【就活対策】自身の「〇〇力」を見つけたい学生必見!長所の見つけ方・回答例や好印象な回答方法を徹底解説!
2024/3/25更新
はじめに
本記事では、就職活動で面接官に説明するときが必ず訪れるであろう自身の「〇〇力」について詳しく解説していきます。
「面接官が〇〇力を質問する理由を知りたい!」
「面接時で長所を上手くアピールするときのポイントを把握したい!」
「企業の求める人物像に沿って自身の〇〇力を選ぶ必要は?」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
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就職活動における「長所」とは?
新卒の就職活動において、学生自身の長所(〇〇力)については必ずと言っていいほど企業側から求められる質問の1つになります。
またここでいう長所(〇〇力)とは、具体的には「学生自身が持つ、人となりや資質の面で優れている点」を指し、エントリーシートや面接時の多くで根拠をもとに自身の長所を論理的に説明していく必要があります。
長所(〇〇力)というと、例えば
- 傾聴力
- 行動力
- 継続力
など多くの言葉を連想することができますが、一方で実際に多くの学生が「自身の強みって何だろう…」と悩む現状があります。
理由の1つとして考えられるのは、多くの学生は他の就活生との「差別化」ができるような内容を見つけるべく、他人と比較する中で長所(〇〇力)を探そうとしている事が考えられます。
実際に上記のような方法で他者との差別化を図ることに成功する学生もいますが、他人と比べるとどうしても「自分のこの点が強みと思ったけど、~さんとか周りにすごい人いるしな…」などというネガティブな感情が足枷となって、堂々巡りを繰り返してしまいます。
そんな中、実際に面接を行うと似たような「〇〇力」を題材で話しても、高い評価を受ける学生と低い評価を受ける学生で二極化されます。
そして面接時に高い評価を得られる学生は、長所(〇〇力)などを説明する「自己PR」をはじめ、志望動機やガクチカを説明する時も「再現性」が高い内容で説明できている傾向があります。
再現性とは、具体的には下記の意味を持ちます。
- 科学実験などにおいて、所定の条件や手順の下で、同じ事象が繰り返し起こったり、観察されたりすること。
- 写真や印刷物、ディスプレーなどの画像出力装置における画質。とくに色や質感の正確さ、または意図したとおりの表現が実現していることを指す。
参照ページ
再現性(さいげんせい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 – goo国語辞書
就職活動における高い再現性とは、要するに「面接官がいかに学生が自社で働いた場合に、説明している「〇〇力」を発揮できる姿が鮮明にイメージできる」という内容になると考えます。
そのため、
- どのような場面で「〇〇力」を発揮し、結果どのようになったか
- どのように「〇〇力」が身についていったか
など、上記で挙げたような具体的エピソードをより分かりやすく、かつ論理的に説明していくことで、他の学生と差別化を図っていく必要があります。
企業が学生に「長所(〇〇力)」を質問する理由
上記では、就職活動における長所(〇〇力)は「いかに再現性の高い内容で面接官に説明できるか」が重要になることを説明しました。
ではそもそも、なぜ企業側は学生の長所(〇〇力)を面接時に質問し、再現性の高さで優劣を決めていくのでしょうか。
面接官側の意図を把握することで、学生側も自身の長所(〇〇力)を見つけ、説明する際に上手く取り組むことができると考えるため、下記で2点紹介します。
自身を客観視できているかを確認するため
自身を客観視できているかを確認したい理由は、
- 自己分析をもとにした説明になっているか
- 学生に客観的に物事を把握できる力がどれだけ備わっているか
という2点の項目を見極めていくための質問だと考えます。
1点目の「自己分析をもとにした説明になっているか」という点に関しては、徹底した客観的分析を行った結果に基づいた説明かどうかなどを確認することで、単純に学生の思い込みや誇張したエピソードになっていないか、などを把握したい意図があると考えます。
そして2点目で挙げた「学生に客観的に物事を把握できる力がどれだけ備わっているか」という点に関しては、ビジネスのあらゆる場面で「客観視する能力」が求められることが起因していると考えられます。
例えば営業の場面では商談で「相手が何を考えているか」という潜在的なニーズを読み取るための客観視する力が役立ち、またチームでプロジェクトを進めていく場合にもメンバーの心情や思考を読み取っていくことは、よりチームの力になっていける1つの要因になります。
また人間は一般的に他人のことは客観視できるのに、自分の事になると「主観的」な判断が優先される傾向があるため、学生にあえて客観視が難しい「自分のこと」を説明させて「客観視する力」を判別しているとも考えられます。
学生の能力が自社とマッチしているか見極めるため
同じ業界に属していて、同じような事業を行う企業でも会社の方針が異なるため、社風も企業ごとで様々で求める人材も変わる場合があります。
そのため、例えば「営業力」を売りにしたい企業の場合は「営業で成果を出せる強みかどうか」を重視し、また「チームワーク」が売りの企業は「協調性」や「コミュニケーション力」を学生に求めていき、そのような「社風」に見合った学生課を見極める意図があると考えます。
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自身の「〇〇力」を見つける方法
先ほどは、面接官が学生に長所(〇〇力)を質問する理由について記載しました。
そしてここでは、質問する側の意図を踏まえたうえで「どのように自身の強みを見つけていくか」という点について、3つの方法を解説します。
成功体験を深掘りする
自身の〇〇力を見つける方法の1つ目は、「成功体験を深掘りする」という方法です。
物事を成功させているということは、成功までのプロセスで自身の良さを発揮できていると考えることができます。
またここでいう成功体験は、例えば「甲子園出場」「テストで学年一位」など大きな成功体験に限らず、「寝る前の5分間の勉強を1週間続けることができた」など小さな成功体験も対象にしましょう。
そして、成功に対しては
- なぜ成功できた?
- 取り組みの中で自身のどんな性格・価値観が良い影響をもたらした?
- そもそもなぜこの目標を成功させたかった?
など、可能な限り深掘りしていくこととより自身の納得がいく「〇〇力」が見つかると考えます。
自身の「弱み」から逆算する
自身の〇〇力を見つける方法の2つ目は、「自身の弱みから逆算する」方法です。
先ほど「人間は自身のことになると客観的でなく「主観的」な判断が優先される」という特徴を説明しました。
そして例えばよく長所で用いられる「好奇心旺盛」という言葉について、良く言えば「行動力がある」「変化に対して前向き」といえ、悪く言えば「飽き性」「計画性に欠ける」といえるなど、場面場面によって一般的に長所と言えるような点が、短所になるケースも多々あります。
上記で挙げたような、
- 自身のことになると主観的になってしまう
- 長所が短所になるケースがある
という点を踏まえると、自身が「弱み」と思ってたことが実は特定の場面では長所になっていることも期待できます。
他己分析をする
自身の〇〇力を見つける方法の3つ目は、「他己分析をする」方法です。
自身の普段の様子を良く知っている他人から、自身の良い点・悪い点を解説してもらう分析方法を「他己分析」と呼びます。
また自身を良く知っている他人とは
- 親友
- 家族
- バイト先の同僚
などが挙げられます。
上記で挙げた方々と面と向かって他己分析をしてもらう方法もありますが、本人が直接いると他己分析する側が説明しずらい可能性があります。
その場合は携帯で簡単に答えられるような「他己分析診断ツール」も数多くあるため、時間があるときに答えてもらう方法をとることも効果的です。
面接時に長所(〇〇力)をアピールする際のポイント
上記では、実際に「長所(〇〇力)」を見つける方法について3点紹介しましたが、自己PRで高い評価を得るためにはエピソードの再現性に加えて「面接時の言動・振る舞い」がとても重要になります。
そのため、ここでは面接時に長所(〇〇力)をアピールする際のポイントについて3点紹介していきます。
結論ファーストで、かつ具体的エピソードを交えて話す
面接時に長所(〇〇力)をアピールする際のポイントの1つ目は、「結論ファーストで、かつ具体的エピソードを交えて話す」という点です。
結論ファーストで話を展開していくことは、聞き手がおおよその話の展開をイメージでき、ストレスなく話を聴くことができることに繋がります。
また実際に話すエピソードについては「自身の実体験」をもとに、そしてできる限り数字などの定量的な要素を交えて話していくことで、より結論部分に説得力が生まれていきます。
優秀な社会人はこのように結論ファーストで話し、かつ相手に分かりやすく説明するための「言葉選び」ができる特徴があるため、学生自身も結論ファーストで話を展開していくことを意識して、面接官に「優秀な学生」だと思ってもらえるようにテクニック面も磨いていきましょう。
ネガティブな要素を控える
面接時に長所(〇〇力)をアピールする際のポイントの2つ目は、「ネガティブな要素を控える」という点です。
先ほどは「短所からの逆算」を長所(〇〇力)を見つける方法の1つとして紹介しました。
そして実際に短所になった経験がきっかけで〇〇力を見つけた場合でも、面接官に説明する時には〇〇力を裏付けるエピソードは「〇〇力が長所として生きた経験」を話していきましょう。
あくまで〇〇力を問う場合、面接官は「学生の良い点を会社でどう生かせるか」という視点を持って質問しているはずのため、会社で活躍する姿を面接官に連想させることができるような「ポジティブ」な内容を多く提示していく必要があります。
会話のキャッチボールを意識して回答していく
面接時に長所(〇〇力)をアピールする際のポイントの3つ目は、「会話のキャッチボールを意識して回答していく」点です。
学生の中には、いざ面接になると緊張してしまい質問で聞かれたこと以外の内容を多く話してしまうケースがあります。
そのため、質問に対して正しく、かつ簡潔に回答することを意識して面接官と「会話のキャッチボール」ができるよう練習をしていきましょう。
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選考において、どのように面接対策を立てるのは難しいですよね。
そんな方にピッタリの面接頻出質問集を用意しました。
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就職活動で使える「〇〇力」
ここでは、実際に就職活動で使用することができる「〇〇力」について紹介していきます。
まずは、「〇〇力」について2006年に経済産業省が「社会人基礎力」として
- 3つの能力
- 12の要素
と称して「〇〇力」を掲げていたため、下記で紹介します。
1. 前に踏み出す力
- 主体性
- 働きかけ力
- 実行力
2. 考え抜く力
- 課題発見力
- 創造力
- 計画力
3. チームで働く力
- 発信力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 状況把握力
- 自己規律性
- ストレスコントロール力
引用ページ
社会人基礎力とは?3つの能力・12の能力要素・3つの視点を解説 | IKUSA.JP
また、就活サイト「就活GrowUpブログ」でも就職活動で使える「〇〇力」が紹介されていたため、下記に記載していきます。
No | 〇〇力 | 意味 |
1 | 試行力 | 自分で色々と試行錯誤しながら物事を進めることができる力 |
2 | 変革力 | 常に新しいものを取り入れたり、変えていくことができる力 |
3 | 機動力 | 状況に応じて機転を利かせた判断行動ができる力 |
4 | 発想力 | 既成概念にとらわれることなく物事を考えることができる力 |
5 | 計画力 | 情報を整理して物事を段取りよく進めることができる力 |
6 | 分析力 | 本質を捉えようと深く掘り下げて考えることができる力 |
7 | 推進力 | 目的意識を持って、ゴールへと推し進めることができる力 |
8 | 確動力 | 計画したことに対して、着実に実行することができる力 |
9 | 決断力 | 一度決めたら最後まで貫く潔さで行動できる力 |
10 | 冒険力 | 新しいことに対して危険を恐れず挑戦することができる力 |
11 | 瞬発力 | 臨機応変に、かつ集中的にパワーを発揮することができる力 |
12 | 持続力 | 長期間継続してひとつのことに取り組むことができる力 |
13 | 忍耐力 | 苦しみや辛い状況を受け入れることができる力 |
14 | 説得力 | 相手に対して、自分の考えを理解納得させることができる力 |
15 | 主張力 | 周囲に対してオープンに自分の考えを発信することができる力 |
16 | 傾聴力 | 相手の意見や要望に真剣に耳を傾けることができる力 |
17 | 統率力 | 集団をまとめていくことができる力 |
18 | 協調力 | 周囲との調和を図りながら物事を進めることができる力 |
19 | 受容力 | 相手に共感し、受け入れることができる力 |
20 | 説得力 | 相手に対して、自分の考えを理解納得させることができる力 |
引用ページ
「〇〇力」を使った例文3選
上記では実際に就職活動で使える「〇〇力」について紹介しましたが、以降では実際に「〇〇力」を用いた自己PR文について紹介していきます。
「〇〇力」の例文①確動力
私には分野に捉われない「確動力」がある ある時点で物事が上手くいかなくても将来的に目標を達成できるよう、どの分野においても共通して以下2点を実践している。 ①積極的に行動し、取り組みにおける良かった点と悪かった点や、その結果になった理由を自身で分析。 またどんなに小さな進歩も成功体験と捉え、1つでも多く発見できるよう努める。 ②自身で分析した結果をその分野で成功している人に伝え、助言を求める。 このように「成長の実感」と「客観的な現状把握」が、成功するイメージを持ちながら継続して努力できる要因の1つになっている。 結果的に 4 種のスポーツで県大会出場以上を達成している。 |
「〇〇力」の例文②計画力
私の長所は、目標に向けて計画を立て、確実に達成する計画力である。 私はTOEICのスコアが現在750点だが、初めて試験を受けたときは400点だった。そのため、半年間で点数を350点あげるための計画を立てた。 大学もあったため、授業の隙間時間や通学時間も計画に入れたことが正確な計画を立てられたポイントだと考えている。 時間と範囲を細かく決めて勉強することで、気が向かずに勉強しないことも防ぐことに成功。 結果、半年後の試験で750点の点数アップを達成した。 貴社に入社したら、この計画性を活かし目標に向かって着々と進んでいけるように、邁進する所存である。
引用ページ |
「〇〇力」の例文②柔軟性
私の長所は、どんな状況下でも適切に対応していく柔軟性である。 これは早朝に行っている仕分けのアルバイト経験に基づく。 働いている方は学生だけではなく、副業として働く会社員・主婦の方・年上の方など様々だ。 目的はスピード感を持って正確に仕分けを行なうことだが、立場や年齢などから異なる意見が出ることが多くあった。 そこで、それぞれの方の主張を聞き、立場を尊重しつつも、効率的に成果を上げられるよう柔軟性を持って接することに徹した。 その結果、みんなが自由に意見できる職場環境となり、仕分けスピードは20分速くなった。 御社でもこの柔軟性を活かし、その場・その人に適応した行動を取ることで業務の円滑化を図っていく。
引用ページ |
企業の求める人物像と同じ内容で「〇〇力」を選ばないといけない?
企業の多くは、採用における「求める人物像」について新卒採用ホームページに記載していますが、その内容と全く同じ内容で自己PRで「〇〇力」を述べていく必要はないと考えます。
理由は2点あり、具体的には以下になります。
- 全ての新入社員の強みが同じだった場合、組織としての成長がなくなるため
- 自身の「本当の〇〇力」が活かせる企業で働くことが、充実した社会人生活に繋がると考えるため
常に変化し続ける現代社会で価値をもたらすサービスを提供するために必要なことの1つとして、社内で「様々な能力点価値観を持った社員がお互いを尊重し、協力していく」ことが挙げられます。
そのため、求める人物像と全く同じ内容でなくても魅力的な「〇〇力」を持っていると判断された学生は、「新しい風を企業にもたらしてくれる」という期待のもと、積極的に採用されていくと考えます。
また就職活動の段階では「ネームバリュー」「大企業」という点を重視する傾向があるものの、いざ就職した社会人の場合は、仕事の中で自身の強みを活かせている方が伸び伸びと生活すしているケースが多々あります。
そのため、「自分らしさを一番アピールできる〇〇力で面接に通らなかったら、その企業と自分はマッチしていなかったんだ」というくらいの気持ちで、自信を持って就職活動に挑むことをオススメします。
何度も挑み続けることで、きっと「自分らしさ」を評価してくれる企業が見つかるはずです。
まとめ
本記事では、【就活対策】自身の「〇〇力」を見つけたい学生必見!長所の見つけ方・回答例や好印象な回答方法を徹底解説!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
自身の納得のいく「〇〇力」を見つけ、かつ納得する内容で具体的に説明できるようになるには、学生によってはかなり時間がかかるかもしれません。
しかし、自己分析や面接の中で実際に述べていくなどの「経験」を積み重ねていき、また結果を受けて試行錯誤していく中で自身のより納得のいく「〇〇力」が見つかっていくはずです。
そのため就職活動は辛い時期もあると思いますが、粘り強く就職活動に取り組んでいきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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