【企業分析】SATO社会保険労務士法人の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】SATO社会保険労務士法人の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年2月26日更新

はじめに

就活生

SATO社会保険労務士法人は、1979年に創業された社会保険労務士業界のトップ企業です。

2003年に法人化されたこの会社は、全国に拠点を持ち、大手企業をはじめとする約5,620社のクライアントに対して、社会保険手続きや労務相談業務などを提供しています。

 

この記事では、就職活動をしている学生の皆さんに向けて、SATO社会保険労務士法人の就職難易度、採用される大学の傾向、効果的な選考対策について解説します

  • SATO社会保険労務士法人ってどんな会社なの?
  • 就職難易度が知りたい!
  • 求める人物像や選考フローが気になる

 

このような就活生の疑問を解決していきます!

ぜひ最後まで読んでください。

また、サービス以外の業界については、以下の記事でも解説しているのでご覧ください。

 

【業界研究ガイド】業界一覧

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この記事の結論

SATO社会保険労務士法人の就職難易度は学歴フィルターもなく標準的であり、就活生にとってエントリー企業でしょう

選考プロセスは面接中心で、筆記試験やグループディスカッションがないため、就活生個人の資質や経験を直接アピールする機会が多いです。

 

SATO社会保険労務士法人は企業としての評価は高く、特に社会保険手続きや労務相談業務において確固たる地位を築いています。

また、SATO社会保険労務士法人の仕事内容は、社会保険手続きや労務相談などの専門的なサービスが主です。

企業の人事・労務管理における重要な役割を担い、クライアント企業のビジネス運営をサポートすることで社会に貢献しています。

また、従業員の専門スキルの向上や個人のキャリア発展にも力を入れており、職員一人ひとりの成長を大切にする企業文化があります。

SATO社会保険労務士法人について

SATO社会保険労務士法人

引用ページ:SATO社会保険労務士法人

会社概要

SATO社会保険労務士法人は、日本で最大級の社労士事務所の一つです。

1979年8月に創業し、2003年4月に社労士法の改正に伴い、法人化しました。

 

現在、札幌、東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄に6つの拠点を持ち、全国規模で活動しています。

取引先・関与先は約5,620社に上り、社会保険手続き処理の正確さ、サービス範囲の広さ、大量処理の対応能力が高く評価されています

SATO社会保険労務士法人は、労務管理(社会・労働保険手続き)全般および労務相談業務、助成金申請に関する手続き全般などを事業内容としています。

 

従業員数は880名で、社労士資格保有者44名、特定社労士3名を含んでいます。

プライバシーマークやSRPⅡ(社労士事務所個人情報)の認証を受けており、セキュリティ体制も万全です。

SATO社会保険労務士法人は、「信頼のお付き合い」をモットーに、士業の独占業務を超えて自由競争の中でビジネス展開しています。

その理念は「Breakthrough」というスローガンに表されており、困難を乗り越え、変革を追求しています。

リスクに挑戦し、新たなビジネスをプロデュースすることを目指しています。

 

また、働く社員の男女比は3対7で女性が多く、管理職に占める女性の割合が37.5%と非常に高いです。

女性がリーダーシップのポジションで活躍しており、性別に関係なくキャリアアップの機会があります。

ダイバーシティとインクルージョンを重視する企業文化があることもわかるでしょう。

さらに、SATOグループとして、労務士法人の他にも行政書士法人、労働保険事務組合、給与計算代行会社、人材派遣会社などを運営し、多角的なサービスを提供しています。

 

参照ページ

私たち選ばれる理由 | 会社案内 | SATO社会保険労務士法人

SATO社会保険労務士法人会社概要|マイナビ2024

売上規模

SATO社会保険労務士法人の直近4年間の売上は以下の通りです。

売上高推移

年度売上前年比
2023年3月実績46億1,500万円100.7%
2022年3月実績45億8,200万円106.6%
2021年3月実績42億9,800万円99.2%
2020年3月実績43億3,100万円

 

2023年度の売上が46億1,500万円で、2年連続で前年比を上回っており、SATO社会保険労務士法人の業績は堅調といえるでしょう。

 

クライアント数は約5,620社にのぼり、日本マクドナルド株式会社、株式会社アインファーマシーズ、株式会社コンサドーレ(コンサドーレ札幌)、アデコ株式会社、カルビー株式会社などの大手企業を多く担当しています。

これは事業の成功と信頼性を示しています。

大手企業をクライアントとして持ち、売上も順調に伸ばしていることから、SATO社会保険労務士法人は業界内で確固たる地位を築いています。

特に社会保険手続き処理や労務相談などの分野で、豊富な経験と実績を持つことが大手企業からの信頼に繋がっています。

 

参照ページ

数字で見るSATO|SATO新卒採用

SATO社会保険労務士法人会社概要|マイナビ2024

SATO社会保険労務士法人で働いている社員は?

就活生

平均勤続年数は?

SATO社会保険労務士法人の平均勤続年数は5.3年です。

サービス業の平均勤続年数は12.4年であることから、業界平均よりも社員の勤続年数は少ないといえます。

 

平均年収は?

SATO社会保険労務士法人の平均年収は330万円です。

 

全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも低い水準といえます。

また、同じ「サービス業」の上場企業平均年収は376万円でした。

 

平均残業時間は?

SATO社会保険労務士法人の従業員の平均残業時間は、1ヶ月あたり20.4時間でした。

サービス業で働く従業員の平均残業時間は15.3時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間です。

 

平均ボーナス額は?

賞与は年1回で3月末の決算時に支給されるようです。

金額は決算状況により変動しますが、インターネットで検索したところ、10〜60万程度と推測します。

金額は参考程度にとどめておいてください。

 

社員の男女比は?

3対7で女性が多く、性別に関係なく活躍できる環境といえます。

管理職層における女性の割合も37.5%と非常に高いのが特徴的です。

さらに、産育休取得率が100%であり、子育てしながら勤務している従業員も18.7%いることから、ワークライフバランスを重視した職場環境が整っていると考えられるでしょう。

 

参考までに、過去3年間の新卒採用者数は以下の通りです。

年度男性女性合計
2023年度8名6名14名
2022年度4名3名7名
2021年度0名5名5名

 

どんな文化なの?

SATO社会保険労務士法人の企業文化は、その公式採用サイトによれば、「信頼のお付き合いをモットーに、社会のブレーンたらん」という理念を掲げています。

士業の独占業務を超え、一般企業と同様に自由競争の中でビジネスを展開し、社会に貢献することを目指していることを示しています。

さらに、「Breakthrough」をスローガンとして掲げ、困難を乗り越え、変革を追求し、新たなビジネスをプロデュースすることを重視しています。

リスクを取り、挑戦を楽しむことが強調されているため、従業員の意識にも反映されていると考えられるでしょう。

企業文化を踏まえると、変化を恐れず新しい挑戦を楽しめる人、自己成長や自律的な働き方を重視する人に向いているといえます。

 

参照ページ

SATO採用サイト|SATO社会保険労務士法人

令和4年民間給与実態統計調査結果の概要

国税庁:民間給与実態統計調査

SATO社会保険労務士法人会社概要|マイナビ2024 

数字で見るSATO|SATO新卒採用

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

引用ページ:SATO PORTAL「士業専門誌「FIVE STAR MAGAZINE」の事務所規模ランキング2023に社労士業界1位、士業総合3位として紹介されました

 

士業専門誌「FIVE STAR MAGAZINE」による「士業事務所事業所規模ランキング2023」での評価によると、SATO-GROUPは社労士業界で9年連続1位、士業業界総合で3位を獲得しました。

 

SATO社会保険労務士法人は「事務所規模・実績、業界最大日本No.1」の企業です。

1979年の創業以来、社労士業界におけるサービスの提供と品質向上に貢献しており、大手企業を含む多数のクライアントとの取引実績があります。

また、全国に複数の拠点を持ち、社会保険手続きや労務相談業務など幅広いサービスを提供していることから、業界内での地位は安定していると考えられるでしょう。

SATO社会保険労務士法人の新卒募集要項について

SATO社会保険労務士法人では、全国の6つのオフィス毎に給与体系が異なっています。

また、給与には固定時間外手当が含まれています。

 

特徴的なのが「自己啓発支援制度」です

 

指定の国家資格の受験料やテキスト代、講座費用などを会社が負担してくれる制度で、資格取得には報奨金ももらえます。

従業員のスキルアップとキャリア発展を積極的に支援してくれるため、自己成長やリスキリング(スキルの再構成)を目標とする人にとっては嬉しい制度です。

各項目詳細
職種労務管理事務(一般職)
仕事内容取引先企業の従業員様の入社や退社、結婚や出産などライフイベントに伴う社会・労働保険の手続きを実施します。業務としては、電話対応や、書類作成に伴うデータ入力・計算などが中心。
給与(2023年4月入社初任給実績)札幌:195,000円(固定時間外手当 25,000円/月含む)

東京:215,280円(固定時間外手当 28,280円/月含む)

大阪:193,500円(固定時間外手当 20,000円/月含む)

名古屋:200,000円(固定時間外手当 25,000円/月含む)

福岡:185,000円(固定時間外手当 20,000円/月含む)

沖縄:175,000円(固定時間外手当 20,000円/月含む)

賞与毎年3月の決算賞与(業績により変動)
研修制度・新入社員研修、新人研修(各種関連法について学びます)

・海外視察研修(過去実績:中国・タイ・シンガポール・マレーシア)

・オープンセミナー(さまざまな業界の経営者を招いての、ビジネスセミナー)

・リーダー研修

・社外研修(会社が指定した研修に参加。受講料は会社負担) など

福利厚生・通勤交通費:上限30,000円

・昇給年1回

・ベネフィットステーション加入

・星野リゾートトマム割引宿泊

・コンサドーレ札幌割引チケット

・各種社内レクリエーション実施(野球大会・パークゴルフ大会など)

自己啓発

支援制度

・資格取得支援制度

資格取得に係る、受験料・テキスト代・講習講座費用の支援など

・国家資格取得者への報奨金制度

会社指定の資格を取得した場合報奨金を支給

対象資格:社会保険労務士、行政書士、税理士、会計士、司法書士、中小企業診断士、キャリアコンサルタント、応用処理技術者試験またはその上位資格、TOEIC Listening&Reading800点以上など

求める人材

就活生

SATO社会保険労務士法人では、専門的なスキルを長期的に習得してキャリア形成していきたい人、誠実でお客様側に立って考えられる人を求めています。

 

一人ひとりの「成長」が最も大切なことと考えており、成長への6つのキーワード「挑戦」「変革」「創造」「執念」「洞察」「誇り」を掲げています

困難に直面しても前向きな姿勢を保ち、常に新しいことに関心を持ち続ける好奇心が評価されるでしょう。

 

未経験からのスタートでも積極的に学び、成長する意欲を見せることが、SATO社会保険労務士法人において特に重視されます。

エントリーを考えている就活生は、この点を自分の経験や具体的なエピソードと組み合わせて表現することで、求める人材像に合致していることを印象付けられるでしょう。

参照ページ:SATO社会保険労務士法人求人情報|engage

新卒採用のフロー

SATO社会保険労務士法人の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

 

  1. マイナビよりエントリー
  2. 会社説明会
  3. 面接(個別)
  4. 最終面接(個別)
  5. 内々定

 

選考プロセスでは、エントリーシートの提出、筆記試験、グループディスカッションはありません

採用は個別面接を通じて行われ、就活生一人ひとりの個性や適性が重視されます。

 

面接では以下の質問がよく聞かれるようです。

・大学、学部選びの理由

・就活の軸、キャリアビジョン

・なぜ社会保険労務士に興味を持ったのか

・なぜ社会保険労務士法人で働きたいと思ったのか

 

特に、「社会保険労務士をなぜ選ぶのか」という質問を重要視しています。

内定を目指す人は、自己PRと合わせて志望時の面接対策をしておきましょう。

 

参照ページ:

面接についての話|SATO社会保険労務士法人

SATO社会保険労務士法人会社概要|マイナビ2024

採用大学

SATO社会保険労務士法人の採用大学の実績を以下に掲載します。

本社がある北海道の大学など、営業オフィスがある全国6都道府県の地元大学を中心に採用されています。

大学のレベルを見ても幅広く採用されており、学歴フィルターはないと考えます。

 

<大学院>

北海道大学、札幌大学、日本大学、大阪学院大学

<大学>

愛知学院大学、愛知淑徳大学、大阪学院大学、沖縄大学、小樽商科大学、関西大学、京都産業大学、京都女子大学、共立女子大学、近畿大学、公立鳥取環境大学、駒澤大学、札幌大学、札幌学院大学、札幌国際大学、創価大学、中京大学、帝京大学、獨協大学、富山大学、日本大学

<短大・高専・専門学校>

大手前短期大学、専門学校お茶の水スクール・オブ・ビジネス、東京ビジネス・アカデミー、北翔大学短期大学部、札幌商工会議所付属専門学校

就職偏差値・難易度

結論としてはSATO社会保険労務士法人の偏差値・難易度は標準的といえます。

 

理由としては以下の3点です。

・学歴フィルターがない

・給与や福利厚生が業界平均と比べて良いという訳ではない

・選考フローが面接のみ

学歴フィルターがないため、就活生は選考に参加しやすいです。

また、給与や福利厚生も業界平均と比べても良いわけではないため、就職難易度は高くないと考えられるでしょう。

 

また、SATO社会保険労務士法人の選考プロセスは、面接のみに焦点を当てています。

筆記試験やグループディスカッションなど、特別な選考ステップが含まれていません。

「自己PR」「学生時代に力を入れたこと・苦労したこと」や「志望動機」など基本的な質問対策をすれば難しすぎることはないでしょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

参照ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

まとめ

就活生

SATO社会保険労務士法人は、1979年創業、2003年法人化した日本の社労士事務所です。

全国に複数の拠点を持ち、社会保険手続きや労務相談業務を主に提供しています。

取引先は約5,620社で、特に大手企業との取引実績が豊富です。

長年にわたるサービスノウハウと広範な事業範囲で高い評価を得ています。

 

求める人物像は、同社は専門スキルの習得に意欲的で長期的に働ける人材、誠実さと顧客志向をもつ人材です

自分の成長にコミットし、前向きな姿勢、好奇心、協調性をもつことが重視されるでしょう。

就職難易度は学歴フィルターもなく標準的で、面接中心の選考プロセスを採用しているので、エントリーがしやすく平等です。

 

面接では「社会保険労務士法人を選ぶ理由」を明確に応えられるかがポイントになるでしょう!

就活生のみなさんは、この記事を参考にして頑張ってください。

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