでしょう。
ですが、「どんな質問をするべきなのかわからなかった」という方も少なくないはずです。実際、就活の面接において、多くの学生が逆質問について悩んでいます。
今回はそんな学生に向けて、面接で好印象を与える逆質問についてまとめました。
すぐに使える例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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逆質問は面接におけるコミュニケーション
逆質問は、面接におけるコミュニケーションの一種です。
一般的な面接では、面接官からの質問を受けて学生が答えるというQ&Aのような形となっています。
ですが、採用担当者にとって、このような面接だけでは学生の人柄を判断するのは難しいのです。
そのため、面接官は学生とコミュニケーションを図る目的で逆質問を導入しているケースがあります。
また、面接官は逆質問により、「学生が企業研究をどれほどしたか」という点を判断できます。
しっかり企業分析できている学生は、逆質問のレベルも高くなるでしょう。
企業が逆質問を導入している意図をしっかり汲み取った上で、面接に臨んでください。
面接で好印象を与える逆質問5つのテンプレート
ここでは、面接で好印象を与える逆質問のテンプレートについて解説していきます。
例文も記載していますので、そのまま面接で使えるものばかりです。
ぜひ参考にしてみてください。
社内で活躍するスキルや経験に関する質問
社内で活躍するスキルや経験を質問することで、入社後に即戦力として活躍したいという志をアピールできるでしょう。
このような質問は、1次面接から最終面接まで幅広い場面で使えます。
1次面接の場では社内で活躍している方の特徴を聞くことで、求めている社員像が浮かび上がってくるはずです。
例文は以下の通りです。
例文
- ITサポート部で役立つスキルや経験はありますか。
- 金融部門で活躍されている方にはどのような特徴がありますか。
入社後のキャリア形成に関する質問
入社後のキャリア形成を質問することで、目的を持って働く志をアピールできます。
各面接官によってもキャリア形成は全く異なります。
とくに、人事部の社員はいくつかの部門を経た後に、人事に就くことが多いです。
もし面接官の中に、自分が就きたい職種で活躍されている人がいたら、その方に積極的にこの質問をしてみましょう。
例文は以下の通りです。
例文
- ○○様が人事部長に至るまでのキャリア形成を伺ってもよろしいでしょうか。
- 私は営業部を10年経験した後に、コンサル業務に携わりたいと考えているのですが、社内にこのようなキャリア形成した方はいらっしゃいますか。
会社の目標やビジョンに関する質問
企業の目標やビジョンを質問することで、長期的に企業と寄り添っていく姿勢をアピールできます。
長期的な企業の目標などを質問をすることで、長く働く学生だという印象を与えられるでしょう。
特に最終面接で効果的です。
重役の方が面接官の場合は、ぜひ経営方針について質問をしてみてください。
例文は以下の通りです。
例文
- 御社が運営しているコンビニの課題は何ですか。
- 出版業のデジタルシフトについて、どのような取り組みをしていますか。
やりがいに関する質問
やりがいについて質問することで、企業との親和性をアピールすることができます。
「1次面接の際に○○様がおっしゃっていたやりがいが、私の求めるやりがいと一致していました。」とアピールすることで、「この学生ならミスマッチが起きづらいな」と好印象を与えられるでしょう。
やりがいは就活軸とも密接に関わってくるので、しっかり軸を定めてから逆質問に臨んでください。
例文は以下の通りです。
例文
- ○○様がモノづくりをするうえでのやりがいを教えてください。
- 私は人に感謝を伝えられた時に強いやりがいを感じるのですが、御社でこのような瞬間はありますか。
内容をさらに深掘りする質問
質問した内容をさらに深掘りすることで、企業に対する熱量をアピールできます。
逆質問に慣れてない学生は質問に対して答えてもらうだけで終わってしまいがちです。
ですが、回答を得たからといって終わりにするのはおすすめできません。
返答の中から更に深掘りし、企業に対する熱量をアピールしていきましょう。
例文は以下の通りです。
例文
- いま、○○様がおっしゃっていた新規事業についてもう少し詳しく伺ってもよろしいでしょうか。
- さきほど○○様が自ら人事部に異動したとおっしゃっていましたが、その理由を伺ってもよろしいでしょうか。
面接で逆質問をするときのコツ
面接で逆質問をするときには、さまざまなコツがあります。
一般的には、質問する内容が重視されがちですが、それ以外にも聞き方や聞くタイミングなど、重要なポイントがあります。
ここでは4つのコツを紹介しますので、すぐに面接で実践してみてください。
面接ごとに逆質問を使い分ける
逆質問をするときのコツとして、面接ごとに質問を使い分けることがポイントです。
当然ですが、1次面接と最終面接では質問する内容を変えなければいけません。
よくある事例として、1次面接では現場で働くスタッフが面接官になる場合があります。
ですが、就活をする中で、実際に現場で働いているスタッフにお話を聞く機会はそう多くはないでしょう。
そのため、1次面接では現場の声や実際に働く上で、やりがいなどを質問することがオススメです。
一方で最終面接では、社長や役員といった会社の経営に携わる方が面接官になる傾向があります。
そのため、最終面接では企業全体に関する質問をすることがオススメです。
1次面接なら好印象を与えられる質問でも、最終面接では印象を下げてしまうことがあります。
総じて、TPOに合った逆質問をすることが好印象を与えるカギとなります。
特定の面接官に質問をする
面接において、特定の面接官に質問をすることで好印象を与えられます。
質問例は以下の通りです。
- ○○様は営業部から人事部に異動したとのことですが、そのようなキャリア形成はよくある事例なのでしょうか。
- ××様がカスタマー対応で8年働いた経験のなかで、最もやりがいを感じた瞬間はどのような時でしょうか。
このような質問は、その面接官にしか答えられない固有の質問となります。
そのため、面接官とコミュニケーションをしようとする意欲がはっきりと伝わるでしょう。
このような面接官によって回答が分かれる質問は、社員の数だけ使えるので重宝します。
ですが、このような質問をするためには、面接官の情報をしっかり覚えておかなければなりません。
多くの場合、面接が始まる前に面接官からも自己紹介などがあるでしょう。
丁寧な方だと職種や職歴まで説明してくれます。
そのため、面接官の名前はもちろん、職種や職歴などの情報もしっかり覚えておきましょう。
当然、面接官も人間なので、企業のことを聞かれるよりも、自分のことを聞かれる方が嬉しいのは間違いありません。
私の経験から言いますと、面接官は自分の目標ややりがいを説明する際に、少し笑いながら話す傾向があります。
おそらく、その場にいる上司や部下に対して、熱い思いを語ることが恥ずかしいと感じるからでしょう。
この傾向をうまく利用すれば、笑いがある活気ある面接に持っていけます。
真面目で笑いのない面接よりも、笑いがある面接の方が好印象を与えることが確かです。
ですから、面接官に質問する際には、意図的に熱い思いを引き出すことも一つのテクニックです。
自分から逆質問する
面接で自ら逆質問をすると、好印象を与えられます。
これは、面接官が「逆質問をしてください」と言う前に、こちらからお願いするというテクニックです。
面接が終了に近づいたタイミングで、「すみません、最後に私から2点ほど質問してもよろしいでしょうか」と切り出してみましょう。
こうすると、熱量や意欲があると思われて評価が高くなります。
このテクニックの大きなメリットとしては、追加の質問を迫られづらいことが挙げられます。
逆質問をするにあたって、面接官にこのようなことを言われたことがあるでしょう。
「もう質問は大丈夫ですか?」
このように質問を促されると、何も質問がなかった時に焦ってしまいますよね。
もっと質問しなければいけないのかとプレッシャーを感じてしまうでしょう。
何も質問が浮かばないとパニックになってしまい、おかしな質問をして逆に印象を下げてしまう恐れがあります。
この対策としては、最初に「2つ質問よろしいでしょうか」と自ら複数の質問をしておくことです。
そうすれば、面接官から追加の質問を迫られる可能性は下がります。
このテクニックはメリットが期待できるものですが、実際はかなり上級者向けなので簡単とはいえません。
面接の終盤には、ちょうど良いタイミングを見極める必要があります。
さらに、逆質問をする際の適切な言葉やタイミングも練習が必要です。
数をこなすことが重要ですが、逆質問は効果的な方法の一つですので、積極的に取り入れてみましょう。
返答を考えておく
面接で逆質問をする際には、返答を考えておくと良いでしょう。
質問の答えを想定しておくことで、次の質問にスムーズに繋げられます。
例えば、面接官に「今までで1番大変だったこと」を聞いたとします。
すると、「〜が大変でしたね」という回答が返ってくるでしょう。
そこで、「そうなのですね。○○様はその大変だった時期をどのように乗り越えたのでしょうか」というように、スムーズに次の質問へと持っていくと効果的です。
面接官が「はい・いいえ」で答えられない質問を考えるためには、このような返答を想定しておくことも有効です。
私自身の経験を振り返ると、就活時代にある面接で「逆質問の時間が10分設けられている」と事前に聞いていました。
そのため、5つの質問を用意していましたが、その中の3つが「はい、そうです」とだけで終わり、残りの時間が6分も余ってしまいました。
同じような状況にならないためには、質問を考えたら、頭の中でシミュレーションをしてみることが重要です。
質問によって多くの反応が得られるようであれば、それは良い質問と言えます。
このように、事前にリアクションやレスポンスを考えておくことで、逆質問をスムーズに進めることができます。
印象を下げてしまう逆質問4選
逆質問の中には、印象を下げてしまうNGなものがあります。
以下のような質問は避けるようにしてください。
待遇面の質問
面接の逆質問では、待遇面についての質問はNGです。
逆質問で待遇面の質問をしてしまうと、企業への熱量が欠けていると判断されてしまうからです。
とくに新卒入社の場合は、熱量や愛がある学生を積極的に採用する傾向が強いといえます。ワークライフバランスを重視する考えは大事ですが、面接ではこのような質問は不適切です。
待遇面については、求人広告やネットなどを利用することでも情報収集が可能です。
「調べれば分かること」に該当してしまうため、待遇に関する逆質問は控えましょう。
面接官が答えにくい質問
逆質問では、面接官が答えにくい質問はしないようにしてください。
例えば以下のような質問がそれらに該当します。
- 御社の男女比率は9:1となっていますが、女性が少ない理由はなぜでしょうか。
- 御社では先月、労働環境において不祥事がありましたが、それに対してどのような改善策を取られましたか。
- 御社の経営陣は○○人の方がほとんどですが、なぜでしょうか。
これらの質問は、すべて私が実際に説明会や集団面接の場で聞いた質問です。
過去に同じような質問をしてしまったという方は注意してください。
まず、男女比率についての質問ですが、説明会などで「女性にとって働きやすい環境ですか」と質問するのは、まだセーフです。
しかし、面接において男女比率や離職率について触れるのは、あまり印象が良くありません。
企業が起こした不祥事について質問するのはもってのほかです。
面接の場でそのようなことを質問したところで、お互いにメリットはありません。
企業の経営陣が全員日本人ではないといったことも事例もよくあります。
そのような企業に対して、「経営陣は○○人の方なので、××のような思想でしょうか」といった質問も印象が下がってしまうでしょう。
例えば、ある大手食品会社が北朝鮮にある山の名前を使用していることに疑問を持つ学生もいます。
しかし、このような疑問は企業に直接質問するのではなく、インターネットから情報を収集する方が良いでしょう。
一般的に、「面接でそれを聞いて何になるのか」ということは質問しない方が良いです。
例えば、労働環境について説明会で質問する際は、選考に参加するための情報収集として有益です。
しかし、面接中にそのような質問をしても、ほとんどの場合、有益な回答は得られません。ですから、聞きづらい質問がある場合は、選考に参加する前にそれについて質問することをおすすめします。
調べれば分かることを質問
面接において、調べれば分かることを質問すると印象を下げる原因になります。
これは多くの学生がしてしまうことなので注意してください。
もちろんこれについて理解している学生も多いでしょう。
とはいえ、面接前にその企業に関するすべてを調べるのは実際かなり大変なことですよね。
忙しい就活生は複数社の選考を同時に受けているため、1社あたりの企業研究に使える時間が限られています。
少なくとも確認する必要がある項目を以下にまとめました。
- 説明会の内容
- 企業の公式ホームページ
- 求人広告の情報
説明会の内容を記録しておくと、逆質問を考える際に非常に参考になります。
特に動画配信の説明会の場合は、その動画を数回チェックしておくことが重要です。
説明会や公式ホームページには、企業側の伝えたいことが詳細に記載されています。
また、求人広告には労働環境や待遇面に関する情報が含まれているので、これらについては質問しないようにしましょう。
しかし、事前にしっかり調査していても、調べれば分かる内容を質問してしまうことがあります。
そのような場合は事故だと捉えてください。
大切なのは、事前に質問を考えてきたことをアピールすることです。
逆質問をすることが求められた後で質問を考え始める学生よりも、事前に準備をしている学生の方が好印象です。
自信を持って質問をすれば、合格に近づくでしょう。
逆質問をしない
逆質問をしなければ、企業に興味や熱量を持っていないと判断され、印象がかなり下がってしまいます。
「逆質問が思いつかなかったら、自己アピールをした方がいい!」と考える学生もいますが、こちらもおすすめできません。
そもそも逆質問は、その場で思いついたものを質問するわけではなく、あらかじめ用意しておくものです。
つまり、ただの準備不足を自己アピールでカバーしようとしてもまったく意味がないのです。
当然、面接官に準備不足を見抜かれてしまうため、「質問は特にないです」と答えた時点で不合格に近づいてしまいます。
ですから、面接で「質問をしてください」と言われた場合には必ず何かしら逆質問をしましょう。
まとめ
逆質問をうまく利用して面接で好印象を与えましょう。
面接では、逆質問の時間がほぼ必ず設けられています。
この時、良い質問をするか浅い質問をするかで評価は大きく変わります。
社会人になってからも逆質問する機会は出てくるでしょう。
わからないことを言語化して簡潔に質問できる学生は、研修の段階でどんどん情報を吸収していけるでしょう。
ですから、質問力が高いと判断された学生は採用率がグンと上がります。
本記事を参考にして質問力を高め、ぜひ逆質問を優位に進めてください。
皆さまの面接が上手くいくことを願っています!
参照ページ:
【例文付き】就活面接の逆質問:受かる回答ポイント!「何か質問はありますか」は怖くない! | 就活ハンドブック (jo-katsu.com)