「企業選びの軸は?」押さえておきたい5つの基準と軸の定め方!

「企業選びの軸は?」押さえておきたい5つの基準と軸の定め方!

2020年4月18日更新

はじめに

「あなたの企業選びの軸は何ですか?」

面接でこのような質問をされた方も多いはず。。

 

“企業選びの軸”とは、つまり”企業を選ぶ基準”のこと。

 

なぜ繰り返しこの質問が問われるのかというと、企業にとっては、

「この学生の価値観が企業に合っているだろうか、長く働いてもらえるかどうか」

を推し量る上での、一つの指標となるからです。

 

しかし、中には

「なんとなくそれっぽいことは答えられるけれど、そこまで深く考えたことはない」

という方も、意外と多いのではないでしょうか。

 

今回の記事では、選考対策として改めて考えたい

 

・企業選びの軸を固める重要性

・企業選びの軸5選

・企業選びの軸の固め方

 

について、掘り下げて見ていきます。

 

企業選びの軸をしっかり決めておくことで、

自分がどのような企業を選べばよいのかはっきりし、

就活も進めやすくなるでしょう。

 

自分が今抱えている”軸”と照らし合わせ、ぜひブラッシュアップしてみてください!

1.企業選びの軸を固める重要性

企業選びの軸を決めることが重要な理由。

それはズバリ、入社後”自分のイメージと違っていた” “こんなはずじゃなかった”などというギャップを少なくするためです。

 

たとえば、同じ職種や業種であっても、

企業によって社風や雰囲気などはかなり違いますよね。

 

長く会社に勤めるのが良いことだは必ずしも言い切れませんが、

“せっかく苦労して内定を勝ち取り、入社した会社をすぐに辞めてしまう”

なんて事態は、出来れば避けたいはず。

 

どのような企業が良いのかという価値観は、ひとそれぞれ違います。

 

ですが、自分に合った企業でやりがいをもって働き続けるためには、

この”企業選びの軸”を固めておくことが重要です。

 

そのように、

しっかりと自分の基準に沿って企業選びをしっかりしておけば、

入社後のギャップを最小限に抑えることも可能になるでしょう。

 

また、この軸が定まっていないと、面接官から

「熱意が無い」

「流されやすい子なのかな」

と見なされてしまうことも。

 

自分も納得がいき、面接官も納得させられるような基準や軸を、

必ず持っておくようにしましょう。

2.企業選びの基準5選

では、企業選びの軸はどのような基準で固めていけば良いのでしょうか。

まずは次のような項目に関する点から考えてみると、

分かりやすいかもしれません。

 

もちろん、これから紹介するものが全てではなく、

他にもさまざまな切り口がありますので、あくまで参考程度に。

 

 

2-1.年収

 

お金、つまり年収のことを指します。

何歳で、いくら稼ぎたいという希望もあるでしょう。

 

このお金について考える場合、重要になってくるのは業界の選択です。

そもそも給与というのは、企業の利益から出されるものです。

 

したがって、利益率が高い商品を扱っている業界、

すなわち不動産業界や外資系金融業界、コンサル業界、商社業界などの給与は

高い傾向にあります。

 

業界によって平均年収は大きく異なるので、しっかりと調べましょう。

 

また、単なる給与だけではなく、

賞与や住宅手当といったお金にも注目しましょう。

 

企業によって条件は異なりますが、かなり負担をしてくれる企業もあります。

 

 

2-2.福利厚生

 

日々の労働時間や普段の休暇制度といった面についても、

考える必要があるでしょう。

 

この点に関しては、日々の自分の生活に対して直接的に関わってきます。

 

たとえば残業時間が長かったり、飲み会が多かったりすると、

自分の自由な時間が確保できずにストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。

 

また、将来を見通し、特に長く働きたいと考えている人には、

育児や介護に関する休暇制度についても、

注目しておいたほうが良いかもしれません。

 

企業選びの基準に、

このような福利厚生といった点を気にすることは重要です。

 

しかし、企業選びの軸として「福利厚生」と答えてしまうと

あまりに抽象的すぎますし、

福利厚生が良ければどこでもいいのかというと、そうでも無いはず。

 

ですので、そのまま福利厚生と答えることは出来れば避け

「その上で何を大切にしているのか」についても、必ず言及するようにしましょう。

 

 

2-3.人・社風

 

その企業でどんな人が、どのような雰囲気で働いているのかということを

確認しておくことは非常に重要です。

 

というのも、実際の企業の様子は

外からではなかなか分かりづらい部分が多いからです。

 

企業の社風が自分と違っていると、

働くこと自体がが辛くなってくるかもしれませんし、

「もうこんな企業辞めたい」

と気分が落ち込んでしまいがち。

 

企業の実際の雰囲気や社風、中で働いている人の様子を探るためには、

説明会やOB訪問などの機会を利用し、実際に職場に行ってみる

のが良いでしょう。

 

そして、社員の方に社風が分かる質問をしてみたりと、

積極的に第三者を活用し、

文字だけでは見えないリアルな部分もきちんと理解しておくようにしましょう。

 

 

2-4.スキルアップ

 

その企業で働くと、どのようなスキルが身につくのか、

自分がいかに成長できそうかという観点です。

 

この点について考えるためには、企業研究と自己分析をする必要があります。

 

どちらのこともしっかり理解をした上で、

両者を照らし合わせ、自分がどのような仕事に関わり、どんな自分になりたいのかを考えるのです。

 

企業のことだけではなく、自分自身にも目を向けて考えていく必要があります。

 

自己分析って結局何をすればいいの?3つのやり方まとめ!

【自己分析】無料で自分の強みを診断できるツール・サイト9選

 

 

2-5.企業の強み、将来性

 

企業の「今」だけに注目するのではなく、将来にも注目してみましょう。

企業に入社するということは、基本的には

「その先数年、あるいは数十年働いていくということを見据えて就職する」

ということになります。

 

企業も社会も変わっていきます。

ですので、

その企業の強みや、業界の中でのポジション将来性に注目しておくことは、自分の身を守るためにも、最低限抑えていきたいところですよね。

 

たとえば、現在の企業規模が小さかったとしても、

伸びて行く業界であればこれからどんどん規模が大きくなる可能性があるかもしれません。

 

また逆に、厳しいようではありますが、

これから先あまり伸び代が見込めないようであれば、

思い切って違う選択肢を考えておくことも必要になってくるかもしれないのです。

 

説明会などで、企業の売上や利益率の推移、ビジネスモデルについて知る機会もあります。

 

その企業の現在の姿だけではなく、

これからどうなっていくのかという点について理解しておくことは、

企業選びの軸として必ず抑えておきたい重要なポイントであると言えますね。

 

10年後になくなる職業ってなんだ!?新しく生まれる職業って??

3.企業選びの軸の固め方

何を重視するのか、は人によって異なる

 

ここまで、企業選びの軸を固める上で、

どのようなことを基準としたら良いのか、紹介してきました。

 

企業選びにおいて、何を重視するのかは、人それぞれ異なります。

ですのでここからは、軸を探るための方法を見ていきましょう。

 

3-1.自己分析

 

自己分析を深めていくことで、

自分が何を大切にしているか調べるという方法があります。

 

自分にとって何が一番大切で、そのためには何を犠牲にしても良いのか

といった事項について優先順位をつけることで、

企業選びの軸が固めやすくなるのではないでしょうか。

 

たとえば、時間とお金の順位をつけるとします。

 

「定時に帰ることができるが、年収200万円の企業」

か、あるいは

「残業はあるが年収500万円の企業が良いのか」

など。

 

何を優先するかによって、その答えは変わってきます。

 

自己分析のくわしいやり方については、

こちらの記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

  

3-2.面接を受けながら企業同士を比較する

 

面接を受け進めながらでも、この軸を深めていくことができます。

面接では、どこでも聞かれるような志望動機や自己PRなどの質問のほか、

その業界特有な質問をされることもあります。

 

そのような質問について考えることができれば、

業界に対する理解を深めることもできるでしょう。

 

面接で突然された面白い質問!内容は?どう答える?

 

 

また、志望業界以外の企業も受けてみたり、

そこで実際にされた質問から新たな切り口を、

自分なりに生みだしてみることもしてみましょう。

 

他にも、

「直感的に企業毎に点数をつけてみて、後からなぜそう思ったのか理由を考えてみる」といった方法も有効です。

 

企業同士を比較することで、

自分が重視したいことがはっきりすることもあります。

まとめ

企業選びをきちんとせずに、

「大手だから」とか「給料が良いから」など自分の勝手なイメージや、

企業の一面だけしか見ずに入社すると、後悔することも多いです。

 

今、やりたいことがわからなくても、

今回紹介した他にもさまざまな切り口があるので、諦めずに考えてみましょう。

 

ぜひ、自分に合った企業をみつけて、効率的に就活を進めていってください!

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