【企業分析】株式会社ユーザベースの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】株式会社ユーザベースの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/3/21更新

はじめに

株式会社ユーザベースは東京都千代田区丸の内に本社を置く経済情報を発信するIT(情報通信)業界に属する企業です。

国内では、大阪に支店を構え、海外ではシンガポールや中国、アメリカやスリランカなど4つの拠点を置いています。

今回はそんなユーザベースの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。

この記事では株式会社ユーザベースへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

また、他の情報通信業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

4泊5日の上京就活を応援!満員御礼の就活イベントを今年も開催!

宿泊費完全無料、東京までの交通費補助で負担を減らせます!

最大25社の優良成長企業と就活仲間に出会えるので、今から就活する学生は必見です!

公式LINEから申し込んでみる

あきらめないで!25卒も優良企業に出会えるチャンス!

夏採用に動き出す首都圏の優良企業を、就活ハンドブック独自にご紹介!

次こそうまく進めたい就活生に、専任のキャリアアドバイザーがつきます。

ぜひ、いまの不安をぶつけてみてください!

二人三脚で就活をサポートするので、就活をやってこなかった人も必見です!

LINEで無料相談する

【選考通過したESを大公開】選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。

各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

エントリーシートに行き詰っているなら、必ず参考になるでしょう。

選考を通過したエントリーシートを見る機会は、ほとんどありません。

このチャンスを逃したくない就活生は、ぜひチェックしてください。

選考通過ES

【期間限定公開!】就活のプロが
自己分析のやり方を徹底解説!

 今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました!

 すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください!

キャリアアドバイザーが自己分析する方法を徹底解説

この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、ユーザベースの就職難易度は、非常に高いと考えています。

新卒での募集人数が少なく、明確に学歴フィルターが存在するわけではありませんが、能力の高くユーザベースが掲げる価値観や考え方にマッチしている人材が採用される傾向があります。

選考のワークフローの中にインターンの参加が必須になります。内容は大規模イベントの運営や通常業務に携わるなど、今まで自分が経験したことやスキルを活かして結果を残すことや働き方を評価されることが大切です。

また職種としては、エンジニア、ビジネス、デザイナーの大きく分けて3つになります。入社後は配属される部署によって変わりますが、どんな仕事に就きたいのか、どんなことをしたいのかを固めておくことが大事です。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

株式会社ユーザベースについて

株式会社ユーザベース 企業ビル入口

出典元:会社情報 | 株式会社ユーザベース コーポレートサイト – Uzabase

会社概要

株式会社ユーザベースは、経済情報サービスを提供している従業員1,000人を超える非上場企業です。

ユーザベースグループは、「SPEEDA」や「NEWA PICKS」などの経済情報を発信するソーシャルメディアを運営しています。

2016年に10月に上場を果たしましたが、2022年に米投資会社カーライル・グループによって株式公開買付(TOB)に伴い非上場化しました。

現在の取組では、大企業が求める「社内の内製化と自律的な人材」を生み出すことを後押できるように、顧客起点で変化にスピーディに適応できる経営(アジャイル経営)を広めるインフラとしてのSaaSの提供、新しい支店を集めて顧客の視野を広げるきっかけを与えるソーシャル経済メディアを提供しています。

Our Purpose(企業理念)に則り課題を解決するために機会のフェアネスや社内での情報の透明性や産休オンボーディング支援や育休からの復帰率100%を実現しています。

 

参照ページ

非上場化|ユーザベース ホームページ

DEIBレポート|ユーザベース

各事業別の売上規模

株式会社ユーザベースグループ 事業別 売上規模グラフ

株式会社ユーザベースグループは主に企業向けのデータサービス「SPEEDA」などの「SaaS事業」と国内経済メディアを運営する「NewsPicks事業」を展開しています。

2022年時点では、「SaaS事業」では110億円の売上を達成し、「NewsPicks事業」は25億円の売上を達成していて、サブスクリプション売上高比率は76%になっています。

「SaaS事業」は2021年と比較すると28%も成長しています。サービスの1つであるSPEEDAの解約率は0.8%と、1%未満を達成しています。

「NewsPicks事業」では、2021年と比較すると4%増加していますが、2022年第四半期よりも減少しています。

対策としては、テレビコマーシャルや広告を強化し、認知率を引き上げユーザー獲得を狙い、無料会員からサービスを利用してもらい、徐々に有料会員へ移行するようにサービスの質をあげ、売上を伸ばすことを想定しています。

 

参照ページ

ユーザベースの2022年|日本経済新聞

Company Profile|ユーザベース

提供サービスの解説

株式会社ユーザベースの主な提供サービスは以下の通りです。

提供サービス活動内容
SPEEDA社会のトレンドや専門家の調査が掲載されていて、業界の動向の把握や経営戦略を立てるのに役立ちます
FORCASデータとテクノロジーを駆使し、営業先リストを作成したり、ターゲット企業の情報収集に役立ちます
INITIALベンチャー企業向けに資金調達や分析レポートなど役立つ情報を提供しています
NEWS PICKS個人や法人向けに経済ニュースを提供しています
Alpha Draive「人の可能性をひらく」をパーパスに、企業や組織に新規事業や組織、人材開発の支援を行っています
MIMIR多様な業界や分野のエキスパートの知見や法人向けのサービスの開発と販売しています
EDGEグローバル市場に特化した新興業界分析プラットフォームを提供しています
UB VENTUPES/Datatech複数の企業・組織が新しい会社を立ち上げるのに役立つ情報を発信しています

 

ユーザベースグループは数多くのサービスを提供しています。

主要なサービスはSPEEDAやNEWS PICKSになっているため、実際に使用してみて理解を深めていきましょう。

 

参照ページ:

事業・サービス|ユーザベース

ユーザベースで働いている社員は?

平均勤続年数は?

ユーザベースの2021年現在、平均勤続年数は2.51年です。

IT業界の平均勤続年数は5〜10年であることから、業界平均よりもメンバーの移り変わりがあるといえます。

平均年収は?

2022年度のユーザベースの平均年収は、759〜797万円でした。

全国平均の年収が436万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準となっています。

ユーザベースグループ内で男女間での賃金格差は約167万円で、原因としては経営陣や管理職の割合が70〜80%を男性が占めているからだと考えられます。

しかし、2023年では2021年と比べて女性の管理職が20%から27%と7%アップし、男女間の格差の解消に向けて人事制度を見直している状態です。

平均残業時間は?

ユーザベースのメンバーの平均残業時間は、2022年では1ヵ月あたり18時間19分でした。

IT業界の1ヶ月間あたりの残業時間は約23.2時間のため、平均より少ないことがわかります。

平均ボーナス額は?

ユーザベースの公式ホームページからはボーナスの支給金額については明記されていませんでした。

career Mineで公表されているものを見ると、年2回支給され、年間ボーナス額は122〜168万円になります。他のIT(情報通信)業界の平均ボーナスよりも20万円も高い結果になります。

どんな文化なの?

ユーザベースは世界中の多種多様な考えや価値観を持つメンバーがお互いに尊重し合う企業文化です。

「自由主義で行こう」というバリューを掲げ、地方や海外でのリモートワークやフレックス制度を導入し働く時間を自由に決めることができます。

私服での勤務が可能で、1人1人のライフスタイルや働き方を大事にしている結果、インクルージョンが平均より高いことが特徴です。

 

平均勤続年数|IR BANK

DEIBレポート|ユーザベース

IT業界の残業時間|Geekly Media

ボーナス支給金額|career Mine

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競争が激しい情報通信業界の中でのユーザベースの立ち位置をご紹介します。

インターネット上では、競合他社の売上が非公開であり調べることがかないませんでした。

しかし、競合他社のサービスを比較してもユーザベースはトップクラスの企業だということがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

  1. 大量の情報を取り扱っている:563業界を取り扱い、世界にもわたって1,000万以上の企業の情報を持っています。それによって7日かかる市場調査が1日で終了します。 
  2. 良質なオリジナルレポートが読める:専属のアナリストが市場、競合、自社の3Cを分析し、短時間で業界・市場・競争環境を理解します。 
  3. グループ企業となることで基盤を強化している:合併や子会社化することで新しいサービスを展開し、幅広いサービスを展開している。

 

以上の要素によりユーザベースは情報通信業界の中でもトップクラスのサービスと実績を残しています。参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2020年)平均年収就職偏差値・難易度社風
ユーザベース非公開759〜797万円62社員一人ひとりの価値観を大切にする社風
Meltwater Japan株式会社非公開557万円53プライベートも大切にする社風
株式会社アイドマ・ホールディングス非公開500万円54挑戦しやドライな社風
株式会社アールエンジン非公開405万円55時代に合わせた働き方を推進する社風

ユーザベースの新卒募集要項について

以下にユーザベースの新卒募集要項についてまとめました。

各項目詳細
職種エンジニア・ビジネス・デザイナー

業務内容:各職種により異なる

給与 大学院・大卒: 年収392〜572万円

備考:残業手当、交通費などの手当込み

賞与年2回 評価に応じ支給
研修制度新人リーダーガイダンス、リーダーシップ成長ガイド、斜め上メンター制度、エンジニアリング研修、Career Challenge制度など多数
福利厚生スーパーフレックス制度、45時間のみなし残業、働き方自由手当(1万円/月)または通勤手当の実費精算(上限5万円/月)、ロングバーケーション制度、時短制度、結婚出産金&お祝い金、介護支援補助、病児保育補助、シッター代補助など多数

 

賞与・昇給は年2回で行われます。賞与は年間約122〜168万円ほどになり、昇給の評価は所属長だけでなく360度評価が行われています。

年間休日も120日以上あり、有給休暇取得率は平均57%になり、7日間以上連続した休暇を年2回取得できるロングバケーション制度もあり、ワークライフバランスが実現しやすいです。

研修制度も新人に対してリーダーシップガイダンスなど、入社して3年目にして中核メンバーとして活躍できる環境とフォロー体制が整っています。

 

ユーザベースの待遇など|転職ゴリラ

新卒採用イベント|ユーザベース

新卒採用イベント(エンジニア向け)|ユーザべース

求める人材

求める人材イメージ

ユーザベースグループでは求める人材として下記のものだと考えられます。

ロジカルシンキングやスキルなど高いものが求められるだけでなく、掲げている理念や価値観に共感していることが重要だと考えられます。

7つのバリューに共感している人

「自由主義でいこう」「異能は才能」など独自で掲げている価値観に共感できる人を求めています。多種多様な価値観や人々を尊重し、一緒に働けるメンバーを募集しています。

34の約束を果たす人

7つの約束を起点にさらにユーザベースらしい行動を示した指針に則って働くことができる人が採用されます。詳細については以下のリンクを参考にしてください。

34の約束|ユーザベース

異なる個性を歓迎する

ユーザベースは「異能は才能」とし、様々な国籍や人種、言語、性的指向、身体、知性など、一人ひとりの異なる個性を尊重しています。その結果、新たな付加価値を生み出すことを目的としています。

高い能力を求められる

中国語や英語などの言語が話せることやロジカルシンキング、新しい知識や技術を学んでいける人材が求められます。結果にコミットするために自主性が求められています。

 

以上の4つはユーザベースの「The 7 Values」を起点にしています。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

新卒採用のフロー

ユーザベースの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

大きく3つに分けてエンジニア職、ビジネス職、デザイナー職になり、インターンの参加が必須になります。

エンジニア職は技術面接が追加される分、他の職種より面接回数が増えます。

①新卒エントリー・書類選考

ユーザベース公式サイトの採用情報より応募ページへよりエントリーが可能です。

しかし、採用活動では中途採用がメインのため、新卒での採用人数は少なく、2022年では採用人数283名に対し新卒はたったの7名しか採用しませんでした。

エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問や、ユーザベースが掲げているOur purposeや7つのバリューに共感したことを書きましょう。

②面接

ユーザベースのイメージを具体的に理解するための基本的な質問がなされる他にバリューやミッションについて細かく聞かれます。

基本的にはオンライン面接になります。

質問事項は

  • ガクチカ
  • 志望動機
  • 強み・弱み
  • ユーザベースのバリューやミッションについて

といったように、基本的なことを聞かれるようです。

自己分析を行うことで自分がどんな働き方や価値観を大切にしているのか、どんな強みや弱みがあるのかを把握しましょう。

ES対策 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

③インターン選考

ユーザベースで内定をするためにはインターンに参加する必要があります。

インターンのエントリーシートには、これまでに情熱を持ってやり遂げたことやユーザベースグループが掲げている「The 7 Values」についてどこに共感しているかなどを記入します。

実際のインターンでは、大型のビジネスイベントの運営や通常業務であるブランドデザインチームの編集者のサポート業務を行います。

インターンもエントリーに受かり、最終的に内定を取れた人の特徴として、ユーザベースグループが運営している「NewsPicks」が好きであること、チームが一丸となって熱意を持って働くことが好きな人が向いています。

 

参照ページ

インターンの実体験|ユーザベース

④複数回面接

ユーザベースでは、新卒社員にとって「Our purposeやThe 7 Values」に共感していることを最も重要視して面接を実施します。

職種に合わせて選考を行うため、回数は職種によって異なり、エンジニア職を志望すると多くなる傾向です。

自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意、10年後どうなっているかについての質問がされます。

以下に口コミサイトに記載されていた質問事項を紹介します。

  • 志望動機
  • 他社の選考状況
  • 志望度はどのくらいか
  • 数ある企業のうちでしか実現できないことは
  • ガクチカ
  • 入社後にどんな風に貢献できるか
  • なぜこの業界、この会社なのか
  • どのような将来像を持っているのか

選考が進むと質問を深掘りされていくため、自分史と自己理解を深めていくのだけでなく、「SPEEDA」「NEWSPICKS」を実際に利用してみて、課題や傾向、入社後にしたいことを固めていきましょう。

また、就活の面接の基礎的な部分を固めることが大事です。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

面接 | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ

⑤内定

複数回の面接、Webテスト、インターンを終えたのち、内定が出されます。

採用大学

横断歩道を渡る就活生 女性

ユーザベースの採用大学の実績を以下に掲載します。

一般的には高学歴の大学出身の方が多い印象です。

<大学院>

神戸大学院大学

<大学>

青山学院大学、大阪大学、金沢大学、関西学院大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸学院大学、国際基督教大学、芝浦工業大学、上智大学、多摩美術大学、筑波大学、中央大学、東京大学、東京外国語大学、東京芸術大学、同志社大学、名古屋大学、明治大学、明治学院大学、北海道大学、福岡大学、一橋大学、早稲田大学

 

よって新卒では多少の学歴が重視される傾向がありますが、インターンでは働き方が評価されたり、ユーザベースが掲げている「The 7 Values」に共感していることが重視されている方が採用基準であると見受けられます。

就職偏差値・難易度

結論としては、偏差値・難易度は非常に高いといえるでしょう。

その理由として以下の3点が挙げられます。

  • 新卒の募集人数が少ないから
  • ユーザベースと求職者の価値観や考え方がマッチしているかを求められるから
  • 給与や福利厚生が良い分、求められるスキルや結果が高いから

よって、ユーザベースの掲げる価値観や考え方にマッチしている内容を就職活動の軸や志望動機、入社後にやりたい仕事と照らし合わせましょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

ユーザベースグループでは、公式ホームページに掲げている「Our purpose」や「The 7 Values」に共感していることが重要です。

IT(情報通信)業界の中でもレベルが高く、新卒の採用自体の募集枠も少ないため、アピールできる実績を伝えましょう。

学歴を重視をする企業ではないので、インターンと面接で熱意や志望度が高いこと、入社後にどんな風に貢献ができるかを伝えましょう。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

【期間限定公開!】就活のプロが
自己分析のやり方を徹底解説!

 今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました!

 すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください!

キャリアアドバイザーが自己分析する方法を徹底解説

  • line シェアする
  • twitter ツイートする
就活ハンドブック編集部

就活ハンドブック編集部

就活ハンドブック編集部です!  就職活動に関しての情報や地方からの上京就活生の役に立てるようなコンテンツを沢山配信していきます!