【2留は勝ち組になれない?】「2留」学生の就活の実態や成功させるためのポイントについて徹底解説します!
2024/3/25更新
はじめに
本記事では、大学生活で「2留」を経験している方向けに就職活動を解説していきます。
「2留って就職活動に不利に働く?」
「2留した学生の就職活動の実態を知りたい!」
「2留した学生が入りやすい業界ってある?」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
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大学生における「2留」の立ち位置
大学生活で「2留」を経験した学生は、
- 意外と自分の周りは2留が多いな
- みんな1留で卒業しているのに自分だけ2留してて恥ずかしい…
など自身の所属するコミュニティによって2留に対する印象が分かれるため、ここでは大学生活において「2留」を経験する学生の立ち位置について解説します。
大学生をターゲットに多くの記事を掲載するサイト「大学生のよみもの」では、文部科学省が発表したデータをもとに、留年について下記の記載があります。
【大学生の留年する割合について】
- 4年で卒業(留年なし):80%
- 1留:7%
- 2留:2%
- 3留以上または中退:11%
引用ページ
大学の留年率は何割?留年する「理由」「条件」を徹底解説 | 大学生のよみもの
上記の内容を踏まえると、50人のうちに1人が「2留」経験者になることが分かります。
日本一入学者数が多いと言われている「日本大学」の場合は入学者が毎年6~7万名、2位の「早稲田大学」の場合は毎年4~5万名の方が入学すると言われているため、特にマンモス校と称される大学の場合「1,000名前後」が2留経験者になる計算になります。
学生によっては「2留の学生って意外と多い?」と感じるかもしれませんが、所属する学部によって卒業するための難易度に差がある現状があります。
例えば文系よりも理系の方が卒業のための単位取得が難しく、中には留年率が全体の30%近くに上るケースがあると言われています。
また文系の中でも「法学部」は授業日数が他の文系学部に比べて多く、また課題も難しい内容が多い傾向があるため留年する学生が多々います。
他にも「国際系」の学部は「海外留学」を必修科目とする大学も一定数あるため、そもそも卒業までに留年が必要なパターンもあります。
そのため留年をする理由は様々ありますが、「2留」する学生という点に絞ると、多くは「学生自身の怠惰」や「インターンシップや部活動を優先する」などが主な理由になり、具体的には
- 大学をサボって趣味に没頭してしまう時期があった
- 学部での友達が少なく、1人で授業を受けるのが精神的にキツかった
- テスト勉強をサボる
- 朝起きられない
- インターンシップで戦力として働いているため、授業への出席がそもそも難しい
などが挙げられると考えられます。
参照ページ
2留は意外と問題ない?2留の就活の実態
上記では留年する理由は様々あることを解説しましたが、実際に2留をしてしまった学生は就職活動で不利になるのでしょうか。
その回答に関しては「留年理由によっては不利になるケースもあるが、不利にならないことも多々ある」ということになります。
また留年した理由が第一に重要になるという内容のため、「自分の怠惰で2回も留年している場合は、就活でも不利に働いてしまうのかな…」と思う学生もいるかもしれません。
しかし、当事者である学生ほど「2留」であることを企業側は問題に感じていないケースが多々あります。
実際にX(旧:Twitter)では2留している就活生が就職活動で問題なく成果を出しているポストが多々あったため、下記で紹介します。
2留学生の就活成功事例①
第一志望の企業から内定を貰うことができました!2留でも就活には影響ありませんでした。Twitterやマッチャーを通して応援してくれた方、なによりもきゃりぷらのみなさんには本当にお世話になりました。就職活動を通して関わってくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございました
引用ページ
2留学生の就活成功事例②
キタアアア!
2留就活勝ちましたわよ!!
なんだかんだで1留より良いところ決まったのでまあ良し。
最終結果は大手4社内定。
多留の後輩に明るい未来を示せたかな…?
引用ページ
2留学生の就活成功事例③
2週間ほど前に受けた最終面接2社両方から内定貰えました!🤗🤗🤗
今年の2月に2留が決まり、24卒として2回目の就活をすることになって絶望的でしたが、最後まで粘ったおかげで「こっからっす🫵」を体現できました!
ESを添削とか模擬面接とか色々相談に乗ってくれたffの皆さんありがとうございました!
引用ページ
2留学生の就活成功事例④
多浪の就活
・二浪以上でも大手就職は可能
・浪人よりヤバいのは留年
・かといって2留大手もいる
・結局はそのひと次第
・多浪は転職に響く
こんな感じらしい
引用ページ
成功事例に絞って記載しましたが、中には2留で就職活動に失敗した方のツイートもあり、その多くは「就職活動において十分な対策ができなかった」ことが原因になるケースが多く確認できました。
参照ページ
面接官が2留の理由を質問する理由
上記では、X(旧:Twitter)のポストなどを参考にしながら「2留」であることが必ず就職活動で不利になるわけではなく、あくまで就職活動の結果は「本人次第」になることを述べました。
しかし現実として、採用面接の際には100%といっても差し支えないほど「なんで2回も留年しているの?」という質問を受けることになります。
そのため、2留した学生は志望企業から内定をもらうために「2留した理由」を面接官が納得するような内容で回答していく必要があります。
そして面接官を納得する理由を探していく前に、まずはそもそも「なぜ面接官は2留した理由を質問する?」という点について抑えていく必要があります。
ここでは、その理由として考えられる内容を紹介していきます。
学生の「人となり」を理解するため
面接官が2留の理由を質問する理由の1つ目は、「学生の人となりを理解するため」です。
留年をした理由を確認することで、ある程度の人となりを把握することができると考えられます。
例えば、留年した理由が「海外留学」「部活動」「インターンシップ」など、学生自身が立てた目標に向かって全力で取り組むべく留年したということであれば、面接官側はプラスの評価をしてくれる可能性があります。
一方、「それって留年する必要ないよね?」と捉えられてしまうような中途半端な内容を述べてしまった場合は、面接官側は「この学生はだらしない」というような内容で人となりを判断していくことに繋がります。
留年経験からの学びを確認するため
面接官が2留の理由を質問する理由の2つ目は、「留年経験からの学びを確認するため」です。
面接官は留年する理由を把握し、そのうえで「何を学び、社会人生活でどのように生かしていくか」という点まで確認することで留年経験の良し悪しを判断していきます。
そのため、2留していても就職活動を成功させることができた学生の多くは留年経験を通して自身を成長させ、今後に生きるような学びがあったという点まで明確に話すことができていると予想できます。
学生の体調面の把握
面接官が2留の理由を質問する理由の3つ目は、「学生の体調面の把握」です。
留年理由の中には「心身の不調」が原因となる学生もいるため、実際に企業で働く際にマイナスになるような心身の状態でないかを見極めるために質問するケースがあります。
参照ページ
2留の学生の留年理由の回答例2選
一般的に学生が負い目に感じる「2留」について、企業側はさほど不利に扱わない傾向が強い一方で、実際に面接時で学生が留年理由についてネガティブな雰囲気で述べてしまうと、無条件で2留した点がマイナス評価に繋がってしまいます。
そのため、学生は、企業側に2留したことが不利にならないような言動・振る舞いを就職活動でしていくことが重要になります。
そのためここでは、先ほど記載したような面接官の「2留理由の質問意図」を踏まえて、留年を説明する時のよくある理由について2つの例文を紹介していきます。
留年の理由①海外留学
私が留年した理由は、カナダに1年間留学したためです。 大学入学当初から、どうしても留学して知見を広めたり、英語力に磨きをかけたいと考えていました。 大学2年次にカナダ留学が実現し、学生寮では多国籍の寮生の中で多様な価値観や文化に触れ、多角的な物の見方ができるようになりました。 また、授業でも最初は先生の英語についていけませんでしたが、徐々に聞き取れるようになり、分からない点はクラスメイトに確認するなどして、無事に単位も取得できました。 なお、不足している単位は前期ですべて取得する目途が立っています。
引用ページ |
留年の理由②部活動
私が留年した理由は、学業よりも部活動に取り組む時間の方が多くなってしまったためです。 私は大学の4年間、ラグビー部に所属していました。 そして私の所属していたラグビー部は、毎年全国大会を狙うようなチームであったため、日々熾烈なレギュラー争いが行われ、部活動に対して気が抜ける瞬間がほとんどありませんでした。 それ故全国大会の出場メンバーを狙って、過酷な練習を続けていました。 その結果、大学での勉強が不十分になってしまい、留年することになってしまいました。 今後はこのようなことがないように、自己管理と優先順位の整理を徹底し、やるべきことをきちんとやれる人間になります。 また入社した後は、これまでラグビー部で培ってきた体力や精神力を発揮し、どんなタフな仕事にも積極的に臨んでいきたいと思っています。
引用ページ |
2留でも採用されやすい業界ってある?
2留については、度々「学生次第で有利にもなり、不利になる」点を述べてきましたが、実際に2留の場合は業界ごとで寛容であったり、厳しく判断される傾向があります。
そのため下記では2留の学生が採用されやすい業界や、逆に内定獲得が難しいとされる業界について記載していきます。
2留でも採用されやすい業界①専門商社
2留でも採用されやすい業界の1つ目は「専門商社」です。
専門商社の「海外志向」な点が2留に対して寛容にしていると考えられます。
商社の場合は、ビジネスを創出できる拠点で積極的に事業を展開していくことから、中にはいきなり海外に駐在することになる社員が発生するケースがあります。
そして縁もゆかりもない拠点で成果を残せるのは「徹底的に物事に打ち込める人物」である必要があるため、例えば部活動やインターンシップなどに没頭して2留した学生は、専門商社のビジネスモデルと合致する性質があるといえます。
【専門商社の例】
- メタルワン
- 伊藤忠丸紅鉄鋼
- 伊藤忠エネクス
- 阪和興業
- 長瀬産業
2留でも採用されやすい業界②ベンチャー企業
2留でも採用されやすい業界の2つ目は「ベンチャー企業」です。
ベンチャー企業の場合は、ポテンシャルを秘めた学生ではなく「即戦力」になる人材を採用したい企業が多々あります。
そのため、「2留している」という事以上に企業に貢献できる能力を持っている点を明確に示すことができれば、内定獲得することができると考えます。
【ベンチャー企業の例】
- シンプレクス
- DYM
- ネオキャリア
- グリー
- ミクシィ
2留でも採用されやすい業界③保険の営業職
2留でも採用されやすい業界の3つ目は「保険の営業職」です。
保険の営業職で、かつ「完全歩合制」など成果主義の給与体系を使用する職種の場合は、能力や人物像を重視して採用を決定する傾向が強いため、2留であることは大きく影響しないといえます。
一般的に完全歩合制を採用する企業は「外資系」の企業が多く、面接時には「営業として大きな成果を残せる」可能性を大いにアピールすることができれば内定獲得が大きく近づくといえます。
【保険の営業職の例】
- プルデンシャル
- ジブラルタ
- チューリッヒ
- アフラック
- メットライフ
参照・引用ページ
2留が就職しづらい業界とは?
続いて、ここでは「2留が就職しづらい」と考えられる業界について紹介していきます。
2留が就職しづらい業界①財閥系企業
2留が就職しづらい業界の1つ目は「財閥系企業」です。
財閥系企業の特徴は、
- 年功序列で従業員が多い
- 超大手企業が多く、給与も高水準
- 現代においても「学閥」の概念が残っている組織もある
などが挙げられ、倍率もとても高いような人気企業が多いです。
この場合、「大学生の生活で全く問題のない、優秀な学生」が少ない内定枠を争うことになり、かつ学閥などの文化がある場合は「経歴」に関わる内容も評価対象になるため、2留の学生は「2留」という点が理由でエントリーシートも通らない可能性が高いです。
2留が就職しづらい業界②銀行
2留が就職しづらい業界の2つ目は「銀行」です。
銀行は特に「真面目で勤勉な社員」が多く、真面目な性格であれば「2留」という結果にならないはず、という思考を企業側が持っている可能性があります。
現に複数のサイトで多留の学生は銀行や信用金庫への就職は諦めるべき、というような記載がされています。
参照・引用ページ
多浪・多留に甘い業界・会社ランキング | 留年就活.com ~浪人・留年生のための新卒就活サイト
【就職できない?】2留の就活への影響 | 2留就活成功のためにすべきことも | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト
留年回数よりも「年齢」が就活に影響を与える?
上記では、2留の場合に入社しやすいと考えられる業界と、入社が困難な業界について解説しました。
その上で、2留している学生も「年齢」で複数に分類でき、2留を迎えた時の年齢によっては「就職活動で結果を残す事が困難」と言われているケースがあります。
それは「25歳以上の2留学生」です。
2留を25歳時に迎えるケースは、「浪人を経て大学に入社している」学生が当てはまります。
25歳の場合は、エントリーシート提出の段階ですでに不採用になってしまうケースが多発するケースが確認できています。
特に日系の大手企業で顕著にその傾向が強まるようで、理由の1つに「年功序列の組織体制の確立」が挙げられます。
年功序列という風土で上手くやっていける人物は「人生で敷かれたレールにのうえを乗り続けることに適性がある」特徴に当てはまる事が多く、2留を経ている25歳の場合は「レールに乗っていく意識が低い」と企業側から判断されてしまいます。
浪人はとても辛い期間であるため、浪人時代に頑張った反動で大学生活が怠惰になることもありますが、大学生活の怠惰が理由になってこの先長い人生を棒に振ってしまうこともあるため、注意が必要です。
また「2留の25歳」が就職で不利になりうるという内容のため、例えば一浪を経て大学入学し、大学院まで通われた25歳の学生は、経歴が理由で就職活動が不利になることはないといえます。
参照・引用ページ
まとめ
本記事では、【2留は勝ち組になれない?】「2留」学生の就活の実態や成功させるためのポイントについて徹底解説します!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
2留で卒業する学生は学生全体の「2%」程度で少数派ということも相まって、「就職活動は2留が原因でうまくいかないかもしれない…」とネガティブな気持ちになる学生は少なくありません。
しかし本記事で示した通り、実際に学生が心配するほど企業側が2留であることを大きく問題視しているわけではなく、かつ2留をしても就職活動を成功させた学生も複数確認できています。
そのため、第一に重要になるのは「2留した理由・2留経験からの学び」などをポジティブに話していくことが求められます。
そのため、
- 2留したからこそ自身の「〇〇力」が身に付いた
- 2留経験で培われた「〇〇力」は貴社の~な社風に生きると考える
など、2留により人生が豊かになった印象を持ってもらえるような回答ができればベストといえます。
就職活動で成功した2留学生は特に上記で記載したような内容を的確に述べることができていると考えられるため、現在就職活動に取り組む2留学生は本記事を参考にしながら徹底的に対策を行っていきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。