「やる気」を言い換える、語彙力を磨く技術を徹底解説!

「やる気」を言い換える、語彙力を磨く技術を徹底解説!

2024/3/23更新

はじめに

就活生にとって、「やる気」を採用担当者に対してどのように説明すればいいかは重要です。

単に説明するだけでなく、やる気があることを理解してもらう必要があります。

「どのような説明をすれば、他の就活生よりやる気が十分にある」と理解してもらえるか、悩み始めるとなかなか効果的な解決策が思い浮かばないでしょう。

そして時間ばかりが経過してしまい、焦りが出てきてしまいます。

就活生が自ら「私はやる気がありません」などと話すわけがありません。

就活生は全員やる気があるはずなので、他の就活生との間で差をつけにくい部分です。

このような心理的な焦りが生じると、就活への悪影響が心配されます。

一刻も早く対処法を見つけたいですよね。

そこでおすすめしたいのが「言い換え」です。

自分が伝えたい内容を別の言葉で表現してみるのです。

言い換えをすると、以前まで気づいていなかったことに気づける場合もあり、新たな発見ができることがあります。

本記事では就活生の「やる気」を題材として、「言い換え」の方法を解説することにします。

この記事は以下を知りたい就活生を対象にしています。

  • 自分のやる気を理解してもらうにはどうすればいいか
  • 「やる気」をどんな言葉に置き換えればいいか
  • 置き換えの技術を深く知りたい

「やる気」の「言い換え」について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、言い換え以外の業界全般については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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「やる気」の意味

まず、「やる気」の持つ本来の意味を確認しておきます。

「やる気」とは文字通り、「自分が何かに対して積極的に取り組む」という姿勢を表現したものです。

「頑張るぞ!」「モチベーションを上げていこう」というものも同様です。

物事に対して何かをしていこうという意思があることを示しています。

「やる気」という言葉はどのように用いられるか

「やる気」という言葉は、実際どのような文で用いられているのでしょうか。

就活の場面を想定してみると、次のような場合に使用されているはずです。

【「やる気」の使用例】

「私の長所は何事にも『やる気』を前面に出して、積極的に取り組むことです!」

 

明日はテストセンターでWEBテストを受検しないといけないのに、「やる気」が起きない。

「やる気」を用いる場合に注意すべき事項

「やる気」はビジネス文書で用いることはほぼない

「やる気」という語句は多くの場合、肯定的な文脈に用いられます。

しかし、上記の2つ目の例(「やる気が出ない」)のように、ネガティブな文脈で用いた場合、周囲に対して良好な印象を与えられなくなるでしょう。

また、この言葉は口語表現であり、ビジネスシーン、とりわけビジネス文書で登場することはほぼありません。

就活生がエントリーシートを作成する際や、採用担当者と面接する機会に「やる気」という言葉を用いても、ビジネスシーンではあまり使用されない表現です。

そのため、就活生自身が想像するほど、採用担当者に自身の気持ちが伝わらず、理解されないということがよくあります。

つまり、採用担当者にアピールできないのです。

就活生からすれば、「あれだけ熱心に自分のやる気を伝えたのに反応がイマイチだったような気がするなぁ」と感じるでしょうが、カジュアルすぎる表現を用いていたことを疑ってみると良いでしょう。

ビジネスシーンでの言い換え

やる気 ビジネスシーン イメージ

「言い換え」の必要性

上述の通り、「やる気」という言葉は一般的には好意的に受け取られることが多いですが、ビジネスの場では口語的な表現にとどまります。

親しい友人との間で用いるのであれば何も問題ありません。

友人との日常会話の中ではカジュアルな表現を用いることは多いでしょう。

あえて堅めの表現を用いる必要はありません。

意識的に堅めの表現を使って会話すれば、相手の友人に対しある種の警戒心を与えてしまう可能性があります。

もしそのようなことがあったら、友人との関係にひびが入る恐れがあります。

したがって、家族や親しい友人との間の会話の中では、特段の事情がない限り堅い表現を用いることは必要はないでしょう。

とはいえ、就活生はこれから社会人になり、企業という組織の中で活躍することが予定されています。

各企業でのビジネスシーンは気の置けない友人との会話や交流とは異なり、企業として、社会人として生死をかけたいわば「生きるか死ぬか」の世界でもあるのです。

言葉の使い方一つによって、多額のお金の流れが変わることも少なくないでしょう。

これからビジネスの世界に入る就活生にとって、ビジネス用語の使い方を学び、身につけることは、社会人として成長するための重要なスキルです。

「言い換え」とは語彙力を高めること

「やる気」の言い換え表現の話に入る前に、改めて「言い換え」をすることの意味を考えてみましょう。

あえてこのようにお伝えするのは、「言い換え」のスキルを習得する上で重要な事柄だからです。

自分が相手に対して同じことを伝えているにもかかわらず、ニュアンスが異なる形で受け止められてしまうことはよくあります。

この記事で取り扱っている「やる気」もその一つです。

このことは状況や相手によって、その時々の自分の気持ちによっても異なってくる場合があります。

自分が相手からどう思われたいのか、どのような人間であると見せたいのかに応じて、最も適切な説明の仕方を選びたいと思うでしょう。

そのために必要な能力が、「語彙力」です。

語彙力を備えた人は「語彙力のある人」です。

そして、様々な説明の仕方や言葉の雰囲気を把握・理解し、状況に応じて適切に使い分けることができることが、「語彙力の高さ」です。

適切に「言い換え」をすることは、語彙力が高いことを意味します。

ビジネスにおける語彙力の重要性

就活生の皆さんの中には、「語彙力を高めることには、ビジネスにおいてどんな意味や効果があるか分からない」と感じる方もいるでしょう。

そのため、まずはこの点から説明していきます。

自分の意図が相手に伝わりやすくなり、業務がスムースに進む

企業における戦略や各種の施策は、経営幹部から各組織や従業員に向かって下りてきます。

しかし、上長から告げられた言葉をそのまま同僚や部下に対して伝えたとしても、必ずしも経営幹部が伝えたい意図・内容通りに伝達されるとは限りません。

したがって、同僚や部下が経営幹部の方針を誤解しないよう、説明を変えて再度伝える必要があります。

これにより、同僚や部下は経営幹部の方針を正しく理解できるようになるのです。

また、誤解を防ぐためにも語彙力は重要です。

自社内では省略した説明でも、外部の相手に同じやり方で説明すると誤解を招く可能性があります。

ビジネスシーンでは誤解がトラブルにつながり、損害賠償を求められたり、訴訟に発展したりすることさえあります。

そのような事態を避けるためにも、例えば専門用語を一般的な言葉に置き換えて説明することが重要です。

これにより、無用な誤解やトラブルを避けられるでしょう。

語彙力が低いことはデメリットになる

語彙力が低いことによるデメリットをいうならば、「会話が続かない」「思っていることを伝えられない」などが挙げられます。

これでは、円滑なコミュニケーションを実現するのは困難です。

特に社会人の場合、敬語を適切に使わなければなりません。

丁寧な敬語を使っていれば、相手のみならず周囲の人々にも好印象を与えられるでしょう。

しかし、敬語は状況によってはよそよそしい印象を与えてしまいます。

親しみやすい言葉を用いることによって相手との距離感が縮まることがあるため、カジュアルなシーンでは丁寧過ぎる言葉は逆効果でしょう。

表現のバリエーションが乏しい場合、他人と比較して能力が劣っていると誤解される可能性もあります。

例えば、「ヤバい」という言葉を使い続ける場合を想像してみてください。

これでは特にビジネスシーンにおいて、周囲の人たちから表現力に乏しいと認識され、重要な仕事を任されなくなる恐れが出てくるでしょう。

このような人材は注意力に乏しく、他者に配慮せず、いずれ企業に不利益な結果をもたらす可能性があるからです。

これは電子メールやチャット等のツールでのやりとり、報告書等のレポート作成においても同様です。

言葉の用い方一つで相手を傷つけ、失望させてしまうなどして信頼関係が築きにくくなります。

いったん築いても、表現力がないとそれをあっという間に崩壊させてしまうでしょう。

語彙力を高める技術

それでは、語彙力を高めるにはどのようにすればよいのでしょうか。

語彙力は生まれながらの能力というわけではないでしょう。

少なくとも、語彙力を高めるためには特別な才能はいらないので安心してください。

技術1:「リアリティ」を持たせる

就活生もいずれ社会人としてビジネスの世界に入っていきます。

仕事では上長等への「報告」が欠かせません。

「報・連・相」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。

例えば、自ら上司に会議やイベントの報告を行うことで、上司は状況をより理解しやすくなり、今後の対応策を検討しやすくなります。

そのためには、報告内容に「リアリティ」を持たせることが重要です。

報告する際は、相手が頭の中で具体的なシーンを想像できるような具体的な表現を意識しましょう。

ただし、「リアリティ」を持たせることは、話を誇張することではないことに留意してください。

技術2:言いにくいことを婉曲表現に変えて伝える

業務の手順の改善に関して、周囲の人々に意見を伝える際、直接的な表現では相手を不快にさせてしまい、改善が進まなくなる場合があります。

そのため、相手の感情を害することなく意見を伝えるためには、遠回しに表現する婉曲表現を用いると効果的です。

語彙力を磨くには

語彙力を磨く ビジネスシーン イメージ

語彙力を磨くことは、身だしなみを整えることと似ています。

どのような服装で行くのが適切かは、ビジネスシーンのみならず、日常生活においても無意識のうちに考えているはずです。

「自分は相手にどのように思われたいのか」「自分の姿を見た相手が自分をどのように受け止めるか」など考え、その目的に応じて身だしなみを整えているはずです。

語彙力もこれと同じです。

他者への配慮をできる人は語彙力も高い人だと言えるでしょう。

就活は厳しい環境ですから、この機会に「やる気」という言葉をビジネスの場で表現する際の「言い換え」を学ぶことが重要です。

 

参照ページ

言い換えのバリエーションで変わる!仕事で役立つ「語彙力」とは

「やる気」を言い換える

それでは、これまで説明した語彙力を用いて「やる気」を言い換えてみましょう。

「やる気」の言い換え候補3選

まず、「やる気」という言葉そのものを別の言葉に置き換える際の候補を列挙します。

ビジネスシーンを念頭に置いた場合、代表的な言い換え表現は次のとおりです。

候補となる語概要
モチベーション「やる気」の他、動機付け、刺激を意味します。

ビジネスの世界におけるモチベーションは、与えられた任務を精力的にこなしたり、目標を達成するために努力を続けたりなど、組織のメンバーが行動するダイナミックな状態を表す概念と定義されます。

目標に向かって行動する原動力となる言葉です。

モチベーションが高い状態にある場合、仕事における行動量、生産性が向上するという調査結果も得られています。

就活生が自らの「やる気」について言及するなら、置き換えするにあたって最も優先して用いるべき言葉は、このモチベーションです。

モチベーションは、企業においても従業員に対する育成に関して頻繁に用いられています。

よって、就活生が採用担当者に対する説明の中で用いた場合、採用担当者もまったく違和感なく受け入れてくれるでしょう。

向上心向上心は、より高い目標やより高いレベルを目指すことを表現する言葉です。

さらなる高みに向かって取り組む姿勢を示しています。

士気「士気」は、本来なら兵士が戦う時の意気込みを表す言葉ですが、人々が結集して物事に取り組む際の心理も意味します。

個人の場合より、集団の心理状態を表すのによく使われます。

表面的な置き換えではなく語彙力を駆使する工夫をしよう!

「やる気」の言い換えにあたり、単に表面的な置き換えをするのはおすすめしません。

例えば、「やる気」を単に「モチベーション」「向上心」「士気」といった言葉に置き換えたからといって、成功したといえるかは別問題です。

ほかの言葉に置き換えることはできても、相手やその場の状況、文脈によっては適切でない場合があります。

どんな言葉を使うかも大事ですが、置き換えの言葉だけに注目せず、総合的に考えて表現方法を選びましょう。

「やる気」を「モチベーション」に置き換えただけでは、上述した語彙力を駆使したとは言えません。

それではこの場合、どうすれば語彙力を駆使して「やる気」を言い換えることができるでしょうか。

相手が頭の中で、具体的なイメージを描けるような表現を意識することが重要です。

語彙力を高める技術のセクションで説明した、技術1の「リアリティ」を持たせましょう。

「リアリティ」を持たせるためには、相手が頭の中で、具体的なイメージを描けるような表現をする必要があります。

たとえ「やる気」を「モチベーション」に言い換えたとしても、それだけでは十分なリアリティは伝わりません。

リアリティを持たせた説明とは、単に言葉を置き換えるだけでなく、具体的な補足を加えることです。

この「補足」というのがポイントです。

例えば、就活生が採用担当者に自らの意欲を伝える際、部活動の経験を例に挙げる場合、以下のような説明ができます。

【文章表現例】

私は学生時代の4年間、バレーボール部に所属しました。

入部当時、下部のリーグに所属しており、悔しい思いをしていましたが、上級生が中心となって下級生メンバーを引っ張り、チームの弱点であるブロック力の強化に取り組みました。

当初は上手くできず、負け癖がついていたこともあり、必ずしも練習に没頭できませんでした。

しかし、ある試合で思うようにブロックが決まり、格上の大学に勝利することができたのです。

「自分たちもやればできる」ことに気づき、私のモチベーションは大きく高まりました。最初からダメだと決めつけず、目的達成のために何をどのようにすべきかをしっかりと分析した上で取り組むことにより、実現できることを学びました。

 

文章自体は長いですが、リアリティのある表現になっています。

この例文は、語彙を駆使して工夫していると言えるでしょう。

「やる気」を語彙力を駆使した「言い換え」を行う場合、「モチベーション」「向上心」「士気」などの語句を使うかどうかは実はそれほど重要ではありません。

大切なのは、言い換えをする人の好みや文脈によって適切な語句を選択することです。

より重要なのは、リアリティを持たせるための補足説明です。

どんな語句を用いるかよりも、具体的な例や詳細な説明を加えることで、相手に理解しやすい情報を提供しましょう。

 

参照ページ

モチベーションとは|下がる要因や社員の動機づけに効果的な方法について解説

まとめ

この記事では「やる気」という語を題材にしつつ、言い換えの必要性と、そのための技術について解説しました。

相手や状況に応じて配慮するためには、言葉を単純に置き換えるだけでなく、語彙力を駆使する必要があることを説明しました。

語彙力を向上させるには特別な才能はいりません。

ですが、語彙力を一朝一夕で身につけるのは難しく、日々の努力が不可欠です。

例えば、読書や新聞、インターネット記事を通じて上手な表現を学ぶと有効です。

ぜひ努力を継続して取り組んでみてください。

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