株式会社日本取引所のエントリーシートの対策法を徹底解説

株式会社日本取引所のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/3/22更新

はじめに

株式会社日本取引所は、東京都に本社を置く、日本の持株会社のひとつです。2013年、東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合したことにより誕生した企業であり、株式市場においては、世界で3番目にランクインするほどの規模を誇っています。

この記事では、そんな株式会社日本取引所への就職を志望しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方に向けて、エントリーシートの書き方を解説していきます。

株式会社日本取引所ならではの設問や、実際の記載例についてもご紹介していますので「株式会社日本取引所からの内定を確かなものにしたい」とお考えの方においては、ぜひ最後までご覧ください。

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株式会社日本取引所の概要

株式会社日本取引所 企業ロゴ

出典元 : 会社概要 | 日本取引所グループ

 

まず、株式会社日本取引所とはどのような企業なのかをご紹介します。

株式会社日本取引所とは

株式会社日本取引所は、関東圏内で多大な影響力を保っていた持株会社「東京証券グループ」と、関西エリアを中心に証券を取引を行なっていた「大阪証券取引所」が2013年に経営統合したことにより誕生した、日本の持ち株会社です。

その株式市場の規模は多大なものであり、統合直後は、世界第3位にランクインするほどでした。

長い歴史と豊富な経験に裏付けされたノウハウを活かし、市場利用者の皆様がいつでも安心して有価証券の取引ができるよう、子会社・関連会社を含めたグループ全体が一丸となって、事業に取り組んでいます。

 

参照ページ

事業紹介 | 日本取引所グループ

株式会社日本取引所の採用難易度

株式会社日本取引所の採用難易度は、非常に高いとされています。

株式会社日本取引所は、非常に倍率の高い企業です。現在、リクナビ2025において、株式会社日本取引所にプレエントリーしている就活生は、1400名を超えているのに対し、実際に採用される人数は過去の実績から、およそ30人程度であると考えられます。これは倍率にするとおよそ47倍であり、この数字からは、株式会社日本取引所が非常に高い人気を誇る企業だということがわかります。

また、株式会社日本取引所からの内定を獲得した就活生のほとんどは、東京大学や青山学院大学などといった名門大学の出身であり、このようなことがまた、株式会社日本取引所への就職の難化に貢献しているものと思われます。

 

参照ページ

株式会社日本取引所グループの採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ2025

株式会社日本取引所の採用大学

株式会社日本取引所からの採用実績がある大学は、以下の通りになります。

この一覧からは、株式会社日本取引所からの内定を得られている就活生のほとんどは、最難関大学の出身であることがわかります。

これはどういうことかというと、株式会社日本取引所においては、学歴フィルターが存在している可能性が高い、ということになります。

<大学一覧>

青山学院大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、首都大学東京、上智大学、東京大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、明治大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

 

以下の記事では、学歴フィルターとはどのようなものなのかといった、学歴フィルターに関する事柄を記載しています。当記事と併せて、ぜひご覧いただければ、幸いです。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

株式会社日本取引所が求める人材とは?

笑顔の女性 社会人イメージ

まず結論から言うと、株式会社日本取引所では「知的好奇心旺盛で、行動力溢れる」人材を求めています。

面接やエントリーシートなどといった選考では、応募者がこの基準を満たしているかどうかがみられますので、そのような選考に挑む際には、自身が想定している回答が、それを満たすものかどうかを見直すようにしましょう。

また、このほかにも、株式会社日本取引所では、求める人材の例として、以下のものを掲げています。

  1. 新規領域を開拓し、牽引していく力・タフさを有する人材
  2. 多様なステークホルダーの結束点となる意識を有する人材
  3. 現状に満足せず、より高い次元を目指す意識を有する人材

 

これらを満たす人材であるかどうかは、先ほどあげた基準と同様、エントリーシートや面接などで見られます。

面接の回答やエントリーシートの文例を考える際には、以上のことを意識した上で、選考対策を行うといいでしょう。

 

参照ページ

人事部長メッセージ | 株式会社日本取引所グループ

株式会社日本取引所の採用の方向性

株式会社日本取引所では、スタッフをGSコース、DSコース、SSコースの3コースに分類しており、それぞれ待遇と雇用形態が異なります。

GSコースに所属する社員は、 東京・大阪・ニューヨーク・ロンドン・シンガポール・北京・香港等などといった、株式会社日本取引所の各拠点において、株式会社日本取引所の事業強化のため、業務に取り組むことになります。
経営企画、マーケット運営についての制度の企画、商品開発、取引システムの開発をはじめとするデジタル・ネットワーク業務など、広範な事業に、幅広く携わっていくことができます。

DSコースはデジタル・ソリューションコースの略で、このコースに所属する社員は、株式会社日本取引所の各拠点において、取引システムの開発を始めとしたデータやテクノロジーを活用するデジタル・ネットワーク分野での業務を通して、人材育成に携わることができます。

SSコースに所属する社員は、東京・大阪にある株式会社日本取引所の本社にて、株式会社日本取引所が安定して業務を行えるよう、事務業務を行います。秘書、財務、総務などの管理部門、広報などのPR部門、上場や取引といったマーケット運営を担う部門など、本人の能力や意欲に応じて、配属される部門が異なることが、ひとつの特徴です。

株式会社日本取引所を志望される方は、自身がどのコースを志望するのか、また、自身が志望するコースではどのような技能が求められているのかといったことをきちんと確認するようにしましょう。

 

参照ページ

募集要項 | 株式会社日本取引所グループ | 新卒採用情報

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

就活生イメージ

ポイントの概要

エントリーシートで企業は、応募者の能力や性格が自社にマッチしているかどうかを重点的にチェックしています。企業は、応募者がどのような人物なのか、そして自社でどのように力を発揮できるのかを知りたがっているのです。

エントリーシートを用いての選考フローを設けるのは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためなのです。

また、応募者がその企業で働くモチベーションを、十分に持っているかどうかも、選考を通過するにあたって、重要なポイントになります。常に高いモチベーションを保持した上で、勤務できる社員を入社させることで、早期離職を防げるだけではなく、より高いパフォーマンスの発揮を期待しているのです。

選考を通過するためには、これらの事柄だけではなく「なぜその企業を志望したのか」という点を明確にする必要があることを覚えておきましょう。

選考を通過するエントリーシートの書き方

これはエントリーシートに限らず、文章全般に言えることですが、何かを主張する文章を書く際には、結論からはじめることで、説得力を増加させることができるでしょう。

具体的には、以下の順番を意識するのがいいでしょう。

  1. まず結論を提示する
  2. 結論に至った理由を書く
  3. 理由を強調するために具体例を用いる
  4. 最後に再び結論を強調する

 

この構成を用いることで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすくなるほか、読み手の理解を深めることが可能になります。

どのようにすればいいのかわからないという方は、以下の例文を意識してください。

<例文>

証券取引が、現代社会においてどのように寄与しているか、自身の意見を問われた場合

結論 : 証券取引は、企業や政府が資金調達を行うための重要な手段であり、経済発展の基盤を支える重要な役割を担っています。証券取引を通じて、資金が必要な企業や政府は、投資家から資金を集めることができ、投資家は企業や政府の成長に貢献することで、利益を得ることができます。

理由 : 証券取引は、資金調達と投資の双方にとって効率的な仕組みを提供します。企業や政府は、証券取引所を通じて、広く投資家から資金を集めることができます。また、投資家は、証券取引所を通じて、様々な企業や政府の証券を購入することで、投資先を分散し、リスクを抑えることができます。

具体例:証券取引を通じて資金調達を行った企業は、その資金を活用して事業を拡大することができます。例えば、新製品の開発、新工場の建設、M&Aなど、企業成長のための様々な投資を行うことができます。

結論:証券取引は経済全体の活性化に貢献

このように、証券取引は資金調達と投資の効率化を実現することで、企業成長を促進し、経済全体の活性化に貢献しています。

近年、インターネットやIT技術の発展により、証券取引はより身近なものになりつつあります。今後は、さらに多くの人が証券取引に参加することで、経済発展に貢献していくことが期待されます。

株式会社日本取引所のカルチャーや価値観を取り入れる

先ほどもお伝えした通り、エントリーシートを用いた選考の通過率を上げるには、「なぜその会社を選んだのか」というポイントを明確にする必要があります。例えば株式会社日本取引所では、社員全体が一丸となって「市場の持続的な発展を図り、豊かな社会の実現に貢献する」というミッションに取り組んでいます。このようなミッション / およびカルチャーに、自身がどのような形で貢献できるかといったことを、文章内で取り上げることで、企業研究をしっかり行なってきたことに加えて、自身がその企業に対し、どれほどの熱意を持っているかをアピールすることができます。

もちろん、そのような理念・カルチャーを必ず取り上げる必要がある、というわけではありません。大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「株式会社日本取引所」を選んだのか、その理由を論理的に説明することです。

 

参照サイト

人事部採用チームからのメッセージ | 株式会社日本取引所グループ | 新卒採用情報

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

エントリーシートは、就活生の論理的思考力を試すセクションだと捉えるのがいいでしょう。株式会社日本取引所に代表される証券取引所においては、クライアントに、商材を購入するメリットおよびデメリットをわかりやすく、かつ論理的に説明することが求められます。エントリーシートは、そのような業務にあたって必要となる能力が備わっているかどうかを見るためのプロセスなのです。提出の際には、自身が作成した文章の構造に問題が見られないか、論理展開に問題はないかといったことに重点を置いて、見直しをするようにしましょう。

もちろん、文章の内容も評価の対象にはなっていますので、文章構造に気を払うあまり、内容が疎かになるといったことがないようにしましょう。

 

また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。

(a) 志望動機系 : 志望動機を問うのは「応募者が自社に対し、どれほどの熱意を持っているのか」ということに加えて、応募者の情報収集能力を図るためです。志望動機は、どの業界・企業においても問われることが多い事柄になっていますので、しっかり対策を行うようにしましょう。

(b) 過去の経験系 : 過去の経験を通じて、企業は応募者のコミュニケーション能力やリーダーシップなどといった素質を見ています。中でも、提出する企業の事業内容に沿った事柄を書くことで、就職の成功率を格段に上げることができるでしょう。

(c) 未来目標系 : 大局観や未来志向を図る目的で、入社後の目標を問う企業は少なくありません。社会貢献性を図る目的で、社会問題に対し、どのような意見を持っているかを問う企業も多いことでしょう。

(d) その他 : 企業によっては上に挙げたカテゴリーに分類される質問に加えて、自分の長所と短所 / 大学での研究内容などといった、独自の質問を設けている場合があります。

 

ここで紹介した点を意識し、対策に取り組むことで、的外れな回答をしてしまうことを防げるだけではなく、見直しも容易になります。

以下の記事では、エントリーシートを用いての選考対策を進めるにあたって、欠かせない情報がまとめられています。当記事と併せて、ぜひ、ご覧ください。

エントリーシート | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

真剣な表情の就活生 男性

過去に、株式会社日本取引所のエントリーシートに記載された質問の事例と、その回答をご紹介します。

志望動機

・志望理由(200文字以内)
<例文>

私は、日本の経済の発展に貢献したいという強い想いから、貴社を志望します。

貴社は、日本の証券市場の基盤を支える存在であり、日本の経済成長を牽引する重要な役割を担っています。私は、大学で金融学を専攻し、証券市場に関する知識を深めてきました。その知識を活かして、貴社の事業に貢献したいと考えます。

大学時代には株式投資サークルに所属し、実際に投資を経験しました。その経験を通して、証券市場が企業の資金調達や経済成長に果たす重要な役割を肌で感じました。

以上のことから、私は貴社の一員として、日本の経済発展に貢献したいと志望しました。

 

ポイント : 先ほどご紹介した「結論と理由、それを補強する具体的なエピソードののち、再び結論を示す」という構成を用いることで、株式会社日本取引所を志望した理由を論理的かつわかりやすく伝えることができます。

過去の経験

・これまで力を入れて取り組んだ事項を簡潔に、箇条書きで最大3つまで、記載してください。

①大学入学後に始めたオンライン家庭教師

②大学のボート部での新歓活動を統括しこと

③大学から始めたボート競技での国体出場

ポイント :単に、どのような経験をしたか、それを書くだけではなく「いつ、どこで」その経験をしたかを書くことで、説得力を増させることができます。

 

・上記で挙げた事項に関して、時期や場面をできるだけ明示しながら、ご自身の行った工夫や行動とその結果について記入してください。(各200字以内)

①大学入学直後からオンライン家庭教師のアルバイトを行い、復習に重点をおいた指導を行った。ある生徒と長く関わる中で、同じ間違いが多いことに気づいた。そのため私は復習に重点をおいた受験勉強を行い、志望校に合格した経験を活かし、学校の復習を重視した指導を行った。特に前回の指導内容の小テストを作成し、解説に時間をかけた。その結果、類似問題のミスが減ったことで点数が上がり、生徒は志望校に合格することができた。

②昨春の新歓を企画し統括した。同期の大切さを実感した経験から、早期に退部する新入生を出さないため納得感を目標とした活動を行った。そこで例年は部の概要しか説明しない説明会を、実際に部員が感じた厳しさとやりがいを伝える場にした。その際、実際の音声や写真を交えて話すことで、入部後のイメージが湧きやすいよう、発表者と内容を共に考えた。その結果30人が入部し、練習開始後半年間は退部者が出ず、納得感を実感した。

③昨年10月の国体にボートの二人乗り種目で出場した。他大学の選手と試合に出る初の経験であり、練習で使う言葉の違いから意思疎通の難しさを感じた。そこで船の上で些細なことも積極的にコミュニケーションを取り、齟齬を生まない工夫をした。その中でも違和感を聞き取る際に、相手が言語化しやすいように焦点を一つに定めることを意識した。結果は予選敗退だったが、日本最高峰の舞台でも見劣りしないタイムを出すことができた。

ポイント : 単に経験を掘り下げるだけではなく、それにより、どのような利益を生み出せたかといったことを具体的に記載しています。構成を工夫したり、またこの経験はどのように業務に活かせるかということを説明することで、さらに通過率を上げることができるでしょう。

 

参照ページ

JPX(日本取引所グループ)のエントリーシート(地域限定総合職) | 就職活動支援サイトunistyle

まとめ

今回の記事では、株式会社日本取引所(JPX)のエントリーシートでは、どのような問いが設定されているのか、またその答え方の例をご紹介しました。

株式会社日本取引所は、関東圏内で多大な影響力を保っていた持株会社「東京証券グループ」と、関西エリアを中心に証券を取引を行なっていた「大阪証券取引所」が2013年に経営統合したことにより誕生した、日本の持ち株会社です。

長い歴史と広大な市場規模を誇っていることもあり、就職を成功させるには、しっかりとした対策を行うことが欠かせません。エントリーシートへの記入を行う際には、今回の記事を通じて、ご紹介した知識を活かしてください。

この記事が、株式会社日本取引所の内定獲得の手助けになることを、心より願っています。

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