【企業分析】NTT総合研究所(NTT R&D)の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/3更新
はじめに
NTT(日本電信電話株式会社)は、東京都千代田区に本社を置く日本屈指の電気通信事業社です。
今回は、そんなNTT(日本電信電話株式会社)の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
NTT(日本電信電話株式会社)への就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- NTT(日本電信電話株式会社)の仕事内容が気になる
- NTT(日本電信電話株式会社)の就職難易度を知りたい
- NTT(日本電信電話株式会社)の選考対策として何をすれば良いかわからない
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この記事の結論
NTT総合研究所(NTT R&D)の就職難易度は高めです。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、高めといえるでしょう。
採用大学の学歴も高いため、選考対策をしっかり行うことで内定を獲得できる可能性は十分にあります。
二回面接があるため、選考対策として想いをきちんと伝えられるようにしましょう。
募集している職種は研究職です。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
NTT総合研究について
出典元
会社概要
NTT(日本電信電話株式会社)は電気通信事業社です。
大きく4つの事業があり「総合ICT事業」「地域通信事業」「グローバル・ソリューション事業」「その他不動産・エネルギー事業」になります。
グループ総売上は13兆円にも上り、国内企業の売上高ランキングでは7位の超トップ企業です。
NTT総合研究所(NTT R&D)は、IOWN、4Dデジタル基盤、AI、ネットワーク、環境エネルギー、通信デバイス技術、セキュリティ、基礎研究、メディア&UI、情報処理基盤を研究しています。
NTTの研究開発は、4つの総合研究所で行われています。
ネットワーク上で実現する革新的なコミュニケーションサービス、新たなサービスを実現する次世代情報ネットワーク基盤技術、世界トップクラスの光関連技術をはじめとする新原理、新部品を生み出す先端基礎研究など、多岐にわたる技術領域の研究開発に取り組んでいます。
参照ページ
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各事業セグメントの解説
NTT株式会社の売上は、2023年3月期で「13兆円1362億円」です。
セグメント利益は以下です。
売り上げ構成は、総合ICTセグメント、グローバル・ソリューション事業セグメント、地域通信事業セグメント、その他(不動産・エネルギー)セグメントになります。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- 総合ICTセグメント:売上高60,590億円で前期比103.2%です。
- グローバル・ソリューション事業セグメント:売上高40,917億円で前期比113.1%です。
- 地域通信事業セグメント:売上高31,776億円で前期比99%です。
- その他(不動産・エネルギー):売上高18,070億円で前期比129.4%です。
参照ページ
各事業の解説(研究所紹介)
NTT(日本電信電話株式会社)研究所は、以下の4つがメインです。
ネットワーク上で実現する革新的なコミュニケーションサービス、新たなサービスを実現する次世代情報ネットワーク基盤技術、世界トップクラスの光関連技術をはじめとする新原理、新部品を生み出す先端基礎研究など、多岐にわたる技術領域の研究開発に取り組んでいます。
それぞれをご紹介いたします。
NTT IOWN総合イノベーションセンタ
IOWN構想を具現化する技術分野横断の研究開発を行っております。
各研究所名称 | 活動内容 |
NTT IOWNプロダクトデザインセンタ | 市場ニーズや社会の要請からバックキャストした開発・普及戦略を策定し、その戦略に基づいて技術開発から普及活動、導入支援までを一貫して推進することにより、IOWN技術の早期普及展開やIOWNを活用したサービスの実現をめざします。 |
NTTネットワークイノベーションセンタ | 移動固定融合を支える革新的なネットワーク/アクセスシステムの実現と、ネットワークのソフトウェア化を通じた新たな価値提供へとりくみます。 |
NTTソフトウェアイノベーションセンタ | ITのプロフェッショナル集団として、豊かな未来に向けたICTサービスを支える革新的基盤技術を創出します。 |
NTTデバイスイノベーションセンタ | NTTでは社会的課題を解決し、「豊かな未来」を実現させ得るICT技術の研究開発に取り組んでおります。 安心・安全なコミュニケーションサービスをご利用いただき、より便利で快適な日常の生活、ビジネス環境を提供してまいります。 |
NTTサービスイノベーション総合研究所
未来社会×デジタル情報により生まれ得る、果てしない可能性と人類としての有るべき姿を見つけ、それを自ら実現することを目的としています。
各研究所名称 | 活動内容 |
NTT人間情報研究所 | NTT人間情報研究所は、現実世界とサイバー世界のポリフォニーな共生に向けて、データ至上主義から脱却し人間元来の特性を活かした革新的な情報技術で、新たな世界観(自己観、真善美)に基づく価値を創造し豊かな社会の実現を目指してまいります。 |
NTT社会情報研究所 | ICTにより高度化する社会システムや人間社会の変革と発展を目指し、広範な社会価値、情報利活用、サイバーセキュリティ、プライバシ、倫理、法律・制度等について研究を行います。 |
NTTコンピュータ&データサイエンス研究所 | NTTコンピュータ&データサイエンス研究所は、計算機科学とデータサイエンス両面の研究を通して、これまで規模的な問題や複雑さから扱うことが困難であったデータを処理可能にして、人や社会に有用な価値を創出することを目指します。 |
NTT情報ネットワーク総合研究所
NTT情報ネットワーク総合研究所は、あらゆるモノに「寄り添い」「しなやか」な情報ネットワークの実現に貢献します。
「品質・信頼性の向上」「柔軟性・サービス性の向上」「持続可能性の向上」の観点から、将来の社会基盤を支えるオペレーティングカンパニーとしての運用を考慮したテーマの研究開発を進めています。
各研究所名称 | 活動内容 |
NTTネットワークサービスシステム研究所 | NTTネットワークサービスシステム研究所では、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けて、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能なネットワーク・情報処理基盤を実現するアーキテクチャ、ネットワークシステムの基盤技術、及び通信トラヒック・品質・オペレーション技術の研究開発を行っています。 |
NTTアクセスサービスシステム研究所 | 世界最先端・現場最先端の研究開発により、世界の通信インフラ技術を支えています。 世界トップデータの追求や全く新たな技術の創出といった学術的価値の高い研究開発を進めるとともに、創出した技術に基づく国際標準化活動も推進しています。 また、これらの技術の実用化により、NTTグループをはじめとした世界の通信インフラ技術を支え、世の中へ具体的価値を提供しています。 |
NTT宇宙環境エネルギー研究所 | NTT宇宙環境エネルギー研究所では、環境負荷ゼロの実現に向け、核融合や宇宙太陽光発電などの革新的な次世代エネルギー技術としなやかな環境適応技術の創出に取り組んでいます。 |
NNTT先端技術総合研究所
「NTTの事業領域を拡大する先端技術の研究開発」「社会に変革をもたらす新原理・新コンセプトの創出」「地球環境・人にやさしい技術の研究開発」をミッションとして、先端技術の研究に取り組んでいます。
各研究所名称 | 活動内容 |
NTT未来ねっと研究所 | 通信大容量化技術を用いて、いままで不可能だったサービスや社会を実現します。 私たちNTT未来ねっと研究所は、新たな「ねっと」の価値を先進の通信技術と情報処理技術によって切り拓くべく、グローバルなコラボレーションとリーダーシップによって革新を起こしていきます。 |
NTT先端集積デバイス研究所 | NTT先端集積デバイス研究所は、安心、安全で心豊かな持続可能な社会を目指して、競争力とコラボレーションの源泉となる先端技術(尖った技術)の創出を「型」にはまらない自由な発想のもと推進し、社会課題解決や未来創造に向けた価値を提供することをミッションに掲げ、研究開発を推進しています。 |
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 | 「情報」と「人間」を結ぶ新しい技術基盤の構築に向けて NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、「情報」と「人間」を結ぶ新しい技術基盤の構築に向けて、情報科学と人間科学の両面からこの問題に取り組んでいます。新概念の創出、新原理の発見による学術貢献、そして、新サービスにつながる革新技術の開発による社会貢献をめざしています |
NTT物性科学基礎研究所 | NTT物性科学基礎研究所では、中長期的なNTT事業への貢献のみならず、普遍的知見の獲得などの学術的貢献もミッションとして、機能物質科学、量子電子物性、量子光物性という三つの研究分野において研究活動を行っております。 |
参照ページ
NTT総合研究所(NTT R&D)で働いている社員について
NTT総合研究所(NTT R&D)で働いている方の特徴は、以下の通りです。
情報が少ないため、NTT(日本電信電話株式会社)の参照をしている部分もあります。
平均勤続年数は?
16.7年です。
定着率は90%以上と離職率がきわめて低いのも特徴です。
平均年収は?
ネット記事によると971万円と記載されています。
日本全体の平均年収は約445万円なので、平均以上になるでしょう。
職種によっても変動があります。
同じく大手IT /通信業界の「NTTドコモ」「NTTデータ」「KDDI」と比較しても高いです。
平均残業時間は?
ネットの情報によるとNTTの平均残業時間は、約25.6時間です。
一般的といえるでしょう。
平均ボーナス額は?
NTTのボーナスはネット情報によると50~200万円です。
企業の文化は?
信頼とイノベーションで、豊かな未来を日本に、そして世界に。
Moving Forward Together
As Your Value Partner
常に未来を考え、ダイナミックに自己革新を続け、産業や社会を支え続けるパートナーでありたい。
お客さまの声を企業活動の原点に、蓄積した経験と最先端の技術で企業の変革をサポートし、よりよい社会を実現していくために。
私たちは挑戦を続けています。
このように企業ホームページに記載されています。
変化や挑戦というフレーズは重要ですね。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
日本のトップ企業を比較したところ以下のようになります。
売上高を比較しても、トヨタと比較検討が可能な企業であり、日本の中心産業だとわかるでしょう。
NTTがトップクラスの企業である理由は、以下の通りです。
- 重要なインフラ産業をになっている
NTTドコモなどの通信インフラ事業は現在、水道や電気と並ぶほど重要なコンテンツです。
インフラの中核を担っているのがNTTです。
NTT総合研究所株式会社(NTT R&D)の新卒募集要項について
以下にNTT総合研究所株式会社(NTT R&D)の新卒募集要項についてまとめました。
毎年新入社員は60人程度を採用しており、転勤は採用の形態によって異なります。
気になる方は面接や説明会などの際に確認しましょう。
応募職務系統 | (1)【正社員】研究開発(R&D)職 |
応募資格 | (1)【正社員】研究開発(R&D)職 大学/大学院 卒業見込みの方 |
初任給 | (1)【正社員】研究開発(R&D)職 大学 卒業見込みの方 月給:272,420円 大学院 卒業見込みの方 月給:272,420円~325,070円 備考:博士卒 月給325,070円 修士卒 月給272,420円 学士卒 月給272,420円 ※2024年度予定 ※専門性の高さに応じた、より高い給与水準も予定 |
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
福利厚生・社内制度 | 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災)) |
勤務時間 | 8:30~17:00(※12:00~13:00は昼休み、実質7.5時間) |
休日休暇 | (1)【正社員】研究開発(R&D)職 完全週休2日制(土・日)、祝日 年間休日:122日 有給休暇:20日 休暇制度:GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇 備考:特別(結婚・出産等)休暇、ライフプラン休暇 等 |
参照ページ
求める人材
NTT総合研究所株式会社(NTT R&D)では、以下の人材を採用したいと公表しています。
是非面接などの参考にしましょう。
- 論理的に物事を考える力
- 視野の広さと柔軟な思考能力
- 何事にも主体的に取り組む力
- コミュニケーション力、人を巻き込むバイタリティ
上記が求める人物像です。
NTT R&Dの理念に向かって自らの力を発揮できる人を求めています。
新卒採用のフロー
NTT総合研究所(R&D)株式会社の選考は、下記の通りの選考フローです。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、過去の取り組みや専門などの質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかが重視されるでしょう。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしてください。
情報が少なく、NTTデータでの情報となります。
①エントリー
会社へのエントリーを行います。
②エントリーシート提出
エントリーシートを提出しましょう。
過去の内容では、「これまでに最も力を入れてきたこと」「研究テーマ(または取り組もうと考えている内容)の概要」「入社後に携わりたい研究開発テーマとその理由」などが問われていました。
③筆記試験・WEBテスト
エントリーシートの次は筆記試験、適性検査を行います。
④面接試験
2度の面接を行います。
⑤最終面接
最終面接を突破して内定が決まります。
参照ページ
【言語/非言語/英語完全網羅】
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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
採用大学
NTT総合研究所の採用大学の実績を以下に掲載します。
難関大学が多めなので、専学歴フィルターは相応にあると考えられるでしょう。
愛知県立大学、大阪市立大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、北九州市立大学、九州工業大学、九州大学、京都大学、京都府立大学、慶應義塾大学、神戸大学、公立はこだて未来大学、埼玉大学、千葉工業大学、千葉大学、東京工業大学、東京大学、東京都立大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、豊橋技術科学大学、同志社大学、長岡技術科学大学、長崎大学、名古屋工業大学、名古屋大学、奈良女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、新潟大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、福井大学、立命館大学、早稲田大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学も含まれています。
NTT総合研究所株式会社はかなり学歴や実績を重視するといえます。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
また、研究職の採用のみのため、理系学生は有利と考えられます。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、NTT総合研究所(NTT R&D)の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度高めといえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないものの学歴は相応に必要なため
- 応募が非常に多く倍率が高いため
- 理系採用が多いため
難易度は高いですが、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策をしていれば難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
NTT総合研究所(NTT R&D)は、日本屈指の電気通信事業社です。
業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってくるでしょう。
理系学生は特に優位です。
対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。
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