【就活】企業選びの軸や基準は?14個のポイントを紹介
2024/8/24更新
はじめに
「あなたの企業選びの軸は何ですか?」面接でこのような質問をされた方も、多いのではないでしょうか?
企業選びの軸とは、つまり、企業を選ぶ基準のこと。
なぜ繰り返しこの質問が問われるのかというと、企業にとっては、「この学生の価値観が企業に合っているだろうか、長く働いてもらえるかどうか」を推し量るうえでの、一つの指標となるからです。
しかし、なかには「なんとなくそれっぽいことは答えられるけれど、そこまで深く考えたことはない」という方も、意外と多いのではないでしょうか。
今回の記事では、選考対策として改めて考えたい企業選びの軸を固める重要性や企業選びの軸、企業選びの軸の固め方について紹介していきます。
企業選びの軸をしっかり決めておくことで、自分がどのような企業を選べばよいのかはっきりし、就活も進めやすくなるでしょう。
この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 就活の際の企業選びについて知りたい
- 企業選びの基準について知りたい
- 企業選びを失敗したくない
企業の選び方に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
ほかにも企業選びについての記事がありますので、ぜひご覧ください。
4泊5日の上京就活を応援!満員御礼の就活イベントを今年も開催!
宿泊費完全無料、東京までの交通費補助で負担を減らせます!
最大25社の優良成長企業と就活仲間に出会えるので、今から就活する学生は必見です!
あきらめないで!25卒も優良企業に出会えるチャンス!
夏採用に動き出す首都圏の優良企業を、就活ハンドブック独自にご紹介!
次こそうまく進めたい就活生に、専任のキャリアアドバイザーがつきます。
ぜひ、いまの不安をぶつけてみてください!
二人三脚で就活をサポートするので、就活をやってこなかった人も必見です!
企業選びの軸を固める重要性
企業選びの軸を決めることが重要な理由。
それはズバリ、入社後「自分のイメージと違っていた」「こんなはずじゃなかった」などというギャップを少なくするためです。
例えば、同じ職種や業種であっても、企業によって社風や雰囲気などはかなり違いますよね。
長く会社に勤めるのが良いことだとは必ずしもいえませんが、「せっかく苦労して内定を勝ち取り、入社した会社をすぐに辞めてしまう」なんて事態は、できれば避けたいはず。
どのような企業が良いのかという価値観は、ひとそれぞれ違います。
ですが、自分に合った企業でやりがいをもって働き続けるためには、この企業選びの軸を固めておくことが重要です。
そのように、しっかりと自分の基準に沿って企業選びをしっかりしておけば、入社後のギャップを最小限に抑えることも可能になるでしょう。
また、この軸が定まっていないと、面接官から「熱意がない」「流されやすい人なのかな」と見なされてしまうことも。
自分も納得がいき、面接官も納得させられるような基準や軸を、必ず持っておくようにしましょう。
ほかの企業選びについての記事もぜひご覧ください!
企業を選ぶ前に
企業を選ぶ前に気をつけておいたほうが良いことを紹介します。
どんな仕事がしたいか
どんな仕事がしたいかも重要なポイントです。
ここが合っていないと、納得がいかず、いつか転職を考えてしまうものです。
そのため、自分が本当に就きたい仕事や職種は何かよく考えましょう。
昔からの夢などを思い出してみても良いでしょう。
自己分析などを詳しくすることが重要です。
下記の記事では、自己分析の仕方やそれに合った仕事について書かれています。ぜひ、お読みください。
できる仕事、やりたい仕事から考える
できる仕事、やりたい仕事から考えると良いでしょう。
まずはやりたい仕事を考えて、その後に可能な仕事を考えます。
やりたくて可能な仕事を選びましょう。
週末休み、転勤なしなど譲れない部分を決める
給料や福利厚生など、譲れない部分を決めましょう。
週末の休み、転勤がないなど一番大切だと思う部分を決めます。
ある程度、妥協しないで決めると良いでしょう。
ここが合っていないと不満が出て、満足して働けない場合があります。
絞って第一志望から受ける
受ける企業を絞って、第一志望から受けましょう。
妥協して受けても満足行く結果にはなりません。
第一志望を後回しにして、先に内定が出たところで働き、年月が過ぎてしまうと後悔につながる場合もあります。
他にも企業選びについての記事を書いていますのでぜひご覧ください!
企業選びの基準14選
では、企業選びの軸はどのような基準で固めていけば良いのでしょうか。
まずは、次のような項目に関する点から考えてみると、分かりやすいかもしれません。
もちろん、これから紹介するものがすべてではなく、ほかにもさまざまな切り口がありますので、あくまで参考程度に。
年収
お金、つまり年収のことを指します。
何歳で、いくら稼ぎたいという希望もあるでしょう。
このお金について考える場合、重要になってくるのは業界の選択です。
そもそも給与というのは、企業の利益から出されるものです。
したがって、利益率が高い商品を扱っている業界、すなわち不動産業界や外資系金融業界、コンサル業界、商社業界などの給与は高い傾向にあります。
業界によって平均年収は大きく異なるので、しっかりと調べましょう。
また、単なる給与だけではなく、賞与や住宅手当といったお金にも注目しましょう。
住宅手当は企業によって条件は異なりますが、かなり負担をしてくれる企業もあります。
下記の記事では教育業界での年収ランキングを発表しています。ぜひ、参考にしてみてください。
福利厚生
日々の労働時間や普段の休暇制度の面についても、考える必要があるでしょう。
この点に関しては、日々の自分の生活に対して直接的に関わってきます。
例えば残業時間が長かったり、接待が多かったりすると、自分の自由な時間が確保できずにストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。
また、将来を見通し、特に長く働きたいと考えている人には、育児や介護に関する休暇制度についても、注目しておいたほうが良いでしょう。
企業選びの基準に、このような福利厚生を気にすることは重要です。
しかし、企業選びの軸として「福利厚生」と答えてしまうと、あまりに抽象的すぎますし、福利厚生が良ければどこでもいいのかというと、そうでもないはずです。
企業選びの軸は、そのまま福利厚生と答えることはできれば避け、「そのうえで何を大切にしているのか」についても、必ず言及するようにしましょう。
福利厚生についてもっと詳しく知りたい人はこちら。
人・社風
企業でどんな人が、どのような雰囲気で働いているのかということを確認しておくことは非常に重要です。
というのも、実際の企業の様子は、外からではなかなか分かりづらい部分が多いからです。
企業の社風が自分と違っていると、働くこと自体がつらくなってくるかもしれませんし、「もうこんな企業辞めたい」と気分が落ち込んでしまいがちに。
企業の実際の雰囲気や社風、なかで働いている人の様子を探るためには、説明会やOB訪問などの機会を利用し、実際に職場に行ってみるのが良いでしょう。
そして、社員の方に社風が分かる質問をしてみたりと、積極的に第三者を活用し、文字だけでは見えないリアルな部分もきちんと理解しておくようにしましょう。
スキルアップ
その企業で働くと、どのようなスキルが身につくのか、自分がいかに成長できそうかという観点からの軸選びも良いでしょう。
この点について考えるためには、企業研究と自己分析をする必要があります。
どちらのこともしっかり理解をしたうえで、両者を照らし合わせ、自分がどのような仕事に関わり、どんな自分になりたいのかを考えるのです。
企業のことだけではなく、自分自身にも目を向けて考えていく必要があります。
企業の強み、将来性
企業の強みや将来性も重要なポイントです。
気になる企業の強みは何か、将来性はあるかも考えるようにしましょう。
将来性のない企業に入ると、のちのち大変になってしまいます。
企業の「今」だけに注目するのではなく、将来にも注目してみましょう。
企業に入社するということは、基本的には「その先数年、あるいは数十年働いていくということを見据えて就職する」ということになります。
企業も社会も変わっていきます。
その企業の強みや、業界の中でのポジション、将来性に注目しておくことは、自分の身を守るためにも、最低限抑えていきたいところです。
例えば、現在の企業規模が小さかったとしても、伸びて行く業界であればこれからどんどん規模が大きくなる可能性があるかもしれません。
また逆に、厳しいようではありますが、これから先あまり伸びしろが見込めないようであれば、思い切って違う選択肢を考えておくことも必要になるでしょう。
説明会で、企業の売上や利益率の推移、ビジネスモデルについて知る機会もあります。
その企業の現在の姿だけではなく、これからどうなっていくのかという点について理解しておくことは、企業選びの軸として必ず抑えておきたい重要なポイントであるといえます。
ワークライフバランス、勤務形態
ワークライフバランスがしっかりしているか、勤務形態についても調べましょう。ワークライフバランスはしっかりと休みがあるかなどです。
さらに、仕事内容がきつすぎないかなども見ましょう。
仕事量が多すぎる職場では、同じ休みの日数でも疲れてしまう場合があります。
残業時間を見て、平均より多すぎないかなど確認しましょう。
仕事とプライベートのバランスが良い企業が良いといわれています。
評価制度、昇進もあるか
評価制度はしっかりしているか、昇進もあるかなども確認が必要です。
どんなに頑張っても評価制度がなく、上司の好き嫌いで判断される企業では疲れてしまいます。
口コミや外部からの評価を見て、比較的正当に評価をくれる企業かを確認しましょう。
企業の安定性
企業の安定性も大切です。
安定的に仕事があるか、今までも安定して、これからも安定して仕事があるのかなど。
企業の資産表などを見るのも良いでしょう。
また、口コミを確認するのも良い方法です。
業務内容
業務内容に不満はないか確認しましょう。
例えば同じ事務職でも仕事内容は、企業によっても違う場合があります。
そのため自分に合わない業務が含まれていると働くのが苦痛になってしまいます。そうならないためにも、職種のみ確認するのではなく、業務内容についても確認しましょう。
勤務地、転勤
勤務地や転勤についても調べましょう。
勤務地が近くでも転勤があると、大変な場合があります。
転勤が可能かよく考えて応募しましょう。
またどの程度の転勤があるか確認すると良いでしょう。
転勤がありの場合でも、数年に1回ほどの場合や、数カ月に1回など多い場合もあります。
企業の規模
企業の規模も大切です。
大企業のほうが給料やボーナス、待遇は良い傾向にあります。
また、中小企業にしかないメリットもあります。
幅広い職種の選択肢があるなど。
新卒の場合、大手企業にも入りやすいので後悔しないためによく考えましょう。
経営理念、企業の方針
経営理念や企業の方針も大切です。
経営理念に賛同できなかったり、企業の方針が自分の考えとずれていると不満が出るものです。
企業の理念や社長の方針に賛同が可能かというのも大切なポイントです。
企業のホームページで社長のメッセージなども確認すると良いでしょう。
社会貢献度
企業や職業の社会貢献度も大切です。
社会貢献度はやりがいにつながります。
社会貢献度や、やりがいが少ないところですと満足度につながりません。
やりがいのある仕事につきたいと転職につながってしまうこともあるでしょう。
定着率
定着率も大切です。
社員の定着率が高いほうが長く働ける場合が多くなっています。
離職率が高い会社ですと、何らかの不満を持っている人が多いともとることができます。
そのため、あらかじめ定着率はどのくらいかについても調べましょう。
企業選びの軸の固め方
何を重視するのかは人によって異なります。
ここまで、企業選びの軸を固めるうえで、どのようなことを基準としたら良いのか、紹介してきました。
企業選びにおいて、何を重視するのかは、人それぞれ異なります。
ここからは、軸を探るための方法を見ていきましょう。
自己分析
自己分析を深めていくことで、自分が何を大切にしているか調べるという方法があります。
自分にとって何が一番大切で、そのためには何を犠牲にしても良いのかといった事項について優先順位をつけることで、企業選びの軸が固めやすくなるのではないでしょうか。
例えば、時間とお金の順位をつけるとします。
「定時に帰ることができるが、年収200万円の企業」か、あるいは「残業はあるが年収500万円の企業が良いのか」など。
何を優先するかによって、その答えは変わってきます。
自己分析のくわしいやり方については、こちらの記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
面接を受けながら企業同士を比較する
面接を受けながらでも、この軸を深めていくことはできます。
面接では、どこでも聞かれるような志望動機や自己PRなどの質問のほか、その業界特有な質問をされることもあります。
そのような質問について考えることができれば、業界に対する理解を深めることもできるでしょう。
また、志望業界以外の企業を受けて、そこで実際にされた質問から新たな切り口を自分なりに生みだすのもよいでしょう。
ほかにも、「直感的に企業ごとに点数をつけてみて、あとからなぜそう思ったのか理由を考えてみる」といった方法も有効です。
企業同士を比較することで、自分が重視したいことがはっきりすることもあります。
より良い求人の選び方
より良い求人の選び方について紹介します。
募集概要をよく確認する
求人票をよく確認するということも大切になってきます。
大手企業だから、有名な企業だからと、求人票をあまり見ないのは危険です。
求人票では次のような項目を見るようにしましょう。
- 年収・月収(希望する月収はあるか)
- ボーナス(何カ月分のボーナスがあるか)
- 仕事内容
- 勤務時間(日勤か)
- 年間休日(休日が多めか、少ないか)
- 残業時間(残業時間がどのくらいか)
- 福利厚生(福利厚生は充実しているか)
- 勤務地域(自宅からどのくらいで通えるか)
- 転勤の有無など
口コミを確認する
口コミを確認するということも大切です。
インターネットには企業の口コミが多くあります。
大手で入社人数が多いところですと、余計に件数は多いです。
そのため口コミを確認して、悪い評価などはないかなど確認すると、ミスマッチが起こりにくいでしょう。
例えば残業が多くてつらいと口コミにある場合、自分も残業をさせられる可能性があります。
そこは受けないようにするなどの対応ができるようになります。
まとめ
この記事では、就活で大切な企業選びについて紹介してきました。
就活で企業選びはとても大切で、入社後の満足度につながっています。
そのため、企業選びは、よく考えあまり妥協しないで選ぶことが大切です。
この記事では次のようなことを紹介しました。
- 企業選びの軸について
- 企業選びの基準
- 求人や口コミを確認する
ぜひ今回の記事を参考に、就活を進めていってください。