【企業分析】福井コンピュータホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/28更新
はじめに
福井コンピュータホールディングス株式会社は福井県福井市に本社を置く建設業界・ソフトウェア業界に属する企業です。
東京を本部として全国に30の拠点があります。
建材や設備などの3Dシミュレーションサイト事業や測量・土地家屋調査士向けCADシステムなど建設業に関わる事業を展開しているのも特徴です。
今回はそんな福井コンピュータホールディングスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では福井コンピュータホールディングス株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 福井コンピュータホールディングスの仕事内容が気になる
- 福井コンピュータホールディングスの就職難易度を知りたい
- 福井コンピュータホールディングスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、建設・ソフトウェア以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、福井コンピュータホールディングスの就職難易度は、平均より難易度は低めであると考えています。
以下の参照記事で詳しく解説しているので就職偏差値を参考にすると、難易度は標準的であると言えるでしょう。
また、採用大学も文理問わずさまざまな偏差地帯の学校の採用実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあり得ます。
選考対策として、特に独特なものはないのでESや面接対策をしっかりおこなったうえで挑むことがおすすめです。
そのために、この記事を参考に企業分析を進めるだけでなく、自己分析なども重要となります。
また職種としては、主に以下の3つです。
- 開発職
- 営業職
- サービス職
それぞれの業務内容は異なりますが、業界やお客様のニーズに寄り添ったスピード感のある業務遂行が求められます。
そのため、社員全員が業界の動向をみたうえで、積極的に成長していく向上心ある人材が求められているのです。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
福井コンピュータホールディングス株式会社について
会社概要
福井コンピュータホールディングス株式会社は、主に
- 戸建住宅の設計用3D-CADシステム
- ビルなどの大規模建築物の設計・施工に用いられるBIMシステム
- 測量や土木施工業者向けのCADシステム
のパッケージの開発から販売、サポートまでを全て自社で行っている建設業に特化したIT系企業です。
建設業界の人手不足や高齢化などの課題を最先端のICT技術を用いて解決しています。
そのため、業界の動向やニーズを読み取り、必要とされる製品をスピード感を持って開発している建設業界におけるICT技術のパイオニア的存在です。
また、福井コンピュータホールディングスは開発だけでなく、製品の運用を提案するコンサルティング営業から技術サポートまでを自社で行っています。
このように開発からサポートまでを自社で一貫して行うことで、お客様一人ひとりに満足してもらえるサービスを提供しているのも特徴です。
さらに、近年では建設業にとどまらず、それまで存在しなかった選挙出口調査システムの開発により新たな市場の形成にも貢献しています。
これにより、選挙時にWEBを通じて迅速に情報伝達することが可能になりました。
参照ページ
各事業の売上規模
福井コンピュータホールディングスの2023年度の売上高は138億円で、このうち営業利益は53億円でした。
この売上高は前年度比では2億円上昇しており、2019年度からの売上高の推移からも上昇傾向があると言えます。
この売上高は、測量土木システム事業、ITソリューション事業、建築システム事業からの収益によって構成されています。
上記の5年間のうち2022年度におけるそれぞれの事業での売上高は以下の通りです。
- 測量土木システム事業:売上高は7,044万円で、前年同期比0.9%減。営業利益は3,338万円で、1.9%増となりました。
- ITソリューションシステム事業:売上高は497万円で、31.8%増。営業利益は189万円で、29.6%増となりました。
- 建築システム事業:売上高は6,089万円で、6.2%増。営業利益は2,068万円で、16.6%増となりました。
参照ページ
各事業セグメントの解説
福井コンピュータホールディングスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
測量土木システム事業 | 測量CADシステム「TREND-ONE」、地籍調査・14条地図作成システム「Mercury -LAVIS」、現場端末システム「TREND-FIELD」、土地家屋調査士専用システム「TREND-REX」などのサービス構築、販売、サポート |
建築システム事業 | 建材・設備と住まいの3Dシミュレーションサイト「3Dカタログ.com」サービス構築、販売、サポート |
ITソリューション事業 | ソフトウェアを利用する人向けのサポート、各種教材の作成、WEBセミナーの企画・運営 |
参照ページ
福井コンピュータホールディングスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
福井コンピュータホールディングスの平均勤続年数は17.3年です。
建設業の平均勤続年数は7年、ソフトウェア業は5年であることから、どちらの業界の勤続年数を考えても長く働く人の多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
福井コンピュータホールディングスの平均年収は2022年度で、760万円でした。
全国平均の年収が458万であることを考えると、全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じIT業における上場企業の平均年収は約1400〜500万円でした。
そのため、年収の幅が広いIT業に関しては、標準的な年収であることが言えます。
平均残業時間は?
福井コンピュータホールディングスの平均残業時間は、1ヶ月あたり6.7時間でした。
2023年の平均残業時間は月21.9時間、IT業における1ヶ月当たりの平均残業時間が22.7時間、建設業では30.50時間です。
このことから、かなり残業の少ない企業であることがわかります。
平均ボーナス額は?
年間ボーナスは基本給×5ヶ月分の年に2回支給となっていました。
詳細な平均ボーナス額についてはインターネット上の情報ではわかりませんでした。
しかし、国税庁の民間給与実態統計調査によると、情報通信業の平均給与に占めるボーナスの割合は約18%です。
このことから、福井コンピュータホールディングスの平均ボーナス額は約75万円であると予想されます。
しかし、これはあくまで参考としておいてください。
どんな文化なの?
福井コンピュータホールディングスは「相手の立場に立って考える」という企業理念やコンサルティング的なマーケティングを行っています。
また、月平均の残業時間が6.7時間と短いことなどの働き方改革への取り組みにも積極的です。
このことから、社風としてお客様の満足度の向上に取り組むだけでなく、社員の働きやすい仕組みづくりにもしっかり取り組んでいると言えます。
一人一人が仕事に集中して取り組むことのできる環境を作ることで、常に向上心を持って成長していける社風です。
そのため、仕事とのワークライフバランスを大切にしている人には向いていると考えられます。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
近年、業績が上昇しているIT業界の中での福井コンピュータホールディングスの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、福井コンピュータホールディングスは業界として高いとはいえません。
しかし、競合他社と比較するとかなり高い売上高となっています。
この理由として、以下の要因があると考えています。
- ニーズに合わせた事業展開:福井コンピュータホールディングスはパッケージの開発・販売・サポートに至るまでの全てを自社で行っています。その中で、基本の考え方となっているのは業界の動向やお客様のニーズを汲み取ることです。そのため、売上に直結する事業戦略が確立されていると考えられます。
- 社員の働き方改革:福井コンピュータホールディングスでは、働き方改革の一環として社員が心身ともに健康に働くことができるように9つの取り組みを行っています。これが、仕事の作業効率化につながっていると考えられます。
- 建設業以外での事業展開:ICT技術を用いて建設業界の課題解決だけではなく、選挙時の報道のスピーディーさが重要であるというニーズを捉えたパッケージの開発も行っている。
以上のことからも福井コンピュータホールディングスはIT業界の中で独自の立ち位置を確立しており、競合他社との比較では高い売上でした。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 社風 |
福井コンピュータホールディングス | 135億 | 761万円 | 業界やお客様のニーズを大切にする社風 |
テックファームホールディングス | 55億1900万円 | 519万円 | 社員一人ひとりが主役である社風 |
パイプドHD株式会社 | 78億600万円 | 1421万円 | 自身の成長できる環境で貢献できる社風 |
テレビ朝日ホールディングス | 2982億7600万円 | 881万円 | お客様と共に成長していく社風 |
参考ページ
福井コンピュータホールディングスの新卒募集要項について
以下の福井コンピュータホールディングスの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
職種 | 自社開発のソフトウェアメーカー コンサルティング営業 自社開発したソフトウェアのサポート職 業務内容:パッケージソフトの開発 営業 ソフトウェアの各種問い合わせ・マニュアル制作 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 開発系総合職 大学院了:354,334円 大学卒:335,917円営業系総合職 大学院了:354,334円 大学卒:335,917円 テクニカルサポート職 大学院了・大学卒:284,167円 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
研修制度 | 集合研修(4月)、スタートアップ研修(5月)、開発職・営業職・テクニカルサポート職の職種別研修(6〜10月) |
福利厚生 | 住宅手当制度、借上社宅制度/転勤手当、通勤手当/在宅勤務手当子宮、各種慶弔金手当制度、資格手当、単身赴任手当支給、慶弔休暇、永年勤続者リフレッシュ休暇、フレックスタイム制度、介護・育児休業制度/時短勤務制度など |
求める人材
福井コンピュータホールディングスは求める人材として下記のものを公表しています。
これらの福井コンピュータグループでの人材像は、他のグループ会社全体としても必要とされるものである可能性が高いです。
- 相手の立場で考え行動できる人
- 物事の本質を見極め行動できる人
- 自ら考え解決に向けて行動できる人
また、福井コンピュータホールディングスの基本理念には「相手の立場に立ってものを考える」をかかげています。
そのため、建設業の課題解決に向けて積極的に取り組むことのできる人材が求められていると考えられます。
自己分析から過去に自分が行ってきた人物像に当てはまるような経験を掘り下げて考えていくことをおすすめします。
新卒採用のフロー
福井コンピュータホールディングスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
①エントリー/会社説明会
マイナビ・リクナビからエントリーを行うことが可能です。
また、説明会はマイナビ・リクナビから日程を確認し予約を行います。
会社説明会は、WEBでの説明会です。
説明会の内容は、会社説明から質疑応答や職種ごとの社員紹介とパネルディスカッションが行われます。
②適性検査・ESによる書類選考
MyCarrerBoxからESを提出し、SPIを受験します。
インターネット上ではESでの質問事項についての情報を取得することができませんでした。
しかし、一般的によく聞かれる質問事項である
- 志望動機
- 自己PR
- ガクチカ
などについては求められる人材を踏まえた上でしっかり考えておくことが良いです。
そのため、事前に自己分析を行っておくことが重要になります。
③一次選考・二次選考
どちらも個別でオンラインにて行われるようです。
全て1〜2週間の期間を空けてから行われます。
口コミでは質問内容について見ることはできませんでしたが、落ち着きのある和やかな雰囲気で行われていたようです。
④最終面接
最終面接は対面で行われます。
面接官は4〜7人くらいのようです。
最終面接ですので、役員により企業についてより深い内容について質問されることが予想されます。
そのため、再度企業について事前調査をして企業独自の強みや将来ビジョンについて、自分なりに整理して挑むことがおすすめです。
最終面接で、面接官の質問に対してしっかり受け答えできるようにして、採用通知を受け取りましょう。
⑤採用通知
以上のフローを全て通過することで内定となります。
採用大学
福井コンピュータホールディングスの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的な難易度の大学まで幅広く採用されています。
そのため、学歴による差はほとんどないものと思われます。
<大学院> 茨城大学、中央大学、金沢大学、京都大学、神戸大学、名古屋大学、福井大学、徳島大学 <大学> 東京大学、東京理科大学、千葉大学、京都大学、大阪大学、大阪市立大学、神戸大学、筑波大学、名古屋大学、静岡大学、広島大学、福井大学、滋賀大学、香川大学、鹿児島大学、青山学院大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学、同志社大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学、山形大学、慶應義塾大学、学習院大学、九州大学、熊本大学、中央大学、明治大学、法政大、高知大学、都留文科大学、福井県立大学、岡山大学 |
以上の採用大学を見ると中にはレベルの高い大学からの採用実績もあります。
しかし、一概にそうとは言えないことも見て取れるでしょう。
そのため、就職活動においてはESや面接まで一つ一つ真摯におこなうことが重要です。
希望の職場で働けるように内定に向けて、企業分析や自己分析からしっかり取り組みましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、福井コンピュータホールディングスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はさほど高くないといえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 休日や残業などの勤務時間が標準的
- 福利厚生に関して独特なものがみられない
- 学歴に関係なく幅広い大学の人材を採用している
よって、採用フローに記載したESや面接を一つ一つしっかりクリアしていくことで、内定をもらうことは十分に可能であると考えられます。
この記事を参考にしながら企業分析や自己分析をおこないましょう。
そうすることで、内定をいただける可能性はかなり上がります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
福井コンピュータホールディングスは、建設業に特化したソフトウェアの開発・販売・サポートをおこなうIT業に属する企業です。
建設の中の、測量や土木向け、住宅から大規模ビルに使用するCADやBIMシステムの開発・販売・サービスまでを自社で一貫して行っています。
建設業の人材不足などの解決に向け、ICT技術を通して貢献しています。
福井コンピュータホールディングスはここ5年で着実に業績を伸ばしており、これからも業績は上昇傾向にあると考えられます。
採用大学を見ると幅広く新卒者を採用しています。
そのため、事前にしっかり対策を行い面接に進むことで内定獲得の可能性は十分にあります。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。